【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレット

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレット

5月26日に出荷予定の新世代10.1インチのフルHDタブレット「Fire HD 10」(1万5980円〜)と「Fire HD 10 Plus」(2万2980円〜)を一足早く触れることができたのでインプレッションをお届けします。

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレット

まず簡単にアップデート点と特徴をご紹介します。Fire HD 10は、2.0 GHzのオクタコアプロセッサと3GB RAMの搭載により前世代機に比べてメモリが50%増量。HD10 Plusでは、2.0GHzのオクタコアプロセッサと4GBのRAMを搭載しています。ディスプレイは前モデル比で10%明るくなった10.1インチの1080p(1920 x 1200)フルHDデ ィスプレイを搭載しています。

ボディは前世代機のFire HD 10より7%薄く、8%軽くなり、強化アルミノシリケートガラスのスクリーンを採用。持ち運びやすく、耐久性も強化しています。

カメラはフロントが2M、リアは5Mを採用。ビジネス用途としてのビデオ通話ではZoomやSkype、 Microsoft Teams(近日提供開始予定)にも対応します。

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Facebook MessengerやPrime Videoのような2画面表示に対応している2つのアプリを同時に表示できるFire OSを搭載しています

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレットFire HD 10 Plusのみの特徴は、外観にスレートカラー(濃い灰色)を採用。Anker製のワイヤレス充電スタンド(別売り、5980円)でワイヤレス充電が可能です。また、スタンドに設置するとタブレットのShowモード が起動し、Alexaを搭載したスマートディスプレイとして利用できます。

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付属品はACアダプター、ケーブル、説明書。外装は相変わらずシンプル

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スレートカラー(濃い灰色)

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専用キーボードを試す!

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレット
「Mader for Amazonキーボード付きカバー」(5980円)は、マグネットで取り外し可能なBluetoothキーボードを備えたカバー。日本語配列で、設計は数多くのスマホ・タブレットアクセサリを開発してきたFintieによる製品です。500mAhのリチウム電池を搭載しており400時間継続動作が可能です。

Fire HD 10 Plusだけでなく、Fire HD 10にも対応しています。

ひとまず装着してみました。

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ポリウレタンレザーでコーティングされたポリカーボネート素材を採用。本体保護の面では十分活躍してくれそうな剛性と質感があります

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開くとキーボド部がせり上がるリフトアップヒンジ

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレット

キーボード部を取り外し可能

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレット

私は100均で買ったタブレットスタンドと組み合わせて、タブレットから少し距離を空けて利用しました

パフォーマンス面では、Primeビデオを再生しながらの、ながら作業でも処理が重くなるシーンはなく、もくもくと文字を打ち込む作業に専念できました(ながら作業ですが)。

コンパクトなキーボードということで、キーピッチは1.7mm(実測)。また、重さはFire HD 10 Plus本体が460g、キーボードカバーが629g、計1089g(実測)でした。

【レビュー】新「Fire HD 10 Plus」は純正キーボードカバーでPCっぽく使える10.1型フルHDタブレットFire HD 10+キーボードカバーで常用する際に引っかかったのはロック解除でした。Fire HD 10はPINかパスワード入力でのロック解除なのです。顔認証や指紋認証でのロック解除に慣れてしまった筆者にはここがとてもストレスでした。

とはいえ、このスタイルが2万1960円(Fire HD 10の32 GBモデル+キーボードカバー)〜で実現できてしまうのは大変魅力的。Fire OS端末であることやカットされた機能などを十分に理解した上ならば、サブ機や子供の教育用などでの購入はおすすめです。

仕事用にWord等を利用したいのであれば、「Fire HD 10・Fire HD 10 Plus」+「Made for Amazon キーボード付きカバー」+「Microsoft 365 Personal 1 年版」が1つになった「エッセンシャルセット」を展開します。2万4980円から購入できます。

Engadget日本版より転載)

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Amazon / アマゾン(企業)Amazon Alexa(製品・サービス)Skype(製品・サービス)Zoom(製品・サービス)Fire HD(製品)Microsoft 365(製品・サービス)Microsoft Teams(製品・サービス)レビュー(用語)日本(国・地域)

AmazonがFireタブレットの新ラインアップとキッズモデルを発表、ワイヤレス充電対応版も

米国時間4月27日朝、Amazon(アマゾン)からタブレット端末に関するニュースが続々と発表された。その中でも特に注目を集めているのが、2つの新しい10.1インチデバイス「Fire HD 10」と「Fire HD 10 Plus」の発売だ。Fire HD 10は、明るさを向上させた1080pディスプレイ、オクタコアプロセッサ、3GBのRAMを搭載しており、前バージョンと比べてメモリは50%増量した。

デバイスは薄型軽量化を実現し、バッテリー駆動時間は12時間となった。これまでと同様、この製品の目玉となる特徴は価格だ。本体価格は150ドル(米国で約1万6300円、国内価格1万5980円)で、32GBのストレージが含まれており、64GBにアップグレードすることが可能。30ドル(約3260円)追加することでRAMが3GBから4GBに増し、ワイヤレスQi充電機能が追加され、デバイスのフィニッシュがアップグレードされた「Plus」を購入できる。

また、Fire本体+キーボード付きカバー+Microsoft 365 Personalの1年版サブスクリプションがセットになった220ドル(約2万3900円、国内価格2万4980円から)のバンドル製品「エッセンシャルセット」もある。または、マグネット式のキーボード付きカバーを50ドル(約5430円、国内価格5980円)で別途購入することも可能だ。

子ども向けの「Fire HD 10 Kids(Fire HD 10キッズモデル)」タブレットも同様にアップグレードされており、バッテリー駆動時間はそのままに、10.1インチのHDディスプレイを搭載している。このタブレットは、キックスタンドとハンドルが一体となった子ども用の保護カバーに包まれている。価格は200ドル(約2万1700円、国内価格1万9980円)で、対象年齢は3歳から7歳だという。

画像クレジット:Amazon

そこに加わるのが「Fire Kids Pro」だ。コンシューマー向けハードウェアに関しては「Pro」という言葉の意味はもう完全に失われているかもしれない。ここでは、少し大きくてテクノロジーに精通した子どもたち、つまり6歳から12歳を対象としたデバイスであることを意味している。このデバイスにはアクセスが制限されたデジタルストアが含まれており、その中にはDisney+、Spotify(スポティファイ)、Minecraft(マインクラフト)、Zoom(ズーム)などの大手アプリが含まれていて、子どもたちがリクエストできるようになっている。これらのコンテンツは、ペアレンタルコントロールによって監視することができる。

画像クレジット:Amazon

このタブレット端末にはブラウザが搭載されている(こちらもアクセス制限付き)。YouTube(ユーチューブ)は遠隔学習の重要な要素となっているため、初期設定ではYouTubeへのアクセスがオンになっているが、保護者がアクセスを制限することも可能とのこと。しかし、YouTubeアプリはない。これは、Google(グーグル)がFireタブレット用のアプリを作っていないからだ。おそらく、両社の間には継続的な摩擦があるのだろう。

さらに小型の「Fire 7 Kids Pro」は100ドル(約1万900円)「Fire HD 8 Kids Pro」は140ドル(約1万5200円)となる。これらのデバイスは4月27日より予約受付を開始し、5月26日に出荷予定だ。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:AmazonFire HD子ども向け

画像クレジット:Amazon

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(文:Brian Heater、翻訳:Aya Nakazato)