MicrosoftのフィットネスウェアラブルBandを使ってみた

今週のKansas City Royalsのファウルフライがレフトのインフィールドに落ちたときのように、Microsoft Bandは誰も予想しなかったサプライズだ。フィットネスバンドでもあり、コンピュータでもあり、モバイルのTwitterと株価チェックのできるスマートガジェットであり、Bandはこれらのミックスだ。

それに、どの機能もよくできてる。第一世代のハードウェアがどれもそうであるように、まだすっきりしてない部分はあるけど、でもBandが与える意外感は心地よい。

いちばん目立つ特徴は、その多機能性だ。単なるフィットネス製品なら、ぼくは要らないし、軽いアプリがちょっとあるぐらいなら、それも要らない。単なる睡眠チェックや心拍計も要らない。でもこれらが全部あれば、日常的に十分、実用価値はある。

そもそも、手首に何かを着けるのはわずらわしい。それをときどき充電するのもわずらわしい。毎日見るべき画面の数が増えるのも、めんどっちい。だからこそ、ウェアラブルの商品化は難しい。これらの短所を忘れさせる、何かでなければならないから。

Microsoft Healthというプラットホームの、最初の製品であるBandは、‘できる’デバイスだし、しかも楽しい。200ドルを、安いと感じさせる。アプリがもうちょっと増えて、ハードウェアが第二世代になったころには、結構、人気製品になるかもしれない。

画像出典: TechCrunch

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Googleもついにフィットネス・アプリをローンチ―Play Storeで公開中

Googleが自製のフィットネス・アプリをPlay Storeに公開した。今年6月のGoogle I/Oデベロッパー・カンファレンスで発表されたAndroidデバイス向けのGoogle Fit SDKを利用したモデルケースとなる。このフィットネス・アプリはごくシンプルだが、ユーザーのヘルス、フィットネス情報を一箇所に集めて簡単に閲覧、共有できる機能を備えている。

Google Fitアプリはデバイスのセンサーを利用して歩行、ジョギング、サイクリングなどの活動をモニタして記録する。ユーザーは身長と体重、それに自動的にモニタされない運動をマニュアルで入力することができる。 Android Wearスマートウォッチのようなデバイスを利用すれば心拍データもインポートできる。Appleのヘルス・アプリのライバルといえるが、UIはシンプルさを最優先してしており、アプローチとしては対照的だ。

Google Fitはまたウェブ上にFitの専用ページを用意しており、ユーザーはこのページで自分のデータを表示したり設定を変更したりできる。今後はGoogle Fitをプラットフォームとしてサードパーティーのデベロッパーが開発に参加し、さまざまな機能が追加されていくことになるだろう。次世代のAndroid OS、5.0 Lollipopとそれを搭載した新しいデバイスのリリースが来週に予定されている。おそらくはヘルス関連でもなんらかのニュースがありそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


LeapFrog、フィットネス+ゲーミフィケーションで子供向けウェアラブル市場に参入

子供向けに、タブレット等のデジタルデバイスを提供しているLeapFrogが、ウェアラブルにも乗り出してきた。注力するのがフィットネス分野でのウェアラブルだ。これを子供に与えることで、子供たちの運動を管理/奨励することができる。

プロダクトの名前はLeapBandという。派手な色に塗られた腕時計風のデバイスで、表示面にはアニメキャラクターが表示される。このキャラクターが、デバイスを身につけている子供に身体をひねったり、あるいはジャンプしたりする運動を促すのだ。

指示された運動を行うことで、ポイントを取得することができる。取得したポイントは、たまごっち風のバーチャルペットの面倒を見るのに使うことができる。ゲーミフィケーションの一例といえるが、そもそも子供がフィットネスを行うこと自体が「ゲーム」の範疇にある。すなわちゲーム要素を盛り込むことによってモチベーションを高められるかといえばそうでもないように思える。果たして自分の腕時計と遊び続けることを楽しいと考えるか、あるいは他に楽しいものを見つけてすぐに飽きてしまうのかは、子供たちの動向をみて結論付けることとしたい。

ちなみにこの分野は参入者の多いところでもある。子供向けウェアラブルというのは「アツイ」領域であるのだ。たとえば先日も記事に掲載したTinitellというものもある。これは子供向けの電話兼GPSデバイスだ。またGuardianというものもある。子供たちがどこに言ったのかを追跡するためのBluetoothデバイスだ。またMoffを身に付ければ、自らのいろいろな動作にサウンドエフェクトをつけて楽しむこともできるようになる。

LeapBandが狙うのは「楽しいフィットネス」の分野だ。なかなか面白そうではあるのだが、他の腕時計型デバイスがはやってしまえば、もはや身につけるべき腕がないという状況にもなり得る。

Wall Street Journalの記事によればLeapBandの価格は40ドルで、対象年齢が4歳から7歳程度なのだという。子供がどのような範囲を移動しているのかについてはウェブや専用アプリケーションからチェックすることもできる。

リモートから子供の様子を伺うという分野について、これからもさまざまなウェアラブル+アプリケーションが登場してくることになるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H