Popcorn Timeのコンテンツをストリーミングしながら英語を学ぶFleex

オープンソースのすばらしさを、またまた痛感。Fleexは、映画やテレビ番組やTEDの講演ビデオなどを見ながら英語を学ぶフランスのスタートアップだが、教材としてなるべくおもしろいコンテンツを使うために、無料でコンテンツをストリーミングするオープンソースのPopcorn Timeを利用する。

ぼくも英語は母国語でないから、この問題は体験的によく知っている。最初のころは、映画やテレビ番組をもっぱら利用した。最初はフランス語の字幕入り、次は英語の字幕入り、そして最後は字幕なしで。でも自分の好きなように設定することはできなかったし、英語字幕ありから字幕なしへの移行は、かなりの努力を要した。

Fleexはそんな過程をもっと段階的(==レベルあり)かつシームレスにする。ユーザは、レベル1からスタートする。たとえばあなたがドイツ人なら、ドイツ語と英語の字幕が出る。だんだん、英語の字幕だけになっていく。でも難しい部分では母国語の字幕がまた出る。

上達すると、字幕はまったく出なくなる。いつでも、ビデオをポーズして翻訳を見たり、単語の意味を調べたりできる。イディオムや表現(変わった言い回し)は高輝度表示される。単語を保存して、あとで見ることもできる。

Fleexは月額4.90ユーロの有料サービスだが、29の言語で利用できる。

これまではYouTubeのビデオ(TEDの講演など)をFleexのプレイヤーやデスクトップアプリケーションから利用でき、デスクトップアプリケーションではムービーのファイルから自動的に字幕トラックを見つけることもできた。

しかしPopcorn Timeをフォークしたこれからは、Popcorn Timeのアプリケーションとして映画やTV番組を検索し、即座にストリーミングできる。そのときFleexは字幕トラックを見つけ、ユーザの今のレベルに合わせた学習展開をする。Popcorn Timeは完全に合法的とは言えないけど、NetflixやHuluなどは、Fleexで利用したくても利用できない国がほとんどなのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))