Fly Or Die(飛ぶか死ぬか): Amazon Echoの巻

Amazon Echoのことを初めて聞いたとき、人間の声で指示する家庭用デバイスが良いアイデアだとは、全然まったく思わなかった。なによりもまず、自分が言うことをすべてAmazonが聴いてるということが、キモチワルかったし、SiriやGoogle Nowのような類似の音声ツールにも、感動したことはない。

でも実際に使ってみるとAmazon Echoは、今市場に出回っている音声デバイスの中では、かなり強力な方だ。

最初に”Alexa”と言うと、コマンドが始まる合図だ。それからいろんな質問をしたり、Amazonのショッピングカートに品物を入れたり、Evernoteでノートをとり、家庭のIoTデバイスを制御したりする(Phillips Hueの電球とかWiMoのスイッチなど)。

また、Amazon Echoは家庭用品に徹しているから、焦点がはっきりしている。SiriやGoogle Nowのように、スマートフォンはいろんな人がいろんなところで使うからといって、何でもかんでもやろうとしない。

Alexaはときどき、無反応になったり、混乱する。質問の種類は、限られている。でも179ドルの製品にしては、よくできている、と私もFitz(Fitz Tepper)も思った。AmazonはAPIを公開したから、デベロッパやガジェットのメーカーがEchoの脳を利用したいろんなソフトウェアツールやデバイスを作れる。それらの種類がものすごく豊富になったところを想像すると、Echoは家庭用の多芸な電脳として、かなりおもしろい。

Darrellの長い記事も、このあたりのことを述べている。

飛ぶ(fly、売れる、うまくいく)方に2点を入れよう。

*Amazon Echoはプライム会員なら179ドル、非会員は199ドル。初期の会員価格は99ドルだったから、上の古いビデオには混乱がある。

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孤高のスマートウォッチWithings Activitéは生き残るか?

Apple Watchがスマートウォッチのニュースを独占しているけど、あれよりも前からスマートなウォッチがたくさんあったことを、忘れてはいけない。そして、その、いろいろ登場したものの中では、私は今でもWithings Activitéに深く深くハマっている。

魅力的、という形容詞が似合う唯一のスマートウォッチが、たぶんActivitéだ。Apple Watchのファンたちがコメントで私を叩くと思うけど、でも私の気持ちは変わらない。 Activitéは、Apple Watchよりもスタイリッシュなウォッチだ。そして、機能もほどほどだ。

Activitéはその名のとおり、ユーザのアクティビティを追跡する(ほんとに)。一日に歩いた距離と、燃焼カロリーを記録するし、睡眠追跡機能があるし、振動による目覚ましもある。内蔵アプリは、Withingsスマートスケール(体重/体脂肪計)など、そのほかのWithingsデバイスと情報をやりとりする。

Activitéは400ドルとお高いが、ややレトロでおしゃれなデザインだし、しかもアクティビティトラッカーとして、ひと通りの機能はある。

本誌TechCrunchの(ほぼ)ガジェット担当John Biggsは、好きじゃないみたい。でも彼は、Appleのファンボーイだから。 ¯_(ツ)_/¯

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Fly Or Die:Samsung Galaxy S6とS6 Edge


【日本語版注:申し訳ありませんがビデオが表示されない場合があり現在調査中です。下のスライドショウもご利用ください】

Samsung Galaxy S6とそのずっと美しい双子、Galaxy S6 Edgeは、最も期待されたAndroidフォンとしてまもなく市場に登場する。

John Biggsは両機をレビューして、そのグレードアップされたデザイン、特にGalaxy S6 Edgeのデザインに強く魅力された。

両者のスペックは事実上同一で、5.1インチ1440×2560 Super AMOLEDディスプレー、16Mピクセル背面カメラ、5Mピクセル自撮り用前面カメラ、Android 5.0.2 Lollipop、およびExynosチップセットを内蔵している。

しかしスペックだけでなく、Biggsはスピード、使い勝手、デザインについて両機共の体験全般を気に入っている。特お気に入りなのがS6 Edgeの曲面エッジで、彼はS6とS6 Edgeのデザインの違いは、100ドル余分に払う価値があると信じている。

しかし私は、曲面ディスプレイは少々凝りすぎに感じた。ただし電話機そのものには何の問題も見つからなかった。Samsungは、過去のプラスチック感漂うスマートフォンから、プレミアム感の高いデバイスへと大きく前進した。とはいえ、私には曲面ガラスが必要だとはやはり思えない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

プロジェクタつきの珍品タブレットLenovo Yoga Tablet 2 Proは売れるか?

Lenovo Yoga Tablet Pro 2は長くてわかりにくい名前だけど、形と機能に関してはなかなかおもしろい。キックスタンドつきのタブレットだけど、仕様はまあふつうだ…13.3インチ(2560×1440)のIPSディスプレイ、IntelのAtomプロセッサ、RAMは2GB、内部ストレージ32GB。ただし、意外なものが一つ。

この13インチタブレットにはピコプロジェクタがついてるので、ムービーやプレゼンテーションを近くの壁に映写できる。

本誌のFly Or Die(飛べなければ死ね)シリーズのためにYoga Tablet Pro 2をオフィスに持ち込んだとき、意外や意外、John Biggsがほめた。彼によると、このサイズのタブレットにはプロジェクタがあると便利である。旅先でも家でも、いろいろ役に立つ、と。

私はプロジェクタにはあまり魅力をおぼえなかった。部屋が真っ暗でないと、役に立ちそうもないから。それに、LenovoがAndroid 4.4の上にかぶせたUIは、ちょっとそっけない気がした。

飛ぶ説が一人、死ぬ説が一人。ということは、最終的に本機の評価をきめるのはあなたご自身だ

Yoga Tablet Pro 2のお値段は499ドルだ

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

[プロジェクタを壁に映写]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Fly Or Die : Apple iPhone 6 Plus


 
iPhone 6 Plusを巡ってはいろいろな話が聞こえてくる。

Appleが満を持して投入したデバイスであると言えるだろう。薄型でありながら大きく、そしてこれまで以上に美しい画面を持つ。しかしこの大型化が却って害をなすという側面もあるようだ。手の小さな人は、この大きく、かつ滑りやすい感じのするiPhone 6 Plusを片手で操作することができないのだ。さらにはiPhone 6 Plusは「曲がる」という話が出てきたり、あるいは「普通は曲がらないのだ」というアナウンスが出たりと、「混乱」を感じる人もいることだろう。

iPhone 6 Plusは5.5インチ、1080pの画面を備え、画面解像度は401ppiかつ1300:1のコントラスト比を実現している。現在の商品ラインの中で、最も美しい画面を持っているわけだ。プロセッサーはA8で、従来より高速なWi-FiおよびLTE接続性能を持つ。内部ストレージ容量は16GB、64GB、そして128GBのものが用意されている。さらにカメラは光学式手ブレ補正の機能を持つ。暗い場所での撮影やオートフォーカスの性能にも強みを持っている。

iPhone 6 Plusが素晴らしいデバイスであることは間違い無いだろう。大画面化のトレンドに興味を持たなかった人も、少し心を動かされるのではないかと思う。個人的にはベッドサイドやテレビサイドで使うにはとても便利で面白いデバイスだと思う。ゲーム機やビデオ鑑賞にも使えるし、広い画面で作業効率が上がるというアプリケーションはいろいろと存在する。

但し、一部の人にとっては、iPhone 6でも「限界」の大きさなのではないかとも思う。あるいはiPhone 6ですら手の中に収まらず、iPhone 5を懐かしむ人すらいるかもしれない。もちろん6 Plusに乗り換えて、これぞ待ち望んでいたデバイスだと言う人もいるだろう。Appleの製品にしては珍しく、利用者の中でも賛否が分かれるデバイスなのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


Fly Or Die:男性用「セックス・トイ」は進化の波に乗り遅れた絶滅危惧種?


 
いろいろなものを取り上げているFly or Dieシリーズだが、今回は2つのセックス・トイ(アダルトグッズ)を扱ってみた。テックの要素があるのかと疑問に思う人もいるだろうが、当方でもチェックしてみて勉強になった。とくに女性用は時代とともに進化を続けているようなのだ。

男性用のものとしては、今年の夏にIndiegogoにてキャンペーンを展開した「ブロージョブ」マシーンのAutoBlow 2(参考までにキャンペーンは大成功だった)を取り上げる。そして女性用は、下着の中に挿入してスマートフォンで操作するOhMiBodのBlueMotion NEX 1を見てみた。

双方ともに、目的のためには十分な機能を持っていると言えるのかもしれない。しかし両者の「差」があまりに大きいことにも驚いた。男性用の方は、どうにもくだらなく見えてしまうのだ。

たとえばこのAutoBlow 2だが、スピードの調整もできない。身体に接する面はあくまでもビニール風の肌合いだし、見た目もあまりにチープだ。さらに利用時にはコンセントにつないでおく必要がある。コンセントの前にうずくまって、そしてコトに及ぶというのは、あまりに寂しく感じたりもするがどうだろう。

一方でOhMiBodの方はデザインも美しい。BluetoothおよびWiFiで接続してiPhoneから操作することができるのだ。

まとめておこう。とくに男性用のデバイスを開発して世に問おうと考えているアントレプレナーの方々。ぜひとも異次元的な進化を見せて欲しいと思う。

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(翻訳:Maeda, H


「レコメンド」サービスとなったFoursquareの今後はどうなる?!

すでによくご存知のことと思うが、Foursquareが全く新しいサービスとして生まれ変わっている。まずはウリであった「チェックイン」の機能をSwarmに分離し、そしてFoursquareを完全に生まれ変わらせたのだ。

新しいFoursquareは、真正面からYelpに挑むものとなった。レストランなどをレコメンドするためのサービスとなっているのだ。人々の評価と、友人たちのレコメンドに基づいて、簡単にディナースポットなどを発見できるようにするというのが目的だ。

この方向転換により、これまでのFoursquareの特徴であった「ゲーミフィケーション」の要素は薄れてしまっている。もちろんSwarmを使うことで、新たなステッカーを入手できるし、またFoursquareでは残したTipsの数に応じて「専門家」であると評価してくれたりはする。

しかし「メイヤー」などの仕組みは消えてしまい、これに対して不満を感じている人も多いようだ。

Foursquareの方針変更は、「Yelpキラー」としての方が大きな市場可能性を持つと判断したことにもよるのだろう。確かにFoursquareには熱心な利用者もいたが、それでも「Yelpキラー」としての潜在マーケットと比べればごく少数に過ぎないと判断されたわけだ。

人気アプリケーションの方針転換というのは、いつでも困難を伴うものだ。しかし今のところ、レコメンドサービスへの方向転換は、概ね好意的に迎えられているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


AdobeのInkとSlideを使ってみた…プロの道具だが操作が難しい面も


 
 

InkはSlideAdobeの初めてのハードウェア製品で、特殊なスタイラスとデジタル定規のセットだ。

これらを使用するためのアプリがAdobeのLineで、これを使うことによって図形や直線などをきれいに描くことができる。

スタイラスのInkはアルミ製で、ルックスも手触りもよろしい。しかも、立派な仕事ができる。わずかなディレイ(遅延)はあるが、Bluetoothで接続するスタイラスとしては上出来だ。

一方Slideは、使いづらい。Adobeは磁気ビットを使って人間の容量性のタッチをシミュレートするやり方を選んでいるので、Slideを正しく使うためにはそのビットに圧力を加える必要がある。iPad miniのような小さなデバイスでは、この‘正しく’が難しい。

スタイラスのInkには、あるデバイスの上で描いた図を、ほかのデバイスに落とすなど、便利な機能がいくつかある。

InkとSlideには、そのほかにも、プロのグラフィックデザイナーにふさわしいお利口な機能がいろいろある。それらを本気で使いたい人にとっては、199ドルは高くないだろう。

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Beats Music: なぜいまどき音楽ストリーミングの新人が?勝算は?

Beats Musicは、すでに過密競争状態である音楽ストリーミングサービスの世界に最近登場した新人で、既存の競合製品の良いとこ取りをして、モアベターなインターネットラジオサービスを提供しようとしている。

ユーザがアーチストや音楽ジャンルに関する「好き」や「嫌い」をいくつかこのサイト上で入力すると、Beatsは4種類のメニューを表示する。

最初のメニューは“あなたにぴったし”(Just For You)で、ユーザが入力した情報からおすすめをリストアップする。第二の“センテンス”(Sentence)は、今自分がしていることや感じていることを、言葉遊びゲームMad Libsふうの文章で入力する。第三の“ハイライト”(Highlights)” 今ヒットしている曲。最後はジャンルやアーチストで検索をする検索メニューだ。

それらのプレイリストは、なかなか良くできていて、SongzaやiTunesにも負けない。Beatsでは、プレイリストをアルゴリズムではなく人間が作っているのだ。

でも、料金が、競合他社と比べてどうだろうか。月額10ドルで、1週間の無料試用期間がある。

この混み合ったスペースへの割り込み方としては、なかなかユニークでおもしろいと思うが、問題は、毎年120ドルを払う人がいるか、だね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Singtrixは未来のモバイル・カラオケ機(ビデオ有)

Singtrixは、未来のパーソナル・カラオケマシンだ。

カラオケ用のボーカルを抜いた曲だけでなく、Singtrixは自分のスマートフォンやタブレットの好きな局からボーカル用トラックを消してくれるので、歌える曲は、限られたライブラリーからダウンロードできる曲全部に拡張される。

しかもそれが最大の特長ではない。

Singtrixは特殊なオーディオ技術を使って、あなたの声に様々なスペシャルエフェクトでフィルターをかけることができる。聖歌隊のように歌ったり、バリー・ホワイトのような低音にすることもできる。

“hit” ボタンを押すと、Singtrixはあなたの声の4つのコピーで自動的にハモるので、ロックの神様の気分になれる。

私たちはこれでとても楽しい時間を過ごした。Xboxを欲しがらない子供や、iPhoneには早すぎる子供にぴったりだろう。

Two flies.[Jordan Crook、John Biggs共に「○」]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Instagram Directは人気機能となるだろうか?

すでにご存知のことと思うが、InstagramはInstagram Directという、プライベートなメッセージング機能をリリースしている。

特定の人々にのみ写真を送り(最大15人まで)、そして送られた人たちの間のみでいろいろとチャットを楽しもうというものだ。

新機能は人気を集めていくだろうか。

まず、ともかくInstagramにプライベートなメッセージング機能を持たせることは必要なことだったと思う。FacebookやInstagramが公開性に注力している中、SnapchatやTwitterなどのライバルがダイレクトメッセージ(個人間のメッセージのやりとり)機能を充実させ、それで人気を集めている面もあるからだ。

しかしInstagram Directは、他のアプリケーションからの乗り換え組が出るような魅力は備えていないように感じる。

また、スマートフォンが総体としてなんでもできれば良いのであって、ひとつのアプリケーションでなんでもかんでもやろうとする必要はないのだと主張する人もいる。

そうした考えを念頭に置きつつ検討してみたが、取り敢えず明らかに言えることがひとつある。Instagram Directにはオリジナリティーが全くないということだ。

議論の詳細は上に掲載したビデオをご覧頂きたい。

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(翻訳:Maeda, H


Nexus 5はヒットか内野フライアウトか

Nexus 5は、GoogleのモバイルオペレーティングシステムAndroidの最新バージョンKitKatの実装だ。

ハードウェアの外見は平凡で、表は5インチのディスプレイのみ、裏は黒のマットだが、それに対しソフトウェアは、ただ者ではない。

1080pのディスプレイはたいへんよろしくて445ppiだ。Snapdragon 800プロセッサのおかげで、あらゆるものがサクサクなめらかに動く。でも、たぶんいちばん重要なのはNexus 5のカメラだ。ソフトウェアのアップグレードにより、写真がすごくきれいになった。そして、Nexus 5はワイヤレスで充電できる。

このビデオでは、本誌専属のモバイルギークChris VelazcoとJohn BiggsがNexus 5の今後の命運を占う。もちろん、最終的にそれを決めるのはあなただ。Nexus 5はあなたが時間を捧げるにふさわしいか? コメントで教えてほしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


現実逃避のための枕, オストリッチピロー

ホリデイシーズン(11/29~暮れ)は旅行のシーズンでもある。そこで今回はみなさまに、あなたが駝鳥(だちょう)になれるプロダクトをご紹介しよう*。〔*: 駝鳥は外敵から身を守るために頭だけ砂に突っ込んで全身を隠したと思い込む。〕

製品名は、オストリッチピロー(Ostrich pillow, 駝鳥枕)と言う。

この、巧妙に作られている小さな枕を頭にかぶると、鼻と口だけが露出した状態になる(下のビデオ)。ふつうの枕のように首を支持する機能はあまりないけど、うつむいて頭を下げて、両手を上部の穴に突っ込むと、デスクワークをしながらすてきな仮眠をとれる。

お値段は75ドル〔日本のecショップで6980円〕だから、枕にしては高い。私は昨年ドイツへ行く前に、さんざん選んで最良の(と思われる)ネックピロー(飛行機の座席で眠るため)を買ったけど、それは50ドルだった。

でも、このオストリッチピローは、よく旅をする人や、仕事中の仮眠が許されている人には向いている。そういう企業はだいたい仮眠室があるけど、オストリッチピローはまわりの暗さと静けさが簡単に得られるから、今仕事をしている場所と姿勢で、椅子に座ったまま、簡単に仮眠をとりたい人には、こっちの方が良さそうだ。

本誌のライターJohn Biggsは、まわりが見えないのと、首の支持がないからだめだという。いずれにしても彼は、どんな枕も正しく使えない人だけどね。

私は、この枕は、正しい状況で使えばとても良いと思う。徹夜の途中などで効率回復のためにちょこっと仮眠したい人などには、最適だろう。

参考ページ。〕

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レビュー:Kindle Fire HDX 8.9は最高のAndroidタブレット―しかし7インチの方が実用的か

【この記事のビデオ表示不調につき原文参照】

10月の初め、われわれは7インチのKindle Fire HDX(John Biggsが大ファン)についてレビューした。今日(米国時間11/25)は、その大型モデル、Kindle Fire HDX 8.9を検討してみる。

ハードウェアのメーカー、ことにタブレットのメーカーとしてAmazonは長足の進歩を遂げてきた。特に今回のFire HDX 8.9は前世代にくらべて大きく改良されたプロダクトだ。薄く、軽く(368g)2.2 GHz クアド・コアの強力なプロセッサーを装備し、ソフトウェアも改良されている。

だが今年のクリスマス商戦で実際どのくらいの売れ行きを示すだろうか?

Johnは「新世代Kindle Fireは単に強化されたeブックリーダーの域を脱して初めて生産性ツールになった」と評価する。つまりフル機能のモバイル・コンピューティング能力を備えたというわけだ。私(Jordan Crook)にはそこまでの確信はないが、Fire HDXをJohnほど熱心に使っているわけでjはないので、なんとも言えない。

われわれは2人とも100ドル安いからといってiPad AirではなくHDX 8.9を買うことはないだろう。その理由はApp Storeを始めとするiPadのアプリ・エコシステムにある。

いずれにせよ、われわれはタブレットは片手で操作できる小型モデルの方が実用性が高いという点では意見が一致した。

しかし年配のユーザーが長時間読書するような場合には大型スクリーンの方が快適だろう。タブレットをもっぱらテレビや映画の視聴に使うユーザーの場合も同様だ。そうでなければ、7インチ版HDXやRetinaディスプレイ搭載のiPadminiの方が携帯性、操作性ともに優れている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


iPad Airか、それともiPad miniか(Fly Or Die:iPad Air)

iPad Airが売れるかどうかと言えば、売れるに決っている。Fly or Dieで検討したいのは、旧世代iPadをiPad AirとiPad miniのどちらにアップグレードすれば良いだろうかということだ。

当たり前の話だが、これは使い方による。

新しいiPad Airが非常にパワフルで、高速であり、そして最も表示の美しいモデルであることは間違いない。これまでの世代のiPadよりも半ポンドほども軽くなっている。64bitのA7プロセッサーを搭載し、デザイン的にはiPad mini風になっているところもある。さらにこれまでのフルサイズiPadと比べて、ベゼル部分が43%小さくなっており、初めて真の片手持ち用デバイスとなっている。

しかし、常にiPad Miniが利用目的に沿うというわけではない。iPad miniのように(大きめの)ポケットにいれていくということもできない。どういうタイプの人にiPad Airが適しているのだろうか。

たとえば、iPad miniの登場以来、iPadを「常に」持ち歩いているという人も増えてきた。こうした人は、ネットを利用するのにも必ずiPad miniを使う。たいていの人がスマートフォンを使うように、iPad miniを使うわけだ。ニュースを読んだり映画を見たり、アプリケーションで遊んだりする他に、メールやウェブ検索もiPadを使う。

こうした、「スマートフォンじゃなくてタブレット」派の人にとっては、軽量化されたiPad Airといえど、やはり少々「大きすぎる」ことになるのだと思う。

もう少し一般的な利用シーンとしては、家庭内や、旅行の時にiPadを使うというというケースだ。人数的に言えばこちらの方が一般的なのだと思う。飛行機内で映画を見たり、記事の閲覧に使ったりする。ベッドでウェブを見て回ったり、ゲームをしたりするのに使ったりする。

こういう人はiPad Airが最適だろう。持ち運びしやすいサイズ(重さ)になり、それでいながら画面を広々と使うことができるのだ。

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(翻訳:Maeda, H


Fly Or Die:iPhone 5s

何を言えというだろう。これはフラグシップ機 iPhone 5s である。

これは大ヒットしないだろう、などと言うのはばかげている。既にわれわれは、Appleが発売1週間で、iPhone 5sをよりカラフルなiPhone 5cと共に、計900万台売ったことを知っている。これは過去のどの世代のiPhoneよりも多い。

だからわれわれは、この指紋認証とすごいカメラがついた黄金のスマートフォンが優れた製品であるかどうかではなく、果たしてiPhone 5やiPhone 4Sからアップグレードするに値するかどうかを考えるべきだろう。

このiPhoneの主要アップグレード箇所は3つ。指を触れるだけでアンロックしたり購入したりできるTouchIDセンサー、カメラの大幅な改良、およびプロセッサーの高速化だ。

カメラに関して、私は上のビデオの撮影後、このTrueToneフラッシュを何度となく使った。思っていたほどには感動しなかったものの、以前の真っ白フラッシュに比べると確実に進歩している。むしろ私がはるかに喜んでいるのは、ズームしても以前より鮮明なことで、加えてスローモーションビデオもかなり印象的だ。

処理速度に関しては、このビデオにもある通り、日常的利用では目に見える違いはない。しかし、M7モーションプロセッサーが細なところで大きな違いを生んでいるように感じる。

そして、何と言ってもTouchIDが私にとって最大の衝撃だった。TouchIDを使い始めて数週間、気にかけるようなことではないと思っていたが、今や私を最も引き付けている機能だ。アンロックの時間は1~2秒減っただけだが、これなしではいられなくなる。

それだけではなく、TouchIDは新たなコンピューティングのための基本要素であることに間違いない。SiriによるGoogle検索にTouchIDのアンロックを組み合わせれば、事実上キーを押すことなく目の前に答えが出てくる。

“Fly” を2つ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


ベストセラー端末が防水になった:Samsung Galaxy S4 Active

本誌はSamsung Galaxy S4 Activeの噂を、発表前の5月にキャッチしていた。

耐久性を高めたスマートフォンは必ずしも欲望をかき立てないが、Galaxy S4 ActiveがSamsungのフラグシップ機Galaxy S4の変種であることから、これをFly or Dieビデオで取り上げるべきだと判断した。今週は特別に、EngadgetのBrian Heaterに来てもらった。

さてBrianと私は防水Galaxy S4をどう思っただろうか?

個人的には、デザインが少々うるさく感じ、なぜこの頑丈バージョンの色が普通の黒と白でなく、グレイ、ブルー、オレンジなのかよくわからない。さらには、背面のいくつか並ぶ派手なネジが、耐衝撃性や防水のために必要なのか、それとも単に耐久性を演じているだけなのかわからない。前者ならすばらしい。後者なら?だ。

良い面としては、ミッドレンジの端末にごつい鎧を着せるのではなく、大ヒット中のフル機能端末を耐久型にした企業がいたことに、われわれ2人は拍手を送りたい。

将来の防水スマートフォンについて? 是非、出し続けてほしい!

飛ぶか落ちるか:飛ぶに2票。

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(翻訳:Nob Takahashi)