Microsoftがヘイトスピーチを減らすための新しいリソースを発表(コンテンツを削除された方も反論を言える)

LAS VEGAS, NV - JANUARY 10:  A general view of the Microsoft booth at the 2012 International Consumer Electronics Show at the Las Vegas Convention Center January 10, 2012 in Las Vegas, Nevada. CES, the world's largest annual consumer technology trade show, runs through January 13 and is expected to feature 2,700 exhibitors showing off their latest products and services to about 140,000 attendees.  (Photo by David Becker/Getty Images)

Microsoftが今日(米国時間8/1)、同社の消費者サービスのユーザーのためのブログで、ヘイトスピーチを減らすための新しいリソースを紹介している。そのリソース(専用のフォーム)を使ってユーザーは同社に直接、ヘイトスピーチを報告し、あるいは削除されたコンテンツの復活を訴えることができる。

TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークにおける、特定のオンラインコミュニティの中での安全対策は、多くの人が知っている。たとえば先週Twitterは、テロを宣伝したとして停止されたアカウントのリストに、新たに23万5000のアカウントを加えた

Microsoftはこれまでも、同社のサービスの上でテロリストのコンテンツが広まることを、積極的に防止してきたが、Twitterなどの努力に比べるとそれらはあまり知られていない。同社のOutlook, Skype, Xbox, OneDrive, Office 365などの製品やサービスは数百万のユーザーが利用しているが、いずれもSnapchatやInstagramのようなWeb上の花形新人に比べると、地味で目立たないのだ。

こういう地味なサービス上では、大方の対話が人畜無害だが、でもそんなMicrosoftでさえ、憎しみに満ちた不穏当でときには不法でさえあるコンテンツに対する、完全な免疫は有していない。Microsoftは定常的に、ヨーロッパの“忘れられる権利”の訴えに対応しているし、リベンジポルノや著作権物の無断使用、違法なコンテンツなどの削除要請にも応じている。

明らかにそんな努力の延長としてMicrosoftは、このたび、二つのフォーム(form, 提出書式)を提供している。ひとつはコンテンツを報告するため用、そしてもうひとつはコンテンツを復帰させる用だ。現時点でMicrosoftはすでに、不適切なコンテンツの削除リクエストを受け入れ、それらの削除の可否を個別に検討している(リクエストの専用フォームはなかったが)。

MicrosoftのCOSF(Chief Online Safety Officer, オンラインの安全性に関する最高責任者)Jacqueline Beauchereは、新しいフォームに関するブログ記事で、こう述べている: “弊社がホストしている消費者サービス上の、許されないコンテンツの削除に関しては、従来からの‘通告して取り下げる’やり方を今後も継続する。新しいフォームは、その検討プロセスの質と速度の向上を目的としている”。

これらの新しいリソースはもっぱら、ヘイトスピーチを減らし、コンテンツを取り去りたい側と、取り去られた側の両方に公平に発言の機会を与えることによって、コミュニティを大きく育てることを、ねらっている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google Docs(Drive)の入力フォーム、ついに日付・時刻の入力フィールドに対応

Google DocsはDriveという名前になったが、Docs時代から簡単に入力フォームを作成する機能が実装されていた。フォームへの入力結果は自動的にスプレッドシートに流しこむこともできる。なかなか便利なものだったのだが、日付や時間を問いたい場合には少々問題があった。

いろいろと理由はあったのだろうが、これまではフォームから日付・時刻を入力するための機能が提供されていなかったのだ。しかしついに入力フィールドのオプションに日付や時刻を指定できるようになった。Form機能があまり宣伝されて来なかったのも、日付および時刻の入力オプション指定ができなかったためと思われる。

これまでは誕生日などの入力をしてもらうフォームを用意するのも大変なことだった。おまけに何とか工夫して日付入力フォームらしきものを用意しても、それを標準的な形でスプレッドシートに取り込むこともできなかった。つまり、日付入力をしてもらう入力フォームはほとんど実用に耐えない状態だったのだ。今回の変更により、ようやく実用的なものが作れるようになったわけだ。


ちなみに入力時にはカレンダー形式の日付ピッカーが表示されることとなる。

Google Driveの入力フォームを使って得たデータを集計する役割を担う人も、今回のリリースで大いに安心することだろう。これからは日付および時間データをきちんとした形式で扱うことができるようになるわけだ。小さく見えるが非常に大きな進歩だ。利便性が大いに増すことは間違いない。

[Photo credit: Flickr]

原文へ

(翻訳:Maeda, H)