ケンウッドがAmazon Alexa搭載完全ワイヤレスイヤフォンを1月中旬発売、Googleアシスタント版は2月上旬

ケンウッドがAmazon Alexa搭載完全ワイヤレスイヤフォンを1月中旬発売、Googleアシスタント版は2月上旬

JVCケンウッドは12月3日、ケンウッドブランドにおいて、完全ワイヤレスイヤフォン形状の音声アシスタント搭載スマートヘッドセット「WS-A1」、「WS-A1G」を発表した。発売はWS-Aが2021年1月中旬予定、WS-A1Gは2月上旬。店頭想定価格は、それぞれ税抜3万5000円前後。

WS-A1は音声アシスタントとして「Amazon Alexa」、またWS-A1Gは「Googleアシスタント」を搭載。音声アシスタントは「アレクサ」や「OK Google」などのウェイクワードを呼ぶことなく、本体左側のタッチパッドに触れることで呼び出せる。

ケンウッドがAmazon Alexa搭載完全ワイヤレスイヤフォンを1月中旬発売、Googleアシスタント版は2月上旬

Qualcomm cVcテクノロジーと高性能マイクの採用により、ノイズを抑えクリアなハンズフリー通話も可能。テレワーク時のリモート会議等の通話にも使用できる。重量は本体:9.6g×2個/ケース:92.5g。雨や水しぶきを気にせず使えるIPX4相当の生活防水もサポート。

バッテリー駆動時間は、本体のみで約8時間の連続再生(ノイズキャンセリング機能ON時)。充電ケースによるフル充電(約8時間×2回)を合わせて、最大約24時間の長時間再生を実現している。ノイズキャンセリング機能OFF時は、本体のみで約9時間としており、充電ケースとの合計で約27時間再生が行える。充電ケースは「Qi」対応のワイヤレス充電器で充電が可能。

ケンウッドがAmazon Alexa搭載完全ワイヤレスイヤフォンを1月中旬発売、Googleアシスタント版は2月上旬

WS-A1・WS-A1Gは、Bluetooth 5.2をサポート。スマートフォンとBluetooth接続し、片側3個(合計6個)のマイクで音声アシスタントに話しかけ操作することで、ニュース/天気予報/スケジュールの確認はじめ、ワンワードで複数の動作を行えるルーティン機能や、ナビ案内や翻訳、スマートホームの制御などが、スマートフォンを手に取ることなく可能となる。音声アシスタントからの通知やお知らせも音声で聞くことができる。

また、音声アシスタントをより活用しやすくするため、JVCケンウッド独自のアルゴリズム信号処理に加えて、音声や周囲音をコントロールする3つの機能を採用。

騒々しい環境下でもユーザーの声を音声アシスタントに正確に認識させる「トリプルマイクシステム」機能、周囲音の遮断・取り込みを切り替え可能な「アンビエント・サウンド・シームレス・コントロール」機能、人の声が明瞭に聞こえる「ボイス・エンハンスメント・モード」機能を利用できる。

新開発の「イヤーピロー」では、長時間使用しても快適な装着を実現。振動板に軽量かつ高剛性で、内部損失も良く、振動板に適した金属素材であるベリリウムを採用しており、音声アシスタントやハンズフリー通話時も相手の声をよりクリアに聞くことができる上、音楽再生時にはダイナミックで繊細なサウンドを楽しめる。

ケンウッドがAmazon Alexa搭載完全ワイヤレスイヤフォンを1月中旬発売、Googleアシスタント版は2月上旬

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Amazon Alexa(製品・サービス)AirPods(製品・サービス)ガジェット(用語)Galaxy BudsGoogle Assistant(製品・サービス)Google Pixel Buds(製品・サービス)ヘッドフォン / イヤフォン(用語)日本(国・地域)

サムスンがついに魅力的なBluetoothイヤフォンを出してきた

(訳注:この記事は米国での状況に関するもの。3月4日現在、日本ではS10の発売の詳細はまだ発表されていない)

そう、この記事はちょっと遅すぎたようだ。サムスンはGalaxyの新モデル、S10を予約注文すると新しいBluetoothワイヤレスイヤフォンの「Galaxy Buds」が無料で付いてくるキャンペーンを実施していたが、Galaxy Budsの予定数量はもう終了してしまった。このイヤフォンは129ドルで、特にGalaxyデバイスを持っている人におすすめだ。

S10をレビューしている多くの記者がここ1週間ほどGalaxy Budsを試用している。私もその1人だ。サンフランシスコからバルセロナ、そしてニューヨークに戻る間、このイヤフォンは私の耳に心地よくフィットし、私は片時も離さずに使い込んできた。

サムスンがワイヤレスイヤフォンを出すのはこれが初めてではない。しかしこの製品によって、サムスンはアップルの計画書より何ページも先へ進んだと言えるだろう。

サムスンは製品に機能を詰め込みすぎる傾向にある。しかしGalaxy Budsは、「シンプルに動く」というアプローチのAirPodsから大いに影響を受けている。「シンプルに動く」というアプローチは一般に携帯の魅力となるが、イヤフォンとして最もよいのは存在感がなくなることだ。その面で、Galaxy Budsには魅力がある。

Galaxy Budsのケースを開けた瞬間に、AirPodsとの類似性が明らかになる。ケースを開けるとGalaxyデバイスの画面にダイアログが開くのだ。AirPodsと同様にどのBluetoothデバイスと組み合わせても使えるが、自社製品と組み合わせると最高の使い勝手になる。これぞエコシステム。Galaxy以外のAndroidデバイスでGalaxy Budsをちゃんと使うなら、サムスンの「SmartThings」、または「Galaxy Wearable」アプリをダウンロードする必要がある。

充電ケース自体はAirPodsのケースより少し大きくて丸みを帯びているが、ジーンズのポケットに入れて持ち運ぶには問題ない。個人的にはアップルの滑らかなデンタルフロスのようなデザインよりも、この丸っこい形のほうが好きだ。

Galaxy BudsのケースがAirPodsのケースより明らかに優れている点が2つある。

  1. 外側に充電ライトがある
  2. ワイヤレスで充電できる

アップルがAirPods 2でワイヤレス充電に取り組んでいるのは間違いない(そういえばAirPowerってありましたよね?)。ワイヤレス充電に関してサムスンはAppleにパンチをお見舞いした。しかも、S10の背面にケースを置くだけで充電できるWireless PowerShareを実現している。これで、持ち歩くケーブルが1本少なくて済む。

バッテリー切れの心配もしたくない。Galaxy Budsは左右それぞれ58mAh、ケースは252mAhなので、Buds自体で6時間、ケースから充電すればさらに7時間使えることになる。丸1日、バッテリー切れになることはなかった。

Galaxy Budsの着け心地は良く、シリコンチップで耳の大きさにさらにフィットする。適度に密着して、周囲の音を取り込みつつパッシブノイズキャンセル効果もある。耳にぴったり収まって、ジムで使ってもずれることはなかった。サムスン傘下のAKGが調整したサウンドはソリッドだ。Galaxy Budsは私がこれまで聞いてきた中で最高のワイヤレスイヤフォンではないが、歩き回ったりコーヒーショップで過ごしたりするには申し分ない。

まとめると、Galaxy Budsはちょっとしたうれしい驚きだし、Galaxyのエコシステムに追加されたことには大きな意味がある。Galaxy Budsがあればヘッドフォンジャックはもう要らないとサムスンを説得する材料になるかもしれない。そうはならないだろうが。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)