双子の人工衛星が5年間飛び続けて集めたデータから地球の精密な立体地図を作れた…ドイツ航空宇宙センター

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2基の人工衛星が5年間、連繋して飛び続け、この惑星の正確な立体マップを作った。あまりにも正確だから、たとえば路上のレベルまズームダウンできたら、大人と子どもの違いが分かり、マリブ海岸で砕ける波を捉えることができる。その膨大なデータベースは約2.6ペタバイトあり、研究者は無料で利用できる。

双子の衛星TanDEM-XとTerraSAR-Xはドイツの航空宇宙センターで作られ、それぞれ2007年と2010年に打ち上げられた。その後はお互いが相手を認識し、編隊で飛び始めた。両者の距離は350フィートで、その誤差は数ミリメートルの範囲に収まる。

2つの宇宙航行機は間隔を精密に維持しながら地球を何度も何度も周回し、干渉計レーダー装置が同じ領域を少しずつ違う角度でスキャンした。空の上の、超鋭い目のように。

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数年間にわたって彼らが送り続けた500テラバイトのデータは継続的に処理され、実際の高度差を作り出した。得られた3Dの地形図は、精度が1メートルで、このような大規模マップでは初めての高精度だ。

センターのRichard Bamlerがニューズリリースの中で述べている: “私たちは今やますます、最初の科学的発見に魅了されている。現在の高度差モデルを使って、地球の一部地域の氷河の先端部分が1年で最大30メートルも厚さを失っていることを示すことができた”。

この新しいデータセットの解像度と正確性は、きわめて強力だが、衛星たちの仕事はまだ終わっていない。5年もつという設計だが、さらにあと5年は大丈夫だろう。燃料も十分残っているから、撮像の仕事をやめる理由はない。

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というか、すでに今後のミッションは提案されており、それは、世界の主要大陸の立体マップを、新しい、あまり高忠実度ではない方法により、8日ごとに提供する、というものだ。

プロジェクトの主席研究官Alberto Moreiraは語る: “科学的関心が再び盛り上がることを期待したい。地球科学とその応用系のためには、正確な地形データが必須である。システムとしての地球はきわめてダイナミックであり、地形にもそのことが反映している。したがって、アップデートの頻度を上げることにより、そのダイナミックな過程を将来にわたって体系的に捕捉できる”。

ドイツ航空宇宙センターのデータを、研究者は無料で利用できる。地球の、解像度の高い地形地図を必要とする理由をお持ちの方は、ここで登録しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))