テクノロジー株の急騰でNASDAQ総合指数が初めて6000に到達、とくに上位5社が順調

Nasdaq総合指数が初めて6000を超え、これまでで最高の日中最高値に達した。1年前に比べて指数は32%上昇した。

この強力なパフォーマンスの大半は、同じく急騰した5つのテクノロジー株によるもので、Apple, Facebook, Amazon, Microsoft, およびAlphabetが2017年における指数上昇の約40%を占める

これらの株のすべてが、過去6か月のどこかで史上最高に達し、その多くが過去数週間でさらに新たな高値に達した。

もちろん最近は株式市場全般が急騰しており、前年比でS&Pは20%、Russell 200は30%上昇した。この強気反騰の原因を特定するのは困難だが、ホワイトハウスの今後の法人税改革への期待感に帰せしめる説が多い。また、過去数四半期におけるテクノロジー企業の一般的な高収益も寄与している。

意外でもないことだが、これら5社は時価総額でもNASDAQのトップ5であり、6位は5位のFacebookより2500億ドルも少ない(下図)。

なお、Nasdaq総合指数は現在NASDAQで取引されているすべての株式のインデックスである。このインデックスには時価総額が重みとしてかかっているので、大きな企業ほどインデックスに与える影響も大きい。

上記5社は来週ぐらいに決算報告を出す。前四半期に関するアナリストの予想を彼らが満たす、あるいは上回ることができるのならば、今の強力な成長が今後も続くことになるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google株、今週の決算発表を控えて市場最高値を記録

Google株が急騰している。2013年6月24日以来株価は7.32%上昇し、NASDAQ開場直後に史上最高値を更新する926.47ドルを記録した。木曜日(7/18)の収支報告を控え、期待は極めて高い。悲喜こもごもだった2013年Q1の後、同社にはアナリスト予測を越える売上が期待されている。

Q1決算後、Google株の終値は765.91ドルだった。今日の史上最高値は、約3ヵ月間で20.96%高という驚くべき上昇を意味している。言い換えると、Googleの時価総額、3040億ドルは500億ドル増えている。繰り返すがこれはわずか3ヵ月間の出来事だ。

本稿執筆時点で、株価はわずかに下がり917.59ドルだ(前日の終値からは0.59%安)。Googleは今日何も発表する予定がないため、この史上最高値は、おそらく大がかりな金融決定によるものだろう。Google株が、ふだんより多くのポートフォリオに組み込まれているのかもしれない。

それでも、決算発表を間近に控え、今日のニュースはGoogle全体を改めて熟視する良い機会だ。最近、Googleはより焦点を絞った会社になった。業績の低い製品を切り、愛されたサービス、Google Readerでさえ例外ではなかった。買収に関しては、以前ほど無鉄砲ではなくなった。今年Googleは、「Motorolaを引っぱる」ことなく、小さくてより戦略的な買収を行いつつある。Wazeには11億ドル払わなくてはならないが、Motorolaとその数千人の社員と比べれば小さい。広告は未だにGoogle売上の大半を占めている。

2013年のGoogle I/Oデベロッパー・カンファレンスは、会社の新しい焦点を示す好例だった。Google TVやNexus Qのような失敗する大胆な製品の代わりに、GoogleはAPIおよびGoogle+やGoogle Mapsのような中核製品について話した。

Google+は明確な成功とはまだ言えないが、このソーシャルネットワークには十分なリソースを注ぎ込んでいる。しかしGoogle製品はこれだけではない。Android、Chrome、YouTube、Google Maps、そしてもちろんGoogle検索は、今もGoogleのロードマップにとって非常に重要だ。もしこの会社が収益を多様化する方法を見つけたなら、投資家たちが喜ぶのはまちがいない。

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(翻訳:Nob Takahashi)