ChromeとChrome OSのリリースも一時休止

Googleは米国時間3月18日、「予定されていたChromeとChrome OSのリリースを「スケジュールの調製のために」休止する」と発表した。

ただしセキュリティアップデートは、現在の安定リリースバージョンであるバージョン80にマージされる。「セキュリティに関するいかなるアップデートも継続的に最優先し、Chrome 80に含まれることになる」とチームは本日の短い発表で言っている。

しかし機能の新たなアップデートは、お預けのようだ。Chromeのバージョン81は目下ベータだが、当分そのままだろう。現在の状況ではいろんなものが先行き不透明だが、Googleが通常のアップデートをいつ再開するつもりか、それも不明だ。

今週初めにGoogleは、新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックでオフィスの人員が減っており、Androidアプリのレビューに時間がかかることを明らかにしていた。YouTubeも同じで、スタッフを保護するためにコンテンツのモデレーションにAIのアルゴリズムを多く使うと発表している。しかしそのために誤検知が多くなり、利用規約に違反していないビデオでも取り去られるだろう。

今やGoogleなどのテクノロジー企業では在宅勤務が増えているから、人手不足に伴うこのような発表が今後も増えるだろう。今後の見通しが得られるのは、数週間先以降ではないか。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Chrome For iOSが速くなり、あまりクラッシュしなくなった…新しいフレームワークの採用で

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Googleが今日(米国時間1/27)ローンチしたChrome for iOSのニューバージョンは、同社によれば、前のバージョンよりも速くて安定性も良いそうだ。

Googleによると、Chrome 48 for iOSはクラッシュする頻度が前よりも70%少なくなり、ブラウザの応答性が良くなったと感じるだろう。JavaScriptの実行も、目に見えて速くなった。

Googleはこれまでずっと、AppleのUIWebKitフレームワークを使ってきた。それにより、Googleの目的であるWebページの表示はできるが、セキュリティのためにサンドボックス化されているため、とりわけJavaScriptのパフォーマンスが良くなかった。

[安定性の向上(クラッシュ頻度)]
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今度からGoogleは、AppleがiOS 8で導入したWKWebViewに換えた。それはiOS 8の最新アップデート以来、問題なく使われてきたが、Googleによれば、 WKWebViewへの移行は“かなりの難事業だった”。Googleによると、とくに大きな問題は、この新しいフレームワークにはクッキーを管理する単純明快な方法がなく、SSLの処理にも問題があることだった。これらの問題の一部がiOS 9で改善されたので、今回やっと、公式な移行ができることになった。

新しいフレームワークに移行したことによって、ブラウザは速くなっただけでなく、安定性も向上した。それに、ページがクラッシュしたときでもアプリ自身はクラッシュしない。デスクトップの場合と同じく、エラーページが表示されるだけだ。

ブラウザ本体がクラッシュしないのは、たいへん良いことだが、それプラス、JavaScriptが快速になった。ページを切り替えたときのリロード(再ロード)が少なくなり、また、スクロールも速くなり、応答性が良くなった、とGoogleは言っている。

[JavaScriptのスピード(Octaneベンチマーク)]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。