GoogleがアンケートサービスFormsをアップデート、複数回答可、一般的な構成(コンフィギュレーション)が可能、などなど

Googleが今日(米国時間7/10)、Formsのアップデートを発表した。ネットワーク上でアンケートをして情報を集めるサービスだ。綱引き大会の町内チームを作りたいんだけど、誰と誰が参加してくれるかな? 今度発表した新製品を、ユーザーはどう思っているかな? などなど複数の人に質問したいとき便利に使える。そして実はFormsには、もっと便利な機能もある。

今度の新しい機能で、各質問に対する正しい答の実例を前もって提供できる。たとえばメールアドレスを知るためのアンケートなら、「本当のメールだけを受信する」という要望が前もってあると良いだろう。

またアンケートの対象者に、彼らの会社の外からのファイルアップロードを求めることができる。これはFormsのユーザーと対象者の両方の会社が、Google Driveの複数ドメイン間ファイル共有を許容している場合だ。アップロードするフォームの上限は1GBだが、これだけあれば間に合うだろう。ただし、1TBまでの拡張が可能だ。

“チェックボックスグリッド”と呼ばれる新しい質問形式が導入された。これは下図のように、文字通り、チェックボックスのグリッド(格子)で、複数の答にチェックを入れられる。下図の例では、自分の都合の良い時間と曜日を、複数箇所指定できる。会議のスケジュールを作るのに、便利だね。

自分が使うすべてのフォームに対する設定(構成)もできる。たとえば「必ずメールアドレスを求める」、とか。また質問項目の並び順を、クリック一回で変えられる

今これらの新機能が入手できるのはRapid Release(早期リリース)チャネルのみだが、2週間後には一般供用される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleフォームがアップデート―アドオン、カラー・テーマ、通知など新機能多数

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Googleフォームは素早くアンケートを作り、回答を収集、分析するのに便利なツールだが、今日(米国時間2/10)、大きなアップデートがあった。 テンプレートのサポートから新しい分析オプションまでフォームに多くの新機能が付け加えられた。

Googleフォームの前回のアップデートは主としてデザイン回りで、ユーザーはアンケートにロゴ、ビデオ、GIFアニメなどを追加できるようになった。

今回のアップデートで、Googleはよく使われるアンケートのテンプレートを使えるようにした。これには顧客アンケート、小テスト、イベントへの参加申し込みなどGoogleフォームがよく利用される場合の標準的書式が含まれている。これまでユーザーがフォームを開くといきなり編集画面が表示され、新しいアンケートを作りたい場合はゼロから書式を編集する必要があった。新しく用意されたテンプレートはこうしたユーザーの手間を大幅に節約してくれる。

また、フォームにはドキュメントやスプレッドシートと同様に、アドオンとGoogle Apps Scriptsがサポートされるようになった。新しいフォームでは、たとえば、Form PublisherChoice Eliminatorg(Math) for Formsといったサードパーティー製のツールをフォーム画面から利用できる。

Googleはアンケート結果の分析にも新機能を追加した。たとえばGoogle Apps for Workや教室でフォームを利用する場合、アンケート作成者は誰がアンケートに回答ずみか簡単に調べることができる。その結果によって、さらに「未回答を注意するメールを送信する」というオプションも使える。

IndividualResponses

ユーザーはフォームのエディター画面から個別の回答をチェックすることができりるようになっている。上のGIFのスクリーンショットのように、フォームを通じて特定の個人に対してリアルタイムでコミュニケーションすることもできる。

〔日本語〕現在の日本版Googleフォームで新機能を利用するには明示的にアップデートする必要がある。ただヘルプはまだ日本語化されていない。

この記事のGIFスクリーンショットをテストするには「新しいフォームを利用する」をクリックしてForm Test{Test Questions}を表示させる。アドオンを利用するにはフォーム・エディター右上隅のメニューを開き、「アドオンを取得」を選択する。通知や数学テスト作成などのプロダクトのリストが表示されるので必要なアドオンをインストールする。フォーム・エディターのトップ中央左側のアイコンをクリックして必要なアドオンを選択、数学テストであればg(math)アドオンを開いて「グラフ作成」などの機能を利用する。またForm Publsherを利用するとアンケート回答者がフォームを開いたときに予め用意したドキュメントやスプレッドシートを表示させることができる(現在説明は日本語化されていない)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Googleフォームで「テーマ」(カスタマイズ可)が利用可能に

Googleは、オンライン上でシェアすることのできるウェブベースの「フォーム」をGoogleオンライン・オフィススイートのひとつとして提供している。これまでは便利ではあるものの、いかにも殺風景なシロモノだった。しかし新たに「テーマ」が利用できるようになり、少々おしゃれになった。「テーマ」を適用しつつ、さらにフォントや色指定は自ら行うこともできる。バックグラウンド画像を自分で用意した写真などに差し替えることもできる。

これまでに使ったことのある人はよく知っているだろうが、「フォーム」はメーリングリストへの登録、イベント参加申し込みの受け付けなどに便利に利用することができていた。ただ、「フォーム」で作ったページの見栄えがあまりよくないというのが問題だったのだ。

新たにテーマが導入されて、どうやらこの「見栄え」問題も解決することになりそうだ。フォームの編集画面の上部にあるツールバーに「テーマを変更」のボタンができ、いろいろな利用シーンをイメージさせる画像のついたテーマを選ぶことができるようになっている。たとえばセーリング、自転車、キャンプなどの画像がついたテーマもあり、またより一般的なパーティーバナーを配置したものもある。

もちろん、バナー画像などはいらないという用途のために、白地にカラーフォントを組み合わせたテーマもある。それだけでも従来のものと比べるとずいぶんおしゃれに見える。

細かい使い方についてはGoogleのブログにも掲載されている。利用者からの要望も、こうしたデザイン面に関するものが多かったのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


Google Docs(Drive)の入力フォーム、ついに日付・時刻の入力フィールドに対応

Google DocsはDriveという名前になったが、Docs時代から簡単に入力フォームを作成する機能が実装されていた。フォームへの入力結果は自動的にスプレッドシートに流しこむこともできる。なかなか便利なものだったのだが、日付や時間を問いたい場合には少々問題があった。

いろいろと理由はあったのだろうが、これまではフォームから日付・時刻を入力するための機能が提供されていなかったのだ。しかしついに入力フィールドのオプションに日付や時刻を指定できるようになった。Form機能があまり宣伝されて来なかったのも、日付および時刻の入力オプション指定ができなかったためと思われる。

これまでは誕生日などの入力をしてもらうフォームを用意するのも大変なことだった。おまけに何とか工夫して日付入力フォームらしきものを用意しても、それを標準的な形でスプレッドシートに取り込むこともできなかった。つまり、日付入力をしてもらう入力フォームはほとんど実用に耐えない状態だったのだ。今回の変更により、ようやく実用的なものが作れるようになったわけだ。


ちなみに入力時にはカレンダー形式の日付ピッカーが表示されることとなる。

Google Driveの入力フォームを使って得たデータを集計する役割を担う人も、今回のリリースで大いに安心することだろう。これからは日付および時間データをきちんとした形式で扱うことができるようになるわけだ。小さく見えるが非常に大きな進歩だ。利便性が大いに増すことは間違いない。

[Photo credit: Flickr]

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(翻訳:Maeda, H)