これからのGoogleストリートビュー車は、私たちの空気の質を計測するセンサーを搭載して地球上を走り回る

サンフランシスコに本拠を置き、インターネットに接続する空気品質センサーを開発するスタートアップAclimaが、そのモバイルセンシングプラットフォームをストリートビューの車両群に統合する計画を発表した。

Googleはストリートビュー車を使用して、実際の土地の情報をGoogle Mapに対応させていく。ヒューストン、メキシコシティ、そしてシドニーにある50台の車から始めて、Aclimaは、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO 2)、オゾン(O3)、そして粒子状物質(PM2.5)を計測することで空気の品質データを収集する。ここでのアイデアは、それぞれの都市エリア内の非常に局所的なレベルで、汚染やその他の呼吸問題が大きな場所を確かめることだ。このデータは、Google BigQuery上の公開データセットとして利用できるようになる。

Aclimaは過去数年間、Googleと密接な関係を築いてきており、今回がストリートビュー車への初乗車ではない。スタートアップは、今年初めにGoogleの車を使って、センサーをロンドンに配備しており、また3年前からGoogleと協力してGoogleの独自のキャンパス内だけでなくベイエリア周辺の空気の品質の確認を始めていた。

「すべての仕事は、大規模な科学的調査につながっています」とTechCrunchに語るのはAclimaの創業者Davida Herzlだ。彼はEnvironmental Science and Technologyに掲載された研究が、その汚染レベルは1本の都市の通りに沿って、5から8倍の違いがあることを明らかにしたということに言及した。「私たちは同じ通りの上に、最高の空気品質と最低の空気品質があること発見しました…そのことを理解することで、都市計画から個人的な汚染への接触度合の理解までの全てに役立てることができます」。

そうした初期の研究により、AclimaはGoogleのストリートビュー車を使ったスケールアップが可能になり、世界規模でより多くのデータを収集できることが期待できるようになった。Googleのストリートビュー車は、7つの大陸のすべての道路をカバーしており、Aclimaが最初のプロジェクトを始めた2015年以来、カリフォルニアだけで10万マイル(約16万キロ)を走行し10億以上のデータポイントを収集した。

同社によると、アップデートされたAclimaセンサーを搭載した最初のストリートビュー車が、米国西部とヨーロッパにこの秋登場するという。

「これらの測定により、都市に新しい近隣レベルの知見がもたらされ、よりスマートでより健康的な都市への移行の努力が加速されます」と発表の中で語っているのは、Google Earth OutreachのプログラムマネージャーであるKarin Tuxen-Bettmanである。

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(翻訳:sako)

Google Mapsがついに#flatearth(地球平面説)の信者でなくなった

Google Mapsへ行ってズームアウトしてみよう。途中から、地図のパースが従来の平面地図から対話的な球体になる。最後までズームアウトすると地球が球体として表示され、大陸等のサイズは、それぞれ正しい。グリーンランドが、前みたいにアフリカの大きさになることはないし、すべてが実際の相対サイズだ。

平面地図では、大陸のサイズを相対尺度で表現できない。球体を無理やり平面にすると、存在しない平面が挿入されるからだ。それは、よく使われるメルカトル図法の地図でもっとも著しい。赤道あたりの陸地のサイズは正しいが、北極や南極では非現実的に巨大だ。

今度からデスクトップのGoogle Mapsでは、大陸などの地塊が正しいサイズで表示される。このアップデートはすばらしいが、でも地球が平面だと、子どものころはどこかに大きな氷の壁があってすべての生物が滑り落ちるのを防いでるはずだ、と確信していた。そして、広大で空虚な宇宙空間の中でぼくたちを支えている、あの大きな亀はどこへ行ったのだろう?

[3D球体モードではグリーンランドがアフリカのような大きさにならない]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google Earthに距離と面積の計算機能が加わった、面積計算はMapsにほしいな

数年前までは、Googleの衛星3D画像を見る唯一の方法がGoogle Earthだった。今ではGoogle Mapsで実用上十分に、その地図と対応する機能を利用できるが、しかしそれでもGoogleはEarthの開発を密かに続けていて、今日(米国時間6/25)同社は、面積の計算機能を加えた、と発表した。その機能を使えるのは、Webでは今日から、Androidは今週後半、そしてiOSは“もうすぐ”だ。

それほどすごい機能でもないし、距離はGoogle Mapsの地図に表示されるルーラーでも分かる。でも面積計算は、学生などにとってとくに便利だろう。

また、今回の発表は、Googleは複数の製品にまたがって機能の重複が多いことを、改めて思い出させる。それは、チャットだけではない。今回は、Google Earthに関するとても久しぶりの発表だし、ツアーのようにまだMaps上では利用できないEarthの機能が多少あることも事実だが、でも最近ではEarthのWebやモバイルバージョンが必要なことは、めったにない。今回の面積計算機能も、EarthだけではなくMapsにも加えた方が、実用的だったのでは?

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Google I/O:マップ・アプリにニュースフィード――個人別に情報や提案を配信するようになる

マウンテンビューの野外コンサートホール、Shoreline Amphitheatreで開催中のデベロッパー・カンファレンス、Google I/Oで、Googleマップの新バージョンが発表された。アップデートはこの夏に実施される予定だ。もちろんナビ機能は維持されるが、次世代マップではこれに加えて多数の便利な探索機能が追加される。

Googleマップのシニア・プロダクトマネージャー、Sophia Linは私の取材に答えて次のように語った。

1年ほど前に Googleマップに何を望むかユーザーにアンケートしたことがある。どうしたらもっと役に立てるだろうか、どんな新機能があったら便利だと思うかと尋ねた。
その中で圧倒的に多い答えが、『自分がいる場所についての情報をもっと詳しく知りたい』というものだった。それによって次にどちらに向かったらいいかを決められるという。そこで私たちはどうしたらその方向でユーザーの手助けができるか研究を始めた。

Googleマップの最大の機能はもちろん「行きたいところへ行くことを助ける」点だ。最近、Googleはマップにありとあらゆる機能を追加しているが、多くのユーザーに利用されているとは言えない。私はLinからマップの探索機能を利用しているユーザーのパーセンテージを聞き出すことはできなかったが、今回の新機能は機械学習の適用によりマップを大幅にスマート化しようとするもののようだ。

もちろん GoogleのことなのでAIを利用したユーザー別の個人化もいっそう進歩する。

新しいマップではFor youという専用タブが新設される。簡単に言えば、ユーザーに対し各種の推薦や情報の提供を行うニュースフィード的な仕組みだ。ただし「フォロー」する相手は人間ではなく、ある地域(お気に入りの町、観光地、訪問を予定して場所等々)だ。フォローしている地域で何かが起きて、Googleがそのニュースがユーザーの関心に合致すると判断すると配信されるのはソーシャルネットワークの場合と同様だ。たとえばその地域であるレストランの人気が高まっているとか、有名コーヒーショップのチェーン店がオープンしたなどという情報を教えてくれる。

Linによれば、これまで地域で何か新しいことを発見するのは運任せの面が大きかった。「たまたま道を歩いていて何かを見つけるということはある。しかしたいていの場合はそういう幸運には恵まれない。店が開いてから半年もたって気がつくということも多い。私たちは個人が発信す情報をる匿名化して処理し、ユーザーが関心を持ちそうな地域で何が起きているのかどんなトレンドなのかなのかをリアルタイムで把握できる」という。

アルゴリズムによって収集された情報は「フーディー・リスト」や「今週のトレンド」いったスタイルに整理され、ユーザーにどこに行ったらいいかを教えてくれる。Linによれば、フーディー・リストは匿名化された情報に基づくコホート分析により人々の短期的集散の状況を観察して得られるという。.ある店に新しく人が集まり始めたとすれば、、こうした動きは将来のトレンドの予兆となっていることが多い。一方、トレンド・リストはもっと長期の訪問者の増減を観察する。たとえば夏になるとアイスクリーム・パーラーを訪問する人口が増える、などだ。

Googleマップのニュースフィードではローカルニュースも分析の対象とする。

LinはFor youが目指しているのは大量の情報を集めることではなく「適切な情報をそれに興味を持つ人に適切なタイミングで配信する」ことだと強調した。

For youフィードにはAIテクノロジーをベースにした各種の高度な探索機能が実装される。たとえばマップはミシュランの星つきレストランのリストを作れる。またユーザーのいる場所、時間帯に応じて、たとえば「ファッショナブルなブランチ・スポット」を提案したりする。

新しいマップに予定されているもう一つの大きなアップデートはYour Matchだ。もしレストランその他を訪問する際に星つき口コミを調べたことがあればどの程度の情報が含まれるのか分かると思う。これに対して、新しいYour Matchは個人別の情報を加味してカスタマイズされた評価を示す。これにはユーザーの現在位置からの距離やユーザー自身の好みなどが反映される。

Googleマップにおけるユーザーの好みはマップの利用履歴の他に Googleマップの設定からマニュアルで入力もできるようになるはずだ。ただしユーザーと好みが似た人々によるある場所の評価は個別ユーザーにおけるカスタマイズには反映されないというのは興味ある点だ。

3番目の大きなアップデートではグループ・プランニングだ。デモを見た印象では、チームのツールとしてなかなかうまく作動していた。これはあるグループに対して簡単に提案や推薦ができる機能だ。グループというものの恋人とのディナーという場合でもよい。リストにある場所を長押しするとGoogleマップにチャットアプリのようなバブル形式のチャットヘッドが現れる。チャットヘッドはユーザーが他の場所を見てまわる間も表示が続く。候補先リストの作成を終えるとユーザーはリストを友達のグループなり恋人なりと共有できる。他のメンバーは自分の好みの場所を選んで投票すればよい。

Googleは新しいマップを夏の終わり頃に一般向けにリリースする予定だ。iOS版、Android版双方が準備されているが、どちらが先になるかはまだ決まっていない。当面新機能はすべてウェブ版ではなくモバイル・アプリ向けとなる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Googleマップが「バーガーキングを右折」と言うようになった

運転中カーナビが「[聞いたことのない通りの名前をここに挿入]を右折」という代りに、「バーガーキングを右折」というところを想像してみてほしい。Google Mapsがこれをやろうとしている。

私がこれに気づいたのは、ワシントンDCでLyftに乗っていたときだったが、後にTechCrunchの姉妹誌であるEngadgetが記事にするまで思い出せずにいた。それはともかく、Google Mapsはランドマークや観光スポットに注目することでナビゲーションをわかりやすくしようとしている。

TechCrunch/MRD

ほかにも気づいた人がいた。

ランドマークを目印に使う方法は、Googleがナビゲーションや案内を便利にしようとする試みの一つだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleマップ、 乗り換え案内に車椅子対応オプションを追加

Google マップは目的地までの道順のデータはかなり充実しているが、身体障害のある人たちにとっては事態は簡単ではない。駅によっては、車椅子にやさしくなかったり、エレベーターが壊れていたりする。最新のアップデートで追加されたオプションでは、車椅子の利用に配慮した経路を選ぶことだできる —— ただし、まだ始まったばかりの段階だ。

ロンドン、ニューヨーク、東京、メキシコシティ、ボストン、およびシドニーのユーザーは、経路のオプションで車椅子が利用可能かどうかを指定できる。乗り換え回数や最短距離を指定するのと同様で、さらに機能が追加される予定だ。

これは、障害者やベビーカーを使っているひと、あるいは重い荷物を持ち歩くひとたちが、便利になることは間違いない。

しかし地図というものは、Googleマップのように著しく詳細なものであっても、身体障害のある人たちにとって不可欠な情報が著しく欠けている。歩道の状態やグレード、ガードレールの切れ目、横断歩道とボタン、建物の車椅子用出入り口、などもっと多くの事柄を考慮した徒歩経路などを、世界一使われている地図プラットフォームなら取り入れてほしい。

作るのが可能であることはわかっている。何人もの学生が夏休みプロジェクトで作っているからだ。たとえばAccessMapは、手作りのデータと公開データを組み合わせることで、歩道が安全か、移動には危険がともなうかどうかをラベル付けする。現在はワシントン州シアトル限定だが(学生に全国対応は望めない)コンセプトは有望だ。

Googleには、膨大なリソースを少しでも投入して、マップのアクセシビリティー対応を改善してくれることを願っている。喜ぶひとはいくらでもいる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google、マップを使ってあらゆるゲームを地球規模の大作に変える

ビデオゲームがリアル世界にぐっと近づこうとしている。GTA V(グランド・セフト・オート5)でドライビングのスリルを味わったり、ロサンゼルスのランドマークを覗き見している人なら、ゲームのプレイ中にはるかに多くのことを感じられるようになるだろう。

Googleは、マップAPIをビデオゲームデザイナーに使いやすくした。リアル世界の位置データや形状データが利用できるようになり、1億種類の3D建造物、ランドマークなどが開発者のデザインレパートリーに加わる。ゲーム会社はこのマップを使って作品のデジタル環境の基盤を作る。あらゆるモデルをUnityゲームエンジンのGameObjectに変換して細かい修正をしたり新たなテクスチャーを貼り付けられるようにする。

開発者はニューヨーク市を中世の都市に変えたり、テクスチャーを塗りかえたり、すべてを広大なエイリアン世界に変えたりする。マップAPIにゲーム要素が加わることで、広大な帝国を作り上げる開発者の仕事が大いに軽減される。

「Googleマップの世界基盤の上にゲームを作ることで、レスポンス時間は短く、迅速なスケーリングが可能になり、ゲームがちゃんと動くという安心感が得られる」とGoogleのブログ記事に書かれている。

この改訂は、拡張現実(AR)ゲームの開発者にとっても大きな意味を持つ。通常はゲーム世界でユーザーを案内するのに地域マップを使うのが普通だ。ARCoreを使っている開発者は、このアップデートによって自分の作る世界を地域マップ上に展開して、ユーザーがどこにいる場合でもカスタマイズ可能な体験をもたらすことができる

Googleはすでにゲームスタジオ数社と協力して、マップを新タイトルに組み込む作業を進めている(Walking Dead: Your WorldJurassic World Aliveなど)。来週サンフランシスコで行われるGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)では、システムのしくみについてさらに情報提供するものと思われる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

雪の大館市で三頭の秋田犬がGoogleストリートビューを撮影

このたびGoogleがストリートビューのチームに新たに加えたのは、三匹の、とっても毛むくじゃらの、とってもいい子たち、AkoとAsukaとPuukoだ。日本の大館市の雪におおわれた街路を撮るために同社は、三頭の秋田犬の背中に360度カメラをくくりつけた。彼らはこの国の、寒くて山の多い地方の出身だ。

同社はこの可愛らしい地図作成のイノベーションを、Dog Viewと呼ぶかPup Viewと呼ぶか決めかねた〔pup == 子犬〕。その会議の様子を、ぜひビデオに撮りたかったね。ぼくなら、Akita Viewを提案しただろう。

AkoとAsukaとPuukoは、革製のハーネスに一般市販のカメラを取り付けてが市内を歩きまわり、その景観や、たくさんある犬の大好きな場所、秋田犬博物館やハチ公の銅像を撮った。Googleによると、ハチ公とは、“レジェンドとなった犬で、オーナーが亡くなってから何年も、毎日忠順に東京の渋谷駅に通(かよ)った”。

通常のストリートビューの画像には、撮影者は映らないが、犬の場合は必然的にダーティー・ショット(撮影者が部分的に入り込む画像)になり、ぬいぐるみのようなふわふわの耳がフレームに入り込む。三頭の、人類の最良の友たちの、とても良い仕事だとわかるから、楽しいね。

犬たちの目線によるストリートビューは、ここで見られる。

〔関連記事: Google日本語ブログGigazine

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleマップが、電車やバスを降りる時を知らせてくれるようになる

Googleは近々、Googleマップに小さいながらも役に立つ新機能を追加しそうだ。移動中にリアルタイムの対話型通知を行う。

これは、移動中にリアルタイムで最新情報を通知しようというもので、
情報はGoogleマップに表示されるほか、おそらくこちらの方が重要だろうが、Androidのロック画面でも見られる。

まず、いつもどおりGoogleマップで行き先を検索する。ここまでは変わらない。新しいのは、経路の詳細が書かれた画面下端の「スタート」ボタンをタップしたあと、歩いたりバスや電車で移動している間、リアルタイムで情報が更新されることだ。

われわれが理解したところによると、Googleマップはバスや電車が目的地に近づくと、そろそろ降りるようにと利用者を促すらしい。これは、初めて行く場所では(あるいは眠いときに)間違いなく便利だ。

ロック画面の通知も新しい。対話型になっているので、スクロールして経路をたどることができるのも気が利いている。

現在Googleはテスト用コミュニティー以外でもテストを始めているので、公開は近いと思われる。

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Googleマップがデザイン変更。カラースキームを採用

Googleマップがアップグレードする。

同社の公式ブログによると、ドライブ情報、経路案内、公共交通、マップ探索を改訂し、Googleが最も重要と考える情報をハイライトするようにした。つまり、車を運転しているときにはガソリンスタンドを、交通機関を利用している時には駅やバス停を目立つように表示する。

さらに、マップのカラースキームを変更し新しいアイコンも追加したことで、教会、カフェ、美術館、病院などがアイコンの形状だけでなく色で識別できるようになった、とGoogleは言っている。

たとえば、初めての場所でレストランやカフェを探すときは、Googleマップを開いて近くのオレンジ色のアイコンを見ればよい(Googleは飲食のスポットにオレンジ色を使用している)。

以下のスライドショウで、Googleのカラースキームと新しいアイコンデザインを見ることができる。

  1. screen-shot-2017-11-15-at-3-14-18-pm.png

  2. screen-shot-2017-11-15-at-3-14-29-pm.png

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  5. screen-shot-2017-11-15-at-3-14-52-pm.png

マップ機能の変更は、Googleマップの情報を取り入れているアシスタント、検索、Google Earth、Android Autoなどのアプリにも反映される。GoogleマップAPIを使っている他社のアプリやウェブサイトも同様だ。

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Google、検索とマップでレストランの待ち時間を表示。食料品店にも対応へ

本日(米国時間11/7)Googleは、Google検索の新機能として地元レストランの待ち時間を表示すると発表した。Googleマップも後日対応する。これは現在店舗などの混雑時間帯を表示している機能を拡張するもので、食事をする客が店を選ぶ際に重宝するだろう。

ここ数年にわたりGoogleは、この種の予測データを提供するためにGoogleマップユーザーからデータを集めてきた。たとえば2015年夏から、地元店舗の一番混み合う曜日と時間帯をグラフ表示している。

昨年この機能を改善し、同じ情報をリアルタイムで提供するようになった。

Googleのレストラン待ち時間は、Googleロケーション履歴にオプトインしているユーザーの匿名データに基づいている。混雑時間帯や待ち時間、滞在時間の算出に使用しているのと同じデータだ。

レストランの検索結果では、混雑時間帯チャートのある時間帯をクリックするとボックスがポップアップするようになった。ボックスには「混雑している」「通常混雑している」「通常混雑していない」などの履歴データとともに待ち時間が表示される。

混雑時間帯チャートの下には、ピーク時の待ち時間と滞在時間も表示される(例:通常の滞在時間は45分~2時間)。

新しい待ち時間機能は世界の100万近いレストランに対応する予定で、当初はGoogle検索から。

この機能追加によって、Googleは既存のNoWaitなどのレストラン待ち時間アプリに少なくとも部分的には対抗することになる。ただしNoWaitは、Googleと異なり予約をとらないレストランでもウェイティングリストに名前を載せることができる。

Googleによると同機能は本日公開され、モバイルとデスクトップの両方で待ち時間を見ることができる。後日GoogleマップとAndroidにも対応予定で、その時には食料品店も対象になると言っている。

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Google Mapsで訪問できる太陽系の惑星に冥王星と火星が加わった、土星の衛星も

Googleが今日(米国時間10/16)Google Mapsの、太陽系の主な惑星とその衛星を仮想訪問できる機能をアップデートした。今回のアップデートで冥王星と金星、そしていくつかの衛星が加わり、またそれらをMaps上で見つけやすくなった。これでGoogle Mapsには今や、16の天体の画像がある。

Googleは前から、火星と、地球の衛星(月)の詳細画像を提供していたが、それらをMapsから見ることは久しくできなかった。しかし今では土星の衛星エンケラドスディオーネ、3つめに大きな衛星ヤペトゥスなども、Google Mapsから行けるようになった。

これら、さまざまな衛星や惑星のマップは、天文アーチストBjörn JónssonとGoogleが共同で制作した。

この新しい画像にアクセスするためには、ふつうの地上のGoogle Mapsからズームアウトしてもよいし、ここからいきなり行ってもよい。

これらの惑星の探検をすべて終了したら、最近Google Mapsのストリートビューに加わった国際宇宙ステーションに立ち寄ってみるのもよいだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google Mapsでビデオを投稿できる、個人だけでなく地元のお店にとっても大チャンス

Google MapsのGoogle Street Viewや衛星画像がリアルタイムになるのは遠い先の話だろうけど、でもGoogleはまさに今、初めて、Mapsの素材としてビデオを持ち込んだ。GoogleのLocal Guidesに参加しているユーザーはGoogle Mapsのアプリから10秒のビデオを撮れる。あるいは自分のカメラロールから、30秒のクリップをアップロードできる。

GoogleがこれをLocal Gudesの機能としてひそかにローンチしたのは二週間前だけど、今ではメールで通知しているし、近い将来Mapsの一般的な機能になるだろう。

これまでGoogle Mapsにアップロードできるのは静止画像だけだったが、レストランやお店や観光名所などの雰囲気はビデオの方がよくわかる。また、ユーザーが書くレビューに、ビデオをつけてもよい(ただし、言葉と同じくビデオにもレビューのポリシーは適用される)。お店などが、ビデオを利用してメニューや商品などを紹介してもよい。

Google Mapsでビデオを撮影またはアップロードするには、Mapsの検索機能でその場所へ行く。今のところAndroidのGoogle Mapsアプリだけだが、下へスクロールして“add a photo”をタップ、“Camera”アイコンをタップしてシャッターを押し撮影する。すでにある短いビデオをアップロードしてもよい。

この機能が使えるのは目下、AndroidのLocal Guidesからのみだが、Googleは今、地元のお店などでもテストしている。ビデオは近い将来、すべてのプラットホームのGoogle Maps上で使えるようになるだろう。

最初はマイナーなアップデートだと思ったけど、でもお店のオーナーなどにとっては重要な変化だ。自分でスナップを撮るのは簡単だが、やがて彼らは、プロに撮ってもらった自分のお店のビデオをアップロードするようになるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google Mapsで駐車場を見つけやすくなった(アメリカとヨーロッパのみ)

Googleが今日(米国時間8/29)発表したGoogle Mapsのアップデートにより、都市内で駐車場を見つけるのが容易になった。

最初はアメリカのユーザーのみだったが、Google Mapsのデスティネーションカード(行き先カード)(左図)で、目的地の場所ないし地域が駐車困難か容易かを、“駐車難度(parking difficulty)”アイコンで教えてくれる。この機能が今や25の都市に拡大され、アムステルダムやロンドン、マドリッド、モスクワ、パリ、ローマ、サンパウロ、トロント、バンクーバーなどでも利用できる。

アメリカのユーザーにはさらに、行き先近くの駐車用ガレージ(駐車場ビル)を見つけやすくなり、それはトリップ地図に自動的に加わる。しかも、最終目的地までの歩行時間も分かるけど、ガレージの利用料金や、いまいくつ空いているかなどは分からない。ヨーロッパで発達している駐車アプリなら、それらもすべて分かるけど。でもGoogle Mapsにもその機能がいずれ加わるだろうし、予約もできるようになるだろう。

Google Mapsのこの機能を利用できるアメリカの都市は、アトランタ、ボストン、シャーロット、シカゴ、クリーブランド、ダラス/フォートワース、DC、デンバー、デトロイト、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク、オルランド、フィラデルフィア、フェニックス、ピッツバーグ、ポートランド、サンディエゴ、サクラメント、サンフランシスコ、シアトル、セントルイス、タンパ、の計25都市だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoogleマップにQ&A機能追加――ビジネスオーナーにFAQとして活用を勧める

GoogleはAndroid版Googleマップとモバイル検索にQ&Aという新しい機能を追加した。これは想像されるとおり、ユーザーが質問と回答を投稿できる機能だ。ユーザーは地図上のある場所に対して質問することができ、またその場所について情報を持っていれば回答を投稿できる。たいへんシンプルだ。

Googleマップにある場所のエントリーが設定されている場合、エントリーを開いて下にスクロールすると住所、電話番号などの情報と「混雑する時間帯」との間にとQ&Aセクションが追加されているはずだ。まだ今日(米国時間8/16)スタートしたばかりの機能なので多くの場所では質問は投稿されていない(最初の質問者に賞が出るということもなさそうだ)。しかし今後、この欄は情報が増えていくだろう。

エントリーがビジネス関連であった場合、GoogleではビジネスのオーナーにQ&AセクションをFAQとして活用するよう勧めている。実際、Q&Aセクションに質問が投稿されるとビジネス・オーナーに通知が送られるので、すぐに回答することができる。

今回のアップデートでGoogleはマップにさらにユーザー生成コンテンツを追加することができるようになった。Googleはこれまでもユーザーにマップに掲載されたビジネスに対するレビュー、情報の訂正などを提供するよう呼びかけていた。Q&Aはこれまでのスタティックな情報の表示と比較して対話性が強められている。これに対してユーザー、ビジネス・オーナーがどう反応するか、また荒らしなどをGoogleがどのように処理するのか注目される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Googleマップ、ユーザーが車椅子アクセシビリティ情報を書き込めるようになる

2016年12月、Googleはついにアクセシビリティ情報をGoogle Mapsに追加した。300万人以上いると言われるアメリカの車いす使用者が長い間待ち続けた嬉しい機能追加だった。しかし、追加当初もそうだったが今でも提供している情報は十分なものではない。Google Mapsが収集したアクセシビリティ情報は現在までに700万個所にも上るが、それでもまだ足りない。Wheelmapのデータベースでさえ、国内を網羅できているわけではないのだ。

データセット拡充のスピードアップを目指してGoogleは、クラウドソースでのデータ収集を行う。AndroidユーザーはGoogle Mapsを開き、メニューから「自分の投稿」の中の「Accessibility(アクセシビリティ)」タブを選択することで、入り口、エレベーター、トイレなどが、車いすで使用できるかどうかユーザー自ら書き込めるようになる。

情報はGoogle Maps上で共有され、モバイルやデスクトップからその地点の詳細情報の「Accessibility」セクションから内容を確認することが出来る。なお、アクセシビリティの情報はどのプラットフォームからでも閲覧可能だが、情報を追加することに関しては、デスクトップとiOSからは現時点では出来ず、いつ対応するかも未定だ。

アクセシビリティ情報は車いす使用者にとって今も変わらず非常に大切なものには変わりない。障害を持つアメリカ人法(Americans with Disabilities Act)は、新しく建てる建物については車いすでのアクセスを可能とすることを義務付けているが、1993年よりも前に建てられたものについては規定していない。車いすを利用しない人々はアクセシビリティを当然のことと思っているが、古くからある場所を訪れようとする場合、車いす使用者にとっては運任せになっている。

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Google Mapsのローカルガイドがアップデートされレベルが10まで(10万ポイント)にアップ

Google MapsのLocal Guidesは、ユーザーがGoogle Mapsのデータをアップデートしたり、地元のお店などの写真をアップロードできる、ゲーム的なプログラムだ。それが今日(米国時間6/13)ちょっとオーバーホールされ、とくに重要なこととしては、お礼のポイントとレベルの方式が変わった。

まずレベルだが、これまでLocal Guidesのユーザーのレベルは5までで、ポイントを500稼いでそのレベルに達したら、その後あまりやる気が出なくなる。今回のアップデートでは最高が10になり、ポイントをため込む意義が増した。なお、10万ポイントになるとレベル10に達する。レベル7なら5000ポイントだ。こんなにたくさんの、Kmartの写真を、ポストしなければならないけどね。

ポイントの方式も変わる。新しい場所を地図に加えたり、そこのレビューを書くなど、Google Mapsのユーザーに大きなインパクトを与えそうな情報が、これからは多くのポイントをもらえる。Googleの今日の発表では、レベル4に達したガイドさんはGoogle Play Musicに3か月無料でアクセスでき、Google Play Movieのストアではレンタル料が75%割引になる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AndroidのGoogle Mapsではナビゲーションリストの各場所(曲がり角など)でストリートビューの画像を見られるようになった

Google Mapsがこのたび秘かに実装した新しい機能で、行きたい場所までの道筋をたどるのが一層容易になった。それは、方向画面にストリートビューの画像を表示することだ。これまでもGoogle Mapsのアプリは、次の曲がり角やそこまでの距離を教えてくれたが、新しい機能によって、タップしてその場所のストリートビューの画像を見られるようになった。

最初に気づいたのはAndroid Policeだったが、この機能は数日前から広範囲に展開された、と言っている。Googleに問い合わせたら、5月の初めからすでに広く提供されていて、そして今回は全世界のユーザーにも提供された、と言った。

iOSバージョンのGoogle Mapsアプリはまだのようだが、Googleはその日程を確認しなかった。

ストリートビューの画像を見るためにユーザーは何もしなくてよい。いつものように、現在位置と目的地を入れて、その経路を見るだけだ。するとこれまでは曲がり角のリストだけだったところに、写真のサムネイルが並んでいる。そのサムネイルをタップすると、その場所の360度のストリートビューが現れる。その画像は、あなたが進もうとしている方向に合っている。

その画像は通常のストリートビューの画像と同じく、指をドラッグしてパンできる。そのとき道程の経路がブルーのラインで示される(下図)。画像上で、さらに前へ進んだり、メインの方向画面に戻ったりできる。

Street ViewとMapsの統合は、前にもGoogleが試したことがあった。Android Policeの指摘によると、Googleが同様の機能をWebに導入したのは2008年という大昔だ。こんなオプションは最初のDroidにもあった、と言うユーザーもいる。モバイルはAndroidだけ、という現状の理由は、よく分からない。

一部のユーザーはストリートビューのこの変化にもっと早く気づいたかもしれない。この機能は、リモートで行われている展開のようだから。

Google Mapsは、Google Play Storeで無料でダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iOS版Googleマップにもタイムラインがやってきた

Googleはソーシャルネットワークを作ることに関して輝かしい歴史を持たないが、Googleマップのタイムラインは多くのソーシャルサービスの主要部分に驚くほどよく似ている。そして、A地点からB地点へ移動することにほぼ集中しているアプリにとって非常に興味深い付加機能だ。今日からiOSユーザーは、Androidユーザーが2015年から享受してきたこのタイムライン機能を体験できることになった。

タイムラインとは何か?要するにブラウザーの閲覧履歴のようなものだが、実生活の移動に基づいている。Googleはこれを、最後の休暇に行ったあのレストランが素晴らしかったことを思い出したり、ドライクリーニングに出したのが何日だったかを正確に思い出す便利な方法だと考えている。タイムラインはAndroidユーザーとデスクトップにはかなり以前から提供されているが、iOSユーザーは今日初めて触れる機会を得た。そしてGoogleは忠実なiPhoneユーザーを歓迎すべく少しだけ機能を追加した。

新たに加わったのは、タイムラインに何を表示して何を表示させないかを簡単に設定する機能と、自動的にタグ付けされた場所や行動が正しくない時に正確な情報を入力する機能だ。タイムラインの表示も簡単になり、過去に行ったことのある場所をタップするとポップアップする場所カードから表示できる。そこには、最後に訪れた日時が表示される(見ることができるのは本人がログインしている時だけ)。過去30日間の移動履歴のサマリーがメールで送られてくる機能もある。

もちろん自分の行動がどこまでGoogleマップに捕捉されているのか心配になるユーザーがいることは間違いない。位置情報の履歴をGoogleに預けるのが不安な人はいつでも停止できる。機能やサービスと引き換えにプライバシーを提供する永遠の取引はデジタルエイジの夜明け以来続いている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleマップメーカーが閉鎖

昨年11月Googleはマップメーカーのサービスを終了すると発表した。誰でもGoogleマップの編集に参加できるオンラインツールだ。2008年から長い間提供されてきたサービスで、地図上の場所の詳細や道路、店舗情報などをユーザーが訂正したり不足部分を追加したりできた。公式の地図や詳細な地域地図が入手できないことの多い新興地域では特に有効だった。

同サービスのヘルプサイトの投稿には、マップメーカーが2017年3月31日金曜日に正式に終了したと書かれている。

これまでにユーザーコミュニティは無数の箇所を編集、修正してマップを改善してくれた、とGoogleは発表文に書いている。

もちろんマップメーカーがいつも順調だったわけではない。コンテンツをクラウドソースに依存していることで時としてトラブルに見舞われた。AndroidキャラクターがAppleロゴに放尿している画像をGoogleマップに貼り付けるといういたずらに、マップメーカーが使われたことがよく知られている。その事件以来いくつかスパム攻撃を受け、Googleが一時的にサービスを停止してセキュリティを強化したこともあった。

しかし、やがて同サービスはGoogleのローカルガイドとの重複が増えてきた。ローカルガイドは、Googleマップのアップデートに寄与したパワーユーザーに報奨を与えるプログラムで、商業施設の情報更新を主目的としている。

マップメーカーの編集機能の一部、例えば場所の追加・編集、場所に関する追加情報の共有、編集の管理、編集状況の確認、最近では道路区間の編集などはローカルガイドに吸収されてきている。

Googleが道路区間の編集機能を発表したとき、近々ほかにも、未掲載道路の報告、全体経路の問題の報告、道路閉鎖やイベントなどのリアルタイム情報の報告などの機能を追加すると言った。

ローカルガイドでは今後もユーザーの貢献に対してGoogleマップの新機能の早期利用などの報奨を与えて、マップメーカーコミュニティの役割を引き継いでいく。Googleは、編集の交通整理機能も改善中だと言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook