Googleの自動運転車が地元マウンテンビューで衝突事故、人が運転していた?

1024px-googles_lexus_rx_450h_self-driving_car

警察によると、金曜日(米国時間9/23)の午後、Googleの自動運転車Lexus RX 450hがバンと衝突した。幸運にも、負傷者は出なかった。

TechCrunchは現在、Googleに情報を求めている。

地元テレビ局のKRONKPIXの報道では、Googleの自動運転車は“コントロールされていた”、つまり衝突時には自動運転モードだった。

しかしながら、一部の伝聞情報によれば、その自動運転車はGoogleの社員が手動で運転しており、バンの運転者が、おそらく自方向の赤信号を無視して、交差点を横切るように入ってきたとき、ブレーキをかけた。

この衝突事故は、本誌TechCrunchも報じたように、合衆国運輸省が今週、自動運転車に関する重要なポリシーを発表した直後に発生した。

とりわけ運輸省は、自動運転車のメーカーや関連技術の企業に対して、安全性の最優先と、常識の範囲内でデータを業界内部および政府と共有することを求めている

一般的に運輸省の職員たちは、自動運転車に関してアメリカが、人間の保護を重視すると同時に、技術的には後追いになるよりもむしろリーダーになることを求めている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleの自己運転車プロジェクトが独立企業へ一歩近づく…ベテラン法務部長を招聘

PARIS, FRANCE - JUNE 30:  A Google self-driving car project is displayed during the Viva Technology show on June 30, 2016 in Paris, France. Viva Technology Startup Connect, the new international event brings together 5,000 startups with top investors, companies to grow businesses and all players in the digital transformation who shape the future of the internet.  (Photo by Chesnot/Getty Images)

[筆者: Mark Lelinwalla]
Googleの自己運転車プロジェクトが、同社の独立した事業になりつつある。Recodeの記事によると、その自律運転企業はGoogleではなくAlphabetの直傘下となり、The Climate Corporationの最高法務責任者(chief legal officer, CLO) Kevin Vosenを同社の初の法務部長として迎えた。予定では彼は今月晩終わりごろに着任する。

現在Googleの自己運転部門は同社の実験的なラボ、Xの下にあり、しかしVosenが来たことによって企業としての独立に一歩近づいたようだ。しかも、そのタイミングが興味深い。今は自動運転車ではライバルのTeslaが、5月7日の、Model Sの自動操縦モードにおける死亡事故に関して、国の調査を受けている最中なのだ。

Googleにかぎらず、自律運転技術を開発している企業は必ず、国や州の法律の問題をクリアしなければならないから、法務の経験豊富なVosenを招いたのもそのためだろう。VosenはThe Climate Corporationでコンプライアンスと対政府関係(Government Relations)を担当した。ClimateのCEOで協同ファウンダーのDavid Friedbergは前にGoogleで、企業開発と製品管理を担当した。Googleとのご縁が深い。しかもFriedbergが会長を務めているMetromileは、走行距離に応じて保険料を払う自動車保険の会社だから、それは表面的なご縁ではなさそうだ。

Googleの自律部門が弁護士を雇ったというこのニュースの前には、Google XによるTim Papandreouのスカウトがあった。Papandreouはサンフランシスコ市交通局のイノベーション部門にいた人物だから、Googleの自己運転開発チームを、より一層、堅牢にしてくれるだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

レット・イット・ビープ:Googleの自動走行車がクラクションを鳴らすようになった

google-car-horn

The Bulwer-Lytton Fiction Contestは、著者たちが最悪の小説冒頭を競う、毎年恒例の行事だ。Googleは、いくつかの理由により、今年これにエントリーすべきだ ― 最新の自動走行車プロジェクト報告 (PDF)の中で、同社はこう書いている:「当社の警笛アルゴリズムが改善されたため、われわれはクラクションを世界に発信し始めた」。

文のばかばかしさは置くとして、このニュースは実に興味深い。Googleは、これまでしばらくの間、自らの存在を他のドライバーに知らせる手段として、クラクシヨンを使用するテストをしてきたようだ ― ただし鳴らすのは室内でのみ。そうすることによって、人間の評価者は「警笛アルゴリズム」が的確かどうかを判断することができる。

能力が何らかの社内基準に達したことで、自動走行車はクラクションを2種類の方法で使用できるようになった。危険が差し迫った時、例えば反対車線の車が向かってきた時等には、昔ながらのけたたましいクラクションが鳴る。しかし、駐車場で誰かがバックして近づいてきたような時には、「短く静かな警笛をピッピッと鳴らす」と報告書に書かれている。

ブーブーや「ピッピッ」以外にも、Googleカーは歩行者、特に視覚の不自由な人々に車の接近を知らせるための、ハム音を発生できる。これは多くの電気自動車に課せられた問題であり、エンジン音の模倣からUFOライクなさえずりまで、様々な案がテストされてきた。Googleの説明にあるハム音は前者に近いと思われ、「個性」を出すために何らかの工夫がこらされているようだが詳細は明らかにされていない。町でGoogleカーに遭遇した幸運な読者は、最初のレポートを書けるかもしれない。

Google報告書の事故一覧部分はごくわずかだ。マニュアルモードで中央分離帯にぶつかった1件だけで、速度は9 MPH(14.5 km/時)だった。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook