これがGoogleの新しいTrekkerカメラだ――ストリートビュー撮影バックパックを大幅に小型化

ストリートビューが道路を出てショッピングモールやや地下街などありとあらゆる公共の場所をカバーするようになったのはGoogleのTrekkerプログラムのおかげだ。数年前に始まったこのプロジェクトは360度カメラをバックパックに収めてポータブルにしたことで可能になった。今日(米国時間12/18)、GoogleはTrekkerバックパックをアップグレードしたことを発表した。 在来モデルにくらべて小型、軽量化され取り回しが大きく改善されている(旧モデルは重量が20キログラムもあった)。

GoogleによればTrekkerは全体のデザインだけでなくカメラ自身も改良されており新しい撮像素子とレンズのおかげで旧モデルより鮮明な画像が撮影できるという。

「旧バージョンのTrekker同様、新しいカメラパックは自動車に載せるだけはなく、ボートやジップラインにも搭載できる。これによりアクセスが困難な場所を撮影することができる。特に途上国で建設中の複雑な構造物を撮影するのに役立つ」とGoogleでは説明している。

読者は自宅の庭を撮影するためにTrekkerを借りることはできないが、Googleは引き続き貸出しプログラムを運営しており、自治体や教育機関、NPO、観光協会などの組織が公益性のある画像を撮影することを助けている。.

Trekkerのさらなる小型化により、Googleマップのストリートビューにはこれまで近づけなかったような場所の映像が多数アップされることになるだろう。現在でもヨルダンの世界遺産、ペトラ遺跡や日本の露天風呂の様子などを見ることができる。

〔日本版〕国内ではこちらからストリートビューカメラ貸出しの申し込みができる。

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滑川海彦@Facebook Google+

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GoogleのStreet View Trekkerがガラパゴス島を再訪、大ウミガメ保護努力の成果を撮影

Google Street Viewのカメラがこのほどガラパゴス島を再訪して、同地の大ウミガメの生態を追った。

同島のStreet Viewが初めて撮られたのは 2013年だったが、そのときはCharles Darwin Foundation(ダーウィン財団)とGalápagos National Park(ガラパゴス国立公園省)とパートナーして、画像を撮影した。昨年同社は同様の企画をスポンサーして、主に大ウミガメの撮影に協力した。それは同島の、いちばん目立つシンボルの一つだ。

このたびGoogle Mapsがそのときの画像でアップデートされたので、ユーザは島を仮想散策しながら、動物たちの自然の生態を見ることができる。

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同社によると、撮影協力の目的は、同島で継続的に行われている自然保護努力の支援と、科学研究のためだ。すこし前には、あるウミガメの種が絶滅の危機に瀕し、しかしその後の努力のおかげで、今ではその種の個体数は上向きになっている。島には保護活動のための飼養施設があり、また天敵の駆除も行われている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa