グーグル、PlayストアからGoogle TVに「映画とテレビ」タブを移動

Google(グーグル)は、Playストアから「映画とテレビ」セクションを削除し、Google TVアプリに移動するとブログで発表した。この変更は、5月から実施される。Googleによると、Google Playアプリではサポートされなくなるため、Google TVアプリが、ユーザーがAndroidモバイルデバイスやタブレットで映画やテレビ番組を購入、レンタル、視聴する場所となるとのことだ。

なお、同社は、購入したコンテンツは引き続きGoogle TVアプリで利用できるほか、Google TVアプリでの購入は引き続きファミリー共有やGoogle Playポイントの対象となるとしている。また、Google TVアプリでの購入には、これまで通りPlayクレジットやPlayギフトカードが利用できる。ウィッシュリストも引き続きGoogle TVアプリでアクセス可能。Googleはまた、Google Playで購入した商品の表示や払い戻し請求が引き続き可能であることにも言及している。

「Google Playはアプリ、ゲーム、書籍のための店であり続けます」と、 同社はブログ投稿で述べている。「Google TVでは最新の新作、レンタル、お得な情報、あなたのためのおすすめといったGoogle Play映画&TVで慣れ親しんだのと同じ経験をすることができます」。

Googleは2021年、Google TVアプリのデザインを一新し、ユーザーインターフェースの刷新、おすすめの拡大、視聴できるテレビと映画の数を増やした。同社は、アプリの見た目とフィーリングを更新し、新しい16:9ワイドスクリーンの映画やショーのポスターで、アプリをより「映画的」な外観にするとしていた。

また、アプリのおすすめシステムも一新され、過去に見たもの、Googleアカウントからの興味、地域のトレンドや人気のあるコンテンツに基づいておすすめされるようになった。また、Discovery+、Viki、Cartoon Network、PBS Kids、Boomerangなどの新しいプロバイダーや、YouTube TVはもちろん、PhiloやfuboTVなどのライブTVサービスからのオンデマンドコンテンツを追加し、コンテンツのラインアップを拡充していた。

画像クレジット:Google

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(文:Aisha Malik、翻訳:Yuta Kaminishi)

Google TVにユーザープロファイル、ウォッチリスト、改善された「アンビエントモード」追加

Google TVが、家族の全員が自分のGoogleアカウントで自分の個人化されたスペースにアクセスできるように複数のユーザープロフィールを追加する。Googleによるとユーザーは、その個人化されたプロフィールでテレビ番組や映画を観ることができる。

Googleのブログ記事によると、ユーザーがテレビを見るとき、プロフィールが彼らの関心と好みを収集してアカウントに加え、類似のコンテンツを見つけやすいようにする。親が子どものプロフィールをセットして、子どもが観てもいいムービーや番組も指定できる。各アカウントにウォッチリストがあるため、後で見たいコンテンツも自分のプロフィールに追加され、他のユーザーのリストに入ることはない。

さらにGoogleによると、プロフィールはユーザーのGoogleアシスタントのアカウントにリンクされているため、おすすめの映画やその日の予定などをアシスタントに尋ねることができる。

同社によると、アプリをダウンロードするときのログイン情報がそのまま使われるため、プロフィールはほとんど自動的に作成され、新しいプロフィールのセットアップを一から行なう苦労はない。

画像クレジット:Google

また、アシスタントのスクリーンセーバー的機能である「アンビエントモード」に個人化情報やおすすめカードを追加して、より便利にできるという。たとえばプロフィールに天気予報やニュース、スポーツなどを指定していれば、テレビはいつもそれらの最新情報を映し出すだろう。また画面上のショートカットをスクロールして、写真を見る、音楽を聴くなどをすばやく指定できる。ユーザーが長時間いない場合、テレビを自動的にアンビエントモードの写真やアートなどにすることもできる。

また、Google TVはYouTube TVやSling TVに加え、ストリーミングサービスのPhiloを統合してライブの機能を一層充実させた。PhiloをライブTVのプロバイダーに加えると、Live TVタブやおすすめ機能で、その番組を観ることができる。

プロフィールとアンビエントモードのサポートは、Google TVのあるChromecastやSonyとTCLのGoogle TVで近く展開される。プロフィールはグローバルに提供されるが、アンビエントモードのカードは最初は米国のみだ。

画像クレジット:Google

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(文:Aisha Malik、翻訳:Hiroshi Iwatani)