サラウンドはもう古い、Felix & Paul StudiosがスピンオフしたHeadspace Studiosは3D/360度の立体全周サウンドをVRに提供する

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仮想現実(VR)企業のFelix & Paul Studiosが、Disrupt SFの月曜日(米国時間9/21)のステージで、同社の3Dで360度のサウンドミキシング部門を、別会社として立ち上げたことを発表した。

Jean-Pascal Beaudoinが率いるその会社Headspace Studiosは、Felix & Paulのプロダクションで使われているサウンドエディティングの技術やイノベーションを、そのほかの第一級のVR企業に提供していく。Beaudoinによると、VR用の3Dサウンド専門の企業は、これが世界初である。

“360度はクリエイティブの幅がずっと広い。仮想現実の“現実感”がより強烈になる、本当にその場所にいるように”、とBeaudoinは述べる。

Felix & Paul Studiosの創業は2014年だが、Beaudoinはそのときからのメンバーで、しかもサウンドを担当した。同社の最初のプロジェクト”Strangers with Patrick Watson”などだ。ファウンダのPaul Raphaelによると、サウンド技術をHeadspaceとして分社化したのは、その技術とチームをほかの人たちと共有するためだ。

“Felix & Paulは元々、サービスプロバイダではない”、とRaphaelは語る。

しかし、Headspaceはサービスのプロバイダになるだろう。彼らが開発したサウンド技術は、ほかのスタジオの多くのプロジェクトでも使えるはずだ。Beaudoinがとくに期待しているのは、ドキュメンタリー作品に3Dサウンドが使われることだ。

“人間の考えは音よりも映像で表現されることが多いけど、でも音は意識下のレベルに作用する。音は、人間に本当の感動を与える”、とBeaudoinは語る。

HeadspaceはFelix & Paul Studiosと同じくモントリオールに拠を構える。同社は、合衆国とヨーロッパのトップクラスのVR企業と協働する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa