2021年はレトロゲームオークションが盛況、「スーパーマリオ64」が約1億7000万円で落札され最高額更新

2021年はレトロゲームオークションが大盛況、「スーパーマリオ64」が約1億7000万円で落札され最高額更新

Heritage Auctions

NES(北米版ファミコン)『ゼルダの伝説』未開封初期生産バージョンが87万ドル(約9600万円)で落札されたばかりですが、その数日後にNINTENDO64用の北米版『スーパーマリオ64』に156万ドル(約1億7000万円)の高値が付いて世界記録を塗り替えました。

オークションを実施したHeritage Auctionsによると、落札されたのは1996年に発売された北米版『スーパーマリオ 64』とのこと。カートリッジや外箱の状態によりゲームソフトウェアの鑑定をするWataGamesの評価では「9.8 A++ Sealed」とされており、これまでで最も高い評価を受けたゲームのコピーと呼ばれています。

出品情報の説明いわく「このタイトルの文化的意義とビデオゲームの歴史における重要性は卓越しており、このコピーの状態は息を呑むほど素晴らしく、私たちは本当に途方に暮れています」とのことです。上述のNES版ゼルダではいかにレアな値打ちものか細々と理由が説明されていましたが、今回は具体的な記述はないものの、パッケージなどを含めて1億円を超える希少さが認められた模様です。

昔のゲームソフトウェアは、基本的に子供が扱うため外箱は大事にされない、買ったからには箱を開けて遊ぶためか、保存状態のいい未開封品は高値が付く傾向があります。

特に2021年に入ってからはレトロゲームオークションは大盛況となっており、今年4月に『スーパーマリオブラザーズ』の未開封初期生産版が66万ドル(約7300万円)を記録していましたが、それをゼルダが上回った矢先にマリオが王座を奪還したかっこうです。2020年11月に『スーパーマリオブラザーズ3』が15万6000ドルで落札されて過去最高額と騒がれたのが、遠い過去のように思われます。

近年では発売されてすぐ遊べるダウンロード版が主流になりつつありますが、そちらは当然ながらオークションに出すことは不可能です。後々の子孫のことを考えると、遊ぶ用のダウンロード版とは別に保存用のパッケージ版を買っておくのもいいかもいれません。

(Source:Heritage Auctions(Twitter)。Via MashableEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:オークション(用語)任天堂 / Nintendo(企業)Heritage Auctions(企業)

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Heritage Auctions

ファミコン(NES)版ゲームソフト『ゼルダの伝説』の未開封初期生産バージョンがオークションにかけられ、87万ドル(約9600万円)の高額で落札されました。これまでのファミコンカセットの落札最高額は、机の引き出しで数十年も眠っていたのが発見された『スーパーマリオブラザーズ』の未開封初期生産版で、今年4月に66万ドル(約7300万円)を記録していました

Heritage Auctionsは、この『ゼルダ』がいかに値打ちものかについて、パッケージに”NINENDO ENTERTAINMENT SYSTEM ®”と商標登録表示された1987年後半の数か月の間だけ製造されたバージョンであり、入手可能な最も初期の未開封品にあたることが決め手だと説明します。このソフトは、1988年初頭からはRマークの右下にRev-Aと記された版に移行しています。

またこれよりも初期には、”R”でなく”TM”マークが付けられた版の未開封品が存在するものの、その未開封品は1本しか確認されておらず、オークションに出される可能性は非常に低いとのこと。

今回の『ゼルダ』は、これまでの最高記録を一気に20万ドルも引き上げてしまいました。ゲームソフトというのは、もしそれが手もとにあれば早く箱を開けてプレイしたいと思うもの。それだけに数十年も未開封のまま取っておかれたものは貴重で価値あるものなのかもしれません。

素人考えでは、王道のNES(ファミコン)よりも、その他の泡沫ゲーム機たちのゲームソフトのほうがレアものが見つかりそう…な気はします。ただそれらは希少ではあっても貴重ではないかもしれません。

(Source:Heritage AuctionsEngadget日本版より転載)

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