母体と胎児にとって安全で正確な出生前DNA検査技術のPreneticsが$2.65Mを調達

創業から5年になる企業がシード資金として数百万ドルを調達する、という例はあまりないと思うが、今日香港でまさにそれが起きた。バイオテックのPreneticsが、同社の次世代型出生前DNA検査技術で265万ドルを獲得したのだ。

と同時にPreneticsは、新しいCEOとしてDanny Yeungを迎えた。彼はGrouponの東アジアにおけるビジネスを今年の4月まで率いた。PreneticsではYeungは無給のCEOで、シードラウンドへの参加も個人として行った。しかし彼は、500 Startupsや彼自身が今年協同ファウンダとして創業したSXE Ventures、Grouponのアジア太平洋部門のトップJoel Neoh、SingaporeのCoent Venture Partnersなど、そのほかの投資家たちをかき集めることに尽力した。

同社は最初、香港城市大学(City University Hong Kong)の一研究部門だったが、2009年にスピンオフした。多様なDNA関連サービスを提供しているが、しかし今日は’Prenetics V’と名づけたサービスを公式にローンチした。それは、無侵襲的出生前検査(Non-Invasive Prenatal Test, NIPT)と呼ばれる遺伝学的検査で、DNA検査により胎児の16種類の健康条件を調べる。

安心感を提供

この検査は、母親の血液標本を妊娠10週目という早期に採取して行い、検定の精度は99%以上と高い。主な目的は両親に子どもの健康状態に関する安心感を与えることであり、そのために妊娠初期に今後の問題の可能性の有無を調べる。

NIPTは合衆国や一部の西欧諸国ではすでに標準だが、アジアは違う。

アジアでは、生まれる前の子どもを検査する方法が限られている。しかも、母親の子宮にプローブや針を挿入するなどの侵襲的な手法が多く採られるので、妊娠合併症のリスクがあり、誤診率も10〜20%と高い。また出生前検査をまったく行わない妊婦も多い。

対照的にNIPTは胎児に危害が及ばず、Preneticsによれば診断の精度も侵襲的な方法の200倍正確である。

Preneticsは同社の新製品により、アジアにおける出生前検査の状況を全面的に変えたいと願っている。同社の直接の顧客は医療の専門家であり、最終消費者ではない。とはいえ、同社は香港で消費者向けのマーケティングキャンペーンを行って、ブランドの浸透と、一般人および医療産業における知識と関心の高まりを促進したいと考えている。

生命観の大きな変化

Yeungは彼のグループ購入サイトuBuyiBuyを2010年にGrouponに売り、そのときの契約で今年までGrouponに在籍した。退社後彼は、最初にSXE Venturesを創業したが、やがて彼の“起業家本能”が再び首をもたげ、投資家業から実業へと復帰した。…本誌のインタビューで、彼はそう言っている。

“この会社が大きなインパクトを作り出すのを、ぼくなら支援できると信じている。16名のチームにPhDが4名もいる優秀なスタッフたちだから、ぼくのやることはプロダクトの商用化、サービスのパッケージング、そして製薬業界や一般消費者をこの会社が提供する利益について教育することだ”、と彼は言っている。

さらに彼はこう語る: “妊娠産業の市場は10億ドル規模だが、それにとどまらず、この技術には生命観そのものを根底から変える力がある。アジアではDNAの出生前検査というものの存在を知らない人が圧倒的に多いが、それは必須の検診になるべきだ”。

今はPrenetics Vが同社の主製品だが、Yeungは今後もっと提供製品の幅を広げたいと言う。そのために今回からすでにもっと大きな金額を調達してもよかったが、あえてそうしなかった。

ぼくの二人の子どももアジアで生まれたから、この検査によって得られる安心感が、親の一人として十分納得できる。しかしそのオプションを選べる機会に、これまで遭遇したことはない。でもPreneticsのような企業が香港に現れたのだから、今後は西欧だけでなくアジアでも、母体や胎児にとって侵襲的でないDNA検査がオプションとして存在するようになるだろう。そんな変化を、YeungとPrenetics社はこれから起こそうとしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Tシャツを自分でデザインできるSnapteeが機能を充実して一般公開へ

本誌が2月に取り上げた、iPhone用TシャツデザインアプリSnapteeが、今日(米国時間8/1)から一般公開される。女性用Tシャツも作れるようになり、発送方法も改善された。今月の終わりにはAndroidアプリも出るそうだ。

Tシャツをデザインしてオーダーすることが、スマホの写真にフィルタをかけるぐらいに簡単にできる、がこのアプリの売りだ。一般公開向けにインタフェイスが充実し、Instagramの統合、選択するフォントや色の豊富化、フィルタやデザインを独自に作るためのテンプレート、などが導入された。完成したデザインを100%オーガニックコットンのTシャツにプリントしてもらうと19ドル99セントだ。送料は世界中どこでも5ドル、今回導入された特別配送では26ドルだ。自分のデザインがほかの人に売れたら、10%の歩合をもらえる。


“以前のごたついたインタフェイスを一掃した。今の、シンプルでクリーンなルックスだと、デザインをすること、デザインを探すことがもっと楽しく、美的満足感を与えるものになった”、とコミュニケーション担当役員のCatherine Shaoが説明する。“アイコンとボタンはシンプルで大きくなり、デザインやオーダーの作業がやりやすくなったと思う”。

自分でデザインするのが面倒な人は、Remixボタンを押してほかの人たちのデザインを再利用(部分変更)できる。また、Instagram上の世界中の写真家7名のアルバムが用意されているので、その中から、出発点としてのデザインを選んでもよい。

Shaoは、Snapteeを単なるデザインエディティングツールではなく。コミュニティに育てたい、と願っている。

“そのうちRemix機能が、Tシャツデザインをソーシャル化し、コラボレーションしていく場になるだろう。私たちにとってTシャツは、単なる衣類ではなくて、表現のためのまっ白なキャンバスだ”、と彼女は述べる。

今年の初めにソフトローンチして以来Snapteeは、45か国13万名あまりのユーザベースを構築した。上位市場は合衆国、日本、そしてドイツだ。このアプリ上で作られたユニークなTシャツのデザインは、16万種以上になる。

Shaoによると、今Snapteeが注力しているのは、企業やブランドとのパートナーシップを築くこと、そして次の重要市場としてオーストラリア、イギリス、韓国、東南アジアを開拓することだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


キーリングに付けられるスマートフォンカメラのリモートシャッター、Muku ShuttrがKickstarterで資金調達中

スマートフォンで自画撮りするのは難しい。ネットは腕をいっぱいに伸ばして撮った顔が妙なぐあいに歪んだ写真で溢れている。現在Kickstarterで出資者を求めているMuku ShuttrはiOSとAndroid向けのBluetoothを利用した小型のリモートシャッターだ。

開発者は香港のスタートアップ、Muku Labs。すでに目標額は集まっているが、99ドルの出資で注文者の名前入りのMuku Shuttr1台が入手できる。出荷は10月の予定。

Muku Labsのファウンダーは香港在住のエンジニア、Kevin Leung. Leung。

厚さ6mmと薄いのでShuttrは撮影時には手の中に隠せるし、キーリングなどに付けておける。 有効距離は9m程度。無線接続なので見通せなくてもよい。つまりポケットの中からシャッターを切ることもできる。

対象はすべてのiOSデバイス、SamsungのGalaxy S3、S4、Note 2、Tab 10.1、LGのNexus 4を始め3.0以降のBluetoothを備えた多数のAndroid4.1以降のデバイスで作動する。またiOSのCamera+、645 Proアプリをサポートしており、iPhoneの内蔵カメラをバイパスして撮影することができる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+