Lenovoのレイオフに続いてHTCも15%の人員をカット―Androidメーカーに厳しい時期が続く

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HTCは先週「大幅なコスト削減を行う」と発表したが、今日(米国時間8/13)、この努力の一環として人員の15%を削減することを明らかにした 。これは2250人の社員が解雇されることを意味する。

一時Androidスマートフォンのトップ・ブランドだったHTCは2015年の第2四半期決算で2億5200万ドルの営業赤字を計上し、会社評価額が事実上ゼロになるまで株価が下がった。

HTCはまた「われわれの核心的事業分野に集中することで利益の上がる成長を目指す」としている。具体的にはスマートフォン、仮想現実、ウェアラブル・デバイスの各分野にそれぞれ特化した事業部を新設する。これによってコストを3分の1程度削減できるという。その成果は新しい「トレンディーな」スマートフォンとして今年中に発表される予定だ。HTCは先週の投資家向けカンファレンス・コールで「消費者のHTCの製品に対する関心が薄れている」ことを率直に認めた。

台湾からこのニュースが届く数時間前、世界第5位のスマートフォン・メーカーであり世界最大のパソコン・メーカーであるLenovoが、3200人をレイオフすることを発表した。これは全従業員の5%にあたる。Lenovoの四半期決算も低調だった。XiaomiとHuawei以外のAndroidメーカーにとって厳しい時期が続きそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

HTCの企業価値が事実ゼロに―製品に深刻な脆弱性も

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一時はスマートフォンのトップ・ブランドの一角を占めたHTCの企業価値が事実上、ゼロになった。今年に入って株価は60%も下落していたが、週明けにさらに9.8%下げ、ついに現在の時価総額がHTCの手持ちキャッシュの額より低くなった。株式市場はキャッシュを除くHTCの工場、ブランドその他一切の資産の価値をゼロとみなしているわけだ。

さらに悪いことに、HTCのOne Maxをアンロックするための指紋認証データが暗号化されず、だれでも読める状態で格納されていることが発見された。セキュリティー上、最悪の違反である。ハッカーは簡単に /data/dbgraw.bmpファイルを読みだして認証データを得ることができる。

一言でいって、HTCはまずいことになっている。

われわれのJon Russell記者も書いているとおり、HTCも対策を取らなかったわけではない。しかしHTCやSamsungは低価格モデルで新興中国勢との競争にさらされており、フラグシップモデルではiPhoneという強力きわまりないライバルが存在する。

2006年にHTCが携帯電話を製造し始めたとき、市場はいくつかのセグメントにはっきり分かれていた。ひとつはキャリヤの援助で事実上無料で提供されるベーシック・モデルで、搭載されたJavaプログラムができることといえば電話帳の管理くらいだった。中位のモデルはHTC WizardやSamsung Blackjackなどで、無数の新製品が毎月発表されていた。最上位にはビジネスパーソンの向けのBlackberrykeがあり、やがてiPhoneが登場し、GalaxyのようなAndroidのフラグシップモデルがその後を追った。携帯電話入門者向けの安価でベーシック製品から、マニア向けの高機能上位モデルまで、価格による住み分けができていた。

しかし現在の市場は「iPhoneとそれ以外」に色分けされている。スマートフォン市場は全体として飽和点に近づいている。製品アップデートのサイクルも長くなっている。中間価格帯の市場が事実上消滅し、ユーザーは高価なモデルを長く使う層と、恐ろしく安い機種を買う層に二極化した。

今週、HTCはワンツーパンチを食ってしまった。株価の続落と製品の脆弱性の発見はさらなる株価の下落を招き、フランド・イメージも低下するだろう。 HTCはMotorolaを見習って真っ逆さまに転落するのをなんとか食い止めることができるかもしれない。しかし市場には無数のスマートフォンが溢れており、ビジネス環境は非常に厳しい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

HTCのVRヘッドセットViveのデベロッパキットが発売…Oculusの独走を許さず

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仮想現実ヘッドセットの市場化ではHTCとValveがOculusを追っているが、今日(米国時間6/5)彼らはデベロッパ用ハードウェアを発売した。それは誰が見ても、最初のKickstarterキャンペーンのあとにやることとしては、Oculus VRよりもずっと進んでいる。

Valve/HTCのViveデベロッパキットにはViveヘッドセットとともに、二つのLighthouseベースステーションが入力のパッシブ部位としてあり、これとSteamのワイヤレスVRコントローラ二基がセットになって、プレーヤーの没入感が完成する。そのほかに、必要なケーブル類とインストラクションがあり、これらが一体となって、デベロッパにやる気を出させるつもりだ。今年の終わりごろに出る消費者製品の吉凶の運命は、彼らが握っているようなものだから。

この開発キットは、最初は数が限られている。Valveの指定では、大手の映画スタジオとトップクラスでAAAのビデオゲームデベロッパ、そして、これから初めてゲームを作るインディーのクリエイターたちが対象だ。上のツイートの画像でお分かりのように、すでに梱包を開けてみた人もいる。

本誌のJohn Biggsは今年の初めのMobile World CongressでViveを触(さわ)ってみて、結果に大満足していた。彼みたいに、このヘッドセットに感動した人は多い。ハイエンドのVR消費者製品が、どこかの独走でないことを願っている人たちにとって、それはとても良いニュースだ。

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CES:Gogoroはバッテリーレンタルの電気スクーター・システム―調達資金は1億5000万ドル

2011年にGogoroは5000万ドルを調達した。3年後にさらに1億ドルを調達。しかし誰もGogoroが何をしている会社か分からなかった。

今日までは。

これほど長い間秘密をほぼ完全に守り通すことができたとは驚くべきことだ。そして今朝、CESで正式発表があった。実はわれわれは数週間前に取材を許されていた。

昨日までGogogroについて知られていたのは次のような点だけだった。

  • なにかエネルギー関連の事業である
  • HTCに関連が深い。エンジニアの多くはHTCから来ている。共同ファウンダーの1人、Horace LukeはHTCの最高イノベーション責任者を2007年から2011年まで務めた。1億5000万ドルの資金の相当部分はHTCの女性会長、Cher Wangの出資。

一言で要約すれば、GogoroはSmartscooterと呼ばれる電動スクーターとユニークなバッテリーレンタル・インフラを開発していた。

スクーターとバッテリー・ネットワークは一枚のコインの裏表だ。ただしスクーターはバッテリー・レンタル・ネットワークを利用する最初のデバイスなのだろう。このネットワークを利用するさらに多様なデバイスが計画されてるに違いない。

バッテリーとGoStation充電ハブ

Battery Closeup

まずバッテリーから説明しよう。これがGogoroのコアとなる部分だ。

バッテリー自体はパナソニックの18650リチウム・イオン・セル(Tesla Model Sにも採用されている)を利用し、いくつかのセンサーが付加されている。バッテリー・ユニットのサイズは靴箱よりやや大きい程度で重量は9kg前後だ。

充電する際には専用アプリが最寄りのGoStation充電ハブの位置を示してくれる。GoStationのユニットは1.8mほどで、屋外に設置できる。 ユニットは写真のように横にいくつでも連結できる。

ユーザーは空いているスロットに空のバッテリーを挿入する。6秒すると、他のスロットから満充電されたバッテリーがポップアップする。ユーザーは専用アプリから事前にバッテリーを予約しておくことができる。

重要なのは、Gogoroのユーザーはバッテリーを所有するのではなく、あくまでレンタルするシステムだという点だ(家庭で充電することはできない)。

ただし、われわれが取材した時点ではバッテリー・レンタルの料金については未定ということだった。

当然ながらこのGoStationハブの設置数、設置位置がGogoroシステムが成功するか否かの鍵となる。当然ながらユーザーは充電のためにわざわざ遠くまで行きたがらない。カバーする都市圏のサイズに応じて十分な数のハブを設置する必要がある。Gogoroでは当初の設置場所としてガソリンスタンドを考えているようだ。しかし220Vの電力が得られる場所ならどこにでも設置は可能だ。

私の取材に対して共同ファウンダーのHorace Lukeは、「トラック1台分のハブで大学のキャンパスや小都市をカバーできる」と語った。

Smartscooter

GogoroのSmartscooterは、フレームから電気モーターまで完全にオリジナルだ。

時速30マイル〔48.2kmh〕までの加速が4.2秒、最高速度は時速60マイル〔96.5kmh〕だという。バッテリー2個を搭載し、満充電で100マイル〔161km〕走れる。スマートフォン・メーカーに関連が深いスタートアップの製品として予想されるとおり、このスクーターは名前のとおり非常にスマートだ。

このスクーターは30個もの自己診断センサーを備えており、スマートフォンを通じてクラウドに接続している。考えつくかぎりほとんどの故障は即座に探知、分析される。修理やメンテナンスが必要になれば、アプリにその内容が表示される。またバッテリーを交換するとスクーターのディスプレイにも情報が表示される。

一方でセンサーは最大の航続距離を得られるようユーザーにアドバイスする。たとえば坂道で無駄にスロットルを開けていると、そのことを指摘する。.

ロック、アンロック、バッテリー交換の認証はBluetoothLEを利用したリモートキーで行う。

さて、肝心の価格は? それはまだ検討中ということだ。

バッテリー充電ハブ・インフラの構築という大きなハードルを抱えているGogoroのような会社を現時点で評価するのは非常に難しい。しかし、 現在私の目に映った限りでいえば、このスクーターはすばらしい。今まで見た中で最高に美しいスクーターだ。専用アプリもよく出来ている。このスクーターの美しさには本当に感心した。

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レビュー:Nexus 9にメカニカルキーを備えたすぐれものキーボードケース登場

HTC Nexus 9は、改変されていない純粋なAndroid OSを搭載した最新のタブレットで、非常に優秀なハードウェアである上にAndroid環境全体を大きく前進させた5.0 Lollipopを搭載している。 Googleはキーボードを内蔵し、磁石で付着するカバー、Nexus 9キーボード付きケース Folioをアクセサリーとしてリリースした(日本のPlayストアでは「近日発売」)。 キーボードには適度なストロークのメカニカル・キーが内蔵されており、Microsoft SurfaceのType Coverに近い製品になっている。

この製品をみると、Androidタブレットに関するGoogleの長期戦略はiPadのようなハイエンド・タブレットと競争することではなく、企業向け低価格ノートパソコン分野をターゲットにしているのではないかと思えてくる。

FolioキーボードケースはiPadのケースと同様、磁石を備えているが、反対側にメカニカル方式のフルキーボードがある。 このキーは押すと快適なクリック感とともにちゃんと沈む。Appleのワイヤレス・キーボードに比べると、ややストロークは不足しているかもしれないが、キー間隔を詰めたデザインは似ている。

Folioキーボードケースの磁石コネクターは角度が2段階に変えられる。固定はしっかりしていてずれることはない。驚くほど軽く、Nexus 9に取り付けてもさしてかさばらない。

Nexus 9との接続は簡単だ。内蔵NFCが最初のハンドシェイクを行い、ペアリング自体はBluetoothで行う。Folioには背に充電用micro USBポートがあり、Googleによれば一回の充電でときおり使うだけなら5ヶ月はもつということだ。オン・オフスイッチもあるが、あまり使う必要はなさそうだ。.

Folioは129ドル〔日本のPlay Storeでは1万5900円〕で、これは同種のキーボードケースとほぼ同一の価格帯だ。Nexus 9との連携は完璧だし、即座に取り付け、取り外しができる。感圧式キーボードと比較してメカニカル・キーボードの使いやすさは圧倒的だ。Android専用キーも用意されており、ショートカット・キーもすべて問題なく作動する。

Nexus 9のファンなら見逃せないアクセサリーだが、私としてはこのコンボが簡単な業務で使う場合に標準的なノートパソコンの代わりになるかどうか注目している。 いずれにせよ本体にこれほどシームレスにマッチしたアクセサリーは珍しい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


HTC Desire Eye、前後に同機能のカメラを塔載、ソフトも自撮りに対応

HTCのDesire Eyeは同機能の13メガピクセルカメラを前面と後面の両方に備えた新しいスマートフォンだ。iPhone同様の2色LEDフラッシュも両面に装備されている。IPX67規格の防水仕様(Samsung Galaxy S5と同じ)で短時間の水没に耐えられる。

2つのレンズを使ったDuo Camera機能は外されたが、これは良い選択だろう。正直なところあれは最近のHTC端末の大きな弱点だった。本体のツートンカラーは、少なくとも遠目にはかなり魅力的だ。

HTCはこの機種をファッションショーでデビューさせるという不幸な選択をしてしまった。長くて見ているのがつらい出し物だった。モデルはそれぞれスマホを1台持っていたが、それ以外に関連性は見出せなかった。

新機種は、HTCの新しいEyeカメラソフトウェアと共に出荷される。

新しいカメラソフトウェアは「オートセルフィー」機能を備え、一定時間カメラを静止させるとシャッターを切ったり、「Say Cheese」や「Action」といった音声コマンドで写真を撮ったりビデオをスタートさせることができる。

新しいダブルカメラ機能を使って前後で同時に撮影した画像を、左右に並べて1枚にすることができる。さらに、前面カメラで撮った写真から顔だけを切り抜き、背面カメラの画像に重ね合わせることもできる。

カメラソフトウェアは、今日発表した新機種だけでなく、既存のHTC端末でも利用できる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


HTCが「自撮りスマホ」発表へ(アクションカメラも?)

HTCは今日(米国時間10/8)の東海岸午後4時(日本時間10/9 5 am)からイベントを開催する。 “Double Exposure” というイベント名からは誰もがカメラ関係の内容を想像する。噂製造器が必死に探った結果、HTC One M8をベースにした自撮りに特化したスマートフォンと、低価格のDesireシリーズ製品が出てくる可能性が高いようだ。

いわゆる One M8 EyeおよびDesire Eyeと呼ばれるデバイスは、今日どちらかまたは両方が発表されると思われ、最大13メガピクセルの非常に強力な前面カメラおよび同程度の背面カメラを備えるだろう。HTCはここ数年、スマートフォンカメラにメガピクセルの大型センサーを使うことを避け、ピクセル数の多い “UltraPixel”テクノロジーを採用してきた。新しいEyeカメラシリーズは、この技術の新しい世代の先駆けとなるのか、それとも高解像度センサーに戻るのだろうか。

HTCは、GoProスタイルのアクションカメラもこのイベントで発表すると言われており、それが “Double Exposure” の “Double” を意味するのかもしれない。このガジェットは散々リークされてきており、潜望鏡に少し似ている。あるジャーナリストがTwitterに、HTCのプロモーシヨンビデオのスチル画像を載せている。私は、なぜHTCが、Flip Videoカメラ精神を受け継いだようなこのデバイスで、GoProより良い仕事ができると考えたのか、非常に興味を持っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


レビュー:最新のHTC One (M8)はこれまでで最高のAndroidスマートフォンだ

Androidスマートフォンの新たなベスト機種候補が台湾から登場した。HTC One (M8)だ。スマートな金属製ユニボディは現行HTC One(後付けでM7と命名)を踏襲しているが、ソフトウェアには大幅な改良が加えられている。次のスマートフォン購入候補として検討するに値するモデルだ。

ビデオ・レビュー


基本スペック

  • 5.0インチ、1080pディスプレイ
  • 2.3GHz Qualcomm Snapdragon 801 クオドコア・プロセッサー
  • 2GB RAM、32GBストレージ
  • MicroSD拡張可能
  • 5MPフロントカメラ、HTC UltraPixelリアカメラ
  • 802.11ac, Bluetooth 4.0
  • キャリヤなしメーカー希望小売価格649ドル、キャリヤ2年契約249.99ドル
  • 製品情報ページ

良い点

  • 全Androidスマートフォン中、ベストのデザイン
  • スクリーンは実用最大サイズ

問題点

  • タッチに誤反応することがある
  • 新しいモーション・ローンチ機能が誤アンロックすることがある

デザイン

HTC One (M8)’の最良の部分はまずそのデザインだ。どれもこれも驚くほど似かよったプラスチック製の箱ばかりのAndroidスマートフォン中でHTC Oneは際立った個性を発揮している。AndroidよりAppleのデザイン領域に近づいているといっていいだろう。といってiPhoneのコピーにも陥っていない。

私がテストしたモデルは新しいガンメタル・グレイ仕上げで、スムーズだが滑りやすくはなく、力強い印象を与える。

M8はM7よりかなり大きいが、角の丸みを大きく取るなどの配慮により、ポケットへの出し入れは楽だ。手にした感じも悪くない。M7の裏に描かれていたBeats Audioのロゴがなくなったのと合わせ、M8は最良のAndroidスマートフォン・デザインになっている。

機能

標準のAndroid KitKat 4.4′では左いっぱいにスワイプしてGoogle Nowが表示されるが、One (M8)ではBlinkFeedが表示される。このニュースフィードは邪魔になるかと思ったが、このおかげで以前よりずっと頻繁に各種のソーシャルニュースを見るようになった。Flipboard風のタイル型のプレビューにはFacebook、Twitterなどのソーシャルメディアに加えて暇つぶしに好適なニュースや雑誌が並ぶ。

One (M8)のモーション・ジェスチャー機能は良い点もあるが不満もある。スリープ、復帰などこれまでハードウェア・ボタンで操作されていた機能が、上にスワイプでアンロック、ダブルタップでロック画面表示などジェスチャー操作に変わった。これは便利であるものの、ポケットから出し入れするときに誤作動させることがある。

カメラも大きな改良点の一つだ。二つのカメラを組み合わせたDuo Cameraツイン画像センサーのおかげで’、背景と前景を別々に処理したり、画面の異なる部分に異なるフィルタを適用したりできる。また撮影後に焦点をあわせる箇所を変更することもできるようになった。

これはこれでなかなかおもしろい機能だがこのデバイスに決定的な優位性をもたらすほどではない。またこのリアカメラはさほど解像度が高くない(4メガピクセルのカメラ2台のイメージを合成している)。HTCは「いたずらな画素数レースに加わるつもりはない」としている。ソーシャル・メディアに写真をアップする程度の使い方なら十分だろう。

パフォーマンス

HTCはベンチマークの数字をよく見せかけようとトリックを使っているという批判があるのは知っているが、私自身はベンチマークの数字などには全く興味がない。重要なのは実際のアプリの使用感やウェブサイトを訪問したときの反応だ。

そうした現実のパフォーマンスについていえば、One (M8)はあらゆるAndroidデバイスの中で間違いなくトップクラスだ。 複雑なアプリも画像を大量に含んだページのレンダリングもまったく問題なくこなす。アニメーションもスムーズだし、 HDのビデオ再生も美しい。一般のスマートフォン・ユーザーにとってパフォーマンスで不満を感じるような部分はない。

One (M8)のオーディオはHTC’お得意のBoomSoundで、これもスマートフォン内蔵スピーカー・スピーカーとは思えない音質だ。私はデスクの上にOneを置いて仕事をしながらlNetflixで映画を見たりしたが、オーディオもビデオも驚くほど快適だ。

通話音質ももちろん優れている。付属のイアフォンはiPhoneの付属品より音が良い。WiFiのパフォーマンスも優れており、特に私が自宅で使っている802.11ac接続は高速で、Macfor Wi-Fiとほぼ同じくらいの速度が出た。

ディスプレイ

HTC One (M8)のスクリーンは 5インチ、1920 x 1080で、解像度は441ppiだ。このディスプレイは圧倒的にすばらしい。HTCのスクリーンはカラーバランス、コントラストなどが私の好みに合っているということもある。色調はわずかに寒色系で文字の表示は驚くほどくっきり鮮明だ。

ビデオ再生も1080pのフルHDで非常に快適だ。通勤時間にビデオ見るには最適のデバイスだろう。ただスクリーンがデバイスの表面いっぱいになっているデザインは片手保持の場合に少々具合が悪い。反対側のタッチポイントに指を伸ばそうとすると手の平が画面に触れてしまい、誤動作を引き起こすことがあった。

バッテリー

HTC One (M8)には非常に洗練された省電力モードが装備されており、必要に応じてこまめにサービスをオン、オフする。Extreme PowerSaving Modeは普段は必要最小限の機能のみ作動させ、大幅にバッテリー駆動時間を伸ばしている。しかしこの特別賞電力モードを使わなくてもOne(M8)のバッテリーは十分強力だ。

ドットビュー・ケース

HTC One (M8)と同時に発表されたユニークなアクセサリーがこのドットビュー・ケースだ。ゴムのケースに穴が開けてあり、保護ケースとして役立つと同時にこの穴を通して着信通知や時刻、天気予報などがドットマトリックス式に文字や絵が表示される。

これは面白いアイディアで実際に役立つが、このカバーを外して使う場合、片手ではうまく操作できないのが難点だ。

結論

HTC One (M8)は現在、私のお気に入りのスマートフォンだ。これまではNexus 5とHTC Oneがベストだと考えてきたが、今ではOne(M8)がベストだと考えている。まずスクリーンが優秀だ。デザインもいい。Androidスマートフォンはそれぞれに機能やアプリの豊富さを誇ることはできても、デザインがどれもこれも似たり寄ったりで個性がなかった。これだけの洗練されたデザインを実現したHTCの努力に大いに敬意を表したい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


なぜ新型HTC Oneには背面にカメラが二つもあるのか…ピント後決めや3D効果など

HTC Oneの新型機All New Oneは今シーズン最悪の、‘秘密が保持されなかった’スマートフォンだ。リーク情報が溢れ、また同社の予告ビデオすら、そのまだ発表されていない製品について、先走りすぎと思われる情報を漏らす始末。そしてGSMArenaによると、今日(米国時間3/11)はこのややこしいジグソーパズルのさらにもう一片が、オーストラリアのキャリアTelstraの印刷広告に登場した。それは、このスマートフォンの背面にカメラが二つある理由だ。

この”Duo Camera”と呼ばれる二台のカメラには、いろんな利点があるという。暗いところで良い写真が撮れる、写真を撮った後で焦点を決められる、ハイライトを指定できる、背景をぼかせる、3D効果を出せる、などなど。ピント後決めはLytro的機能だが、最大のライバルGalaxy S5も導入している。いちばん強調しているのは撮影後の編集機能のようだが、それは今、そのほかのOEMたちもいちばん大きく訴求していることだから、驚くには当たらない。

たとえばSamsungはGalaxy S5でこれと同様のカメラ機能を発表しているし、Qualcommも同社の最新のプロセッサやSoCに関してこの種の能力を謳っている。今のAndroid旗艦機では、カメラの可変焦点と高度な写真編集機能が市場への必須の入場券である、と言わんばかりだ。そしてそれプラスHTCは、Duo Cameraによる画像のクォリティで売り込もうとする。

この広告はそのほか、今のOneにもある前面スピーカーBoomSound(All New Oneで改良か?)、5インチ1080pのディスプレイ、ダブルタップで起動するSenseなどを取り上げている。

この、おかしな名前のつけられた新型HTC Oneが正式に発表されるのは3月25日だが、良い製品であることは確かだろう。どこが、どれだけ良いのか、それは実物を見るまでのお楽しみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazonの独自スマートフォンの提携先はHTCとの情報

現在HTCは絶好調とはいえない。しかし新しい(秘密の)提携がうまくいったらツキも変わるかもしれない。Financial Timesによれば、HTCは他ならぬAmazonと何種類かのスマートフォンを製造するOEM契約を結んだ。これらのデバイスは早ければ来年にもAmazonのオンラインショップから発売されるという。

ただし「万事がうまく行けば」の話だ。FTは「開発スケジュールはすでに一回見直されている。またAmazonが製品を発売すると確約されているわけではない」と指摘する。

そうであってもHTCにとっては巨大なチャンスであることに変わりない。HTCに最高水準のハードウェアを開発できる能力があるのは疑いない。 HTCの主張によれば、最近の不調は主に消費者の抱くブランドイメージの問題から来ているのだという。HTCというブランドはAppleや Samsungほど消費者に強い印象を与えていない。アイアンマンのロバート・ダウニー・Jrを起用した巨額のPRキャンペーンを実施したのもこの弱点を補おうとしてのことだった。

実は以前にもHTCは大型提携を経験している。 HTCは2008年にGoogleと提携して最初のAndroidデバイスを開発した。 これが2年後にNexusスマートフォンを生むことになった。最近ではFacebookと提携してHTC Firstという最初の(そして今のところ唯一の)Facebook Homeをプレロードしたスマートフォンを作っている。HTCは零細なOEMメーカーとして出発したので、そのDNAが社風に色濃く残っているのかもしれない。

Amazonスマートフォンというのも年来噂になってきた製品だ。最近、何種類かのデバイスが開発されていることを裏付ける情報がリークされた。それらのリークの一つによると、Amazonはスマートフォン市場に一挙に参入しようとして2011年末にRIMの買収を検討したことがあるという。

AmazonというブランドとKindle Fireタブレット同様の価格設定があればそれだけで相当の販売台数を確保するには十分だろう。それに加えてスペックとしては見過ごされがちなAmazon独自の切り札がいくつかある。たとえばKindleFire HDXには操作に困ったとき24時間いつでもビデオチャットのヘルプが提供されるMaydayというサービスがついてくる。このオンデマンドのビデオヘルプがAmazonスマートフォンにも導入されたら、スマートフォンは使い方が難しそうだと敬遠しているユーザー層に強くアピールできるかもしれない。

詳細はまだ不明だが、Amazonのスマートフォンが開発中であることはほぼ間違いないようだ。特にHTCにとっては起死回生のチャンスとなるかもしれない。HTCはAmazonスマートフォンの成功を神に(だか仏にだか)祈っていることだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


HTC One Maxの指紋センサーは、ワンタッチでアプリを呼び出せる

HTCが最新スマートフォンを発表した。5.9インチ大画面のフラグシップ機HTC Oneの姉妹機だ。新しいHTC One Maxは、6インチ近い画面を持ち立派にファブレット(phone + tablet)の領域に入るが、すっきりとしたアルミニウムのケースデザインは、同社の小型機種やどこか危っかしいUltrapixelカメラを継承している。1080ピクセル349ppiの画面は魅力的で、裏面につけられた指紋センサーにはちょっと面白いしくみが秘められている。

HTCの指紋センサーは、最大3種類の指紋を登録可能で、アンロックやホーム画面に戻ることなく3種類のアプリを起動できる。これはAppleのiPhone 5sが、内蔵指紋センサーをパスコードおよびiTunes、App Storeの購入承認の代わりに使用しているのとは一味違う。

One Maxの指紋センサーは端末のアンロックにも使用でき、端末裏面のカメラレンズのすぐ下に位置している。これは、LG G2の裏面にあったスリープボタンやボリュームスイッチでの私の経験から判断するに、少々不便な配置に思えるが、画面がほぼ全面を占めホームボタンもないことを考える、他に殆ど場所はないのだろう。

もう一つ、HTC One Maxで重要な改善は、メモリー拡張だ ― 内蔵16GBまたは32GBに加え、リアカバーを外せばmicro SDカードで最大64GB追加できる。これは大きな利点だ。他のスペックは1.7GHzクアッドコアSnapdragon 600プロセッサー(Oneと同じ)や赤外線送受信機など。ヨーロッパとアジアでは10月に発売され、米国にはその少し後、おそらく11月初めにはやってくるだろう。

HTCのスマートフォン販売戦略は、中心にOneを据え、それに一ひねりを加えて様々な消費者の要望に答えようとするものだ。One Maxは大画面体験をそのままに指紋センサーを加え、ただしカメラは光学手ぶれ防止が省かれ少々グレードダウンされている。メモリー拡張は興味深い変更であり、以前のモデルに対する利用者からのフィードバックに答えたものかもしれない。しかし総合的に見て、このOne Maxで、HTCの昨今の不運を逆転するのは難しいだろうと私は感じている。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Microsoft、HTCのAndroid Phoneを使ってWindows Phoneとのデュアルブートを画策中?!

AndroidフォンのセカンドOSとしてWindowsを搭載するというのはどうだろう。そんなアイデアを持って、MicrosoftがHTCにアプローチしているのだそうだ。報じているのはBloombergだ。2つのOSをどのような形で共存させるのかは定かでない。デュアルブートを行うのか、それともハードウェアが共通というだけで、どちらかのOSが搭載されている端末を選択するということなのだろうか。いずれにせよ、Microsoftは、自社製モバイルOSの普及に向けて、できることはなんでもやろうと考えて、そして動き出したのかもしれない。

Bloombergの情報源によれば、話はまだまだ始まったばかりなのだそうだ。HTCの気持ちを動かすために、Windows Phoneのライセンス価格を低く、あるいはなしにするという提案も行っているらしい。この話の相手がHTCであるのは、既にMicrosoftのパートナーとしてWindows搭載のスマートフォンを出したこともあり、Androidを含めた双方に経験を持っているからだ(Windows Phoneに肩入れしていたというわけではないが、それは置いておくことにしたようだ)。MicrosoftのOS部門トップのTerry MyersonがHTCとの話を進めるために台湾を訪問するのだとBloombergは報じている。

あり得ない話だと思う人もいるかもしれないが、真実かもしれないと思わせる要素もある。もともとHTCはMicrosoftから頼まれてWindows Phoneを世に出しているというような雰囲気もあったが、それがMicrosoftによるNokiaの買収で、少々話が変わってきているということもある。またHTCが、なかなか売り上げを伸ばせずにいる状況もある。すなわちHTCとしても、利用者に対するアピールのためには、少々変わったデバイスを出してでも、注目を集めたいと考えている関係者もいるはずなのだ。

またMicrosoft内にもAndroidとのうまい関係を築きたいと考えているグループがあるようなのだ。情報筋によればMicrosoftの若いエンジニアでSurfaceタブレットでもAndroidとのデュアルブートにすべきだと考えている人がいるらしいのだ。そういう人たちならば、HTCのデバイスを使って、デュアルOSのスマートフォンを実現したいと考えていても不思議ではない。ちなみに、TechCrunchに入った情報によると、若手には賛同する人も多いが、管理職層のウケがあまりよくないらしい。

しかし、時代は動きつつある。CEOのバルマーは来年中に退陣する予定であると、8月にアナウンスした。エグゼクティブ層にもさまざまな動きが見られる。たとえばXbox部門のヘッドであったDon MattrickやWindows部門のSteven SinofskyはMicrosoftを去った。そうした大きな動きの中では、おそらくより良い未来を目指したラディカルな動きも認められるようになるに違いない。HTCのデバイスに、2つのOSをのせてみようというのも、そうした流れの中では当然に出てきそうなアイデアであると言えるかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


Samsungの圧倒的AndroidシェアをOpenSignalがビジュアル化―デバイスの細分化は1年で3倍に加速

クラウドソースで携帯電話の電波の状態を分析、表示するスタートアップ、OpenSignal〔日本もサポート〕が、このアプリを利用している68万2000のモバイル・デバイスから得た情報をベースにAndroidのエコシステムをビジュアル化した。

その結果は、デバイスの多様化(断片化と考える向きもあるだろう)が急速に進んでいる一方で、Samsungの市場支配が依然として続いていることを強く印象付ける上の図となった。SamsungはOpenSignalのアプリを利用しているAndroidデバイスのほぼ半数(47.5%)を占めている。上の図の巨大な黄緑の部分がそれだ。

OpenSignalのデータでは今や消滅したSony-Ericssonのジョイントベンチャー(SEMC)が6.5%で2位を占めている。Samsungの6分の1のボリュームに過ぎず、しかも残念ながら先のない2位だ。Sonyはモバイル事業に単独で取り組むことにした。

Samsungの優位が続く一方で、OpenSignalのデータからは、Androidエコシステムの多様化、断片化がさらに進行していることが読み取れる。Samsung自身もあらゆるユーザーニーズに対応すべく製品の多様化に努力しているからこの結果は驚くには当たらないだろう。OpenSignalのデータでは区別しうるAndroidデバイスは、昨年7月に3997週類だったのに対し、今年7月には1万1868種類と3倍に増加している。

Samsungのフラグシップ・モデルの位置

SamsungのデバイスはGalaxy SIII、Note 2など複数のフラグシップ・モデルで成功を収めたが、自社製品ライン内でGalaxySIIのときほどの大きなシェアは達成していない〔左上隅の大きなエリアがGalaxy SII〕。

2013年のデータによると、現行のフラグシップ機、 Galaxy SIII、SIVもやはりSIIのときほどのシェアを再現できていない〔左上隅がGalaxySIII、その右側がSII、その右側列のトップがGlaxy Y、その下の黄緑がSIV〕。Samsungの製品多様化路線からすると同社にとって悪いことではないのだろうが、興味あるトレンドだ。Androidデベロッパーは以前にも増して複数のSamsung/Androidフラグシップに対応しなければならないことを意味する。

Android OSの断片化状況

〔日本版〕下の図はOpenSignalの元レポートから再掲。2010年から現在までのAndroid OSの世代別のシェアをビジュアル化したもの。白い線はその時々での最大シェアのOSのパーセンテージを表している。こちらも2012年夏以降断片化が進行する傾向にある。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


最初のFacebook Home組み込みスマートフォン、HTC FirstにAT&Tが販売終了との噂

HTCのFacebook Homeを組み込みんだAndroidスマートフォン、FirstがAT&Tからデビューしたのは先月のことだが、早くも製品として大失敗という声が上がっている。BGRのZach Epsteinによれば、HTC Firstの売れ行きがあまりに不振なため、AT&Tは近く販売を中止し、売れ残りはHTCに返品することを決めたという。

この報道が事実なら(AT&T、HTC、Facebookに確認を求めたが、本稿執筆時点ではいずれも回答なし)、AT&Tは「契約上の義務を果たすために」今後一定期間はFirstの店頭展示を続けるが、その後は販売を中止するという。

しかしいったいFirstはどのくらい不振なのだろう? Epsteinは「HTC Status(ChaCha)の発売後1月時点と比較してもさらに売れ行きが悪い」とツイートしている。ちなみにStatusというのはHTCの最初のFacebook携帯の試みだ。ブラックベリー風のデザインで、QWERTYキーボードの下にFacebookサイトを呼び出す専用ボタンがついている。一方、Facebook HomeのAndroidアプリはFirstよりいっそう出来が悪く、その悪評がFirstの足を引っ張っている面もある。いずれにしても決して満足できる状況にないのは確かだ。

もしAT&TがFirstの販売を中止するようなことになると、他国での販売計画にも影響が出そうだ。HTCのCEO、Peter ChouはFacebook Homeの発表イベントで、フランスのOrangeとイギリスのEEからこの夏発売されると述べていた。

率直に言えば、Firstがスマートフォン・ユーザーから熱狂的支持を受けていないと聞いてもあまり驚きは感じない。先週、AT&TはFirstの価格を99ドルからわずか0.99ドルに大幅値下げした。発表後1月しか経っていない新製品にしては異例の動きに「売れ行きが相当悪いのだろう」という声が上がった。さてFirstの不振の原因はハードウェアとして凡庸だったところにあるのか、それともFacebook Homeにあるのか?  ユーザーも専門家もそろってFacebookの独自ランチャー、Homeへの興味を失いつつある現状を考えると、原因は後者だと考えざるをえない。

この情報の真偽については現在さらに確認の努力を続けている。ただAT&Tが「販売を中止する」という噂が流れたStatusの販売がまだ続いている例もあるのでFirstの運命も予断を許さない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook <A


最初のFacebook Home組み込みスマートフォン、HTC FirstにAT&Tが販売終了との噂

HTCのFacebook Homeを組み込みんだAndroidスマートフォン、FirstがAT&Tからデビューしたのは先月のことだが、早くも製品として大失敗という声が上がっている。BGRのZach Epsteinによれば、HTC Firstの売れ行きがあまりに不振なため、AT&Tは近く販売を中止し、売れ残りはHTCに返品することを決めたという。

この報道が事実なら(AT&T、HTC、Facebookに確認を求めたが、本稿執筆時点ではいずれも回答なし)、AT&Tは「契約上の義務を果たすために」今後一定期間はFirstの店頭展示を続けるが、その後は販売を中止するという。

しかしいったいFirstはどのくらい不振なのだろう? Epsteinは「HTC Status(ChaCha)の発売後1月時点と比較してもさらに売れ行きが悪い」とツイートしている。ちなみにStatusというのはHTCの最初のFacebook携帯の試みだ。ブラックベリー風のデザインで、QWERTYキーボードの下にFacebookサイトを呼び出す専用ボタンがついている。一方、Facebook HomeのAndroidアプリはFirstよりいっそう出来が悪く、その悪評がFirstの足を引っ張っている面もある。いずれにしても決して満足できる状況にないのは確かだ。

もしAT&TがFirstの販売を中止するようなことになると、他国での販売計画にも影響が出そうだ。HTCのCEO、Peter ChouはFacebook Homeの発表イベントで、フランスのOrangeとイギリスのEEからこの夏発売されると述べていた。

率直に言えば、Firstがスマートフォン・ユーザーから熱狂的支持を受けていないと聞いてもあまり驚きは感じない。先週、AT&TはFirstの価格を99ドルからわずか0.99ドルに大幅値下げした。発表後1月しか経っていない新製品にしては異例の動きに「売れ行きが相当悪いのだろう」という声が上がった。さてFirstの不振の原因はハードウェアとして凡庸だったところにあるのか、それともFacebook Homeにあるのか?  ユーザーも専門家もそろってFacebookの独自ランチャー、Homeへの興味を失いつつある現状を考えると、原因は後者だと考えざるをえない。

この情報の真偽については現在さらに確認の努力を続けている。ただAT&Tが「販売を中止する」という噂が流れたStatusの販売がまだ続いている例もあるのでFirstの運命も予断を許さない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook <A


Facebookスマホの出足は鈍い?―AT&TはHTC Firstの価格を99ドルから99セントに大幅値下げ

FacebookがFacebook Homeの普及を助けるためにさらに努力が必要だと感じたのかもしれない。あるいはAT&TとHTCが売上をもう少し伸ばしたかったのかもしれない。いずれにしても、デビューからまだ1と月たっていないのに、最初のFacebookスマホ、HTC Firstの価格が99ドルから0.99セントへと引き下げられた(AT&Tとの契約が必要)。標準のAndroidと高速LTE接続機能が備わった携帯にしてはお買い得だ。

Facebookは私の取材に対して「“われわれはAT&Tの決定を歓迎している。Facebook Mobileのページでも新価格を告知している。AT&TはHTCとSamsung Galaxy S4についても特別割引キャンペーンを実施中だ。だからこの値下げはFirstの売れ行きとは直接関係ない。あくまでキャリヤ側の販売努力だ。どんな携帯も時間がやがて値下がりする」と答えた。

Facebookは「Facebook Homeを搭載した独自携帯の開発に関して他のメーカーとも引き続き協力している」としているのでHTC Firstが最後のFacebook携帯になるわけではないだろう。しかし、HTC Firstについての私の最大の不満はカメラがしょぼいことだったが、その欠点を帳消しにするほどの人気は得ていないようだ。5メガピクセルのカメラは暗いところに弱い上に起動に手間がかかりシャッターチャンスを逃しやすい。

独自のAndroidアプリのHomeの方もダウンロード数は100万に届いていない。とすればHomeがデフォールトで組み込まれたAndroid携帯を99ドル出して買うユーザーはそれよりだいぶ少なかっただろうと推定できる。しかしHomeは今後改善が進むはずだ。ユーザーはHomeのUIが「非直感的」であることに強い不満を抱いているが、昨日も書いたように、Fcebookは毎月のアップデートで早急に対処するはずだ。特にホームスクリーンからアプリのフォルダをすっかり隠してしまうのを止めるべきだと思う。

HomeのUIが改良されればHTCはカメラを改良した新しいFirstを出すだろう。そうなれば売れ行きも上向きになるだろう。それにFacebookは新しいCMを準備したほうがよい。最初のFirstとHomeのCMはストーリーにむやみに邪魔が入る奇妙なものだった。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


過熱したスマートフォン、持ち主の女性に焼き印を押す

オハイオ州コロンバスに住むある女性が、腰に挟んだHTC Evo Shiftに焼き印を押されていたことに気付いた。その女性Jennifer Gragoは、庭仕事中にこのスマートフォンでFMラジオを聞いていたと言っている。

「ポケットがなかったのでスウェットパンツの内側に挟んでいました。問題なさそうじゃないですか・・・すると携帯が段々暖かくなるのを感じて場所を動かしました。スウェットパンツのせいだと思いました。もう一度手に取ったら熱くて気を失いそうになりました」と彼女は話した。

このスマートフォンを売ったBest Buyは、「適切な換気が必要」でありケースに入れるべきだと彼女に伝えた。

彼女の肌にはスマートフォンの形がくっきりと残った。携帯電話は、言うなれば小型無線機でありさまざまな理由で過熱し得るが、ここまで極端に熱くというのは恐ろしい。これは2年前の機種で、現在Sprintと契約すると無料で手に入る。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Facebook携帯のハードは平凡なHTC機―カスタム・ホーム・アプリは一般のAndroid機種でも利用可能

Facebookの「Androidの新しいホーム」のハードウェアは結局、コードネームをMystというHTCの平凡な機種であるようだ。しかしアプリは標準的なAndroidスマートフォンならどれでも作動するという。

Android Policeによれば、この情報はリークされたFacebookフォンのソフトウェアを分析した結果判明したものという。 この分析は「今週木曜日にFacebookが大がかりなプレスイベントを予定している」というわれわれのスクープと合致する。

多少のカスタマイズをしたAndroid OSをHTCの携帯向けに提供することで、FacebookはiOSや標準のAndroid機種ではできないようなカスタマイズの自由を得るわけだ。これにはユーザー別に高度にカスタマイズされたホームスクリーンが含まれる。このホームスクリーンにFacebookのニュースフィードや通知が表示される他、OSの各所でFacebookの機能との密接な連携が図られている。

しかしFacebookの利用に特化したスマートフォンの市場はさほど大きくないことが予想されるので、FacebookはHTC版のカスタム・ホームスクリーンに似たユーザー体験を提供するホームスクリーン・ランチャーを一般のAndroid機にインストール可能な単独のアプリとして発表するものと思われる。ともかくもAndroidは世界でもっとも数多く利用されているスマートフォンOSだ。FacebookとしてはせっかくのホームスクリーンをHTCの特定機種だけに閉じ込めておくわけにはいかないだろう。

Android PoliceのRon Amadeoによるソフトウェアの分析によって、以下の詳細が明らかになった。

Facebookスマートフォンのハード

これはデベロッパー・ビルドの内容の分析に基づくもので、ターゲットのデバイスは単なるテスト目的であり、木曜日には何かもっとハイエンドの機種が登場する可能性はある。しかしAPK(アプリケーション・パッケージ・ファイル)の内容によれば、このソフトウェアは以下のハードウェアで作動するようデザインされている。

  • メーカー: HTC
  • モデル: MYSTUL (Myst_UL)
  • キャリヤ: AT&T
  • プラットホーム:MSM8960 (デュアルコア)
  • RAM: 1GB
  • ディスプレイ: 4.3 inch、720p
  • Androidバージョン:4.1.2
  • Senseバージョン:4.5
  • リアカメラ = 5M
  • フロントカメラ = 1.6M
  • SDカード・スロット:なし
  • Bluetooth 4.0
  • Wi-Fi a/b/g/n

このスペックはFacebookフォンはHTCSense 4.5かそれにごく近いモデルとなるだろうというUnwired Viewの情報とも一致する。ただしキャリヤはAT&T以外にも対応することになるだろう。

“Facebook Home”アプリ

先週われわれが報じたように、 “Facebook Home”というロゴが表示される。このFaceboookアプリの機能には以下のようなものがある。

  • あるウィンドウを常に他の窓の上に表示させる
  • ロックスクリーンを無効にする
  • デバイスを起動すると同時にこのアプリも起動する
  • 他のアプリの作動状態をモニタする
  • デバイスのWi-Fi接続を管理する
  • システム設定を変更する

XMLレイアウトと画像ファイルから判断するとFacebook Homeはホームスクリーンにニュースフィード、時計、他のアプリを起動するショートカット、Google検索などを表示するようだ。

APKから発見されたもっとも興味ふかい機能のひとつは“Chat Heads”だ。これはFacebookのチャット窓をフロート状態で他の窓の上に表示させることができる機能で、他のアプリを利用している場合でもそのまま表示され続ける。一部の音楽サービスのサイトがいったん起動すると他のアプリを使っていてもずっと表示が続くプレイヤー・アプリを提供しているが、そのチャット版と思えばよい。ただしChat HeadsはFacebookがカスタマイズしたAndroid OSでなければ作動しない。

一般Android向け“Home”アプリ

Android Policeの発見でもっとも重要なのはこの点だ。Facebook Homeソフトウェアにはカスタマイズされていない一般のAndroid OSの設定を読み込む機能があると判明した。またHTCランチャーだけでなくSamsungのフロントエンド、TouchWizランチャーにも対応している。このことはHomeアプリがHTC以外のメーカーの標準的Android OS搭載機でも作動することを示唆している。Facebookは一般Android向けHomeアプリをGoogle Playを通じて広く提供することになるだろう。

Homeアプリのプレミア・アージョンはHTCの専用OS搭載機で作動するが、いくつかの機能を外したバージョンは一般Android機で作動するということになるというのは合理的でもあり、先週の私の記事の推測とも合致する。イベントが予想されている4月4日はもう目前だ。カスタムOSによるプレミア版が成功すれば、FacebookはHTC以外にもOEMパートナーを増やすかもしれない。

つまりFacebookの戦略こうなるのだろう。1. HTC機で最高のユーザー体験をデモンストレーションする。 2. 現在のアプリより深いレベルでOSの機能を利用した一般Android向けHomeアプリを」提供する。 3. 他のメーカーをカスタムOSの専用機製造に勧誘する。

なかなか巧妙な戦略に聞こえるが、これが成功するかどうかはFacebook Homeが既存のアプリと比べてユーザーにどれだけの新たな価値を与えられるかにかかっている。さほどのメリットが見出されなければユーザーはHTCのFacebook携帯を買わないだろうし、他のメーカーも誘いには乗ってこないだろう。Facebookは何年もかけて無駄な骨折りをしたということになる。

しかし成功すれば、Facebook Homeのユーザーは常時リアルタイムでFacebookの友だちと交流しつづけるという新たなソーシャル感覚を手に入れることになる。もしかするとAppleもホームスクリーンのカスタマイズをデベロッパーに認めるようになるかもしれない。一方、Facebookは自らハードウェアの製造に乗り出さないでもモバイルでのユーザー体験に対するコントロールを強めることが可能になるだろう。

Facebookのスマートフォン計画については次の記事も参照

Facebook To Reveal “Home On Android” Sources Say Is A Modified OS On HTC At 4/4 Event

Facebook’s “Home” On Android Could Give You A Sixth Sense For Your Social Life

Facebook’s Android Homescreen Could Expose Apple’s Inflexibility

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


苦難の2012年を終え、HTCが最新スマートフォンHTC Oneで逆襲へ

HTC-One_Silver_Multiple

HTCが2012をもっと良い年であればよかったのにと考えていることに疑いはない。悩めるスマートフォン会社は、ライバルのSamsungとAppleが次々と節目を通過する中、四半期毎に残念な結果を繰り返してきた、

CEO Peter Chouは、最悪の時は過ぎ、自らが率いる会社を好転させられると信じている。今、ここニューヨークで(同時にロンドンでも)、HTCは同社の未来を担う新製品、HTC Oneをつい先ほど発表した。

はっきり言って、この数週間に異常なほど出回ったリークでネタバレしていた以上のものは殆どないが、それでもJelly Beanを塔載したOneは、驚くほど良くできた端末だ。HTC Oneの4.7インチ 1080p(ピクセル密度468 ppi)ディスプレイは白と黒で縁取らたタテヨコどちらの位置でも使え、BlackBerry Z10と似てなくもないい。もちろん、中身もなかなかのものだ。スマートでなめらかな曲面のアルミニウム製ユニボディーシャシーの中には、Qualcommの4コアSnapdragon 600チップセット1.6GHzクロック、RAM 2GB、および32または64GBの内蔵フラッシュメモリーが収まっている。

しかし、Oneのハードウェアからは、何か抑制されたものを感じる。4.7インチ1080pディスプレイは、同社の最大ではなく(同社のDroid DNAがその称号を持つ)、チップセットもQualcommの最速版ではない。このところHTCやSamsungなどの会社は、デバイスのスペックシートで争うよりも、差別化機能に力を入れるようになり、Oneもその例に漏れない。

同社はモバイル機の音質にこだわり、前面スピーカーペアと独自のアンプを加え、妙な名前まで付けた(”Boomsound” って?)。さらにHTCは、Oneのカメラにも力を入れ、”Ultrapixel”と称するセンサーを載せてメガピクセル競争から完全な脱却をはかっている。f 2.0のレンズは 「ライバルより300%明るい」と同社は豪語している。赤外線とHTCブランドのPeel社製リモコンアプリでリビングルームでの利用も考えられている。

もちろん、ハードウェアはHTCのOneに対するビジョンの一部でしかない。

もちろん、ハードウェアはHTCのOneに対するビジョンの一部でしかない。リークしたスクリーンショットにあった通り、改善された最新のSense 5のUIは、これまでのHTCのUIの中で最もすっきりして目障りなところがない。これまでのけばけばしくて凝りすぎたインターフェースとは一線を画すものだ。

GoogleのRobotoフォントがSenseのアイコンとウィジェット全般で使われており、Jelly Beanの寒色デジタル風デザインとマッチしている。しかし、最大の新機能はBlinkFeed。これは無数の情報ソース(ESPN、AOLのメディアサイト、The Verge、Reuters等々)からコンテンツを集め、デバイスのホーム画面に流すものだ。

なお画面をスワイプすることによって、BlinkFeedの左側に標準のホーム画面があと4枚(これがハードの制限)ある。良くも悪くもこの機能をオフにすることはできない。設定画面でコンテンツのソースを減らすことはできる。

HTCによると、Oneは3月以降最終的に世界185社以上のキャリアーで利用可能となるが、米国内ではAT&T、Sprint、およびT-Mobileが同機をサポートする。Verizonファンは残念。VerizonがOneに対応しないという正式発表はないが、Droid DNAが未だに比較的新しい商品であることを考えれば大きなショックではない。

大型イベントは今も続行中。実際に使ってみてのレポートは後ほど。

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(翻訳:Nob Takahashi)