全自動でフィットネス活動を記録する「Human」、ついにAndroid版が登場

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iOS版ではHumanというアクティビティ&カロリートラッカーが人気となっている。新しい年を迎え、ついにこのアプリケーションがPlay Storeにも登場してきた。

Humanはアクティビティのすべてを自動的に記録して、健康維持に役立ててもらおうとするアプリケーションだ。1日に30分間の活動時間を目標として定め、習慣化するための手伝いをしてくれる。アプリケーション中ではこの目標数値を「Daily 30」と呼んでいて、目標達成を促してくる。

なお、今回のリリースにともなって「Human Pulse」なる機能も追加された。他のフィットネス記録つーる同様に、リアルタイムでリーダーボード上で競うことができるようになったのだ。ただしHumanの掲げる目標はあくまでも「日常の軽い運動」を促すことであり、「より多くのフィットネス活動」を促すような仕組みはとっていない。

リーダーボード上に表示されるのは友人や、近郊の人々の運動状況だ。他の人が運動している様子をみれば、きっと本人も運動したくなるに違いないという発想から実現された機能だ。

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もちろん他人と競うことなど必要なく、ただ単に自分のアクティビティを把握したいということであればそのように使うこともできる。ダウンロードして必要な設定を行えば、あとはアプリケーションのことは忘れてしまってもかまわない。フィットネスアクティビティについての通知が、自動的にやってくるようになる。

通知される内容以上の情報を知りたい場合には、もちろんアプリケーションを開くことになる。記録の際にはアプリケーションを開く必要もない。ランニングなのか自転車なのかなどについては、自動的に判別されるようになっているのだ。アクティビティの内容について詳しくみたいという場合には、最近のバージョンより地図つきのタイムライン表示がサポートされてもいる。統計情報や消費カロリーなどが表示されるようになっている。

これまでに100万人がHumanをダウンロードしており、記録されたアクティビティは15億件にものぼるとのこと。iOS版のみでこれほどの成績をおさめていたわけで、Android版のリリースに伴い、さらに多くの人が利用するようになり、記録されるアクティビティも飛躍的に増大することとなるのだろう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

あなたが住んでる都市は怠け者が多いかな?…Humanがそれを知っている

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アクティビティアプリが大流行なのは、スマホなどと違ってスマートウォッチや腕輪、脚環などは一人がなんぼでも身につけられるからかもしれない。またAppleのHealthKitなんかもブームをひっぱっているだろう。今やいろんなアクティビティが行われており、またそれらから発生するデータも、いろんなアプリの餌(えさ)になっている。

でも、そういうデータを見ていると、おもしろいことが分かることもある。Humanは、人間という意味ではなくてこの際会社の名前だけど、そのHuman社にはiOS用のフィットネス測定アプリがある。30分間のアクティビティやエクササイズの経過や結果を測定するのだけど、このほど、そのデータの一部が(匿名化されて)共有された

同社のサーバに世界の900の都市のユーザからほぼリアルタイムで送られてくるアクティビティデータを分析した結果、各都市の活発度が分かるようになったのだ。たとえば下図は、左がサンフランシスコ(一日のアクティビティ時間65分)、右が全都市平均(50分)だ:
・ライトグレー…車や交通機関に乗ってる
・ブルー  …自転車に乗ってる
・赤    …歩いてる
・オレンジ  …ランニングしてる
・ダークグレー…その他

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それらユーザデータによると、ここ数日間でいちばんアクティブだった都市はベルリンだ(アクティビティ時間85分、下図)。ぼくはベルリンにしばらくいたことがあるけど、だいたい彼らのアクティビティは、歩くことが多いね。歩くよー、連中はどこへでも。

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この図を見て、もっとアクティブになろう、と決意した人はいないと思うけど、でもアクティビティに関するデータを視覚化した試みとしては、ユニークだしおもしろいよね。

Foursquareもこういうのが上手だったけど、今は、やっていない。それらはユーザの移動データではなく、位置データだったけどね。

[昨日と今日のアクティビティ時系列の比較]
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ユーザ数がもっと多ければデータのクォリティも上がるけど、今のユーザ数300万人でも十分おもしろいよ。とくに、歩き、ランニング、自転車など、タイプ別に分類しているのが良いね。

ご自分の都市を見てみたい人は、こちらへどうぞ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa