今日からiMac Proをストアで買える、お値段は4999ドルから

Appleの超強力機iMac Proが同社のオンラインストアに登場したのは、クリスマスの直前だった。そして今度は、お店で現物を見て触って買いたいという人のために、各地のストアで売られることになった。店頭に出たことに今朝最初に気づいたのはMacRumorsだが、Appleのこのページへ行ってご自分のzipコードを入力すれば、いちばん近いお店がわかる。

4999ドルからというお値段は、レジの行列に並びながら衝動買いするには向いていないが、でも同社の、かねてから定評のあるオールインワンパッケージのプロフェッショナルバージョンだから迫力は十分だ。公式のローンチのときしばらく触ってみた本誌のMatthew Panzarinoは、これを“デベロッパーへのラブレター”と呼び、“今のマシンと基本的にはまったく同じ筐体にiMacのすごいパフォーマンスを収めて、それを色などのお化粧で新しく見せることのアホらしさに、Appleはやっと気づいたのだ”、と言っている。

Mac Proが今だに忘れられた存在のようになっている中でAppleは、AIO(オールインワン)デスクトップのフォームファクタにフォーカスして、4Kビデオの編集やVRコンテンツの制作など、CPUを極端に酷使する仕事に使いたいと考えているユーザーのために、クレイジーなほどに贅沢なハイエンドスペックを提供する。そんなiMac Proが表しているのは、Appleのコンピューターの長年の中核的ユーザーベースであったデベロッパーやクリエイティブの連中に、再びその顔を向けたことだ。それは近年、MicrosoftがSurface系列で取り込もうとねらっている人たちだ。

このコンピューターのApple Storeにおける品揃えは、かなり充実していると思われるが、すべての店にすべての構成がある、とは限らないから、事前に確認すべきだ。そしてもちろん、4999+ドルは厳しい、とお思いの方のためには、すでにSpace Grayの限定版アクセサリの、ばかばかしいほど暴騰した中古市場が、すでにあるようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple、iMac Proを12月14日に発売、価格は4999ドルから

Appleが最初にiMac Proを紹介してから永遠の時間が過ぎたように感じる。WWDCで発表され12月の発売が約束されていたが、しばらく音無しが続いたあと、ようやく近々販売されることになった。

ダークグレイのデスクトップ機が手に入る12月14日まであとわずか。iMac Proの価格は4999ドルからで、最大18コアXeon CPU、メモリー128GB、ストレージ4TBが搭載可能。これは、かつてホームコンピューターの入門キット的位置づけだったフォームファクターをまとった本格的マシンだ。

Appleがクリエイティブのプロフェッショナルをターゲットに据えていることは明らかだ。そして現在のMac Proが宙ぶらりん状態にある中、4Kビデオや3Dグラフィクスの編集といった高性能を要求する作業向け製品としてと、AppleはiMac Proを前面に押し出している。

YouTuber、フォトグラファー、研究者ら様々な分野のクリエーターがしばらく同製品を使う機会を与えられており、その反響はiPhone Xが出てきたときとよく似ている。

フォトグラファーのVincent LaForetは 10コアバージョンのマシンをテストし、新しいiMacについて多くを語っている。「結果は非常に一貫性がある。スピードは(現在使っているiMacとiMac Pro 15と比べて)2~3倍速い。世代間の目に見える違いといえば、通常この1/10くらいのものだ。

iOS/Macアプリを開発する会社で働く機械・宇宙工学エンジニアのCraig A. Hunteru によると、「これに一番近い現行の27インチiMacが3699ドルで、CPUとグラフィックチップセットははるかに劣っているしほかにも不利な点がいくつもある。つまり、1300ドル余計に払ってiMac Proを手に入れることに何の迷いもない。

一方YouTuberのMarques Brownleeは、自分のニーズにぴったりのマシンが見つかったとして「ハイエンドYouTuber/Final Cutマシンとして理想的」だと書いている。

みんなの第一印象はほぼひとつに要約される —— それは大体予想通りの反応でもある。iMac Proは非常にすばらしく、非常に高い。念のために言うが4999ドルは最低価格だ。入門レベル機は8コアのXeonプロセッサー、メモリー 32GB、ストレージ1TBだ。最強のスペックは、おそらくほとんどのユーザーは必要としてないだろうが、金がかかる。それがいくらになるかはまだ不明だ。

iMac ProはAppleにとって大切な時期にやってくる。MicrosoftはAppleの主要客層であるクリエイティブな人々を対象にSurface製品群に力を入れている。そしてAppleはMac Proを大きく考え直す時期に来ている。SVPのPhil Schillerが4月にこう話していた。「Mac Proのアップグレードやアップデートを一時中断していることを申し訳なく思っている。これに代わる何かすばらしいことを計画している」。

この新システムでAppleは、最大の人気製品をまったく新しいカテゴリーに参入させつつ、従来からのコアユーザーも大切にしようとしている。Appleは未来のコンテンツ作成にも目を配っている。同じWWDCのキーノートでTim Cookは、AppleがようやくVR活用の準備ができたと語り、バーチャルリアリティー・コンテンツのクリエイション現場でもメジャープレーヤーになりたい意向を明確に示した。そのためには、開発者にもエンドユーザーにも強力なマシンが必要になる。

標準iMacのハイエンド製品はVRの再生に対応している。さらに同社は、デベロッパーがVRコンテンツ作成のためにAppleマシンを使うことを期待して、Metal for VRを公開した。iMac Proの製品ページには、このことが明確な言葉で説明されている。「新しいVega GPUを搭載したiMac Proなら、VRの世界に没入できるだけでなく、それを一から作り上げることができるようになります」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook