Facebookへの政府からのユーザーデータ開示要求は過去最高

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Facebookの最新の透明性レポートが公開された。

それによると、各国政府からのユーザーデータ開示要求の数は、昨年の後半期と比較して、今年の前半期には16%増加し、合計12万8617件になったという。

これは、同社が2013年に最初の透明性レポートを公開して以来、これまでのすべての期間に受けた要求の中で最大の件数となった。

中でも米国政府からの要求は5万741件で、突出している。そのうちの88%のケースで、実際にアカウントやユーザーのデータが当局に提供されることになった。Facebookによれば、米国政府からの要求の3分の2は、口外禁止命令とセットになったもので、該当するユーザーに政府からデータが要求されたことを伝えることができない。

しかしFacebookは、今回の期間中に口外禁止条項が解除された後、初めて11件のいわゆる国家安全保障文書(NSL)の詳細を公開できることになったと述べている。国家安全保障文書は、FBIの要求に応じて、企業に非コンテンツデータの引き渡しを強制できる。こうした文書は、裁判官による承認を受けたものではなく、通常はそれ自体の開示を妨ぐために、口外禁止命令が付いている。しかし、2015年にFreedom Act(自由法)が可決されて以来、企業にはそうした口外禁止命令の解除を要求することが許されるようになった。

また今回の透明性レポートによると、Facebookは15か国で67件のサービス障害を検出したことを明らかにした。これは、9か国で53件だった昨年下半期から増加している。

さらに同レポートでは、Facebookは1160万件のコンテンツを削除したことを明かしている。これは前年同期の580万件から2倍近くに増加している。削除の理由は、子供のヌードや性的虐待など、Facebookのポリシーに違反するものだという

Facebookは、今回のレポートに初めてInstagramを含めている。Instagramに関しては、今年の第2および第3四半期で、168万件のコンテンツを削除したことが報告されている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Instagram分析ツール「SINIS」、競合分析・ハッシュタグ分析・ファン分析が可能な有料プランが登場

Instagram特化型メディア「インスタアンテナ」やInstagramキャンペーンCMS「CAMPiN」の運営と並行し、Instagram分析ツール「SINIS(サイニス)」を開発し提供するテテマーチ。同社は10月21日、同ツールに「より高度な分析機能」を追加した有料プランの提供を開始したことを発表した。

テテマーチは2018年9月より、SINISの無料版のみ提供してきた。同社の説明によれば、これまでのSINISは、あくまでも「自社アカウントの分析を行うためのInstagram分析ツール」だった。だが、Instagramの国内ユーザー数が3300万ユーザーを突破するなどInstagramが隆盛する中で、「自社アカウントの分析だけではInstagramマーケティングの全体像は抑えることが難しいと感じてきた」(テテマーチ)。

そのため、本日発表された有料プランでは、客観的視点で現状把握する「競合分析」、ユーザーの口コミであるハッシュタグ投稿からトレンドを理解する「ハッシュタグ分析」、フォロワー数ではなく自社に対する熱量を可視化しファンユーザーを見つける「ファン分析」、この3つの視点を持つ新機能を提供する。

有料版で利用可能となるのは以下の機能だ。

  1. 各データの期間比較:「フォロワー増加数」や「エンゲージメント率」、「フォロワー男女比」などのデータの期間比較が可能。
  2. エンゲージメント率の計算式指定:様々な運用担当者の重点指標に合わせてエンゲージメント率の計算式を指定することができる。指定できる値は分子分母共に「いいね数」、「保存数」、「リーチ数」などの6項目。
  3. アカウントのベンチマーク登録:自社アカウント以外のビジネスアカウントを指定し、フォロワー数やフィード投稿の内容などをベンチマークすることが可能。

そして、ハッシュタグのベンチマーク登録」と「タグ付けユーザーのランキング」の2つの機能が近日、公開される予定だ。

ハッシュタグのベンチマーク登録では、ハッシュタグを指定し、指定したハッシュタグがついた投稿の日別の投稿件数の推移や人気投稿欄への掲載有無、人気投稿欄の平均いいね数、コメント数などを計測できる。タグ付けユーザーのランキング機能では、自社アカウントに対してメンションやタグ付けをし投稿したユーザーを集計し、ユーザーの能動的なアクション回数によるランキングを作成する。

Instagramのマーケティング活用は日本でもかなり一般化してきたが、テテマーチでは「Instagramマーケティングをブームではなくマーケティング活動の一つの文化として根付かせるべく、今後も新機能の開発を進めていく」という。

テテマーチ取締役COOの松重秀平氏は、Instagramアカウントを運営する企業がSINISのようなSaaSツールを使う重要性について、以下のようにコメントした。

「(Instagramアカウントの)運用担当者は自分のアカウントに愛を持っていて、自分がやっていることに誇りを持っている。だが、会社内で上申しようとする際に、結局、売上に貢献しているのか、といった部分を説明しづらい。SINISを使えば、自社のデータもすぐに数字で報告でき、他社と比較した上で状況を説明することもできる。単にアカウント数だけではなく、『ユーザーの口コミも増えてきている』ということも加えて報告できれば、担当者の社内での地位の底上げにも繋がるのではないか。そういった意味で、データの可視化は非常に重要だと考えている」(松重氏)。

インスタのサードパーティ製アプリによるアクセス制限対応が遅々として進まないワケ

Instagram(インスタグラム)は、しばらくほったらかしになっているサードパーティ製のアプリから、ユーザーの個人データを守るための機能を、ゆっくりと展開し始めた。Instagramのユーザーデータへのアクセスをいったん許可したアプリの認証を取り消す機能だ。こうしたアプリには、Instagramの写真をプリントするために使ったウェブサイト、色々な出会い系のアプリ、コラージュを作成したり、もっとも人気のある自分の写真を見つけたりするためのツールなどが含まれる。

ユーザーのアカウントへの、サードパーティ製アプリからのアクセスを削除するツールを提供することは、プラットフォームプロバイダーにとって、かなり一般的なセキュリティ対策の1つになっている。Instagramは、そのような機能を提供するのが遅れている。TwitterFacebook、それにGoogleなどは、もう何年も前から、そうした機能を提供してきた。

そしてInstagramは、その機能の導入を急いでいるような様子もない。

同社によれば、今回の新しいセキュリティ機能は、徐々に展開されるように設計されているため、すべてのユーザーに行き渡るのに、なんと6ヵ月もかかるという。普通は、ほとんどの新機能は数日から、長くても数週間以内に展開されるもの。半年もかかるというのは稀だろう。

このような遅い動きは、非難されてしかるべきだろう。Instagramの親会社、Facebookの大規模な個人データの扱いに関するスキャンダルを思い出せば、なおさらだ。それは、Cambridge Analyticaという調査会社が、サードパーティアプリを使って、Facebookのユーザーデータを不正に収集していたというものだった。

たしかにInstagramは、Facebookと比べれば、詐取可能な個人情報の宝の山というわけではないかもしれない。しかし、何年も前に1回使っただけのアプリに、Instagramのユーザー名、写真、すべてのキャプション、投稿のタイムスタンプ、記事へのリンク、といった情報へのアクセスを許可したままにしておく必要は、まったくない。もし、親しい友人や家族とだけコンテンツを共有するために、プライベートアカウントのままにしている場合、このようなアプリからのアクセスは、余計に不快に感じられるはずだ。

Instagramは、この機能の展開が、なぜそんなに遅いのか、公の発表では明らかにしてない。しかし実は、サードパーティのデベロッパー用のAPIの変更とリンクしているようだ。同社はデベロッパーに対して、Instagram Legacy API Platformから、Facebook Graph APIに移行するための時間的猶予を与えている。

デベロッパー向けの発表で説明されているように、新しいAPIは「ユーザーのプライバシーと安全を保護しながら、適切な消費者のユースケース」を可能にする。その中には、ユーザーが、どの情報をアプリと共有するかを選択し、その他の情報へのInstagramのモバイルアプリを経由したアクセスを無効にする機能が含まれている。古いAPIプラットフォームは、2020年3月2日に廃止されることになっている。

この機能の展開が遅い理由は、デベロッパーにアプリの変更のための時間を与えているからだと、Instagramはユーザーにはっきり伝えるべきではないだろうか。しかし実際には、そのことについては触れていない。そのため、その機能の展開が遅いのは、ユーザーにとって優先すべき重要なものだとInstagramが考えていないからだ、といったレポートが出回ることになる。

新しいセキュリティ設定が使えるようになると、その機能はInstagramアプリの「設定」に組み込まれる。その中の「セキュリティ」→「アプリとウェブサイト」を開くと、アクティブなアプリのリストを見ることができる。そのリストの中から、自分のInstagramアカウントに接続させたくないアプリの名前の横にある「Remove」をタップすればいい。

この機能と合わせて、Instagramは、アカウントに接続するアプリを認証する際の画面もアップデートしたことを明らかにした。その画面には、アプリをユーザーのInstagramアカウントに接続しようとする際に、アプリが要求するすべての情報を詳細に表示する。もし要求が度を過ぎたものと感じたら、「Authorize(認証)」ではなく、「Cancel」を選べばいい。

まだこの新機能が使えるようになっていないという人も、おそらく2020年のいつかには使えるようになるのではないだろうか。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Instagramがストーカー用ツールと言われる「フォロー中」タブを廃止

Instagramは「フォロー中」タブを廃止する。会社が意図した誰かを発見するためのツールではなく、ストーキング用ツールとして知られている機能だ。米国時間10月7日にInstagramは、人物や場所やハッシュタグを新たに見つける場所は「発見」タブだと語った。ちなみに「フォロー中」タブを定期的に使っていたユーザーは多くなかった。

こうした要素が合わさって、今回の廃止に至ったとTechCrunchは理解している。

しかし、Instagramユーザーがフォロー中タブを無視していたのは役に立たないからだけではない。多くの人がこの機能を忘れていたり、そもそも存在を知らなかった。このタブのおかげでユーザーの違法あるいはプライベートな行動が露見した例は多い。

このタブは、我々のオンライン生活を裸にすることでかなり悪評を買っていた。「小さな浮気」を見つける場所になることもよくある。例えば、付き合っている相手が他人の投稿にやたらといいね!していたり、元カレ元カノのコンテンツを見ていたり、「予備のお相手」と頻繁に会っているのがバレてしまうこともある。

iOS Before Following誰かがInstagramを使う主な理由が「IGモデル」(Instagram上だけのモデル)にいいね!やフォローすることだと簡単にわかってしまうこともある。多くの人が追跡されたくない種類の行動であり、その人物が親しい友人でなく、同僚や仕事相手だったりするといっそう厄介だ。

このタブは友達関係に悪影響を及ぼすこともある。友達のメッセージに返信しなかったり、「忙しい」と言っている人がInstagramでやたらにアクティブだったり、明らかに嘘をついているようなときだ。

ゴシップ記者もこのタブの愛用者で、有名人が誰をフォローしているかを暴露したり、個人的や仕事上の新しい人間関係のヒントを見つけたりする。

全体的に見て、フォロー中タブはストーカーツールとして知られるようになり、純粋な発見システムとしてユーザーに便益を提供していない。

Android After Activity

Instagramがこの変更を発表したのは本日だが、多くのユーザーが以前からこのタブを利用できなくなっていた。去る8月、Redditの大きなスレッドで、フォロー中タブが消えたと訴えるユーザーがいたが、バクだろうという結論だった。

フォロー中タブがなくなったあとは、ハートボタンを押すと「あなた」のアクティビティだけが表示される。

フォロー中タブの廃止は本日にスタートするが、全員に行き渡るには今週いっぱいかかるだろうとInstagramはコメントしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Instagramが「親しい友達」専用チャットアプリ「Threads」を世界でスタート

Instagramが親しい友達に今やっていることを自動的に送信できるとしたらどうだろう?例えば、 (家にいる)、 (仕事中) (移動中)、 ️(リラックスしている)といった具合だ。これがInstagramの新アプリ「Threads」の狙いだ。Instagramの「親しい友達」専用のチャットツールで、ワンタッチでカメラを起動するショートカットが用意され、写真やビデオを簡単に送信できる。

ThreadsにはStatus(マニュアル送信)とAuto Status(自動送信)というこれまでなかったまったく新しい機能が用意される。ユーザーはここに好みの絵文字をメッセージとして設定し、親しい友達に自分のステータスをワンタッチで知らせることができる。また位置情報をベースにしてInstagramが自動的に各種機能にアクセスできるようオプトインすること可能だ。

Instagram Threads Auto Status

米国時間10月4日、ThreadsアプリはiOS版とAndroid版が世界で公開される予定だ。 FacebookによるInstagramのメジャーアップデートはSnapchat最大のユースケース、つまり親しい友達に対する写真とテキストの連続送信をターゲットとしている。

どこの誰ともわからない相手からのどうでもいい着信には皆飽き飽きしている。チャットアプリのユーザーにとって興味があるのは「親しい友達」リストにあるメンバーの動静だが、Threadsに表示されるのはまさにこの「親しい友達」だ。もちろんInstagram本体からダイレクトメッセージ機能を使ってもいいし、併用することもできる。

ただしThreadsがユニークなのはわれわれが1年半前に発見したカスタム絵文字指定によるステータス送信機能をとうとう正式機能に組み込んだことだろう。

ThreadsのStatusとAuto Statusはユーザーがいまどういう状態にあるか、そのコンテキストをワンタッチで伝えることができるので会話を始めるきっかけに好適だ。「移動中」のアイコンが表示されていればなぜ返事がないのかわかるし、「仕事中」ならオフィスを訪問すれば会えるだろう。ただしプライバシーを考慮してマップ表示などの正確な位置情報は表示されない。重要なのは友達がどこにいるかではなくどんな状態にあるかだ。それがわかれば会話を始める、しばらく控えるなどの判斷の材料になる。

Instagramのコンシューマ・プロダクト・デザインの責任者であるRobby Stein(ロビー・ステイン)氏は私のインタビューに対してこう説明した。

Threadsは「恒常的なつながり」を提供するのが目的だ。基本的な狙いは「自分にアクセスできる相手を正確に管理できるようにする」ことだ。 自分が日頃メッセージをやり取りする相手が特定の数人に限られているなら、そのような行動を簡単にするアプリを作ってもいいではないか? また文章をタイプしてメッセージを送る時間がなくても(ワンタッチで絵文字を送ることで)「つながっている」ことができるならたいへん便利だろう。

ThreadsをInstagram本体とは別のアプリとしてリリースしたのは、ひとつには万一不評だった場合でも本体に被害を及ばさないためもある。しかし成功すれば、Threadsは家族その他親しい友達の動静を常に知ることができる魔法ののぞき窓となる。SMS、WeChat、Snapchatその他のチャットアプリの雑音に悩まされているユーザーにとっては大きな朗報となるかもしれない。

「親しい友達」専用

ソーシャルネットワークの厄介な点は、どうでもいい相手を偶然や礼儀などが原因で友達に追加してしまうことだ。こうした友達の投稿でタイムラインが占領されると全体として興味を引かないものとなってしまう。特にFacebook本体アプリは「万能型ネットワーク」であるため家族、恋人から上司、同僚まであらゆる人々が見ている場所だ。そのためプライベートなことがらはFacebookに投稿しにくいと感じるユーザーが増えている。

Instagram Close Friends Threads

Instagramが「親しい友達」を発表したのは昨年11月ベルリンで開催されたTechCrunch Disruptだった。これは特定のメンバーを「親しい友達」として設定できる機能で、このグループにだけストーリーズを投稿することができる。Facebookは何度もリスト設定に新しい機能を追加してきたがいずれも設定の手間がメリットに見合わず、広く使われるようにならなかった。

「親しい友達」は設定も簡単だし、相手は自分がリストに載っているかどうか分からない。大変便利な機能で、ベルリンで初めて見たとき、Instagramがまだこれを実装していなかったのに驚いたほどだ。【中略】

Auto Statusは受動的情報共有

3年前に私はソーシャルネットワークには「友達がいまどんな状態にあるかいちいち尋ねないでもわかる仕組みが必要だ」と書いた。

InstagramのThreadsはこうしたニーズに応えるアプリだ。プライバシー上の懸念があるため、情報共有の設定が微妙となるが、Threadsでは共有相手を限定すると同時に正確な位置情報などが表示されないようにしている。

Instagram threads Status

Statusによる共有では絵文字でメッセージを送信する。これは1時間から4時間で消滅する。事前に短文を送信メッセージとして用意することもできるし、無数の絵文字から選択することも可能だ。
設定できるメッセージ絵文字には (空いてる)、 (忙しい)、 (勉強中)、 (トラブっている)など.がある。

いっぽうAuto Statusgはデフォルトではオフになっている。この機能をオンにすると、Instagramは収集したデータによって自動的に適切な絵文字を選択して親しい友達に送信する。例えば、ロケーション情報から家、勤務先、カフェ、バー、旅行中などを判断し、それに合った絵文字を選び出す。加速度センサーの情報から自転車に乗っていると判断することもできる。またバッテリーが減っている、充電中であるなどの情報も送信される。

しかしなぜバッテリー情報を送信する必要があるのだろう?これについてInstagramのステイン氏は「バッテリーが充電中だとユーザーがデバイスの近くにいない可能性ある。すぐに返事ができないかもしれない。バッテリー残量がわずかだとステータス送信を止めるかもしれない」からだという。なるほど親しい友達のバッテリーの状況を知っていれば便利なこともありそうだ。【中略】

Instagram threads logo

いまのところ、InstagramはThreadsを商業的に利用する予定はないという。つまり広告が表示されることはない。実際、Facebookはデバイスから得た正確な位置情報を広告その他に利用することはしていない。位置情報は映画館にいる、レストランにいるなどユーザーの状況を知るためだけに用いているという。またFacebookは得られたロケーション情報を一定期間を超えて保存することしないという。

そうではあってもFacebookやInstagramが個人情報を収集し過ぎると考える人々にとってAuto Status機能は反感を呼ぶかもしれない。しかし親しい友達が「ヒマにしている」か「忙しくしている」か知ることができるのは反Facebook派の懸念以上にメリットがあると思う。ThreadsがきっかけとなってInstagramは新しいソーシャルなつながりのハブとなる可能性がある。【中略】

ソーシャルな自慢は情報共有を萎縮させる。Snapchatその他のチャットアプリはこれを排除しようとあれこれ試みたが結局うまくいっていない。Instagramは逆にソーシャルネットワークがさまざまな事情で膨れ上がってしまうのは止むを得ないと認め、逆に本当に親しい友達間のチャットアプリを作ることにした。これはよい考えではないだろうか。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

WhatsAppがメッセージの自動消去機能をテスト中

WhatsAppのユーザーはもうすぐ、一定の時間が経ったらメッセージが自動的に消去されるように設定できる。この機能はTechCrunchが持つ有力な情報筋が、アプリのベータバージョンのコードを調べているときに見つけた。

TwitterのユーザーのWABetaInfo氏は米国時間10月1日に、最近リリースされたAndroid用WhatsAppのversion2.19.275の一般公開ベータに、ユーザーが自分のメッセージを自動消去に設定できるオプションがあると述べた

一定時間後にメッセージが永遠に消えてしまう機能は、友だちや同僚などと機密性のある情報をシェアすることのあるユーザーにとって便利だ。例えば、インスタントメッセージングのTelegramでは、それが最も人気のある機能のひとつだ。

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画像提供: WABetaInfo

Telegramには「秘密チャット」(Secret Chat)機能があって、それを使って会話をしているユーザーはメッセージが一定時間後に消える。Telegramは、テキストを同社のサーバーに保存しないと言い、テキストの痕跡を残さないためにはメッセージを転送せず、スクリーンショットを取らないことをユーザーに勧めている。

同社によると「Telegramの秘密チャットはデバイスの機能でありTelegramのクラウドの一部ではない。従って秘密チャットでメッセージにアクセスできるのは、メッセージの起点のデバイスからのみである。メッセージは、あなたのポケットの中でデバイスが安全であるかぎり安全だ」。

WhatsAppのオーナーであるFacebookは、同社のMessengerアプリに「秘密チャット」機能を搭載している。ただしその秘密チャットは、2人のユーザー間でシェアされるメッセージやメディアコンテンツがエンドツーエンドで暗号化されるだけである。WhatsAppでは、ユーザー間のメッセージはデフォルトで暗号化される。

現在WhatsAppはこの機能を、複数の人が会話に参加するグループモードでテストしている。メッセージの到着から自動消去までの時間は、5秒または1時間を指定できる。WABetaInfoがシェアした上の画像によると、グループの管理者がその秘密チャットに参加できる人とできない人を区別できるようになる。

WhatsAppのサードパーティアプリに、メッセージを自動消去できるものがあった。しかし最近WhatsAppは、セキュリティのためにサードパーティアプリを禁じている。WhatsAppの最近の月間ユーザー数は15億人を超えている。この機能の全面展開がいつになるのか、それはまだわからない。TechCrunchでは現在、同社にコメントを求めている。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

インスタビデオの活用を推進する「@creators」アカウントが登場

米国時間9月30日、Instagram(インスタグラム)は、YouTubeに代わる有望なプラットフォームを見つけたい個人のクリエイター向けに新しいツールを公開した。「@creators」という専用のアカウントがそのツールで、インスタグラムでもっと活躍したい人々のためのヒントとコツが提示される。

インスタグラムはこのアカウントにFAQのストーリーを投稿し、ピン固定している。またインスタグラムを活用している実在のクリエイターからの証言もある。そして、どのように認証を受けるかという疑問に回答している。これは一部の人々からほんとうによく尋ねられる質問なのだろう。

@creatorsの投稿には有用なヒントが含まれている。例えばインスタグラム利用者の60%は音を出してストーリーを見ているという。このアカウントがビデオ制作のヒントやツールを積極的に提供しようとしていることは明らかだ。ビデオはインスタグラム上で成長している分野であり、不満を持っているYouTuberや若年層のクリエイターの新たな活動の場にする方策と考えれば、当然と言える。

ビデオの活用はインスタグラムにとって大きな可能性を秘めている。@creatorsのアカウントは、プラットフォームを求めるクリエイターたちへのアプローチのほんの一部ではあるが、いい取り組みだ。

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(翻訳:Kaori Koyama)

インスタとIGTVに投稿スケジューリング機能を導入

Facebookは、米国時間9月16日に、アムステルダムで開催されているIBC(International Broadcasting Convention、国際放送会議)のセッションで、ビデオクリエーターとパブリッシャー向けの各種アップデートを発表した。その中には、Facebookのライブビデオのブロードキャスト機能であるWatch Party(ウォッチパーティ)、Creator Studio(クリエイタースタジオ)のアップデートが含まれている。細かく見ていくと、ツールの増強、機能の拡充、分析の改良などがある。

中でも目立っているのは、ライブブロードキャストの準備と生放送のための機能強化、Watch Partyイベントの効果的な活用方法、ビデオのパフォーマンスを追跡測定する新たな方法、そしてこれまで待ち望まれていたInstagram/IGTVコンテンツを最長6カ月前からスケジューリングするためのオプションなどだ。

ライブビデオ

ライブビデオに関してFacebookは、Facebook上で実際にライブで放送している人たちからのフィードバックに耳を傾けた。そしてリクエストの多かった機能を、プロフィールではなくFacebookページで利用できるよう、現在展開しているところだという。この変更は、Facebookのライブ放送機能を、たとえばYouTubeのようなプラットフォームに代えて、あるいはそれらに加えて利用したいと考えているプロのブロードキャスターの要求に応えるもの。

パブリッシャーは、LiveのAPIを利用して、ライブ放送について「リハーサル」機能が使えるようになった。この機能が利用できるのは、ページの管理者と編集者だけだが、新たな制作環境やインターラクティブな機能をテストしたり、実際の視聴者に公開する前に、フォーマットを確認したりすることができる。Facebook上で、月に何百時間ものライブをブロードキャストしているQVCも、この機能をテストした。新しいワークフローとフォーマットを試してみたかったからだ。

パブリッシャーでは、ライブビデオの最初と最後の部分をトリミングすることもできるようになる。また、以前の上限が4時間だったのに対し、その2倍に相当する最大8時間ものライブをブロードキャストすることが可能となった。

この時間の延長は、例えばすでにNASAが活用し、8時間にわたる宇宙遊泳をブロードキャストしている。また、ライブスポーツ、ニュースイベント、あるいはTwitchのようなゲームのブロードキャストに対しても、余裕のある時間枠となっている。

おそらく最も注目すべきことは、ライブのブロードキャスターはFacebook以外の視聴者も対象に放送する必要があるということを、Facebookが認識したことだろう。今後パブリッシャーは、複数のストリーミングサービスに対して同時にブロードキャストすることを可能にするアプリを利用できるようになる。これもLive APIの同時放送機能を利用したもの。

同社によると、ライブビデオ機能は、最近Facebook Liteでも利用可能になったという。

Watch Party

Facebookはさらに、同時視聴機能であるWatch Partyについてもいくつかの新しい機能を発表した。これには、Facebookページで事前にパーティーをスケジューリングして予告する機能、パーティに参加しなかった人も放送後にビデオを楽しめる「リプレイ」のサポート、ブランドのコンテンツでビジネスパートナーにタグを付ける機能、さらに新しい分析機能が含まれている。

分析機能としては、2つの新しい測定指標がCreator Studioに追加された。Minutes Viewd(視聴分数)と、Unique 60s Viewers(Watch Partyで少なくとも60秒間視聴したユニークなユーザーの総数)だ。これらは、リーチやエンゲージメントといった、既存の指標を補完するもの。

Live Commenting(ライブコメント)機能は、Watch Partyでホスト自らがコメントをライブで表示できるようにするもの。これも全世界的に利用可能となった。

Creator Studio

そして最も大きなアップデートが、Creator Studioに組み込まれた。パブリッシャーは、これを使ってFacebookとInstagramの両方に対してコンテンツを投稿し、管理し、収益化し、評価することができる。

Creator Studioのダッシュボードには、もうすぐLoyalty Insights(ロイヤルティのインサイト)に新しい視覚化レイヤーが追加される。クリエイターは、どのビデオに視聴者が戻ってくるかを計測することで、忠実なファンが見たいのはどのビデオなのかを把握することができる。

新しいDistribution(配信)指標は、ページの各種指標の履歴の平均に基づいて、個々のビデオのパフォーマンスに点数を付けるもの。その指標には、1分再生数(動画が1分以上再生された回数)、平均視聴時間、リテンション(持続率)といったものが含まれる。この機能は、今後数カ月の間に展開される予定だ。これにより、ビデオのパフォーマンスがわかりやすい数字で把握できるようになる。

Creator Studioは、さらに13の言語について、自動キャプション付け機能のサポートを追加する。内訳は、アラビア語、中国語、ドイツ語、ヒンディー語、イタリア語、マレー語、ロシア語、タガログ語、タミル語、タイ語、トルコ語、ウルドゥー語、ベトナム語だ。これ以前には、英語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語の4言語が、すでにサポートされていた。

InstagramとIGTVのスケジューリング

そして最後に取り上げる機能は、パブリッシャーとクリエイターが、Instagramのフィードと、IGTVのコンテンツを、最長6カ月前から、スケジューリングして公開できるようになるというもの。Facebookによれば、あと数カ月のうちには、InstagramのフィードとIGTVの下書きと編集機能も利用できるようになるという。

これらの機能は、今回の発表の前に非公式に発見されたことが報告されていて、Instagramの管理者やインフルエンサーのコミュニティをにぎやかにしていた。実は、昨年のInstagramのAPIの更新によって、先にサードパーティのアプリケーションによるスケジューリングは可能となっていた。ただし、純正アプリによる機能は、そうしたAPIを使ったサードパーティの機能に比べると、制約の少ないものとなっている。

この機能は、現在、Facebookページのすべてのクリエイターとパブリッシャーに公開されている。これまでは「近日公開」のように表示されたり、実際には動作しない状態となっていたものだ。ストーリーのスケジューリングについては、まだ実現されていない。しかし、今後いつの間にか追加されたとしても驚くには値しない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Instagramのフォロワーも巻き込む、出会い系Facebook Datingが米国でスタート

米国人は、人との出会いの機会まで、Facebookを信頼するつもりなのだろうか?米国連邦取引委員会が、プライバシー保護に関する過失に対して、Facebookに記録的な50億ドル(約5345億円)の罰金を科し、ユーザーのプライバシーを扱う際の判断について、より重い責任を負うよう、企業としての構造改革までを課してから、まだほんの1カ月ちょっとしか経っていないというのに。このような歴史的なできごとに引き続いて、Facebookはまったく新たな出会い系サービスを全米で開始した。同社が保有しているユーザーの個人データを利用して分析することで、Tinder、Bumble、Matchなどといったライバルの出会い系アプリよりも、適切なマッチングを提案できるとされている。

今回米国で利用可能になったこのFacebook Datingでは、Instagramの投稿を出会い用のプロフィールに組み入れたり、Facebookの友達やInstagramのフォロワーを「Secret Crush」(秘密のパーティ)リストに追加できるようになった。

年末までに、Facebook Datingのユーザーは、自分でFacebookやInstagramストーリーを選んで、出会い用のプロフィールに追加できるようになる。

自分に合う人をFacebookに見つけてもらう

Facebook Datingにとって、米国は20番目の市場だが、このサービスにとって最も重要な国の1つには違いない。ちなみにFacebook Dating自体は、昨年のF8デベロッパーカンファレンスで初めて発表されたもの。

この新しいサービスは、Facebookを友達や家族ではない人とつながるためのツールにするための重要な一歩となる。

同社は今、この分野に多大な金額を投資している。毎月10億人が使用しているFacebookグループのサービスが、関連するグループとも連携して、似通った趣味を持っていたり、地理的に近いといった条件で、ユーザーを結び付ける。同社は数年前にもFacebook at Workを立ち上げ、企業がFacebookのインフラを利用して、独自のネットワークを構築できるようにしていた。

こうした取り組みはどれも、ユーザーのFacebookデータをすべて公開してしまうことに比べれば、さほどの信用を必要とするものではないのは確かだろう。そもそもFacebookは、ユーザーデータの不適切な利用で知られている会社なのだし、それで愛が見つけられるのなら安いものだ。

もちろんFacebookも、このようなサービスには潜在的なプライバシーの落とし穴があることは十分にわかっている。そこで同社は、Facebook Datingの機能を完全に隔離してしまうための対策も、いくつか用意している。家族や友達、あるいは会社の同僚や、仕事上の付き合いのある人、もっと言えば配偶者や伴侶にうっかりバレないようにするためだ。

まず、Facebookで友達になっている人は、Facebook Datingに表示されない。さらに、Facebook Datingに表示される人を、共通の友達がいない人だけに限定するような設定も可能だ。他にも保護機能はある。ユーザーは、自分のFacebook Datingのプロフィールが、特定の人からは見られないよう、先手を打ってブロックすることもできる。たとえば分かれた相手のプロフィールは絶対に表示されないようにしたり、逆にそうした相手から自分のプロフィールが見られないようにすることが可能だ。

そしてもちろん、Facebook Datingは明示的に希望した人だけが利用できるサービスだ。

ユーザーの出会い用プロフィールは、友達になっている人や、Facebook Datingに参加していない人からはけっして見えない。ニュースフィードにも表示されない。新たに利用可能となったInstagram統合機能でも、ユーザーの写真だけが表示され、Instagramのユーザーネームは表示されない。

ただし、Facebookの友人を「Secret Crush」に追加する方法は残されている。これは互いの関心が一致した場合にだけ表示される。利用可能な「Crush」は9個までに限られている。この機能の悪用を防ぐためだ。米国での公開に伴い、このようなポリシーはInstagramのフォロワーについても適用されるようになった。

Facebook Datingのサービスは、メインのFacebookアプリに組み込まれている。同じイベントに参加している人や、同じグループのメンバーになっている人ともつながることが可能だが、いずれの機能も初期状態ではオフに設定されていて、個別にオンにすることができる。

それ以外でも、Facebook Datingは、共通の友達がいるとか(その機能がオンの場合)、同じグループに入っているとか(その機能がオンの場合)、学校が同じとか、あるいはその他不明の要因によって、選ばれた人のプロフィールを提示する。

ここから先はちょっとビミョーな話になる。

そもそもFacebookは、友達を推薦するのに、不気味なほど的確なことがあるのは、みんな気付いている。そのため、何らかのスパイ的な機能があるのではないかと疑う人もいる。結局のところFacebookは、ユーザーが誰とつながりを持っているのか、ユーザー自身が気付いているよりも多くを知っているということなのだ。

Facebook Datingの推奨機能に関しては、ユーザーも知らないどんなデータをFacebookが利用するのか、まったくわからない。

公式には、Facebookは、マッチングの提案は「ユーザーの好み、興味を持っていること、またユーザーのFacebook上での行動」に基づくものだとしている。

Facebook Datingのプロダクト責任者、Nathan Sharp(ネイサン・シャープ)氏は、実のところFacebookは、どのようにしてプロフィールのマッチングをランク付けするか尋ねられたものの、システムの詳細について話すことはできないと述べた。

「私が言えるのは、プライバシーについては、あなたが見かけたり出会ったりした人は、どのような情報も漏らすことはないということです」と彼は説明する。「あなたと、テイラーという人が同じ大学に通っていたとして、あなたはそのことを出会い用のプロフィールに書いてなかったとしましょう。それを人に知られたくなかったとします。その場合、テイラーさんは、あなたがどの大学に行ったのかを知ることはないし、テイラーさんがどの大学に行ったのか、あなたが知ることもないでしょう」とシャープ氏は言う。

シャープ氏は、むしろFacebook Datingのチャット機能を使った会話を通じて、例えば母校が同じといった共通点を、自然に発見していくものだと述べている。

出会い系アプリのメーカーが、秘密のレシピについて口を閉ざすのは珍しいことではないが、Facebookがこの機能のために利用できるデータの量は、競合に比べて有利に働くだろう。ただそれだけに、Facebookが見えないところで扱っているプロフィールデータについて、ユーザーがどこまでコントロールできるのか、疑念を持たれる可能性もある。

例えばTinderでは、「ハイキングが大好き」と自分で書くことができるが、Facebookでは、ユーザーが実際にハイキング関連のグループやイベントに参加したかどうか、そしてその頻度までが考慮されるだろう。本当はもっと多くのことを知っているかもしれない。ユーザーがハイキングの場所にチェックインしたこと、山が写っている写真を投稿したこと、「ハイキング」というキーワードを含むコメントを書いたこと、ハイキングに関連するFacebookのページに「いいね」を付けたことなど、みんな筒抜けだろう。しかしFacebookは、この種のデータが使用されるかどうか、だとしたらどのように使われるのか、一切明らかにしない。

もしユーザーが、自身の個人データをFacebookがどのように使おうと構わないというのなら、このようなサービスのメリットはいくらでも挙げることができる。ただし、それは米国市場では、あまりありそうもないことだが。

Facebook Datingの大きな目標は、出会い系のサービスを、パーソナルなものと感じられるようにすることにある。つまり、表示されるプロフィールの背後には、現実の人がいることを意識させること目指している。そしてその出会いを、ゲームとして扱うことは意図していない。これは、出会い系アプリにはうんざりしているのに、使わずにはいられないという人にとっては、差別化の要因となるかもしれない。

これまでの出会い系アプリには、いろいろなつながりを築くために、長く使い続けようという気にさせるものが欠けているという問題があった。結局のところ、相手を見つけることができると、人は出会い系のサービスの利用を止めてしまうのだ。これは、アプリの収益にとって最悪だ。それでは、ユーザーが使い続けてくれるようにするためには、どうすればいいのだろうか?例えば、Tinderがやっているように、「独り暮らし」というライフスタイルを推奨すればいいのだろうか?

Facebookの場合、ユーザーが離れてしまうことは、それほど心配していない。なにしろFacebookには月間24億人のユーザーがいる。出会い系の機能を、単なるおまけとみなすだけの懐の深さがあるのだ。またその膨大なユーザー数は、出会い系アプリを使おうなどとは考えたこともない人を含めて、出会いの対象となりうる人の潜在的な予備軍を大量に抱えていることを意味する。

またFacebookは、魅力的なユーザー体験を構築する方法を知る企業であるという点でも優位に立っている。出来栄えの良さは、Facebook Datingの随所に見て取れる。たとえばセットアップの際に、性別を設定する画面にスムーズに移行するところとか、最初のデートの際に、安全のため、Messengerを使って信頼できる友達に現在の居場所を簡単に通知する機能など、よくできている。

さらにFacebook Datingでは、一般の出会い系アプリで問題になっている、勝手に写真を送りつけてきたりすることや、ポルノ系ボットによるスパムの送信を、厳重に禁止している。チャットを、テキストとGIFのやり取りのみに制限しているのだ。つまり、URL、写真、支払い要求、動画などをメッセージで共有することはできない。

また、年末までにストーリーも統合されることになっているので、出会い候補の飾らない投稿をチェックすることが、一種の流行になるかもしれない。

最後に言えるのは、これは少なくとも今のところ、出会い系の機能そのものを収益化するために存在しているわけではない。メッセージングや、以前にうっかり削除してしまったプロフィールに戻るなど、本格的な機能を備えたものながら、Facebookは無料で使えるサービスとして提供することができる。そのため、ユーザーからお金を搾り取ろうとするアプリに見られるような制限とは無縁でいられる。

とはいえ、Facebook Datingが、Tinderからあれこれ影響を受けることは避けられないようだ。たとえば、角の丸い「好き」「嫌い」のボタン(なぜそれ以外の選択肢がないのか?)、遺伝的に恵まれた人に有利な写真中心のプロフィール、プライベートなチャット機能、そしてInstagarmの統合といったものだ。

米国に加えて、Facebook Datingはすでにアルゼンチン、ボリビア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、エクアドル、ガイアナ、ラオス、マレーシア、メキシコ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、シンガポール、スリナム、タイ、ウルグアイ、ベトナムでも利用可能となっている。2020年初頭までにヨーロッパでも使えるようになる。

同社は、Facebook Datingに参加しているユーザーの数については明かすつもりはなさそうだが、今のところ「そこそこうまくいっている」とだけ述べている。

Facebook Datingは、米国時間9月5日から米国内で18歳以上のユーザーに公開された。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Facebookが近い将来「いいね!」カウントを廃止する可能性

Facebookは近くニュースフィードから「いいね!」数のカウンターを削除するかもしれない。これは投稿者が「いいね!」数に影響されて他のユーザーとの競争や自己検閲などに陥ることを防ぐのが狙いだ。

Instagramはすでに日本、カナダ、ブラジルなど7カ国でこれをテスト中だ。「いいね!」の総数ではなく、投稿者と友達関係にあるユーザーが「いいね!」したことだけを表示する。期待したほど「いいね!」が集まらないときに誤った競争心から意見を変えたり投稿を削除したりするようなバイアスからメンバーを守ろうとする試みだ。

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「いいね!」非表示のFacebookニュースフィードのプロトタイプ(Jane Manchun Wong)

リバースエンジニアリングの達人、Jane Manchun Wong(ジェーン・マンチン・ワン)氏はFacebookが「いいね!」カウンターを削除したAndroidアプリをテストしていることを発見した。TechCrunchが取材したところ、Facebookは「いいね!」カウントの表示廃止を検討していることを認めた。ただし「いいね!」数非表示のUIはまだ一般に公開されていないという。FacebookはInstagramにおける「いいね!」数非表示のテストの背景や結果などについて明かすことを拒んだ。またテストから本番実施に移る可能性やその時期についてもコメントを避けた。テストに対する反応が不評で広告収入にダメージを与えるようであれば「いいね!」数の非表示は取りやめになる可能性は残っている。

しかしInstagramにおける「いいね!」表示廃止はポジティブな結果を生じているかもしれない。Instagramがテストを計画していることに我々が気づいたのはこの4月にワン氏が発見したときだった。その後カナダで実地テストが開始され、7月までにブラジル、オーストラリア、ニュージーランド、イタリー、アイルランド、日本が続いた。

これらの地域では投稿者本人は「いいね!」数を見ることができるが、他のメンバーには表示されない。 Facebookは本体で「いいね!」数非表示を実験する前に、まず傘下のInstagramで投稿や広告、ユーザーの精神衛生などに対する影響をテストすることにしたのだろう。

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Instagramはすでに「いいね!」数非表示をテスト中。Facebookも近々続く可能性がある

最近Facebookは結婚や転職など人生の節目になるような大きなイベントの告知に使われ、日々の投稿はInstagramやSnapchat へという傾向が強まっている。Facebookで共有されるのがユーザーにとってビッグイベントである場合、期待したほど「いいね!」がクリックされないとユーザーは自己嫌悪に陥いるなどの悪影響が懸念されることになる。これは結果的にFacebookの広告収入に対しても悪影響となる。ユーザーが「「誰も『いいね!』してくれない。私の人生は無価値だ」と落ち込んでFacebookを使うのを止めてしまうようなシナリオは避けたいだろう。

ちなみに私は2017年に「『いいね!』数カウントを非表示にしたほうがプレッシャーを軽減し、結果的に投稿を増やすはずだ」と書いている

10月2日から4日にかけて開催されるTechCrunch Disrupt SF 2019(チケット申し込み)で私(Constine)はSnapchat CEOのEvan Spiegel(エヴァン・シュピーゲル)氏にインタビュー する予定だ。ソーシャルメディアの成長戦略一般に加えてSNSのメンタルな影響についても詳しく尋ねるつもりなので興味のある読者はぜひチェックしていただきたい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

SpotifyからFacebookのストーリーに音楽を共有できる

Spotifyは米国時間8月30日、友達と、あるいはアーティストがファンに対して、音楽を共有する新しい方法を発表した。Facebookのストーリーと統合し、15秒間の試聴を共有できる。これを見た人はストーリーにある「Spotifyで再生」ボタンをタップしてSpotifyアプリに移動し、曲をもっと聴くこともできる。

この機能は主にアーティストとそのチームがFacebookのソーシャルネットワークで新曲をプロモーションする新しい方法として設計された。ミュージシャンやマネージャーは、Spotifyアプリの共有機能を使って、コンテンツをInstagram、Twitter、WhatsAppなどのソーシャルメディアに投稿していることが多い。

2018年にSpotifyは、アルバム、曲、プレイリストをInstagramのストーリーに共有する方法を導入した。これは、Facebookが他社のアプリからFacebookやInstagramのストーリーに共有する機能を公開すると発表したことを受けたものだった。

その時点でSpotifyは、Facebookのストーリーとの統合もまもなく開始すると発表していた。

Instagramとの統合を開始して以来、共有機能はSpotifyとInstagramの双方にとって有効なものとなった。音楽を見つけようとしてSpotifyアプリに戻ってくるトラフィックが増え、ユーザーのストーリーもより魅力的なものになるからだ。

しかしFacebookのストーリーへの共有は、それほど需要がないかもしれない。

15秒間のクリップをFacebookのストーリーに共有するには、Spotifyアプリで共有ボタンをタップし、共有先としてFacebookを選択する。

補足しておくと、現時点ではSpotifyが公表し上のツイートの動画にもあるニュースフィードへの共有は表示されない。「Facebook」をタップするとすぐにストーリーのインターフェイスが表示される。

この後はふだんと同じようにストーリーを編集して投稿する。これを見た人は15秒間のクリップを試聴でき、タップしてSpotifyに移動してもっと聴くこともできる。

Spotifyは過去にもFacebookのストーリーへの共有機能を提供していたが、その後、利用できなくなっていた。

曲の試聴は、1曲だけをストーリーに共有した場合に限られる。Spotifyによれば、アルバムやプレイリスト、アーティストのプロフィールページといったコンテンツを共有した場合、それを見た人はコンテンツをタップすることはできるが、試聴はできない。

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(翻訳:Kaori Koyama)

Instagramはデータ漏洩事件を受けて報奨金制度を拡充

Facebookは、個人情報の不正使用を可能にするバグ発見に対する報奨金制度をInstagramにも適用する。

Instagramの親会社であるFacebookは、Cambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ)のスキャンダルをきっかけに、データの不正使用の発見に対する報奨金制度を始めた。そのスキャンダルというのは、数千万人分ものFacebookの個人データが抜き出され、2016年の米大統領選挙で、浮動票をトランプ氏側に有利になるように仕向けるのに利用されたというもの。

この制度の基本は、セキュリティ研究者だけでなくFacebookの一般ユーザーも含め、サードパーティのアプリや、特定の会社が、本来とは異なった目的でFacebookのデータを抜き出し、収集し、あるいは販売していることに気付いたら、それを報告することができるようにするというもの。たとえば、有権者の名簿を作成したり、広範囲なマーケティングの資料を生成したり、といった行為が想定されている。

Cambridge Analyticaによる事件が、世間の注目を集めた後でさえ、Facebookにはユーザーのデータを不正に収集するアプリがあった。

Instagramも例外ではない。Instagramは今月、「信頼していた」マーケティングパートナーを出入り禁止処分とした。その会社が数百万ものユーザーのストーリーや、位置情報、他の数百万のユーザーに関連するデータを抜き出していたことが明らかになったからだ。その結果Instagramは、今後のデータ抜き出しを防ぐため、サービスに変更を加えることを余儀なくされた。これは、今年はじめに起きた他の2つの事件に続いて起きたものだった。1つは、1400万人ぶんにもおよぶInstagramの個人情報が抜き出され、パスワードもかけずに公開状態になっていたデータベース上にさらされているのを、セキュリティ関連の研究者が発見したというもの。そしてもう1つは、別の会社のプラットフォームが、Instagramのインフルエンサーの電子メールアドレスや電話番号を含む個人情報を抜き出していた、というものだった。

昨年Instagramは、Cambridge Analyticaのスキャンダルの余波を受け、プライバシーを保護する姿勢を再確認するため、デベロッパーによるAPIへのアクセス制限を厳しくしている。

InstagramのセキュリティエンジニアリングマネージャーであるDan Gurfinkel(ダン・ガーフィンケル)氏によれば、新たに拡張されたデータの不正利用に関するバグ発見の報奨金制度は、セキュリティ研究者を「その気にさせる」ことを目的としているのだという。

またInstagramは、信頼できるセキュリティ研究者のグループを招待し、Checkout(チェックアウト)サービスを国際的に展開する前に、セキュリティ上の欠陥の発見に努めてもらうつもりだという。もちろん、そこでバグが見つかれば、報奨金が支払われる。

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画像クレジット:Jaap Arriens/Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

あなたのインスタストーリーが知らないロシア人に見られているワケ

Instagram(インスタグラム)を使っている人は、ここ数カ月、多くの知らない人が自分のストーリーを閲覧しているのが気になっているかもしれない。それも、自分をフォローしてもいないロシア人と思しき人が。だとしても、それはあなただけではない。

まただからといって、あなたがロシアの偽情報キャンペーンに巻き込まれているわけでもない。少なくとも、たぶんそうではない。しかしなんだか怪しい感じがするのは間違いない。

TechCrunchのイベントディレクターであるレスリー・ヒッチコック(Leslie Hitchcock)が、編集部にこの問題を提起してきた。ここ数カ月、彼女自身のインスタのストーリーが、何の関連もなさそうなロシア人のアカウントによって閲覧されているのが、なんとも「気味が悪い」というのだ。中には、数千人のフォロワーがいるアーティストなど、本物のアカウントもありそうだが、その他は「奇妙」なものにしか見えないという。

Redditのスレッドにも、「私をフォローしていないロシアのモデルが、私のインスタのストーリーをずっと観ているのはなぜ?」といった、現実的な問題を提起しているものがある。残念ながら、その答えは、あなたが期待してしまうような理由からではない。

Instagram自体も、この問題を認識しており対策に取り組んでいると語った。

また、この不当な活動は偽情報キャンペーンなどに関連したものではなく、新たなグロースハッキングの手法によるものだという。つまり、サードパーティにお金を払ってフェイクの「いいね」やコメントを付けてもらったり、フォロワーの数を増やしてもらうことで、自分のアカウントの価値を高めようという行為の一種なのだ。この場合には、本当は何の興味もない人のストーリーを閲覧することで、見せかけの活動を生み出し、それによって本物のアカウントと認められて、より多くのフォロワーを獲得しようというのだ。

不気味と言えば不気味だ。これらのグロースハッカーの中には、おそらく大量のスマホを用意して、実際にはだれも観ていないInstagramストーリーを「閲覧」したことにするのだろう。これは明らかに、ストーリーに広告を掲載するために料金を支払っている広告主にとっても嬉しいものではない。

Hydrogen(ハイドロジェン=水素)という名の英国のソーシャルメディア代理店も6月頃に、この問題に気付いた。そしてブログで「Instagramストーリーの大量の閲覧は、2019年版のフォロワー購入」だと述べている。つまり、Facebook傘下のInstagramが、ボットやフォロワーの売買を禁止した結果、このような新たな手法が登場したというのだ。

つまるところ、偽物をつぶすのは、永遠に続くもぐらたたきのようなものなのだ。これを、ザッカーバーグの苦行と呼ぶことにしよう。

「私たちの研究によって、いくつかの小さなソーシャルメディア代理店が、このテクニックを使って、一般の人々とやり取りしているように見せかけていることが分かりました」と、Hydrogenは書いている。さらに「これはコミュニティを構築するための正しい方法ではありません。Instagramは早急に、これを取り締まることになるでしょう」という賢明なアドバイスも載せている。

Instagramは、これについて対策を講じるよう試みているということを私たちに明かした。つまり、このようなフェイクなストリーの閲覧という新手の不正な活動を防ぐことができるよう、取り組んでいるという。

また今後数カ月の間に、特にストーリーについて、そのような活動を減らすための新たな措置を導入するという。しかしそれがどのようなものになるのか、正確なところは明かさなかった。

私たちは、なぜロシア人なのかということについても質問してみたが、Instagramはなぜ偽のストーリービューの大部分が、ロシアから(愛をこめずに)来ているように見えるのか、その理由についての秘密を明かしてはくれなかった。そう、その部分は謎のまま残っている。

自分のInstagramのストーリーが、無関係な人の注目を集めるための無節操な発信手段として悪用されることを防ぐために、今何かできることがあるだろうか?

今のところ、アカウントをプライベートに切り替えることだけが、グロースハッカーに対抗する唯一の手段だろう。

ただし、それでは、あなたがInstagramのプラットフォーム上で誰にコンタクトできるか、そして逆にだれがあなたにコンタクトできるかを制限することになる。

私たちがヒッチコックに、アカウントをプライベートに切り替えればと提案すると、彼女は肩をすくめて「私はブランドと関わっていたいの」と答えたのだった。

画像クレジット:Aleksander Rubtsov

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

インスタグラムの広告パートナーがユーザーの位置情報やストーリーを密かに追跡

FacebookやInstagram(インスタグラム)の信頼を得ていた広告パートナーであるHyp3rは、これらのソーシャルネットワークのポリシーに反して何百万人というユーザーの位置情報やその他の情報を密かに収集・保存してきたとBusiness Insiderが米国時間8月7日に報じた。FacebookやInstagramが無知だったか、あるいは共謀していたかでなければ、なぜこうした事態が何年も続いたのか理解に苦しむ。

Business InsiderがInstagramにただしたところ、同社はHyp3rがポリシーに違反していた事実とプラットフォームから除外されたことを認めた。TechCrunchへの文書で、Facebookの広報は報道を認め、次のように述べた。

Hyp3rの行いは容認されるものではなく、我々のポリシーに反している。その結果、我々はHyp3rをプラットフォームから除外した。我々はまた、他の企業がパブリックロケーションのページを台無しにすることがないよう、プロダクトの変更を行なった。

Hyp3rは数年前に、広告主が野球の試合やコンサートといった特定のイベントに参加するユーザーをターゲットとできるプラットフォームとして設立された。同社はもともとはデータを吸い取るためにInstagramのオフィシャルAPIを使用した。この手のデータ収集手法は芳しくないテック企業(最も悪名高いのがCambridge Analyticaだ)が何年も展開してきたものだ。

野球の試合を観戦したから広告がくるようになるというのはさほど恐ろしいことではない。しかしもし、あなたの正確な位置情報だけでなくあなたの写真に写っているものや、訪れた場所のタイプなどを絶えず記録し続け、それらの情報を他の人口統計学と組み合わせて詳細なシャドープロフィールを作るとしたら、それはなかなか怖い。そうやってHyp3rのビジネスモデルは発展してきた。

残念ながら、APIは2018年はじめにかなり厳しく制限され、Hyp3rが位置情報やユーザーデータにアクセスするのは困難になった。これは、当時同社での解雇につながったという未確認情報があるが、同社はビジネスモデルを改めるのではなく、Instagram位置情報データの悪用を防ぐために設けられた見るからにかなり最小限のバリアをこっそり回避することで生き残ったようだ(そしてほどなくして数百万ドルの資金を調達した)。

こうした行いの一部はInstagramのロケーションページを利用していた。この機能では、相手がログインしているかどうかにかかわらずパブリックアカウントがリクエストした人に位置情報を提供できるようになる(これはInstagramによって使用不可とされた機能の1つだ)。

Business Insiderの報道によると、Hyp3rは位置情報の収集と個人アカウントのストーリーズ(コンテンツが24時間で消える)の保存にかかる制限を巧みに回避するツールを構築した。もしユーザーがHyp3rにモニターされている数千もの場所や地域のどこかで何かを投稿したら、ユーザーのデータは盗み取られ、彼らのシャドープロフィールに加えられる。

はっきりさせておくと、Hyp3rはパブリックのストーリーズとアカウントからの情報のみを集めた。当然のことながら対象となった人々はパブリックアカウントを選ぶことで一定のプライバシーをオプトアウトした。しかしCambridge Analyticaや他のケースが示したように、ユーザーが聞いたこともないような企業によってデータが密かに、そして体系的にパーソナルプロフィールに組み込まれるということがあるとは思いもよらないだろうし、あってはならないことだ。

しかしながらFacebookとInstagramは当然のことながらHyp3rを知っている。実際、Hyp3rはオフィシャルのFacebookマーケティングパートナー一覧に載っていた。

そしてHyp3rは、彼らがとっているメソッドのことだけでなく、何をしているのかを極めて明確に認識していた。同社がロケーションやブランドの追跡に基づいてプロフィールを作成していることは秘密でもなんでもなかった。今回、Hyp3rがFacebookのマーケティングパートナーから外されたことで明るみに出ただけだ。

Hyp3rは「消費者プライバシー規則とソーシャルネットワークの使用規則を遵守している」と主張し、パブリックデータにアクセスしただけだ、と声明文で強調した。

Hyp3rがどのようにFacebookマーケティングパートナーとして存在し続け、と同時にどうやってそうした規則を露骨に破ってきたのかは不明だ。もしこうしたパートナー企業が彼らのプロダクトやメソッドについて芳しくないレビューを受け取れば、情報に通じた監査担当者の目に、Hyp3rが収集していた位置情報や他のデータの正当なソースがないことが明らかにならないだろうか。Facebookの許可がない限り特に禁止されているAutomated Data Collection(自動データ収集)を行なっていると明らかにならないだろうか。

どのように、そしていつマーケティングパートナーがレビューされたのか、そして自動データ収集禁止の基礎的な違反がなぜこんなにも長い間見過ごされていたのか、私はFacebookに詳細を問い合わせている。このニュースはまだ現在進行形で、今後アップデートされるかもしれない。

イメージクレジット: Bryce Durbin/TechCrunch

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)

FacebookとInstagramがダウン(現在は復旧)

日本時間の8月4日夜、FacebookInstagramのユーザーから「トラブルが起きている」という報告が相次いだ。日本時間7月5日午前4時45分にFacebookは「問題は解決した」と発表 。

FacebookはTechCrunchに次のようなコメントを寄せた。

今日、ネットワーク上の問題によって一部のユーザーのFacebook系サービスへのアクセスに障害が出た。我々は問題を解決しており、運用は完全に正常な状態に戻っている。ご不便をおかけしたことにお詫びする。

モバイルアプリがロードしないユーザーが多数出ており、Twitterを利用して問題を訴えていた。. #facebookdownと#instagramdownというハッシュタグが用いられ、両方のタグともTwitterの人気トップのタグになっている。

【Japan編集部追記】 Facebookは日本でも昨夜障害に見舞われた。読み込みと表示は正常にできるものの投稿ができない状態が続いた。現在は復旧しており投稿も正常にできる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

インスタが「いいね!」の数を隠すテストを日本などに拡大

【この翻訳記事は、英語版記事を抄訳したものです】

見せかけの得点をみんなが気にしなくなったら、インターネットはもっといいところになるだろうか?Instagram(インスタグラム)はそれを確かめようとしている。

4月にインスタグラムは、ほかの人の投稿に付けられた「いいね!」の総数を非表示にするテストを始めた。自分の写真やビデオに「いいね!」を付けてくれた人を見ることはできる。でも、ほかの人の投稿をそんなに気にすることはない。

インスタグラムはテストの状況を明らかにしていないが、対象地域を広げることにしたのだからうまくいっているのだろう。当初はカナダのみだったが、米国時間7月17日から、アイルランド、イタリア、日本、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランドでもテストを始めた。

なぜ「いいね!」の数を隠すのか。インスタグラムは「フォロワーがあなたの投稿を見るときに、『いいね!』をいくつ獲得したかではなく、写真やビデオそのものに注目してもらいたいから」と言っている。

言葉を変えればこういうことだ。「いいね!」の数が公開されていると、人々はそれを気にしすぎる。人々は「いいね!」の数を成功の指標であると考える。その結果、「いいね!」が少ないことをからかったり、称賛されるために「いいね!」を買ったりする。「いいね!」が集まらなかった投稿は削除され、人気のある投稿だけが残る。理論的には、「いいね!」が本人にだけ見えることにすれば、何が削除されたかをほかの人たちが心配することはなくなる。インスタグラムが設計を変えたのは、このような事情だろう。

下の図にあるように、画面の上部にテストに関するバナーが表示される。「いいね!」の部分には、数ではなく、「(ユーザー名)とその他の人が『いいね!』しました」と表示される。

[原文へ]

(抄訳:Kaori Koyama)

Pinterestは新機能を用意して動画投稿の増加を狙う

PinterestとInstagramは、日ごとますます似たものになっていく。

Pinterestは、株式を公開したすぐ後に、クリエーターやブランドがそのビジュアル検索エンジンに動画を直接アップロードしやすくなるような新機能を実現した。同社によれば、「インスピレーションを刺激するような動画」の検索が、2018年以降31%増加し、「Pinterestのユーザーは、他のメディアプラットフォームと比較して、動画に触発されて行動を起こした、と表明する割合が54%も高い」とのことだ。

そうした状況を受けて、Pinterestは、新たに改良された動画のアップローダーなど、さらにいくつかの新機能を導入している。ビジネスユーザーのプロファイルには動画専用のタブを設け、そのブランドの動画をすべて一箇所で確認できるようにした。またビジネスユーザーは、分析ツールによってトラフィックをより良く理解し、時間の経過とともに変化するパフォーマンスについて考察することが可能となっている。さらに、クリエーターやビジネスユーザーがビデオの投稿を前もってスケジューリングできるよう、「予約投稿ピン」も用意した。

こうした新機能を利用して、本当に実行可能でインスピレーションを刺激するようなハウツービデオやチュートリアルを一般ユーザー向けに投稿するよう、Pinterestは有料ユーザーに促している。Pinterestの動画は、時間が経っても、何度もトップに戻って掲載されるので、Pinterestに直接アップロードされた動画の賞味期間は長く、理屈の上では他のプラットフォームに投稿した場合よりも高いエンゲージメントが得られるはずだと同社は説明している。

さらに同社は、ブランドやビジネスユーザーをサポートすることを意図した新しいツールによって、エンゲージメントを向上させることができ、広告収益も増加すると見込んでいる。

今や上場企業となったPinterestは、身を粉にして自らの仕事に取り組んでいる。Instagramは、かつては単なる写真共有アプリだったが、今ではアプリ内でユーザーが簡単に直接購入できるようになっている。今ではFacebookの子会社となった同社は、今年の初めに「Checkout on Instagram」という機能を導入した。ショッピング可能な投稿の中の商品タグをタップしたユーザーは、アプリを離れずにその商品を購入できるようになったのだ。Pinterestもアプリ内ショッピングを促進する機能を昨年末に導入している。

アプリ内でのショッピングする際の操作を簡略化するため、Pinterestは「プロダクトピン」の背後にあるインフラを作り直した。そこに最新の価格や在庫状況を反映できるようにし、ピンした人を販売店のウェブサイトに誘導するリンクを加えている。また新たに「似たような製品」といったカテゴリを、ファンションや屋内装飾品のピンの中に設置している。

TechCrunchのJosh Constineによると、InstagramはPinterestのようなパブリックコンテンツのキュレーション機能の実現を模索しているところで、それは「コレクションズ」と呼ばれている。

関連記事:Instagramの新機能、投稿写真の商品を選べばその場で購入できる

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Instagramの新しい機能で悪質コメントを牽制したりいじめユーザーを制限できる

Instagram(インスタグラム)が今日(米国時間7/8)、ネット上のいじめと戦うための二つの新しい機能を発表した。

今回このFacebook傘下のサービスがやろうとしているのは、どちらも、露骨に投稿をブロックしたりユーザーを締め出したりせずに悪い行いを制限することだ。

InstagramのトップAdam Mosseri氏は発表の中でこう述べている。「Instagramでいじめ防止のためにできることや、いじめのターゲットが自分で戦う方法はもっといろいろある。今日発表するのは、その両方での新しい機能だ。これらのツールは、いじめの実態に対する深い理解に基づいて考案されているが、でも今後の長い道のりのわずか二歩にすぎない」。

最初の機能は人工知能を利用してコメントに、「悪質かもしれない」というマークをつける。コメントを投稿しようとするユーザーにはそのとき、「これを本当に投稿したいですか?」という質問と、「投稿しない」というボタンが表示される。

ユーザーはそのコメントを投稿したければできるので、これは対策として弱いのではないか。でもMosseri氏によると、これまでのテストでは、「反省する機会を与えられたら考えなおしてもっと無害なコメントをシェアする人が多かった」そうだ。

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もうひとつの機能はMosseri氏によると、「ユーザーが人のアカウントを見ることを制限する」機能で、近くテストを開始する。

Mosseri氏は曰く、「低年齢のユーザーには、いじめをブロックしたり、アンフォローしたり、報告することをためらう人が多い。それは、ネット上でなく現実世界のいじめへとエスカレートすることが多いからだ」。

そこで、この新しいオプションを使うと、ほかのユーザーが自分のアカウントと対話することを制限できる。アカウントを隠す必要はない。対話を制限すると、コメントはそれを承認するまでは投稿した本人にしか見えない。いじめる相手が今Instagram上にいるか、ダイレクトメッセージを読んだか、などもコメントの投稿者には分からない。

4月に行われたFacebookのデベロッパーカンファレンスF8で、Mosseri氏はこれらの機能の初期のバージョンを説明した

関連記事: Instagramは「いいね!」数の非表示などの新機能をカナダで公式テストへInstagramが「いいね!」数公開を中止を検討、群衆心理の抑制を狙う

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Instagramの新機能はストーリーズから直接会話をリクエストできる

Instagram(インスタグラム)は、米国時間7月2日から、文字の書かれたステッカー機能が使えるようにした。そこをタップすることで、ストーリーズからすぐに友達やフォロワーと会話を始めることができる。この新しいステッカーは「チャット」という名前で、ストーリーを見ている人に、その投稿のDMグループに加わるようリクエストするためのもの。友達やフォロワーからのリクエストを実際に承認するかどうかは、投稿者が決めることができる。

Instagramのダイレクトメッセージは、ユーザーに対して1対1、または1対多のプライベートなメッセージ機能を提供している。この機能は、Instagramの競合になろうとしているSnapchatの挑戦を退けるために、あえてSnapchatと同様の機能を実装したもの。Instagramは5月に、このダイレクトメッセージ機能を独立させた専用アプリ、Directの開発を中止することを明らかにしていた。それでもInstagramとしては、ユーザーにとっての魅力を高め、Instagramのメインの共有機能との連携を向上させるために、アプリ本体のアップデートを続ける熱意を保ち続けているようだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Instagramの発見タブから広告収入を絞り取るFacebook

Instagram(インスタグラム)の10億人を超えるユーザーの半数は、新しいコンテンツやクリエイターを見つけるため、月に一度は発見タブを開いている。今やFacebookの傘下に収まるInstagramは、その責務を果たすため、初めて発見タブに広告を入れることにした。しかし、発見タブ内のグリッドに対して、いわばマーケティング権限を持つユーザーに、いきなり広告を投下するのではなく、ユーザーが投稿をタップした後、同様の画像を見るためにスクロールを開始した時点で、初めて広告を表示することにしている。

このやり方なら、ユーザーに嫌がられたり、その場の上品な雰囲気を壊すことなく、発見タブを収益化できる、謙虚な方法と言えるだろう。Instagramのビジネスプロダクトマーケティング部門の責任者であるSusan Bucker Rose氏によれば、ユーザーはそもそも「何かを見つけるつもり」で発見タブを開いているので、広告も自然なものに感じられるのではないかと信じているという。「ユーザーは、新しいアカウント、人々、そしてブランドに触れてみたいと思っているのです」というのだ。

Instagramは、この広告枠をテストするために、まずは鳴かず飛ばずの自身のIGTV機能を宣伝してみることにしている。その後「数週間で、いくつかのブランドに開放することになるでしょう」と、Rose氏は説明する。その中には、大手企業も含まれているが、コンバージョンやビデオの視聴率、リーチの拡大を狙っている小さめの広告会社も名を連ねている。Instagramは今後数カ月の間に、この広告手法を広く一般に展開することをもくろんでいる。

広告主は、Instagramのフィードやストーリーズのスペースを購入するのに使うFacebookの広告マネージャやAPIを通じて広告枠を購入する。最初、広告主はInstagramの発見タブを指定して広告を掲載する必要があるが、そのうちにそれがデフォルトとなる。もちろん、そのオプションを解除することも可能だ。

Instagramの発見タブの広告は、以下のようにして表示される。まずユーザーが発見タブを開けば、いつものように、エンゲージメントの高い投稿が、スクロール可能なグリッドとして表示される。それらはユーザーの興味に基づいてパーソナライズされたものだ。ここでユーザーが写真やビデオをタップすると、まずその投稿がフルスクリーンで表示される。しかし、そこから下にスクロールし続けると、最初に選んだ投稿に似たコンテキストの投稿が次々と表示される。広告は写真やビデオとして、その中に紛れ込まされる。また、テーマを設定したビデオのチャンネルをタップして、クリップを視聴した後に、同様のビデオを求めてスクロールしたときも、Instagramのビデオ広告が表示されることがある。

Instagramは、今回の広告の導入を「ゆっくりと、かつ思慮深く」行うと表現している。これは、時間が経つに連れて、広告の露出がだんだん多くなっていくと言っているようにも聞こえる。

発見タブは、2012年から使えるようになっている。Instagram自体が登場してからほぼ2年後のことだ。これは、アプリの検索機能と「人気」タブを合わせたようなものだった。ユーザーのこれまでの行動から、アルゴリズムに従って分析した興味に合わせ、新たな人やテーマを見つけてフォローできる新しい方法を提案することを目的としていた。それにより、既存のつながりにとらわれない、新しい出会いを提供しようというわけだ。発見タブは、何度かの改良を経て、トピックチャンネルやハッシュタグを追加してきた。さらにInstagramの中で大成功となったストーリーズのようなフォーマットも追加された。ちなみに、最近発見タブに表示されるようになったストーリーズには、広告が掲載される予定はない。

しかし興味深いことに、こうした状況にもかかわらず、Instagramはこれまで発見タブ上の広告表示には手を出してこなかった。発見タブ内に表示される内容は、個人ごと異なる、というのが基本的なアイディアだ。アルゴリズムによって、ユーザーの好きそうな写真、ビデオ、あるいは何らかのテーマが選ばれて表示される。おそらくInstagramは、こうした発見タブのコンテンツの閲覧をじゃましたくなかったのだろう。

別の角度から見れば、これまでのところ、個人だろうがブランドだろうが、誰か特定の人の発見タブの中に、何かを表示することを積極的にリクエストしたり、その権利を購入するようなことはできなかったわけだ。とはいえ、だからといって、これを打破しようとした人がいなかったわけではない。試しに「how to get on Instagram Explore」などとググってみれば、その方法を解説するページがいくつも見つかる。

発見タブに広告を表示するという動きには、それなりの必然性がある。Instagram上でフィード広告による収益化が始まる前から、インフルエンサーやブランド、その他の企業は、直接買い物ができるリンクや、スポンサー付きのコンテンツを投稿することで、このプラットフォームを製品のプロモーションや、顧客とのコミュニケーションのツールとして利用してきた。Instagramによれば、今日では全ユーザーの80%が、Instagram上で少なくとも1つの企業をフォローしているという。ようやく、発見タブのアルゴリズムと必死に騙し合いをしなくても、企業はInstagramから、発見タブの中に自分のスペースを購入できるようになったのだ。

Facebookのニュースフィードの利用が危機に瀕している状況の中、Instagramのストリーズに注目が集まっている。それを収益化する方法はまだ研究中だが、Facebookは収益を増加し続けるため、ますますInstagramに頼ろうとしているようだ。しかしInstagramは、多過ぎる広告によって金のガチョウを絞め殺してしまうことがないよう、よくよく注意しなければならない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)