初日のGoogle I/Oはこうだった

GoogleのデベロッパカンファレンスGoogle I/Oが今日から始まり、初日のキーノートはその日開陳されるすべてのニュースの概要を紹介した。それらの中には、まだ”L”としか呼ばれていないAndroidの次のバージョンのプレビューもあり、このバージョンでは、さまざまなスクリーンやデバイスの上でも十分に使えるように、デザインのパラダイムが一新されるようだ。

3時間近いキーノートには山も谷もあったが、でも結局最終的には、相当大量の、すばらしい新機軸が披露された。またステージ上で紹介されただけではデベロッパたちですらわかりにくいと思われる話題についても、紹介と説明に長時間が割かれた。デスクトップとモバイルと車とユーザの“腕”の上などなどで、AndroidとChromeを統一するというビジョンも素描された。それはしかし、ソフトウェアをいろんな多様な用途にまたがって翻訳しながら使っていくといった、無理で無骨なやり方ではない。

全体としては、なかなか感動的だった。年商数十億ドルという巨大企業が、巨費を投じてクールなものを見せてくれるのだから、それも当然。でも今日の勝者は、ボール紙で作ったヘッドセットだったかもしれないな。


〔以下、日本語訳のある記事は、リンクが日本語記事へのリンクになっています。〕

Google Fit Warms Up(Googleがフィットネスに進出)

The Elephants In The Google I/O Room: Glass And Plus(登場しなかった巨象: Google+とGoogle Glass)

Google I/O Attendees Gifted Brand-New Android Wear Smartwatches(来場者がもらったおみやげはAndroid Wearのスマートウォッチ)

Google Acquires Mobile Testing Platform Appurify, Will Keep It Open On iOS And Android(モバイルアプリの試験を自動化するAppurifyを買収)

Google’s Cloud Platform Gets New Tools For Monitoring And Debugging Apps(Google Cloudにモニタリングとデバッグのツールを導入)

Google Launches Cloud Dataflow, A Managed Data Processing Service(管理サービス付きのデータ処理サービスCloud Dataflowを立ち上げ)

Update: A Second Protestor Has Interrupted Google IO(第二の抗議者がI/O会場に乱入)

Chromecast Update Introduces An AirPlay-Like Android Mirroring Feature, Photo Backdrops And More(ChromecastがAirPlay的にアップデート)

Google Will Soon Bring Android Apps To Chrome OS(AndroidアプリがChrome OSへ)

Google I/O Protester Stopped The Conference Claiming To Be Jack Halprin Eviction Victim(自宅の強制立ち退きをGoogleのせいにする抗議者が闖入)

Google Announces Android Auto, Promises Enabled Cars By The End Of 2014(完全音声制御の車載用Androidを発表)

Google Blurs The Line Between Web And Native Apps On Android(Webとネイティブの区別が薄れる)

Google Introduces Android TV, Its New Platform For Smart TV Apps And Navigation(スマートテレビアプリAndroid TVを紹介)

Google Shames Apple’s iOS For Adding What Android Did Years Ago(iOSはAndroidより5年後れている、という主張)

Google Launches Full Android Wear SDK, Lets Developers Create Custom UIs And Access Sensors(完成度の高いAndroid Wear SDKをローンチ)

The First Android Wear Smartwatches Will Go On Sale Today(初のAndroid Wearスマートウォッチが今日発売)

Google Unveils New Cross Platform Design Language “Material Design”(クロスプラットホームなデザイン言語“Material Design”)

Google Introduces Android One Program To Bring More Smartphones To Developing Markets(途上国向けの安価なAndroidスマートフォンAndroid Oneを提唱)

Google Now Has 1B Active Monthly Android Users(Androidユーザは10億を突破)

Watch The Google I/O Keynote Here(初日キーノートのビデオ)

Google Makes Its Nest At The Center Of The Smart Home(Nestがスマートホームの核に)

Google Launches Drive For Work With Unlimited Storage For $10/Month(容量無制限のストレージが月額10ドル)

Google Play For Education Goes Beyond Tablets, Now Available For Chromebooks, Too(Google Play For EducationがChromebookにも)

Hands On With Google’s Incredibly Clever Cardboard Virtual Reality Headset(ボール紙で作ったVRヘッドセット)

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


アナリスト曰く、今年のGoogle I/Oにおける目玉はハイレゾNexus 7。Android OS搭載のノートPCも登場間近?!

Googleの開発者向けイベントであるI/Oカンファレンスは、いよいよ来週サンフランシスコで開催される。新しいハードウェアが発表されるのは間違いないとみられている。これまでにもさまざまな予想を的中させてきたKGI SecuritiesのMingchi Kuoは(via 9to5Google)、今回の目玉のひとつがNexus 7タブレットのアップデートであると予測している。7インチディスプレイ上で解像度が1920 x 1200となり、500万画素のカメラを搭載して、外見を少々変更するという話だ。価格は現行版と同じ199ドルだろうとのこと。

Asus製タブレットは新しいQualcomm Snapdragon 800プロセッサーを搭載して、「narrow bezel」化し、ピクセル密度は323(iPhone 5とほぼ同じ)で、物理的なサイズはAppleのiPad miniと同等ないし、一層小さなものとなる。これが真実であれば、ハンドヘルドタイプで、レティナクオリティの画面を搭載して、価格はAppleの329ドルからという価格設定を大幅に下回ることになる。

さらにKuoによればNexus 4で採用されたワイヤレス充電の機能も搭載されそうだ。GoogleはQi方式無線充電方式を採用しており、いろいろと普及した充電器が利用できる。Nexus 7も当然この方式を踏襲するだろうとのことだ。

ちなみにKuoはI/Oカンファレンス以降のことについても言及している。たとえば、3、4ヵ月のうちにおそらくSamsungからAndroidベースのノートパソコンが出てくるだろうという件についても触れている。これについてはIntelのエグゼクティブも先月9to5Googleにて触れていた。Kuo曰くAndroidの時期ビッグリリースとなるバージョン5の発表時期の問題から、Android版ノートがI/Oでリリースされることはないだろうと述べている。

読者の中には、Androidベースのノートパソコンという話になると、少々困惑してしまう人もいるかもしれない。Googleはすでにデスクトップ系にもChrome OSの適用範囲を広げようとしている。そしてChrome OSはタブレットにも搭載されると噂されている。Androidベースのノートを企画しながら、Chrome OSの利用範囲を広げていこうとするのは矛盾した振る舞いに見えるかもしれない。ただこれは、長い目でみてリスクヘッジを行なっているということにもなるのだろう。Googleはこれまでにも、種々の可能性を考慮して多様な方向性を維持して、最終的に廃棄されることになるプロジェクトに投資を行なってきている。

まだ続きがある。KuoによればGoogleは依然としてApple TVに対向するためのGoogle TVの企画を進めているのだとのこと。忘れ去られたNexus Qを高機能にして再出発を果たさせようとしているのかもしれない。またGoogleのウェアラブルコンピューターとして、Glassに続いてGoogle Watch(腕時計)も出てくるのではないかと、Kuoは述べている。但し、これは少なくとも来年初頭まではマスプロダクトとして登場してくることはないだろうとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)