Apple App Store登録デベロッパーは2000万名、累積売上1000億ドル、毎週のビジター数5億

Microsoftがデベロッパーに大人気のコードリポジトリGitHubを買収したばかりだが、現時点で多くのデベロッパーがお金を稼いでいる場所はAppleだ。今日のWWDCでAppleのCEO Tim Cookは、iOSの登録デベロッパーが2000万名、そしてApp Storeにおける彼らのこれまでの累積売上が約1000億ドル、App Storeの1週間のビジターは5億名、と発表した。

これらの数字は、Appleの一貫した、デベロッパーとアプリのマーケットプレース重視の姿勢を表している。スマートフォンのハードウェアの売上が先進国を中心に鈍化しているだけに、このようなデベロッパー/アプリの重視の姿勢は今後ますます、重要な収益源になるだろう。

Cookによると、Appleが開発したプログラミング言語Swiftも、このような、ハードウェア経済からソフトウェア経済への移行を反映して、ユーザー数が伸びている。

彼曰く、“Swiftはもっとも急速に成長しているプログラミング言語だ。Appleのデベロッパーはこの言語を大々的に使用しており、App Storeの35万以上のアプリがSwiftで書かれている。プログラミングは必須のスキルであり、世界中の学校で教えるべき、と信じている。プログラミングを学ぶことの利益は多く、問題解決の能力や重要な思考力を育てる”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AppleのSiriはShortcutsツールでユーザーが簡単にコマンドを作れるようになった

Siriは長年、iOS上のもっともぶっ壊れたユーザー体験だった。Appleもその改良を口にすることは少なかったが、今回のWWDCで発表されたアップデートによりインタフェイスが改良され、ユーザーが自分のコマンドを作ったり、Siriからの早めのアップデートをもらいやすくなった。

Siriの提案機能でこのデジタルアシスタントは、ユーザーのビヘイビアから学ぶ。いつも決まった時間にコーヒーをオーダーしていると、Siriはその時間になると、そのことを提案する。会議に遅れそうだったら、Siriは連絡のメッセージを誰かに送るよう提案する。

今度登場したShortcuts(ショートカット)というアプリでは、ユーザーが“add to Siri”ボタンを使ってサードパーティのアプリを利用するカスタムコマンドを作れる。これによりユーザーは、たとえばKayakアプリのショートカットを使って、次の旅行の情報へジャンプできる。

これに関するAppleのプレゼンはかなり簡潔だったから、もっと詳しく知る機会がほしいね。Siriに対しては、いつも疑ってかかるのがベストだが、でもこれらのアップデートは、iOSだけでなくWatchやHomePodにとっても前向きの展開だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AppleのMemojiで自分の顔のアニメが使えるようになる

今日(米国時間6/4)Appleは、Animoji(アニメ文字)の大きな改訂を発表し、人間的ルックスのMemojiのほか、あのばかばかしいiPhone Xアニマルには舌検出機能が加わった。

同社のAnimojiは昨年9月に発表されたiPhone Xの大きな目玉機能の一つだった。まぬけなマンガの豚やニワトリがiPhone Xの新しい前面カメラを使ってユーザーの顔を追跡し、録画されたメッセージを楽しく伝える。

当初の提供以来、Appleはアニメキャラクターのレパートリーをいくつか増やしてきたが、今回初めてそのルックスと動きに大きな変化があった。

今日発表されたのは、幽霊、コアラ、トラ、TレックスのAnimoji(舌トラッキング付!)。しかし、さらに興味深いのが新たに加わったMemojiだ。ユーザーが自分だけのAnimojiを作れるカスタムツールで、SamsungのGalaxy S9の機能に似ている。

自分の顔を驚くほど細かくカスタマイズすることが可能で、ヘアスタイルだけでなくさまざまな特徴を微調整できる。

Bitmojiによく似ているが、Animojiのライブ顔追跡機能のマジックを生かして非常に楽しくて多様な体験が可能だ。メッセージの中で使うことも、カメラアプリでリアルタイムに顔を置き換えることもできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook