iOSとiPadOS 13ではPS4やXbox Oneのゲームコントローラーをサポート

Apple(アップル)のiOS 13と、新しい名前で登場するiPad用のiPadOSは、いずれも複数のBluetoothゲームコントローラーの同時接続をサポートしている。そして、それらのリリース最新版では、Xbox Oneや、PlayStation 4のコントローラーのサポートが追加された。実際にあれこれいじってみたところ、どちらのタイプのコントローラーについても、1台のマシンに同時に複数を接続して使えることが確認できた。もちろん、個々のコントローラーごとに別のキャラクターを操作できる。

これ自体は良いニュースだが、悪いニュースもある。今のところ、この機能を利用できるゲームは、あまりないということ。たとえば、Appleの新しいゲームサブスクサービス、Arcadeでは、対応するゲームを見つけることができなかった。また、Archadeには含まれない一般のiOSゲームでも、対応するものを探すのに骨が折れた。やっと見つけたのは、2人で協力してプレイすることも可能なローカルな対戦ゲーム「Horde」で、無料で遊ぶことができるもの。これは、複数のコントローラーを使って、マルチプレーヤーで期待通りに操作できる。

AppleはArcadeによって、App Storeを、そしてiOSでのゲームを、再び活性化させるため、最初にiPhoneが登場して以来最大の努力を払ってきた。Arcadeは、広告やアプリ内購入なしで、非常に高品質のゲームが、どれでも遊び放題となるサブスクサービスだ。サービス開始時の品揃えを見ても、かなりめぼしいものが揃っている。たとえば、「Where Cards Fall」、「Skate」、「Sayonara: Wild Hearts」、「What the Gold」など、ちょっと挙げたただけでも素晴らしいタイトルがある。

このようなライブラリの品質と価値を、iOS、iPadOS、Apple TV、そして最終的にはMacという広範囲にまたがるデバイスと組み合わせることで、たとえば、Nintendo Switchや、他の家庭用ゲーム機が現在押さえているゲーム市場の大きな部分を奪い取る可能性もある。

特に、iPadのローカルなマルチプレイヤーゲームには、大きな可能性が秘められているだろう。iPadのオーナーは、すでに自宅だけでなく、外出先でもiPadを使っているという人が多い。そしてiPadなら、どこでも大画面で高品質のゲームをプレイできるのだ。あとは、スーツケースや、機内持ち込み用のバッグに、PS4やXboxのコントローラーを入れておけば、旅先でも素晴らしいゲーム体験が得られる。

上でも述べたように、今のところ、これらのコントローラーをサポートするゲームは多くないが、ゲームのデベロッパーさえその気になれば、いつでもそれらを利用するための機能が用意されているということが分かっただけでも、なんだかワクワクさせてくれる。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

iOS、iPadOS、tvOSの13.1アップデートが公開

つい先ほどApple(アップル)はiOS 13.1を公開した。このアップデートには、(もしまだインストールしていないなら) iOS 13の新機能すべてに加えてたくさんのバグ修正が入っている。安定した状態にするために、iOS 13.1にアップデートすることを推奨する。

ただしそれだけではない。iPadOSとtvOSもようやくバージョン13になり、iPadOS 13.1とtvOS 13.1が本日公開された。

アップデートは現在順次公開中で、「設定」アプリからインストールできる。iOS 13.1の対象機種はiPhone 6s以降、iPhone SE、 および第7世代のiPod touch。iPadOS 13.1は、2014年以降に発売されたiPad、iPad mini、iPad Pro全機種。tvOS 13.1はtvOS 12が動作しているApple TVに対応している。

もうひとつ注目すべきなのは、今回のiPadOSとtvOSの公開に伴い、iPadとApple TVで Apple Arcadeが使えるようになることだ。月額4.99ドル(600円)で、数十種類のゲームをAppleの各種デバイス共通でプレイできるようになる。PlayStation 4やXbox OneのコントロールをAppleデバイスとペアリングしてゲームをプレイすることもできる。

ただし、まずバックアップを取ること。iCloudのバックアップが最新状態になっているかどうかは「設定」アプリのアカウント情報から確認できる。iOSデバイスをパソコンに接続してiTunes経由で手動バックアップすることもできる(もちろん両方やってもいい)。

iTunesのバックアップは暗号化するのを忘れずに。誰かがパソコンに侵入したときの安全性を高められる。暗号化されたバックアップには保存されたパスワードや「ヘルスケア」アプリで記録されたデータも入っている。このためオンラインのアカウントにログインし直さなくてすむ。

バックアップができたら、設定アプリで「一般」→「ソフトウェアアップデート」に行って指示に従えばサーバーの準備が整い次第、自動的にダウンロードが始まる。

関連記事:iOS 13を早速使ってみた、ダークモードやBTスキャニングオフなど多数の新機能

iOS 13の新機能を簡単に紹介しておく。今年はダークモードが加わったほか、あらゆるアプリに何らかの「生活の質」向上のためのアップデートが施されている。写真アプリにはギャラリービュー、Live Photosとビデオの自動再生、スマートキュレーションや没頭的なデザインが採用された。

このバージョンでは新しいサインイン方法の「Sign in with Apple」(Appleでサインイン)、BluetoothとWi-Fiの確認画面やバックグラウンド位置情報追跡など知らせるポップアップ通知など、プライバシー面がかなり強調されている。純正の「マップ」アプリにはGoogleストリートビュー風のLook Around機能が入った。まだ、ごく一部の都市でしか利用できないが、周囲を見回してみることをお勧めする。すべてが3Dで表示される。

そのほか多くのアプリがアップデートされた。「リマインダー」アプリは全面改訂され、「メッセージ」アプリでは「連絡先」アプリに登録された人とプロフィール写真を共有できるようになった。「メール」アプリの書式設定が改善され、「ヘルスケア」アプリでは月経周期を追跡できる。「ファイル」アプリにはデスクトップ風の機能が追加され、Safariには新しいウェブサイト設定メニューが付いた。

IMG 0077 1

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルがグーグルのiOS脆弱性発表に「ウイグルだけの話」と反論

先週、iOSの脆弱性から数年間もiPhoneが密かにハックされていたという詳細な研究をGoogle(グーグル)が発表したことに対して、Apple(アップル)が不快げな反論を公表した。このiOSの脆弱性はは悪質なサイトを訪問するだけでルート権限を奪われるという深刻なものだった。

Appleは反論の中で「我々はユーザーが事実を把握することを望む」と述べているが、おかしな話だ。もしGoogleの研究チームが詳細な研究結果を発表しなかったら、こうした事実は一切ユーザーの目に触れることはなかったはずだ。

Appleは短い記事で「一部から(iOSのセキュリティがについて)懸念が出ているが、なんら危険はないと知ってもらいたい」と述べている。

Appleによれば「このハッキングはごく狭い範囲の特殊な条件を前提としており、大規模な攻撃には適さない。この攻撃を成功させたのはわずか10件程度で、すべてウイグルの(ムスリム住民)関連サイトだった」という。 一方、AppleはTechCrunchのiPhoneハッキングは中国政府によるウイグルのムスリム攻撃の疑いという記事を事実と認めた。

なるほど、iOSの欠陥を突いた攻撃に成功したのは少数のサイトだけだったかもしれないが、Googleの研究によれば、これらのサイトはそれぞれ毎週何千回も訪問されていた。しかもハッキングは2カ月にわたって続いていた。控えめな計算でも10万台以上のデバイスが侵入を試みられ、脆弱性があればマルウェアを仕込まれていた可能性もある。かりにiPhoneがデバイス100台に1台しかなかったとしても数千人のiPhoneユーザーがルート権限を奪われていたわけだ。これだけの被害が推定できれば十分に「大規模な攻撃」だったと私には思える。

ウイグル住民が主たるターゲットだったら安心せよというのだろうか?中国のある地方全体で宗教や信条を理由として大規模な迫害が行われていることは我々には無関係なのか?

もちろんここで論じられているのはiOSの脆弱性だが、ウイグルのムスリム攻撃ではAndroidデバイスもターゲットとなっていたはずだ。ウイグルのような地域ではiPhoneよりAndroidのほうがはるかにポピュラーなスマートフォンなので、セキュリティ研究者はAndroidに対するハッキングについても調査中のはずだ。

Appleは「(Googleは)当局がスマートフォンを通じて地域の全住民を網羅的にリアルタイムでモニターできるという不安をiPhoneユーザーの間に掻き立てている」と不平を言っている。

しかしこのケースでのGoogleの発表は根拠なく不安を煽っているわけではない。一見正常なウェブサイトを訪問するだけで検知不可能なルート権限奪取が行われるというのはまさに当局によるストーカー行為そのものではないだろうか?ウイグルのiPhoneユーザーが不安を感じても当然だろう。しかもこのような当局によるハッキングの試みがウイグル地域に限定されるという保証は何ひとつない。

Appleは「Googleの通報を受けたときには我々はすでにバグの修正にかかっていた」という。それはそれで大変結構だ。 しかしそれならAppleはそのバグの技術的詳細を他のセキュリティ研究者やユーザーが参考にできるようただちに公表したのだろうか?

Appleは「iOSのセキュリティーは万全」と長年主張してきただけに、ウイグル関連で強力かつ巧妙な攻撃が成功したことについて触れられるのは苦痛だったのだろう。こうした地域全住民をターゲットとするハッキングを行う動機と能力があるのは国家的組織であることはまず間違いない。ウイグル地区で中国政府がイスラム系少数民族に対して厳しい圧迫を加えていることを考えればiPhoneハッキングの背後にそうした背景を考えても不思議ではない。Appleは「セキュリティの追求は終わりなき旅路」だと主張している。しかし知らぬ間にiPhoneを乗っ取られ、行動を逐一モニターされているウイグル住民に対しても「終わりなき旅路」だから気にするなというつもりだろうか?

GoogleのProject Zeroの研究者がハッキングに関する詳細な文書を公表しなければ、我々はこの問題についてまったく知らずに過ぎてしまったことは間違いない。AppleはiOSのマイナーアップデートの無数の「セキュリティの改良」の中にこの問題も埋め込んでしまったはずだ。

iPhoneに対する攻撃は現実に成功し多数の被害者が出ていることが強く推定される。「終わりなき旅路」なのかどうかはともかく、これは深刻なセキュリティ上の問題だった。Appleが防御的になるのは理解できるが、「酸っぱいブドウ」的な負け惜しみを言う前にまず失敗を認めたほうがいい。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

悪質ウェブサイトを利用して数年間もiPhoneが秘かにハックされていたことが判明

Googleのセキュリティ研究者たちは、ユーザーが訪問すると、これまで公表されていなかったソフトウェアの欠陥を悪用してユーザーのiPhoneをこっそりハックする悪質なウェブサイトを複数見つけた。

GoogleのProject Zeroが米国時間8月29日の午後発表したブログ記事によると、それらのウェブサイトはこれまで何も知らぬ被害者たちが毎週何千人も訪れて「無差別攻撃」にやられている。

Project Zeroのセキュリティ研究家Ian Beer(イアン・ビア)氏は「ただそのサイトを訪れるだけで、悪者サーバーが訪問者のデバイスを攻撃し、攻撃に成功したらモニタリングを行うプログラム片を埋め込む」とコメントしている。

彼によると、それらのウェブサイトはこれまで「少なくとも2年以上」iPhoneをハッキングしていた。

研究者たちが見つけた悪行の連鎖は5種類あり、それらは12のセキュリティ欠陥を利用していた。そのうち7つは、iPhone内蔵のウェブブラウザーであるSafariと関係があった。その5種類の攻撃連鎖により犯人は、最高のアクセスと特権のレベルである「root」アクセスを入手した。そうすると犯人は、一般ユーザーには近づけない特殊な機能にもすべてアクセスできるようになり、悪質なアプリをインストールして、所有者への通知も同意もないままiPhoneを制御できた。

Googleの分析によると、アプリのセキュリティ欠陥、いわゆる脆弱性を利用して犯人は、ユーザーの写真やメッセージを盗み、ユーザーの位置をほぼリアルタイムで追跡できた。その埋め込まれた悪質なプログラムは、デバイス上にユーザーが保存しているパスワードのリストにもアクセスできた。

実害があったのはiOS 10から現在のiOS 12までのバージョンだ。

Googleは2月にAppleにこの脆弱性を教え、被害がひどく、しかも長期にわたっているから、できるだけ短期間で修復しユーザーにアップデートを提供すべきだと推奨した。通常この種の被害ではソフトウェアデベロッパーに90日間の猶予が与えられるが、Appleは事態が深刻なため1週間という期限を設けた。

そしてAppleは6日後に、iPhone 5sとiPad Air以降のiOS 12.1.4のアップデートを発行した。

ビア氏によると、今現在、別のハッキング作戦が展開されていることもありえる。

iPhoneとiPadのメーカーは、セキュリティとプライバシーに関してきれいな話ばかりしてきた。最近ではiPhoneのroot特権を密かに奪うようなバグの発見者への報奨金を100万ドルに増額した。年内に発効するこの新しい報奨金ルールによると、Googleはさしずめ数百万ドルぐらいもらえるかもしれない。

Appleのスポークスパーソンはまだコメントをくれない。

関連記事:アップルがバグ報奨金プログラムを拡大し最大1億円に

[原文へ]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

あの懐かしいDoomシリーズがSwitchとXbox OneとPS4に登場

週末に何をして過ごそうか悩んだりするだろうか?もうその心配はいらない。Doomが、さらにDoom IIとDoom 3もが、Switch、Xbox One、そしてPS4でプレイ可能となったからだ。これらのクラシックゲームをプレイしない理由はない。いつまでも、何度でもやりまくれ!

これらのゲームの再登場は、QuakeCon 2019で発表された。id Software(イド・ソフトウェア)が、年に1回、通常は最新作を披露する、同社のゲームのコアなファンの集いだ。この場合、披露したのは最新作ではなく、最古作だった。

オリジナルのDoomと続編のDoom IIは、それぞれ価格は5ドル(約540円)。いずれも古き良き時代の楽しさを、何十時間も味あわせてくれるだろう。久しぶりにプレイしてみると、レベルのデザインは眼を見張るようだ。DishonoredシリーズやDivision 2などに比べれば単純だが、ゲームプレイもエレガントで、丹念に調整されたものであることがわかる。そして、プレイしていて今でも怖くなるのは、すごいことだ。

もう何十年もプレイする機会がなかったので、だいぶ忘れてしまっているかもしれない。でも、PCプレーヤー用の無料のマップが、まだいくらでも見つかるはずだ。どれかのゲーム機を、いつものようにサラウンドシステムと大きなスクリーンにつないで、Doomをプレイしてみよう。そうした不朽のクラシックゲームをプレイできる状態にしておくことに、少なくとも10ドル以上の価値があると納得できるはずだ。

画面を4分割して対戦プレイや協力プレイができるという機能もしっかりと再現されている。これも、かなり懐かしく感じられるのではないだろうか。

Doom 3に関しては、当時リークされたアルファ版をプレイしていたことを、はっきりと思い出す。それだけでも、むちゃくちゃ怖かったので、本物のゲームをやりたくないと思ったくらいだ。当時としては、非常に進歩したグラフィックを実現していた。あえて採用したわざとらしいライティングは、今見てもクールだ。もちろん、別の言い方をすれば古臭いのだが。

これを今でもプレイする価値があるかって?10ドル(約1086円)出して自分で確かめよう。

DoomとDoom IIには、正式なiOS版、Android版も登場する(日本向けApp Storeでは、現時点ではDoomのみだが、すでに600円で配信されている)。驚くべきことに、これらは1990年代に登場したオリジナル版のほぼ10倍の解像度で動作する。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

Apple Cardは8月前半に登場か

Apple Cardの登場が間近に迫っていると、ブルームバーグが伝えている。米国の顧客は8月前半に新しいクレジットカードを申し込めるようになりそうだ。

iOSの最新アップデートのiOS 12.4で、Apple Cardを利用する準備は整ったと言われている。アップルがサーバーの設定を変えればカードを使えるようになる。

ブルームバーグは米国時間6月20日、正式リリースに先立ってアップルリテールのスタッフがApple Cardにサインアップし、テストをしていると報じていた。

おさらいをしておこう。アップルはゴールドマン・サックスと提携して米国の顧客向けにクレジットカードを提供する。ゴールドマン・サックスがバンキングのインフラを管理し、アップルがユーザーエクスペリエンスをコントロールする。ユーザーはiPhoneのWalletアプリから直接サインアップできる。Apple CardはApple Payで利用できるほか、マスターカード加盟店で使えるチタン製のカードも発行される。

最近の取引一覧に加え、購入をカテゴリーごとに見ることもできる。Apple Cardの会費や海外取引手数料は発生しない。物理カードでの支払いで1%、Apple Payでの支払いで2%、アップルからの購入で3%のキャッシュバックが受けられる。

キャッシュバックはApple Cashカードに直接付与される。付与された金額はApple Payを利用して、Apple Cardで支払いをしたり銀行口座に振り込んだりすることができる。

セキュリティに関しては、カードにクレジットカード番号が記載されていない。Apple Payに対応していないWebサイトで買い物をするときは、Walletアプリでバーチャルカード番号が発行される。

Apple Cardは3月に発表された。その時点でアップルは、今年の夏に提供を開始する予定と説明していた。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

アップルがiOS 12.4を公開、Apple Cardに対応か

新機能満載のiOS 13はすぐそこまで来ているが、まだ準備は整っていないようだ。Apple(アップル)はiOS 12.4を公開した。安定バージョンの最新アップデートだ。大きな変更はほとんどないが、理論的にApple Cardをサポートした最初のバージョンになる。ただし機能はまだ有効になっていない。

Appleが自社製クレッジットカードのテストを始めてから数週間になる。Bloombergによると、Appleストアの店員はiOS 12.4と招待状があればApple Cardを申し込めるようだ。

ちなみに、Appleは米国ユーザー向けクレジットカードでゴールドマン・サックスと提携している。サインアップするとMaster Cardのクレジットカードをウォレットアプリで使えるようになる。

アプリでは、最近の購入一覧を見られるほか、購入商品をカテゴリー別に見ることもできる。Apple Cardで支払った場合は1%、Apple Payを使った場合は2%、Apple製品の購入なら3%のキャッシュバックがある。

キャッシュバックはApple Cashカードに直接加算される。残高はApple Payを使った各種支払いやApple Cardの支払いに使うか、自分の銀行口座に振り込むことができる。

Apple Cardが最初に発表されたのは今年の3月だった。その時Appleは夏には使えるようになると言っていた。iOS 12.4が公開された今、Apple Cardのリリース日はそう遠くないはずだ。

またiOS 12.4には、iPhoneから別のiPhoneに無線でデータ転送できる移行ツールが入った。新しいiPhoneに切り替える時、iCloudを使っていない人には特に便利だろう。

このアップデートでは、Apple News+のコンテンツを細かく調整できるようになった。たとえば、ダウンロード済みの雑誌を削除したり、ダウンロードされた雑誌のチェックなどができる。

また今日のアップデートでは、Apple Watchのトランシーバー機能が再度有効になる。Appleは同機能に脆弱性が見つかったため、一時的に無効化していた。

Appleのセキュリティー情報ページによると、今回のiOS 12.4には36件のセキュリティー修正が含まれている。

アップデートの前に、iPhoneをiCloudかiTunesにバックアップするのをお忘れなく。そのあと設定アプリで、一般 > ソフトウェアアップデートへ進む。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

盗聴の恐れありでApple Watchのトランシーバー機能を一時停止へ

Apple(アップル)は、Apple Watchのトランシーバーアプリ(米国ではWalkie Talkieアプリ)を、まだどこにも報告されていない脆弱性があるため無効にした。その脆弱性により、ほかの人のiPhoneを同意なく聞くことができる(盗聴できる)と同社は米国時間7月10日の夜に公表した。Appleはそのバグと、バグが直るまで使えない不便さについて謝罪した。

Apple Watchのトランシーバーアプリを使うと、互いにお誘いをOKした二人のユーザーが「ボタンを押して話す」という昔の携帯電話のPTT(Push-to-Talk)ボタンのようなインタフェイスを使って音声でチャットできる。

Appleは次のようにコメントしている。

Apple Watchのトランシーバーアプリに関連する脆弱性を先ほど告知し、早速そのフィックスに着手するとともにアプリを無効にした。その不便を顧客にお詫びし、できるだけ早急な回復を図りたい。この脆弱性の、顧客に害を与える使い方や、それを悪用するための特定の条件や事象の継起はないはずであるが、私たちは顧客のセキュリティとプライバシーをきわめて真剣に重視している。私たちの結論としては、アプリを無効にすることが正しい行為である。なぜならこのバグにより、べつの顧客のiPhoneを同意なく聴取できるからだ。この問題とご不便に関して、再度お詫び申し上げたい。

Appleは「脆弱性をご報告ください」と名付けたポータルで直接このバグを知らされたが、現在のところそれの悪用が広まっている証拠はないそうだ。

同社はこの機能をフィックスが完全に行われてデバイスへ展開されるまで一時的に無効にしている。そのトランシーバーアプリはデバイスにインストールされているままだが、バグフィックスでアップデートされるまでは機能しない。

今年の初めに見つかった、FaceTimeのグループ通話機能のバグでは、通話を受け入れる前に相手の声が聞こえてしまう。それを発見したGrant Thompson少年は、Appleに報告したが何も応答がなかった。Appleはそのバグをフィックスし、最終的には彼にバグ発見賞金を贈った。しかし今回Appleは、「脆弱性をご報告ください」ポータルを頻繁に見ることによって脆弱性報告に遭遇し、早めにその機能を無効にできたようだ。

米国時間7月10日、AppleはMacのアップデートを黙ってプッシュし、ビデオ会議アプリのZoomから通話の開始を簡便にする機能を削除した。その機能を使うと、メールやウェブサイトがユーザーの許可なくそのユーザーを今行われているビデオ通話(ビデオ会議)に加えてしまえるからだ。

[原文へ]

(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ドクターマリオワールドがiOSにやってきた

任天堂の最新モバイルゲームが公式発売予定日より1日早くiOSにやってきた。1990年にNES(米国版ファミコン)とゲームボーイ向けに作られ、その後もさまざまな任天堂ゲーム機で繰り返し再リリースやリメークされてきたゲームが基になっている。

ドクターマリオワールドのiOS版は現在発売中で、先代の数々と同じく、ドクターマリオ(なのかドクターマリオの同僚なのかはっきりしない)になったプレーヤーが、カプセル薬の色を悪者とマッチさせて「ウィルス」を退治するパズルゲームだ。このバージョンは、かなりテトリス風だった初期のものと比べて、いくつものゲームプレイ要素が追加されている。また、落ちていくカプセルをテトリスのブロックのように操作するのではなく、ドラッグアッドドロップ方式を採用している。

プレイヤーはマリオの豊富なフィクション世界からドクターピーチやドクタークッパの助けを借りることもできる。ほかにもノコノコやクリボーなど、かつて医師資格を持っていたり取ろうとしたことなどないと思われるキャラクターもアシスタントとして参加している。それぞれ、ウィルス退治に役立つ異なるスキルを持っており、任天堂は今後もアップデートで新しいドクターとアシスタントを追加していく計画だ。

マルチプレーヤーもドクターマリオワールドの特徴の一つで、1対1でも協力して戦うこともできる。そして任天堂のモバイルタイトルをフォローしてきた人なら予想がつくように、このゲームは無料でプレイが可能で、アプリ内課金によってプレイタイムを延長したり、新たなキャラクターやアップグレードを利用することができる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

小型でポータブルでいろいろ使えるワイヤレス充電器「HiRise Wireless」

Apple(アップル)のiPhoneやSamsung(サムスン)のGalaxy、Google(グーグル)のPixelなど、メジャーなメーカーの主力機種のスマートフォンを持ってる人にとっては、ワイヤレス充電がとっても便利だ。でも出先でワイヤレス充電を使おうとすると、デスクトップの周辺をいろいろいじくるなど、面倒な手間が多い。TwelveSouthのHiRise Wirelessが出るまでは。

TwelveSouthの充電器製品HiRiseシリーズは前から評判が良くて、iPhoneとApple Watch兼用のDuetは特に人気がある。そしてそのシリーズのワイヤレスバージョンであるHiRise Wirelessは、その名のとおり最大で10Wのワイヤレス充電ができる。無線給電方式の国際標準であるQi給電をサポートしているiPhone X、XR、XS、Pixel 3、Galaxy S10などの機種では、ケーブル不要の高速充電が可能だ。

HiRiseがユニークなのは、充電パックをいろんな形で使えることだ。同梱されている丈夫なフレームに収めて机上に置いてもいいし、単純に平らに置いてもいい。後者ではワイヤレスのAirPodの充電ケースを使える。あるいは、パックだけをバッグに放り込んでもいい。

  1. twelvesouth-hirise-wireless-DSCF2184-1

  2. twelvesouth-hirise-wireless-DSCF2187-1

  3. twelvesouth-hirise-wireless-DSCF2186-1

  4. twelvesouth-hirise-wireless-DSCF2185-1

  5. twelvesouth-hirise-wireless-DSCF2183-1

フレームに収めて机上に立てて使う使い方は、iPhone X以後の機種ではFace IDによるロック解除に最適だ。スマートフォンから通知が来ても、いちいちデスクトップから注意を逸されずにすむ。パックはほかのワイヤレス充電器に比べて小さいから、家庭用には不安かもしれないが、ポーチに詰め込むのにも適している。

パックはまわりがゴム製のリングなので滑らないし、USB-CからUSB-Aへの取り外し可能なケーブルもついてるから携帯性が良い。またMacなど、ほかのデバイスのUSB-C充電ケーブルも使える。

出張などの多い人にとっては、現在の市場でHiRise Wirelessよりも優れたワイヤレス充電器を見つけるのは難しいだろう。お値段は79.99ドル(約8600円)とお高いが、ユニークなデザインとユニークな柔軟性(自由度)で、それぐらいの価値はある。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

iPadOSのプレビュー:ファイルシステムやマルチタスクなどプロの仕事用機能充実

MicrosoftがWindows 10でその概要を描いたPCとタブレット両用のオペレーティングシステムは、ハードウェアの設計者たちの間にコンバーチブルモデル(可換機)のブームをもたらした。それらはラップトップとタブレットの両方に使えて、着脱型のキーボードがある。

しかしiPadはひたすらもっぱら、その逆の道を歩んできた。iOSとmacOSの境界はProject Catalystで薄めようとしたが、タブレットというカテゴリーをあらためて再定義したAppleのタブレットはあくまでもモバイルファーストで、iPhoneのオペレーティングシステムのスケールアップしたバージョンが動いていた。それは同社とその製品との相性も良く、消費者から見てもシンプルで分かりやすい形だった。

関連記事: iOS 13に画期的新機能は少ないがクオリティ・オブ・ライフ改善が満載

しかしiPadの成熟とともに、消費者の求めるものも成熟した。最近のAppleはiPadと呼ばれる製品を嬉々として、企業と教育向けのラップトップ代替機と位置づけている。その姿勢はiPad ProとApple Pencilの登場で加速され、クリエイティブのプロが使う道具という説得力を増すとともに、さまざまな新しい機能がマルチタスキングに向かう道を作った。

iPadOSの登場は同社のタブレットの進化の、次の重要な一歩だ。デバイスにはすでに、大型化や計算能力の強化を促す機能が多くなっていたが、今回OSの名前そのものを変えたことは、iOSからフォークしたこのオペレーティングシステムが独立し自立したことを意味し、それとともに、生産性ツールという位置づけがますます大きくなっているこの製品にふさわしい、独自の機能が多数導入された。

今後iPadOSは、iOSがiPhoneのOSとしてアップデートされたら、同時にそれらのアップデートの多くをゲットするだろう。今回のそれらは、iOS 13のダークモードや、地図のアップデート、Photos(写真アプリ)のデザイン変更などだ。しかし改名された独立のOSであるiPadOSにふさわしい、タブレットならではの機能もたくさんある。

アップデートされたのは、まずホーム画面(Home Screen)。既存のレイアウトが単純に大きくなったのではなく、情報が増えた。画面上のアイコンは最初から30あり、6×5に並んでいる。アイコンはもちろん、今後ユーザーの使用により増えたり減ったりするだろう。

右にスワイプすると左に、新登場の日付時刻の下にリバーウィジェットが出る。このウィジェットには、カレンダー上のアポイントとか、天候、写真などの最寄り情報が出る。下へ大きくスワイプすると設定だが、これをホーム画面のデフォルトにすることもできる。

一方、このアップデートの主役と言えばマルチタスキングだ。第二の浮遊アプリを提供するSlide Overに、ドックからドラッグした複数のアプリを同時に動かす機能が加わった。画面中央へスワイプすると今開いているすべてのアプリが、カードの束のように表示される。アプリを上までスワイプすると、そのアプリが全画面になる。

もうひとつ重要なのは、ひとつのアプリで複数のウィンドウを開けることだ。これもマルチタスクに慣れているデスクトップのユーザーには当たり前のことだが、Pagesなどのアプリケーションでは、あるドキュメントの内容を、今書いてるほかのドキュメントに利用するなど、便利な使い方がいろいろある。

同社が、ファイルのアップデート以上の本格的なデスクトップ的ユーザー体験を今後も提供するのか、その明確なサインはない。今回の変更でユーザーは、自分のデバイス上でファイルシステムを前よりもっとコントロールできるようになった。これまで同社はそれを、よりシンプルなユーザー体験を提供するの名のもとに、ずっと隠してきた。でもそうすると、システムとの対話が不明瞭になるから、iPadをよりプロフェッショナルなマシンと位置づけるのなら、多くのことを明快にした方が良い。

関連記事: macOS 10.15 Catalina preview…Catalinaのプレビュー(未訳)

外部ハードディスクをUSB Cポートから使えるので、今後は大量のドラッグ&ドロップをしなくても済みそうだ。そうやってマウントしたドライブはFilesアプリのLocationsカラムに入る。Lightroomのように、SDカードやカメラからファイルを直接インポートできる。フォルダーのzip/unzipもFilesアプリの中でできる。download(ダウンロード)フォルダーがあるので、MailやSafariなどからダウンロードしたコンテンツにも直接アクセスできる。

iPadOSは今日から公開ベータで入手できる。iOS 13やmacOS Catalinaと一緒だ。最終バージョンは、秋になる。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

次のiOSではアプリを削除するときに購読をキャンセルできる

OSのアップデートには機能が追加されたと感じる程度だったり、特に役には立たないと思うものもある。デバイスの使い方がほんとうに変わるものもある。iOS 13のベータ2で追加されたこの機能は、後者だ。アプリをアンインストールするときにサブスクリプションをキャンセルするかどうかをユーザーに尋ねてくる。

MacStoriesのFederico Viticci氏が発見したこの新機能は、大変革ではないにしても、確実にお金の節約にはなる。App Storeのマネタイズのパラダイムは、ずいぶん前に前払いからサブスクリプションに移行している。サブスクリプションの多くは、ユーザーが以前に申し込んで単に忘れて繰り返し支払っているものであることは間違いないだろう。

次回の自動更新日を知らせて「登録の管理」へのリンクを示すこの機能は、そうした開発者にとってはがっかりだろう。しかし、使っていないサービスにお金を払うのは適切ではない。もちろん、アンインストールするアプリをほかのデバイスで使っていたり再インストールするつもりだったりするなら、あるいは困っているアプリ開発者に毎月支払い続けたいなら、「継続」をタップすればよい。

iOS 13は6月はじめのWWDCで大々的にお披露目された。特に注目されたのはダークモードやプライバシー関連の機能などだったが、このちょっとした新機能はもっとも便利なもののひとつになるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

iOS版iMovieが大幅アップデート、サウンドトラックを80本追加、画像オーバーレイも利用可能に

iOS 13上の登場に合わせて改訂される純正アプリの公式リリースに先駆けて、Apple(アップル)は人気の高いビデオ編集アプリ、iOS版iMovieの新バージョンをリリースした。今回のアップデートで、iMovieには数多くの新機能が追加された。中でも目立つのは、グリーンスクリーン効果をサポートしたこと。これにより、ビデオクリップから背景を簡単に削除することができる。また、さまざまなジャンルにわたる80もの新たなサウンドトラックも追加されている。

特にグリーンスクリーンをサポートしたことは、より高度な機能セットを提供することで優位に立とうとするサードパーティ製のビデオ編集アプリに対しても、iMovieの競争力を高めるものとなる。またその一方で、それほど機能にこだわらないユーザーにとっては、シンプルな使い方ができるという特長を保っている。

Appleによれば、新しいバージョン(2.2.7)では、ブルーまたはグリーンのスクリーンの前で撮影されたクリップから背景を削除できるようになり、さらに4ポイントマスクと「強さ」スライダーを使って効果のかかり具合を調整できるという。

80の新しいサウンドトラックには、ポップ、チル、センチメンタルといったジャンルが含まれている。サウンドトラックは、ムービーの長さに合わせて自動的に調整される。

新しいエフェクトに関しては、写真をオーバーレイとして追加して、ピクチャインピクチャ効果や、画面分割の効果を付けることが可能となった。その際、境界線を表示しないように設定することもできる。こうした機能は、iMovieに対する要望としてよく挙げられていたもの。実際、それがないことが、ユーザーが他のビデオ編集アプリを選んでしまう理由の1つに数えられていた。

その他の新機能は、iMovieをより使いやすくするためのもの。たとえば、他のアプリケーションからiMovieに切り替えたとき、作業中のプロジェクトの編集画面に戻るようになった。また、「…」のアイコンで示されるメニューからiMovie Theaterにはアクセスできなくなった。iMovieでは、ユーザーにムービーを直接iCloudに保存させる方向にシフトしているからだ。

また、iMovieをなんらかの教室で利用する場合に有効なアップデートとして、ClassKitのサポートが追加された。これにより、生徒は宿題として作成したビデオをApple純正の「スクールワーク」アプリを利用して先生に提出できる。

iMovieはApple製の各種プラットフォームで動作するように設計されているので、ユーザーはiPhone上でプロジェクトの編集を開始し、その後iPadやMacなど、他のデバイスに転送して編集を完了するといったこともできる。たとえば、グリーンスクリーン効果や色補正などは、大きな画面の方が作業しやすい。

新しいiMovieは、iPhone版、iPad版のいずれも、すでにApp Storeからダウンロード可能となっている。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

アップル製品の将来を占う新しいアプリ開発環境

開発ツールに関しては、デベロッパー向けのメディア以外で大きく扱われることはあまりない。しかし、Apple(アップル)がWWDCで発表した開発ツール類は、今後のアップル製品向けのアプリの数と質の両方に、多大な影響を与える可能性が高い。それはiPhoneだけに限らない。macOS、watchOS、tvOS、そして新たに加わったiPadOSを搭載する製品にすべて関わってくる。

今回のイベントの主役ではなかったが、デベロッパーがさかんに話題にしていたのはSwiftUIだった。

5年前、アップルはプログラミング言語Swiftを発表して、アプリ開発をできるだけ容易なものしようとする動きを見せた。そして今回のWWDCでは、SwiftUIと呼ばれるまったく新しいユーザーインターフェースのフレームワークを発表し、そのビジョンをさらに押し進めた。SwiftUIを利用することで、スムーズなアニメーションの付いたフル機能のユーザーインターフェースを、シンプルな宣言的コードによって実現できる。

デベロッパーにとっては、これは大幅な時間の節約につながる。SwiftUIが備える自動化の機能によって、アプリの設計を洗練されたものにできるだけでなく、バグを減らすことになるからだ。また、アップルがデベロッパーに説明したところによれば、「単にコードの量を減らせるだけでなく、より良いコードにできる」ということだ。

シンプルであることを目指したのは、そうでなければどうしても避けられない、さまざま種類の誤りの発生を防ぐことを意図したもの。SwiftUIのコードは、まるで他の人からユーザーインターフェースについて説明を受けているかのように読みやすい。さらに、デベロッパーは異なるプラットフォーム間で、より多くのコードを再利用できるようにもなる。

それによって、開発サイクルの大幅な短縮にもつながる。デベロッパーが、アプリのユーザーインターフェースの一部だけを変更したくなった場合でも、素早く、しかも簡単に変更できる。

SwiftUIのフレームワークは、インターフェースのレイアウトをはじめとして、さまざまな面に効果を発揮する。たとえば、iOS 13が装備するダークモードへの対応、アクセシビリティ、右から左へ向かって書く言語への対応を含む国際化などだ。しかもSwiftUIは、同じAPIをiOS、iPadOS、macOS、watchOS、さらにtvOSという複数のOSに共通のものとすることで、アップルのアプリのエコシステム全域にまたがって使えることも重要なポイントだ。

このような特徴によって、これまでiOSだけに注力していたデベロッパーも、既存のアプリをSwiftUIに対応させさえすれば、クロスプラットフォームの開発に着手しやすくなる。

もちろん、アプリの性格によって、どこまでSwiftUIに対応できるかの程度は異なるだろう。しかしSwiftUIは、新規のデベロッパーにとっても魅力的なだけでなく、初めてアプリ開発に取り組むような初心者をも惹きつけるものがある。

SwiftUIは、Xcodeの新バージョンとともに発表された。このXcode 11には、新しいグラフィカルなUIデザインツールが含まれている。それによってデベロッパーは、コードを書くことなく、SwiftUIを使ったユーザーインターフェースの開発が可能となる。

視覚的なデザインツール上でUIが変更されると、そのつど新たなSwiftコードが自動的に生成される。さらに、そのアプリがどのような表示になり、どのように動作するのか、iPhone、iPad、iPod Touch、Apple Watch、Apple TVなど、接続されたデバイス上のリアルタイムのプレビューで確認できる。

これによりデベロッパーは、各プラットフォームでコードがどのように機能するかをテストできる。たとえば、マルチタッチに対してどのように応答するか、カメラやセンサー類の動作はどうかなど、開発プロセスの中で確認できるのだ。

Watchアプリ

watchOSに関しては、SwiftUIによって、Watchアプリならではのアニメーションとエフェクトの開発の複雑さを解消することができる。これまでは、その難しさのせいで、Watchアプリに手を出すのを躊躇するデベロッパーもいた。

SwiftUIは、スワイプして削除、リストアイテムの並べ替え、カルーセルのスライド、デジタルクラウンへの直接アクセス、といった機能を備えたWatchアプリの開発をサポートする。

またApple Watchは、デバイスから直接App Storeに接続できるようになり、ペアとなるiOSデバイスやiPhoneがなくても、スタンドアローンのアプリをインストールできるようにもなった。

このスタンドアローンのWatchアプリは、iOSから独立して動作させることができるだけでなく、Apple Watchを独立したプッシュ通知のターゲットに設定することも可能となる。つまり、そのユーザーがログインしているすべてのデバイスにではなく、Watchにだけ通知を送信することができる。

Watchアプリは、CloudKitのサブスクリプションをサポートできるようになり、プッシュ通知をコンプリケーションとして表示することで、ユーザーに最新情報を伝える。Watchアプリは、対応するiPhoneアプリを使っていないユーザーをもターゲットにできるようになったので、ユーザー名とパスワードを入力するテキストフィールドを表示するようになった。そこに入力してサインアップするか、今回発表された「Sign in with Apple」ボタンを使うこともできる。状況によってはアップルでサインインが必須の場合もある。

Watchアプリは、オーディオのストリーミング再生もできるようになった。これにより、これまで可能だったものとは異なるタイプのアプリへの道が開かれる。デモで見たように、Pandoraのようなインターネットベースのストリーミングサービスを利用して、スポーツ中継や音楽をストリーミング再生するアプリを想像するのも難しいことではなくなった。

さらに、watchOSの新しい拡張ランタイムは、ユーザーが手首を下げた状態でも動き続ける、新たな種類のWatchアプリの開発を促すことにもなるだろう。

たとえば、セルフケア、マインドフルネス、理学療法、スマートアラーム、健康状態のモニタリング、といった分野のアプリは、このランタイムを利用することで、Apple Watchのユーザーにとって新たな体験を創出することができるだろう。

これまでのWatchアプリのエコシステムが停滞したのは、アプリ開発の複雑さによるものだけでなく、ユーザーが手首を持ち上げている状態でしか動作しないというような制限をデベロッパーに課してきたことにもよる。ユーザーの手首の上で何ができるかを考えることを止めても、たとえばセンサーやストリーミングオーディオを利用することで、デベロッパーは単純に普通のiOSアプリを移植することも可能となる。

驚くべきことではないが、これまでそうしたアプリの多くは失敗し、やがて削除されることになった。アップルは、Watchアプリのエコシステムの再起動を狙っている。

macOSアプリ

今回のWWDCで発表された新しい開発ツールは、iOSのデベロッパーが、1億人のアクティブなMacユーザーにアピールする機会を生むことになる。

アップルによれば、いくつかの純正iPadアプリは、Mac上でも十分通用するものであることを認識しているという。しかし、一般のデベロッパーは、macOSのAppKitを使ってiPadアプリを移植する時間的な余裕がない。そこで今年のWWDCでは、デベロッパーにとって「最小限」の労力でiPadOSアプリをMac用に移植できるような技術を発表した。

現在、iPad用には100万本を超えるアプリのエコシステムがあり、その多くはMac上で動かしても意味のあるものだと考えられるということだ。

この取り組みの一環として、アップルはiOSからMacに40個ものフレームワークを移植した。その結果、わずかな例外を除いて、ほぼすべてのiOSのAPIの移植が完了した。これは、UIKitをネイティブなフレームワークとして採用し、次期macOSのリリース、Catalinaに直接組み込むことによって実現した、とAppleは述べている。

さらにアップルは、iPadアプリをMacに移植するための3段階のプロセスを用意した。

その最初のステップは、Xcodeのプロジェクト設定で「Mac」と書かれたチェックボックスをオンにすること。

するとXcodeでは、ソースに変更を加えるたびに、iOS、iPadOS、そしてmacOS用のすべてのアプリが自動的に更新されるようになる。

またiPadアプリを優れたものにすることは、ベストプラクティスをサポートするところから始まるという考えに沿って、デベロッパーはMac用にカスタマイズすべき部分を示唆される。つまり、状況に応じてメニューバー、タッチバー、マウスホバーのイベントなどをサポートすべきことが示される。

チェックボックスをオンにするだけで優れたMacアプリが開発できるわけではないが、それによって作業量は軽減される。

ただし、アップルが(優れた」iPadアプリの条件として、どの程度のものを要求するかについては疑問も残る。アップルは最大の効果を得るためには、デベロッパーはiPadのベストプラクティスを採用すべきだとしている。たとえば、外部キーボードをサポートしたり、Metalのようなキーとなる技術を採用することなどだ。

とは言え、もしアップルが本当にMac App Storeの品揃えを充実させたいなら、そしてもっと利益を生み出すアプリを増やしたいと考えているなら、Macに移植されるiPadアプリに、それほど多くを強いることはないかもしれない。

アップルでは、WWDCで発表する前に、すでに10社程度のデベロッパーとこの移植プロセスを試している。その中には、アメリカン航空、Crew、DCユニバース、Post-It、ツイッター、Tripit、フェンダー、アスファルト9、Juraなどが含まれる。

iPadOS

ところで、iPad上で動作するiOSには、iPadOSという新たなブランディングが施されることになった。

これまでのiPadは、発売当初からずっとiOSを搭載してきた。しかし時が経つにつれ、iPadの大きな画面を活かすための独自の機能も実現してきた。たとえば、スライドオーバー、スプリットビュー、ドラッグ&ドロップや、Apple Pencilのサポートなどが挙げられる。

まずはじめに、iPadOSでは、ホーム画面のアイコンのグリッド間隔は狭くなる。これは、サードパーティアプリが使えるホーム画面のスペースが広くなることを意味する。また、ウィジェットはホーム画面に固定できるようになる。これも、iPadアプリがホーム画面に占めるスペースを確保することになり、それだけユーザーの注意を引くことになるだろう。

しかし、iPadが本当に優れているのは、ノートパソコンの代わりに使えること。生産性も高くなり、スケッチやデジタルアートなど、クリエイティブな使い方も可能なのだ。

仕事効率化アプリのデベロッパーにとっては、1つのアプリから独立した別ウィンドウを開けるようになるのは、パソコン的な使い方を可能にする便利な機能だ。さらにアプリExposeや、3本指によってコピー、カット、ペースト、取り消しを可能にするジェスチャーも使えるようになる。

デベロッパー向けのツールについては、PencilKitというAPIが新たに加わり、サードパーティのアプリでも、純正アプリと同様に新しいApple Pencilにアクセスすることが可能になる。

それでも、実際にiPadアプリの開発を促進するのは、iPadアプリを簡単にMacに移植できるようになることかもしれない。言い換えれば、iPadアプリを開発しようというデベロッパーのモチベーションを本当に高めるのは、以前よりもずっと少ない労力で、同じアプリをMacでも動かせるようになること、なのかもしれない。

tvOS

Apple TV用のtvOSは、SwiftUIとiPadアプリのMacへの移植の話題に比べると、ほとんど注目されなかった。それにはアップルは、Apple TVとそのストリーミングサービス、つまりApple TV+に関しての熱意を示すイベントを開催したばかりだったということもある。

とは言え、SwiftUIはここでも活躍する。tvOSアプリでも、コードの再利用が可能になるからだ。

拡張現実と機械学習

アップルが今回のWWDCで発表したのは、作業をシンプルにして開発を促進することを狙ったものばかりではない。他の技術としては、まずARKitをさらにアップデートしたARKit 3が挙げられる。これは、モーションキャプチャー機能を備え、フレームの中の人物も認識できるようになった。それによって、人物をARオブジェクトの後ろに配置したり、前に出したりすることなどが可能となる。

これもアップデートされたCore ML 3を使えば、デベロッパーが機械学習の専門知識を持っていなくても、自分のアプリで機械学習を構築し、学習させ、その結果を利用できるようになる。

他にも、MetalやCreateMLのような重要な技術に進化が見られる。そうした技術を利用することで、デベロッパーは、それぞれの領域で、より品質の高いアプリを開発できるようになるだろう。

それでも、もっとワクワクさせ、興味を引きつける部分は、やはりアップルが現在最も人気のあるアプリプラットフォームであるiOSにテコ入れして、アプリのエコシステム全体に活を入れようとしていることだろう。今回のWWDCで発表されたツールによって、アップルは開発とデザインを合理化し、よりシンプルなものにしようとしている。それにより、より多くの人にプログラミングに参加してもらい、アプリのデベロッパーのコミュニティがiPhoneを超えて発想してくれるよう促しているのだ。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

アップルの音声コントロールはアクセシビリティをOSレベルで強化する

Apple(アップル)は、なめらかで直感的なユーザインタフェースをお家芸としている。しかし、もしユーザーがクリック、タップ、ドラッグといった操作のための指を持っていなければ、そんなものは何の役にも立たない。障がいを持つユーザーのために、Appleは強力な「音声コントロール」を装備し、音声ベースのアクセシビリティ機能の強化に本気で取り組んでいる。Mac、iPad、iOSデバイスで利用できる。

多くのデバイスが、すでに優秀な音声入力機能を備えている。そしてもちろん、Apple製のスマホやパソコンにも、もうかなり前から音声ベースのコマンド機能が備わっていた。古くはMacintosh Quadraにさえ、そのためのマイクが標準装備されていた。しかし今回の音声コントロールは、これまでにないほどの大きな進化だ。声による操作を、誰でも使える万能なものに近付ける。そして、すべてオフラインでも機能する。

基本的に音声コントロールでは、ユーザーはセットコマンドと、コンテキストに固有のコマンドの両方が使える。セットコマンドとは、「Garage Bandを起動」とか、「ファイルメニュー」とか、「タップして」などといったもの。もちろん、ユーザーが命令しようとしているのか、文章を入力しようとしているのかを区別するだけのインテリジェンスは備えている。

しかし、こうしたコマンドは、多くのボタンや入力フィールド、ラベルなどが1画面に混在しているようなインターフェースでは、うまく動かない。もし、すべてのボタンやメニュー項目に名前が付いていたとしても、いちいちすべての名前を端から読み上げて選択を促すのは時間もかかり、現実的ではない。

この問題を解決するため、Appleは表示されているすべてのUI項目に単純に番号を付けた。ユーザーが「番号を表示」と言えば表示する。そこでユーザーは、単に番号を発音するか、たとえば「22をタップ」のように、操作の種類も合わせて指示できる。基本的なワークフローは、下のGIF動画に示されている。ただ、音声がないので、伝わりにくい部分があるかもしれない。

こうした数字なら、声を出しにくい人、あるいはまったく出せない人にとっても、比較的簡単に指示できることは重要なポイントだ。たとえば、ダイアルや息を吹き込むチューブといったような、単純な入力デバイスでも選択できるのだ。視線を追跡するのも優れた入力方法だが、それなりの限界もある。数字を使う方法は、それを補うことができるだろう。

たとえば地図のように、どこでもクリックしたくなる可能性があるような画面用には、グリッドシステムを用意している。それによって拡大したり、クリックしたい場所を指定する。まさにブレードランナーのようだ。スクロールやドラッグといったジェスチャーに対応する機能もサポートしている。

テキストの音声入力は、ちょっと前から使えるようになっていたが、それについても進化した。あるフレーズだけを選択して置き換える、といったことも声で指示できるようになった。たとえば、「”be right back”の部分を”on my way”に置き換えて」のように言えばいい。他にも細かな改良点があるが、この機能を頻繁に使用する人なら、その変化に気付き、きっと気に入るはずだ。

音声の解析などの処理は、すべてオフラインで行われる。そのため応答も早く、ネットワークとの接続状態に影響されない確実な動作が可能。データ通信が困難な外国に出かけている場合も安心だ。また、Siriに組み込まれたインテリジェンスによって、基本的な語彙に含まれない名前や、特定のコンテキストに固有の単語なども認識できる。音声入力の進歩により、絵文字を選択したり、辞書に項目を追加したりすることも、簡単にできるようになった。

現状では、すべてのApple純正アプリが音声コントロールをサポートする。またAppleのアクセシビリティAPIを使用しているサードパーティ製アプリなら、簡単にそのメリットを享受できるはずだ。さらに、特に対応していないアプリでも、数字とグリッドによるインターフェースは機能するはずだ。というのも、OS自体が、アプリが表示しているUI項目の位置を把握しているからだ。このように進化したアクセシビリティ機能は、デバイスをiOS 13またはCatalinaにアップデートするだけで、すぐに利用できるようになるだろう。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

WWDCで発表されたiOS、macOS、watchOSのおいしい部分まとめ

米国時間6月3日のWWDCの基調講演では、予想通り多くのものが発表された。そのすべてを見終わってみると、なんだかAppleは、今回取り上げた新機能の間で競争を繰り広げていたようにも感じられた。全部を2時間ちょっとのイベントに詰め込まなければならなかったのだから、それも当然だろう。

多くの人にとって、新しいMac Proが今回の発表のハイライトに見えただろう。ただしAppleとしては、ソフトウェアに焦点を当てていたのは確かだ。Appleは、ハードウェアの売り上げが伸び悩むにつれて、やはり将来はソフトウェア、サービス、そしてコンテンツにかかっているのだと、痛切に感じているはずだ。今回の基調講演では、iOS、macOS、そしてwatchOSが提供することになる新しい機能の中でもベストな部分を、解説付きで観ることができた。

驚くべきことではないが、その中ではiOS 13が最も大きな変更をもたらす。ダークモードは、いわばその中のハイライトだ。この機能のセールスポイントは、macOSなど、他のOSのものと基本的に変わらない。つまり、目に優しく、バッテリーの消費を抑えるというもの。ユーザーの設定によって、常にそのモードを使うか、太陽が沈んでいる間だけ有効にするかを選ぶことができる。

ダークモードにすると、自動的に暗い壁紙が選ばれる。とりあえずAppleの純正アプリで動作するが、やがてサードパーティ製アプリもサポートする。また、アプリ開発環境も標準的にサポートするはずだ。

Appleマップは、登場した直後には鳴かず飛ばずだったが、大きなアップグレードがずっと加えられてきた。今回の新機能で最も注目に値するのはLook Aroundだ。Googleがずっと前から実現しているストリートビューに対抗するものとなる。デモを見る限り、非常にスムーズに動作する。ただし、実際に路上のセルラーネットワーク環境でどのように動くかはわからない。しかしデモは、間違いなく印象的なものだった。

イメージングに関しては、これまでもiOSにとって重要なアップグレードのポイントとなってきた。それは今回も同じだ。写真アプリの編集機能はかなり進化している。ホワイトバランス、コントラスト、シャープネス、ノイズ除去など、プロっぽいコントロールが可能となった。

簡単に使えるフールプルーフ的な機能も加わっている。たとえば、肌の色に影響を与えずに彩度を調整する機能などだ。また、画質や色調の調整や、全体の回転など、ビデオに対して使える編集ツールも加わった。また写真アプリでは、撮影した写真の1画面の表示数、並べ方をダイナミックに変更できる。たとえば、誕生日に撮影した画像をグループ化して表示すれば、時の経過を嫌でも再認識することになるだろう。

今年の基調講演は、iPadにとって、大きな節目となるものだった。iPad用のOSが、iPhone用のiOSから分離されたからだ。ユーザーにとっては、iPadの大きな画面を活かした機能を利用できるようになることを意味する。たとえば、同じアプリのウィンドウを複数開いて、これまでとはまた違う意味のマルチタスクも可能となる。さらに、ジェスチャーによってテキストを選択したり、コピー&ペーストまでできるようにもなる。こうしてiPadOSは、パソコンの操作感覚に近づいていく。

しかし、それより何より、最もエキサイティングな新機能は、実はMac側にあった。macOS Catalinaは、DuetやLuna Displayのようなセカンドディスプレイ機能をiPadに付加する。つまり、iPadをMacの外部モニターとして利用できるのだ。この機能は、Bluetoothによる無線接続でも、USBによる有線接続でも使える。

WWDCの会場は、無線通信にとっては過酷な環境のためか、デモは有線接続で行われた。複雑な操作にも対応して完璧に動作したことは言うまでもない。iPad Proなら、Apple Pencilで描くこともできる。また、iPadのディスプレイの下部には、Touch Barのようなメニュートレイも表示される。

watchOSについても、いくつか付け加えておく価値があるだろう。中でも重要なのは、月経周期の記録、予想機能だ。この機能はiOSでも利用できるようになる。これまでとはまた違った意味での健康管理を可能とするもの。

その他、watchOSに追加される機能としては、オーディオブックをApple Watchで直接聴くための純正アプリ、内蔵マイクを使用して、聴覚障害の原因となる可能性のある騒音をユーザーに警告するNoiseアプリなどがある。

原文へ

(翻訳:Fumihiko Shibata)

アップルのApp Storeでモバイル回線のダウンロード上限が200MBにアップ

朗報だ。アップル(Apple)はセル接続(電話会社のデータ接続)によるダウンロード量の上限を上げた。一方悲報もある。それでも上限は依然としてある。それをバイパスすることもできない。

これは、例によって9to5Macが見つけた。これからはiOSのApp Storeでは、セル接続で最大200MBのアプリをダウンロードできる。これまでの上限は150MBだった。さらに大きい容量のアプリはWi-Fiに接続する必要がある。

無制限プランの人。怪しげな無制限プランの人。毎月のデータ契約料や残量がものすごく大きい人。本当に本当にその大きなアプリを欲しいんだけどWi-Fiが使えない人。みなさまは全員アウトだ。200MBの上限は全員の制限である。上限をバイパスする工夫は前からあるが、それは公式には使用を認められていない。あるいは難しくてパワーユーザーにしか使えない。

App Storeがファイルサイズに神経を使うのは、必ずしも悪いことではない。たいていのユーザーが2GBぐらいのデータ契約だから、モバイル回線では気が付かないうちに、それぐらい使い切ってしまう。上限設定はそんな悲劇を防止する。しかしそれでは、本当に欲しいアプリをダウンロードもアップデートもできないことがあるし、そんなとき、どこにもフレンドリーなWi-Fiがないこともある。上限と並んで、特例として大型ダウンロードのオプションがあるといいのにね。

でも、デベロッパーは上限をよく認識している人が多い。アプリのインストールパッケージは上限ぎりぎりのサイズにして、そして、立ち上げたアプリにほかの何かをダウンロード、インストールさせる手口もある。そして今回は少なくとも、そんな工夫のためのスペースが50MB増えたのだ。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Steam LinkがiOSに対応しSteamゲームがプレイ可能に

およそ1年前、ValveはSteam Linkと呼ばれるアプリケーションを開発していることを発表した。macOS、Windows、Linux用に作られたSteamゲームをiOSやAndroid端末でプレイできるアプリだ。ストリーミングというマジックを使うことで、ローカルネットワーク上のコンピューターに重労働を任せることができる。

そしてValveがこれをApp Storeに申請したところAppleは拒否した。当時Valveは、Apple(アップル)は「利益の相反」が拒否の理由だと言っていた。

1年後、相反はついに解決したようだ。つい先程、Steam Link for iOSがApp Storeに登録された

ほとんどのPCゲームはタッチスクリーンで楽しむ方法がないので、おそらくコントローラーがほしくなるだろう。Valveは「Made fo iPhone」認証済みのコントローラや同社のSteamブランドのコントローラーを使えることを公表している。さらに同社は、最大の性能を引き出すためには、ストリーミングするPCはルーターに直接接続し、iOSデバイスは5GHzのWi-Fiに接続する必要があると注意している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

iPhoneやMacもようやく「令和」表示可能に、アップデーター配布

アップルは5月14日、iOSやmacOSのマイナーアップデートを実施した。バージョンはiOSが12.3、macOSが10.14.5となる。このアップデートによる、日本の新元号「令和」の表示が可能になる。

iOSは「設定」アプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から、macOSは「システム環境設定」アプリの「ソフトウェア・アップデート」から実行できる。

iOSアップデータの容量はiPhone Xの場合で460MB程度

 

macOSのアップデータは、MacBook Air(2019)の場合で、2.8GB程度

iOSが独自にスワイプ入力方式のキーボードを提供か

アップル(Apple)は6月に開催されるデベロッパーのためのカンファレンスであるWWDCで、Androidの人気機能をiOSに導入するらしい。Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman記者が、その筋から入手したWWDCで発表されるiOSの大小さまざまな新しい機能の長い長いリストを紹介している

その中で特に面白いのは、Androidに前からあったスワイプ入力方式のキーボードだ。これまでのようにキーの上をタップしなくても、このサードパーティならぬアップルのファーストパーティキーボードでは、キーからキーへ指をすべらせるだけでテキストを入力できる。

この機能が死ぬほど欲しかった人も、これからはApp Storeへ行ってサードパーティ製キーボードを見つける、ダウンロードしてインストール、設定する、という手間が不要になる。アップルのことだから、そのキーボードには何か独自の仕組みがあるかもしれない。それも、楽しみだね。

WWDCは6月3日からだ。

関連記事: Apple Watch may be getting more independent at WWDC(Apple WatchがますますiPhoneに依存しなくなる、翻訳中)

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa