iPad 5とiPad Mini 2は今年第4四半期に登場するとアナリストが予測―iPad 2は引き続き販売へ

KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kuoのレポートによれば、AppleのiPad 5とiPad mini 2(公式なモデル名はまだ分からない。ここでは単に世代を指している)はやはり今年末に登場するようだ。通例アナリストのこうしたレポートは「当たるも八卦」だが、Kuoには低価格のiPhone 5Cやカラー・バリエーションの登場などをいち早く予測してきた実績がある。

Kuoの投資家向けレポート(9to5Macが引用)によれば、iPad 5とiPad mini 2は今月中に初期生産が開始されるが、全力生産に入るのは10月以降になるという。

一部では来る9月10日のAppleのプレスイベントで新世代のiPadも発表されるという観測もあったが、Kuoの予測はこれと違う。

Kuoはさらに、「Appleは当初、新iPadを2014年に入ってからリリースする予定だった」という。しかし競争の激化によってスケジュールを前倒しすることとした。しかしRetinaディスプレイを搭載しない安価なiPad miniのリリースは来年になるという。

もうひとつ興味ある予測は、iPad 2の製造は継続されるが、価格は引き下げられるとしている点だ。AppleはiPhoneの場合、過去2世代のモデルを廉価版として継続販売してきた。KooによればiPadについては廉価版の過去モデルとしてはiPad 2だけが提供されることになる。iPad 2は30ピンのコネクタを使用しているが、新iPadの登場を機にLightningコネクタに換装されるかもしれない。

今週に入ってiPad 5の筐体のビデオがUnbox Therapyで公開された。これが実際に製品版のパーツであるなら、iPad 5のデザインはiPad miniに強く影響を受けている。 KuoはiPad miniに新世代のA7プロセッサが搭載されるとしている。現行のminiはA5搭載だが、Retinaディスプレイを搭載すればCPUのパワーにも大きなテコ入れが必要になるのは自然だろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+