アップルがClearview AIのiPhoneアプリをルール違反でブロック

論争の渦中にある顔認識技術のスタートアップClearview AIが作ったiPhoneアプリをApple(アップル)がブロックし、そのアプリの利用を実質的に禁じた。

AppleはTechCrunchに、そのスタートアップがAppleのディベロッパーエンタープライズプログラムの規約に違反していたことを確認した。

そのアプリは同社(Clearview AI)が、法執行機関の職員だけに提供していると主張しているものだが、iPhoneのユーザーなら誰でも、iPhoneのカメラや画像から写真をアップロードして、同社の30億の写真を収めたデータベースを検索できる。しかしBuzzFeed Newsの記事によると、同社が法執行機関のユーザーだけに提供していると主張するそのアプリのユーザーには、、Macy’sやWalmart、Wells Fargoなど、多くの民間企業が含まれている。

Clearview AIは1月に、The New York Timesの記事で一般に知られるようになって以来、メディアと法廷の嵐に巻き込まれた。同社はソーシャルメディアのサイトから写真をかき集めていたので、大手テクノロジー企業の怒りを買った。そしてハッカーの注目されるようになり、米国時間2月26日に同社は、データ侵害により顧客リストを盗まれたと認めた。

Amazon S3の公開ページにそのiPhoneアプリがある(画像提供:TechCrunch)

TechCrunchは、Clearview AIのiPhoneアプリがAmazon S3の公開ストレージ上にあることを米国時間2月27日に発見した。ただしそのページには「一般人と共有してはならない」という警告があった。

さらにそのページには「このページはiPhoneで開いて」インストールし、同社のエンタープライズ証明を許可した上でアプリの実行を許されると書いてある。

しかしAppleのポリシーでは、アプリのユーザーがClearview AIという組織すなわちエンタープライズの外にいる場合、それは許されない。

Clearview AIはiPhone上でエンタープライズ証明を使っている(画像提供:TechCrunch)

Appleが発行するエンタープライズ証明は、企業が社内でのみ使うiPhoneやiPadアプリをAppleが認可した証明になる。たとえばアプリをアプリストアで公開する前に、社内でテスト的に使う場合によく使われる証明だ。Appleはエンタープライズ証明の使用について厳しい規則を定めており、一般ユーザーがそれを使うことはできない。今回のように一般ユーザーにも使わせれば、それは乱用であり誤用だ。

2019年、TechCrunchはその独占記事で、FacebookGoogleの両社が、消費者向けアプリに彼らのエンタープライズ証明を使って、Appleのアプリストアをバイパスしていることを報じた。Appleはこれらテクノロジー大手のエンタープライズ証明を取り消して、違反アプリを無効にした。そしてケータリングやランチメニューアプリなど、その証明に依存しているそのほかのアプリも無効にされた。

Clearview AIのアプリは、リリース前やテストバージョンでよく使われるように、「ベータ」のラベルが付いていた。しかしそんなラベルは、アプリをClearview AIの顧客が使っていないことの証拠にはならない。

Clearview AIのCEO Hoan Ton-That(ホアン・トンタート)氏はTechCrunchに対して「現在、利用規約のコンプライアンスに関してAppleと折衝中だ」と語った。

そのアプリは、ネットワークトラフィックツールと逆アセンブラでざっと分析してみると、米国時間2月27日にGizmodoが見つけたClearview AIのAndroidアプリの動作と同じようだ。

Androidアプリと同じく、使用するにはClearview AIが認めたユーザー名とパスワードが必要だ。

関連記事: 米移民局や検察局などが採用中の顔認識技術が一般企業にも売られていた

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

次の稼ぎ頭を探すApple

Appleは常に進化し続ける会社だ。実際には、新たな製品カテゴリを発明したことはないのだが、手を付けた製品カテゴリを、より優れた、より賢いものにしてきたように常に思われている。そして、その製品の値段が高くても、人々に欲しい思わせる方法を開拓してきた。今日の(訳注:2019/2/18付)WSJによれば、AppleはiPhoneを収益モデルの中心に置かない未来像を探ろうとしているという。

このような変化は、iPhoneの需要が伸び悩んでいる状況の中、Appleが数年ぶりの収益の低下を報告したことによって引き起こされたもの。変化している中国市場の影響も大きいが、ユーザーのiPhone買い替え周期が長くなっていることも無視できない。そうした中、iPhoneの価格が1000ドル以上にまで上昇したことが、売上減につながった。

15%というiPhoneの売上減少は、もちろんAppleらしい収益報告ではなかったものの、年初に第1四半期の見込みが下がっていることを発表した時点で、すでに予測していたものだろう。もしも、このThe Wall Street Journalの記事が正しければ、すでにAppleは自らを次のフェーズに、おそらくはサービス業を中心とした会社に、移行させるための措置を取ろうとしている。

(参考記事:Apple lowers guidance on Q1 results, cites China trade tensions

そうだとすれば、それは、さまざまなタイプのハードウェアのデザインを再考しながら、その過程で一般的なデザイントレンドを頑固に拒否してきたという、この会社の伝統からの根本的な離脱を意味する。1970年代から1980年代にかけて、Apple Computerという名前だったころ、Steve JobsとSteve Wozniakは、まだほとんどの人がDOSプロンプトで仕事をしていたときに、GUIを備えたコンピュータを作った。

2000年代の初頭には、AppleはiPodという一種のMP3プレーヤーを発売し、iTunesというミュージックストアを開店した。iPhoneを発表する前年の2006年までには、Appleは4200万台以上のiPodと、8億5000万曲の音楽を販売した。衰退しかかった会社を強大な企業に変貌させたのは、まさにこうしたハードウェアとサービスの組み合わせだったのだ。

2007年にAppleがiPhoneを発表したとき、それがiPodの売り上げを減少させることは分かっていたはずだ。もちろん実際にそうなったわけが、それが論理的に進むべき方向だったのだから、何も問題はなかった。2008年にApp Storeを導入すると、もはやiPhoneは単体のハードウェア以上のものになった。それは、新種のハードウェア・サービスモデルであり、会社にとって途方もない富を生み出すものとなった。

iPadは2009年に登場し、その5年後の2014年にはApple Watchも加わった。それぞれ、それなりに健闘はしているものの、iPhoneの成功に匹敵するようなものは何も登場していない。アナリストは、前の四半期で、Appleが7100万台のiPhoneを販売したと推定している。そして、売上が減少したとされているのも、その同じ四半期のことなのだ。どんなものであれ、たった3ヶ月の間に、7100万個ものものを売るのは難しい。しかも減った結果がそれだと言うのだ。

次に来るのは、おそらくエンターテイメントとコンテンツの組み合わせ、そしてAR/VR、自動運転車、人工知能など、先進技術を活用したものになるだろう。そうした領域の中で、Appleがどの方向に進もうとしているのかは定かではない。しかし、最近の採用や買収によって、それらの方向が確かなものだということだけは分かっている。

(参考記事:Sorry that I took so long to upgrade, Apple

長い間、Appleがコンテンツ分野で派手な買収をするのではないかと噂されてきた。Appleの、インターネットソフトウェアおよびサービス担当上級副社長のEddie Cueは、昨年のSouth by Southwestの際、CNNのDylan Byersにインタビューを受けた。 そこでBuyerは、具体的にNetflixやDisneyのような資産を買う気はないのかとCueに尋ねた。それは、そうした大手のコンテンツ制作会社とApple TV組み合わせたらどうか、ということを暗に示していた。

Cueは、それらの2社はApple TVの素晴らしいパートナーである、とは述べたものの、そのような線で何かをコミットするには至らなかった。「一般論ですが、Appleは、その歴史の中で、これまで大規模な買収を行っていません」と、彼はAppleの立場を説明した。Appleとしては、現状でうまくいっているものを買うのではなく、未来がどこにあるのかを理解して、そこに到達するための何かを創り出したいと考えているのだと。

Apple TV自体は、他のデバイスほどの大きな成功を収めていないものの、サービスから得られる収入は着実に伸びている、ということは注目に値する。最新の決算報告によると、Appleは109億ドルのサービス収入を計上している。これは、前年比で19%増だ。それは、同社がその四半期全体として発表した843億ドルに比べれば、まだ小さい割合しか占めていないが、成長していることは間違いない。

それはともかくとして、Appleが他の製品によって、iPhoneで成し遂げたのと同じような成功に近づくことができるかどうか、誰にも分からない。しかしAppleは、その莫大な富にもかかわらず、どんな会社も過去の成功に頼るのは危険であることが分かっている。そこでAppleは先を見据えて、新たな血統を雇い入れ、できるだけiPhoneに依存しない将来を模索している。Grateful Deadがかつて歌ったように、「戻ることはできないし、立ち止まることも許されない。雷は避けられたとしても、稲妻には打たれるだろう」と知っているからだ。Appleはそのような運命を避けたいと望んでいる、そしてその道を切り開くのは、おそらくハードウェア、コンテンツ、そしてサービスの、何か新しい組み合わせだろう。

画像クレジット:Justin Sullivan/Staff/Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Kinetiseはビジュアル開発ツールの限界を補って、ソースコードをユーザーに提供…より自由で柔軟な開発が可能に

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モバイル開発は、暖冬の湖で薄氷を踏むような世界だ。React Nativeと悪戦苦闘して氷上で脳を負傷するか、またはドラッグ&ドロップのエディターを使って一つのプラットホームの湖底に永久に閉じ込められる。でもしかし、デベロッパーのKinetiseが、両者の良いとこ取りを提供しようとしている。

Kinetiseについては数年前から、AndroidやiOSのアプリを直接書くことに代わる、おもしろいやり方として、本誌でも何度か取り上げているが、でも同社は最近、自分たちのソリューションが、強力なのに大きなITチームが尻込みすることに気づいた。そこで作者のPiotr Pawlakはあっさりと、1499ドルのソースコードダウンロードオプション*を加え、ブラウザー上で視覚的に作ったアプリのコードをユーザーが得られるようにした。〔*: 同ページQ&Aより: QUESTION: What do I need the Source Code for and how much does it cost? ANSWER: Source code for your application allows adding new features outside of Kinetise Editor. The cost is flat of $1,499 per application. Downloading is unlimited for selected application. 〕

なぜそうしたのか? 要望が多かったからだ。

“自分たちが作っているアプリの、ソースコードがほしい、というデベロッパーやスタートアップのファウンダーが、とても多かった”、とPawlakは語る。

ソースコードがほしい理由は、いくつかある。たとえば、データの保存のされ方が分かれば、セキュリティのチェックや対策ができるだろう。ひとつのビジュアルツールに閉じ込められたくない(自分でコードに自由に手を加えたい)、という理由もありえる。とにかく、ソースコードをデベロッパーにダウンロードさせることによってKinetiseは、Microsoft Accessのような閉じた世界から、Visual Studioに近い自由な世界へ変わった。

出力されるソースコードの言語は、iOSではObjective C、AndroidではJavaだ。これなら、Kinetiseから送られてくるコードをさらに拡張したり、手直しすることも、容易にできる。

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[1. ドラッグ&ドロップのエディターでアプリの機能を作る 2. ソースコードをダウンロードする 3. 必要ならそのネイティブコードを書き換える]

ソースコードを入手できるアプリケーションビルダーは、これが初めてではない。これまでにも、Dropsourceなどがあった。でもKinetiseは、複数のデータソースにアクセスしたり、Webアプリケーションからデータにアクセスするための、堅牢なAPIも提供している。だから途中からドラッグ&ドロップ方式のエディターを放棄して、そのアプリの開発をソースコード上で継続することができる。あなたの労作が、途中でゴミ箱に捨てられるおそれは、なくなった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Webに接続するiOSアプリは2017年1月からHTTPSの使用が絶対条件になる、デベロッパーはご注意を

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Worldwide Developers’ Conference(WWDC)のセキュリティプレゼンテーションでAppleは、App Storeのすべてのアプリが、App Transport Securityと呼ばれる重要なセキュリティ機能へ切り替えるべき締切日を、明らかにした。それは、2017年の1月からだ。

App Transport Security(ATS)は、AppleがiOSに導入した機能だ。ATSが有効になっていると、Webサービスに接続するアプリはHTTPでなくHTTPSを使わなければならない。HTTPSは通信を暗号化するので、ユーザーのデータが盗聴などに対し安全になる。

HTTPSの”S”はsecure(安全)の頭文字で、銀行やメールのアカウントにログインするときブラウザー上で目にするだろう。しかしモバイルアプリが行うWeb接続は、セキュリティ関連の情報をユーザーに開示しない場合が多い。その接続がHTTPなのかHTTPSなのか、ユーザーが判別するのも難しい。

ATSは、iOS 9からデフォルトでは有効になっているが、デベロッパーが自分のアプリの中でそれを無効にできる。するとそのアプリは、HTTPでWebに接続する。でも、それができるのも今年の終わりまでだ。技術用語的に言うとATSはTLS v 1.2を必要とし、メディアストリーミングのようなすでに暗号化されているバルクデータを例外とする。

2016年の終わりには、App Storeに提出されるすべてのアプリで、ATSの有効化が必須になる。これまで不安だったデベロッパーも、締め切りが明示されたのでやりやすいだろう。またユーザーは、iPhoneとiPadのすべてのアプリが安全な接続になると知って、安心できるだろう。

デベロッパーにHTTPSを要求することになったAppleは、オンラインのデータを安全にしようとする大きな運動に加わることになる。セキュアなプロトコルはログインページでは一般化しているが、そのほかの接続ではまだHTTPのところが多い。しかしそれも今は、徐々に変わりつつある。Wired誌に、その過程をドキュメントした良い記事がある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AppleのApp Storeがダウン(復旧済み)

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AppleのApp Storeが、モバイル、デスクトップ共に技術的トラブルに見舞われているようだ。

ダウンの報告が上がり始めたのは3:30 pm ET頃からで、Appleのサポートサイトも停止を認めた

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当初はApp Storeだけが機能せず、ユーザーはアプリのダウンロードや検索ができなくなった。App Storeを見に来たユーザーは直ちに、「現在iTunes Storeはこの購入を処理できません」と言われた。

その後、Apple Music iCloudeの機能もダウンしていることが複数報告された。

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そして今、それ以外のAppleサービスもいくつかトラブルに遭遇している。Apple Music、写真、Apple TV、iPhoneを探す、iTunes in the Cloud等のiCloudサービスだ。

言い換えれば、今はパソコンやiPhone上で何か重い作業(ソフトウェアアップデート、復旧、バックアップ等)をする時ではないかもしれない。

on Twitterによると、最も広い範囲で起きているトラブルは、App StoreとApple Musicだ。

Appleのサポートは、この問題を認識しているとツイートしている:

本誌はAppleに連絡を取っており、進展があり次題報告する予定。

アップデート(5:30 pm ET/ 6:30 am JT):一部のサービスは復旧している。しかし、App Storeは今もダウンしている。

【日本語版注:日本時間7:50現在App Storeは復旧しているもよう。iCloud関連サービスに一部不具合が残っている。こちらで状況を見ることができる

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple、定額送金サービスのiTunesアローアンスを来月閉鎖

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Appleは、iTunessで親が毎月一定金額を受け手 ― つまり子供 ― のApple IDに送金するiTunesアローアンス[お小遣い]サービスを中止する。もらったアローアンスは、音楽、ビデオ、アプリ、本等、子供が好きな物を買うのに使える。AppleウェブサイトのiTunes Allowancesサポートページによると、同機能は終了し、既存のアローアンスは2016年5月25日に中止される。[訳注:本稿執筆時点で日本語ページには中止の記載はない]

これは、その日以降に定額送金が行われなくなるという意味で、未使用の金額がなくなるわけではない。Appleによると、残金は実際に使用されるまで受け手のアカウントに残る。

Allowancesは、子供が毎月iTunes Storeで使う金額を親が管理する便利な方法だった。新しいアプリやゲームをねだる子供の相手をしなくてすむ有難い代替手段だった。

同機能の終了に伴い、Appleは代わりに“ファミリー共有”をユーザーに薦めている。2014年に始まったファミリー共有は、最大6人でiTunesの音楽、映画、テレビ番組、本、およびアプリのメディアを共有でき、アカウントを共有する必要はない。支払いには親のクレジットカード1枚を使い、子供が自分の端末で使いたいものは親が承認して購入できるという発想だ。

メディアの共有に加えて、同機能を使うと写真、ファミリーカレンダー等をiPhone、iPad、iPod touch、およびMacの間で共有できる。iOS 8以降、OS 8 Yosemite以降、iTunes 12が必要。WindowsユーザーもiCloud for Windowsを使ってこの機能を利用できる。

ファミリー共有がiTunesアローアンスよりも便利なことの一つに、13歳未満の子供にも専用のApple IDを持たせて、ファミリーグループの一員として管理できることがある。管理者は、iOSの「利用制限」やOS XとiTunesのペアレンタルコントロール機能を使って、子供が利用できるコンテンツを制限できる。

しかし、同機能にはまだ改善の余地がある。中でも、アプリ内購入に対応しておらず子供たちからの要求は多い(iTunesアローアンスでは可能だった)。親の中にはiTunesの購入を一件ずつ承認するのが面倒だという人もいる。ただしそれは、「承認と購入のリクエスト」を無効にできることを知らないからかもしれない。

アローアンスの中止を最初に報じたのはMacRumorsで、Appleユーザーにはメールで中止が伝えられたと書かれている。AppleはiTunesアローアンス中止の理由について公式には語っていないが、理にかなった決定た。2つのサービスには重複部分が多く、両方を続ける必要はない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

iTunes Radioが無料でなくなる、ただしBeats 1チャネルは残る

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iTunes Radioは1月28日より、無料でなくなる。Appleによると、このPandoraのようなサービスは今後、月会費9ドル99セントを払ったApple Musicの会員のみが利用できる。

ただし、Beats 1のライブのDJによるリスニングチャネルは、無料のまま残る。なおこれは、最近閉鎖されたBeats Musicのアプリとは違う。

Appleが本誌に述べたところによると、今後は、“合衆国とオーストラリアだけで提供される、広告で支えられているApple Music Radioのリスナーのためには、Beats 1をAppleからの主たる無料放送とし、広告で支えられる局は1月の終わりに廃止する。さらに、Apple Musicの正規会員であるリスナーは、弊社の音楽エキスパートたちがキュレートした数十のラジオ局にアクセスでき、コマーシャルなし、スキップ無制限で、さまざまなジャンルの音楽を楽しめる。Apple Musicの3か月の無料試用期間にはラジオ含まれる”、ということだ。

iTunes RadioはPandoraによく似ている。Pandoraは放送内容をユーザがカスタマイズできるが、スキップ数に制限があり、演奏される曲の順序はユーザが変えられない。しかしこの前の夏に発足したApple Musicは同社の一押しの音楽アプリとなり、最近の一連の動きはその地位をより確実にするためだ。

Spotifyと競合するApple Musicは、最近の報道ではユーザ数を着実に増やし、会員数は1000万に達している。Apple自身はこの数字を確認していないが、10月までに少なくとも650万が会員登録をした、と言っている。

Apple Musicは、同社の自動車ダッシュボードアプリCarPlayの主要機能でもある。

AppleはiPodでポータブルなmp3リスニングを普及させ、さらに今後も、競争に勝ち抜き、デジタル音楽のトップでいる気だ。2014年に30億ドルでDr. DreのBeats Electronicsを買収したことは、そのやる気を如実に示し、その買収で著名なレコード・プロデューサーJimmy Iovineを取締役会に加えることができた。そしてその彼が、Appleの新しい音楽事業を開発したのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

このトリックを使ってiPhoneの不要なアイコンを隠そう


デスクトップの乱れは精神の乱れ、と信じる人たちにとって、iPhoneのホーム画面では同じことがいっそうの真実であるにちがいない。悲しいかな、iPhoneの美的フローを完全にコントロールしたい人たちは、初期画面にあるあの避けられないAppleお仕着せアプリたちと常に戦わねばならない。

リマインダーアプリを捨て去りたい自由人であれ、ヘルスアプリから逃れたいクリスピークリーム愛好者であれ、あるいは株式アプリを削除したい残念なTwitter投資家であれ、このトリックは問題のアプリを意識の外へと追い出すのに役立つだろう。しかもSpotlight検索を使えばいつでもアクセス可能だ。

トリックのしくみは実に単純で、目的のアプリをフォルダーの外へドラッグしながらホームボタンを押すだけ。このハックを発見したYouTubeユーザー、videosdebarraquitoによる上のビデオ見てからならずっと簡単だ。気になったかもしれないが、フォルダーの名前は “Disappear” でなくてもハックは働く。

こうした「ロック」されたアイコンをホーム画面から追い出せることは実に嬉しい。なにしろ、これまでこれはjailbreakユーザーのみに許されていた特権なのだから(コメント欄に書かれる前に言っておくと、Androidユーザーにも可能)。

このトリックは、ダウンロードしたアプリのアイコンでも、もし機能は使いたいがホーム画面から痕跡を消したいという場合に使うことができる。

もし気が変わったときは、iPhoneを再起動すれば元にもどる。Apple Newsの形跡を完全に消し去りたい人にとっては残念なことだが、少なくともiPhone自身が死ぬまでは続く、片時の安心は与えてくれる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

電波を使ってSiriに音声コマンドを送り込む方法が発見された

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巧妙なハックによってSiriコマンドに望まれないコマンドを送ることができる。方法は、iPhoneのシールドされていないイヤホンに向けて電波を送るだけ。このハックは不必要に複雑だが ― イヤホンのところへ行ってボタンを手で押せばいい ― 興味深い侵入方法だ。

フランスのセキュリティー団体ANSSIの研究者らは、iOSまたはAndroid端末につながれたマイクロホンに電波を送信する方法を発見した。電波は音ボタンを起動して、例えばSiriを立ち上げてボイスコマンドを発行できる。端末が起動すれば、ハッカーはコマンドを送り込んでメッセージを送ったりアプリをアクセスしたりウォレットを開くことができる。

彼らの発見は、電磁両立性に関する論文に掲載されている。

「われわれは電磁妨害を意識的に賢く利用することによって、長年否定されてきた効果ではなく、情報システムに対して好影響を与えることができた。その結果に基づき、最新スマートフォンにおける新しい無声リモート音声コマンド送信方法を紹介する」と研究員のJosé Lopes EstevesとChaouki Kasmiは書いた。

繰り返すが、これは複雑な攻撃方法であり殆どの人にとって心配無用だ。それでも侵入を妨ぎたければ、iOSの設定→Touch IDとパスコード→ロック中にアクセスを許可、でSiriをオフにすればよい。IMG_0096

研究員らは、メーカーがイヤホンをもっと積極的にシールドして電波妨害を防ぐことを推奨している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple Musicの会員登録をキャンセルする方法

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Apple Musicがローンチした会員登録した、そして使った。3か月の試用期間が過ぎた(ぼくの場合)。デフォルトではアカウントが継続するが、ぼくのように止(や)めたい人もいる。

理由を知りたい? ぼくはずっとSpotifyのユーザなので、Apple Musicを十分に聴く機会がなかった。それに、再登録したくなればいつでもできる。

デスクトップでiTunesの登録状態を変えるには、次のようにする。すでに課金が始まっている人は、キャンセルは翌月から有効になる。

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「Account Info」をクリックする。

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「Subscriptions」をクリックする。

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Apple Musicの「Your Membership」をクリックしてエディットする。

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ご自分の意向を指定する。

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iOSでは、Apple Musicアプリを開いて、左上にある小さな顔(「Account Info」に相当)をタップすると、そこからいろんな設定ができる:

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これで終わり! ぼくがSpotifyにこだわる理由は、次の機会に。

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Apple 「iTunes ベストオブ 2014」を発表、ビヨンセ、パズルアプリのThree等が選出(米国版)


Appleは、年末恒例ベストオブiTunes賞を発表し、iPhone/iPad用脳トレアプリのElevate、中毒性パズルゲームのThrees等が選ばれた。メディア部門でテイラー・スウィフトの『1989』がベストアルバムに選ばれたのはその大ヒットに加え、ストリーミング配信のメリットに関する議論を呼んだことからも妥当な結果だ。音楽部門では他にビヨンセがベストアーティストに、イギー・アゼリア、フィーチャリング[最近のTechCrunchゲスト]チャーリーXCXの “fancy” がベストソングに選ばれた。

アプリ

アプリ部門の他の主な受賞作品は、Monument Valley、Storehouse、1Password、SwiftKey、BuzzFeed、Waterlogue、FacebookのPaper、Uber、等々。トップ2に続く次点は、アプリではInstagramのHyperlapse、ゲームではLeoのFortuneだった。リストの顔触れが興味深いのは、ダウンロード数だけを反映しているのではないこと、そしてAppleはある種の体験の選択基準に関して報道陣を裏切るからだ。例えば、リストには脳トレ系アプリが複数入っているし、Rovioの脱Angry Birds的Flappy Birdスタイルゲーム、Retryもある。ニュースメディア系アプリも多く、上述のPaperとBuzzFeedの他、NYTもリスト入りした。

音楽、映画、テレビ

ここでのサプライズは少ないと言える。テイラー・スウィフトはトップアルバムだけでなく、トップポップの栄冠も勝ち取り、ジャック・ホワイト、ザ・ウォー・オン・ドラッグス、ロジック、サム・スミス他数多くのアーティストたちがそれぞれの分野で賞を受け、サム・スミスに関しては突発的ニュースターとして選ばれた。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『レゴ・ムービー』『ボーイフッド』『オブビアス・チャイルド』が映画部門の上位に選ばれ、オブビアス・チャイルドがトップ4に入ったのは少々意外だったが、もちろんそれに値する。他の「ベスト」には、『バードマン』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』『エッジ・オブ・トゥモロー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『スノーピアサー』等が選ばれた。

テレビ部門の上位は、Fargo、True Detective、The Honorable Womankaind、およびKey & Peele。他にAdventure Time、The Americans、Arror、Sherlock、Broad City、Orphan Black、等々の名前が上げられた。

他にAppleは、映画、音楽、テレビそれぞれの年間トップセラーを、iTunes内の”Best of 2014″コーナーに載せているので、純粋な数字的人気に興味のある人は参照されたい。

【日本語版注:上記は米国版の結果。日本版iTunesには国内の結果が載っている】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、ユーザーの音楽テイストを尊重。U2アルバム削除ツールを提供

Appleはユーザーの声に耳を傾けていることが、iTunesライブラリーからU2のアルバムSongs of Innocenceを完全に削除するツールを提供したことで明らかになった(via 9to5Mac)。このアルバムは、先週Appleが新しいiPhone 6を発表した際に、イベントの一環として5億を越えるiTunes登録ユーザーに無料で配布された。しかし、一部のユーザー(例えば本誌のMatt Burns)は、自分のコレクションの中に突然U2のアルバムが入ってくることを喜ばなかった。このアイルランド出身のスーパーポップバンドのファンであるか否かにかかわらず。

無料アルバムは、AppleおよびBono率いる音楽一座による紛れもなく素晴らしいプレゼットだったが、自分のコレクションに存在しているということは、クラウドベースのiTunesから購入する人は、遅かれ早かれこれをダウンロードすることになる。また、コレクションを見た誰かは、あなたの人類における役割について必然的に何か意見を形成するだろう ― 正当であろうとなかろうと。

Songs of Innocenceの削除は簡単で、リンクに従って、iTunesストアアカウントにログインすればよい。これで削除が完了したメッセージが表示されるが、既にダウンロードしている人は、実際の曲を別途削除する必要がある。

U2のSongs of InnocenceをiTunesミュージックライブラリーおよび購入済みから削したい時は、削除することが可能だ。アカウントからアルバムが削除されると、購入済みとして再ダウンロードすることはできない。後日そのアルバムが欲しかなった場合は、再度入手する必要がある。アルバムは2014年10月13日まで誰にでも無料で配布されており、それ以降は購入すれば利用できる。

正直なところ、私の人生にはどちらの意味でも影響はなかったが、Appleがこのツールを提供するという姿勢は歓迎したい。U2は地球最大のポップグループかもしれないが、実質的にこれはAppleが「おっと失礼、それは〈あなたの〉コレクションだ。私たちはそれを尊重しなければならない」と言っている。アルバムに関して心変わりしたら、いつでもiTunesから再ダウンロードできるが、無料なのは10月13日までで、それ以降は有料購入になる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


新しい Windows パソコンを購入して真っ先にインストールしたプログラムたち

先日、Windows 8 搭載の新しいパソコンを購入しました。 DELL の GW セールで非常にお安くなっていた為に購入したのですが、新しいパソコンを手にするのは実に約六年ぶり、今はこんなに薄くて高性能なパソコンが安価…

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10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのこと

Twitter などで急速に情報が拡散しているので皆さんご存知かと思いますが、10 月 1 日から iTunes のアフィリエイト・プログラムが『LinkShare』から『PHG』へ変更になります。また、それにともなって紹介料も 4% → 7% にアップするとの事で、iTunes アフィリエイトに参加していたユーザーにとっては嬉しいニュースとなりました。

19 日頃にネット上で散見され始めたこのニュース、iTunes 公式サイトでも正式に発表されています。

 10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのことiTunes, App Store, iBookstore, and Mac App Store Affiliate Resources – Important Affiliate Program Changes 10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのこと

登録方法やアフィリエイトリンクの作成方法なども記事にしようかと思ったのですが、既に抜群の完成度を誇る記事が何個もありますので、わざわざ書かなくてもイイカナ…という事でご紹介に留めておきたいと思います。

PHG への登録サイト

 10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのことアップル – iTunes – iTunesパートナー – アフィリエイトプログラム 10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのこと

アフィリエイト・プログラムの受付は上記の iTunes 公式サイトから既に始まっています。
下記の登録方法紹介記事と合わせてどうぞ。申請自体は非常に簡単です。

PHG への登録方法など

肝心の登録方法やアフィリエイトリンクの作成方法などは、下記の記事が分り易いです。

 10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのことiTunes アフィリエイトの提携先が PHG へ変更、登録と設定、リンク生成の流れ | Simple Living 10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのこと

スクリーンショットも豊富で非常に読みやすいです。
何より、一ページでリンクの生成まで書き終えて下さっているのがとても良い。

iPhone アプリなどの iTunes コンテンツを紹介しているブログの方は、なるべく早めに既存のリンクを張り替えねばですね。

10 月 1 日から iTunes アフィリエイトの提携先が LinkShare から PHG へ変更になるとのこと is a post from: Room 402

iTunesベータにiTunes Radioが入った。iOS 7ベータはロックスクリーン解除を改善

Appleは今日(米国時間7/29)iOS 7の新しいベータを公開した。同シリーズで4回目だ。最終版公開まで数ヵ月しかないので、このアップデートでiOS 7に残されたデコボコを直すべく、様々な目立ったビジュアル変更があるのは驚くにあたらない。またiTunesベータのバージョン11.1も公開され、OS XのデスクトップでiTunes Radioが使えるようになった。

AppleはiTunes Radioを、6月のWWDC 2013でiOS 7およびOS X 10.9 Mavericksと共に発表した。iTunes Radioは、ストリーミング・オンライン・ラジオサービスで、Pandoraに似て、ユーザーはジャンルやアーティストのステーションを作り、曲をスキップしたりおすすめアーティストを聴いたりできる。iTunes Matchを定期購読(年額29.99ドル)していれば広告なしで利用でき、音声およびビジュアルの広告入りなら誰でも完全無料で利用できる。

デスクトップでも、iTunes Radioはモバイルとほぼ同じように使える。いくつかプリセットされたステーションの他、ユーザーが自分専用のステーションを作ることができる。インターフェースは今のところ驚くほど簡素だが、Appleはカスタムステーションのために多くの場所を残している。流れている曲を「Now Playing」ウィンドウですぐに購入するためのボタンもある。

iOS 7に関しては、ロックスクリーンのデザインが変更され、当初のデザインがユーザーの混乱を招くとする不満に対応した。具体的には「スライドしてロック解除」のテキストの横に矢印が加えられた(下の9to5Macのスクリーンショット参照)。ステータスバーには下向き矢印が加わり通知センターが無地のバーで置き換えられたことをほのめかしている。9to5Macによると、他にもAirPlayデバイスをはじめ数多くのビジュアルの調整やアイコンの変更があり、Snapchatユーザーが喜ぶであろうスクリーショット検知APIも入った。Safariで共有リンクが使えるようになった他、 アイコンも微調整されている。

通常Appleは、正式公開前に最低4回ベータ版を提供しており、昨年のiOS 6は9月の一般公開までに4回あった。今回は大規模なOS改訂であり、以前のバージョンから劇的に変わる部分も多いため、少なくともあと1回(かそれ以上)はベータ版がありそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)