Duolingo、日本語学習のサポートを開始

人気の外国語学習ツールであるDuolingoが、iOSアプリケーションにて日本語のサポートを開始した(日本語を学習することができるようになった)。Android版でも間もなくサポートされる予定であるとのこと。

「Duolingoがスタートして5年、日本語のサポートについて多数のリクエストが寄せられており、多くの人が待ち望んでいた機能でした」と共同ファウンダー兼CEOのLuis von Ahnは述べている。「私たちが何か新しい情報をソーシャルメディアに投稿すると、その返事はいつも『それはいいね。でも日本語のサポートはいつだい?』というようなものとなっていたのです」。

多くの要望が寄せられる中、Duolingoも日本語学習に対応ために努力を重ねてきた。しかし日本語にはひらがな・かたかな・漢字といった文字が存在し、また文の構造も英語などとは大きく異なる。そのためになかなかサポートできずにいたのだった。ローマ字(日本語の音をアルファベットで表現するもの)にすれば、サポートのための壁が低くなるという考えもあった。しかしそれで日本語を学んでも、日本に旅行したときに役に立たない。そこでなんとか100個の漢字を取り込み、そしてローマ字ではなくひらがなを使用することとしたのだ。

コースの内容としては、実生活に役立つ表現(食べ物のオーダーの仕方、場所の尋ね方など)を採用するように心がけたとのこと。もちろん2020年を見据えて、オリンピックを意識した表現も加えられている。今から勉強を始めれば、東京オリンピックをよりいっそう楽しめるようになるかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

カメラで文字を撮る旅行向け翻訳アプリ、Waygoが日本語もサポート開始

Waygoは中国語のテキストの上にスマートフォンをかざすと英語に翻訳してくれるアプリだが、このほど日本語の翻訳のサポートを開始した。Waygoは最近SXSW2014 アクセラレータ・プログラムに選定された。また500 Startupsの卒業生でもある。

Waygoアプリはスマートフォン(現在はiPhone)がインタネットに接続していなくても独自のOCRテクノロジーによってフレーズや個別の文字の翻訳が可能だ。Pleco中国語辞書などOCRを内蔵したアプリは他にもあるが、Waygoは旅行者向けに特化し、また複数言語をサポートすることで差別化を図っている。

アプリの操作は非常に簡単だ。画面から横書あるいは縦書のテキストを選択して撮影する(フラッシュを点灯するほうが認識精度が高まる)。これはフリーミアム・モデルで、各言語について1日10回までの利用は無料だ。それ以上の回数が必要な場合、1週間について1.99ドル〔200円〕と期間無制限の6.99〔700円〕のプランがある。これはライバルに比べて割安な料金だ。

CEO、共同ファウンダーのRyan Rogowskiは「最初に追加する言語に日本語を選んだのはユーザーからの要望が一番多かったからだ。特にビジネスで出張者の要望が多かった。他の地域に比べて日本では英語の表示が少ない。公共交通機関でさえ英語表示がない場合が多い」と語った。

私はWaygoの日本語機能をレストランのメニューで試してみたが、 料理名がちゃんと翻訳された。しかしWaygoのOCRは白地に黒あるいは濃色のフォント以外では認識精度が落ちるようだ。また標準的でないフォントや手書き文字では認識に失敗することが多かった。内蔵辞書はメニューや標識、公共表示に重点を措いているので複雑な文章を翻訳するのは苦手だ。現在のところ語学の勉強に使うアプリではない。しかし旅行者向けには大いに役立つだろう。

Rogowskiは「次にどの言語をサポートするかまだ決めていないが、おそらくアジアの言語になるだろう」と述べた。

写真:Ryan Rogowski

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+