デルタとジェットブルーで、離着陸時に電子機器を使えるようになった

飛行機に乗るのが楽しみだったのは随分前のことだった(もちろん、これを747の2階席で読んでいる人は別だ)。しかし、今週それが少々ましになった。乗客は離着陸の際に端末をオンにしておいてもよい(機内モードで)というFAAの決定のおかげだ。これを最初に実行に移したのがデルタジェットブルーの2社だ。

両航空会社とも、FAAと密に協力して機内での乗客の電子機器利用の影響を評価し、両社の航空機内での全行程において個人用電子機器の使用が安全であることを確認するテストを完了した。

他の航空会社も近く追従する可能性が高いが、全社がテストを完了してFAAの承認を得る必要がある、という事実はかなりの混乱を招きそうだ。ユナイテッドやアメリカンやサウスウェストの怒れる乗客たちが,離着陸時に端末の電源を切るのを拒否する場面が想像できる。さらに、デルタについても新ルールが適用されるのは主要航路に限られることに注意が必要だ。地域航空会社数社が運用するデルタ・コネクション便は、少なくとも今年末まで旧ルールに従う必要がある。

FAAのガイダンスの下では、事実上あらゆる小型軽量端末が「個人用電子機器」に分類される。ノートパソコンを含めタブレットより大きいものすべては、これまで通り離着陸時には格納しておく必要がある。これまで機内での使用が禁止されていた、電子タバコ、テレビ、およびリモコン玩具などの機器についても同様だ。

これらの変更によって、高度1万フィート以下でWi-Fiが使えるようになるという意味ではない。米国内の大部分の機内Wi-Fiを運営するGogoは、ゲートからゲートまで接続できる可能性を評価中だが、現時点では1万フィート以下ではサービスを利用できない。

なお、航空機パイロット協会はFAAの決定を支持しており、FAAの規約決定プロセスにも関わった。ただし同協会は、離着陸時には電子機器を収納すべきであり、「著しく天候の悪い地域における端末の切断を乗客の判断に任せることは現実的な解ではない」と考えている。新しいFAAガイダンスでは、視界不良のため何らかの着陸システムの使用が必要になった場合に、乗客は今後も電子機器を切断する必要がある。

具体的にどんな場合に機内でDotsをプレイしてよいのかわからない読者のために、デルタ航空の連中がこの表を作ってくれた。

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(翻訳:Nob Takahashi)