ジョニー・アイブは、デザインに没頭してAppleの決算数値を知らなかった


Appleのデザインリーダー、Jony Iveは昨夜(米国時間10/30)サンフランシスコの近代美術館で講演し、Appleのスマートウォッチのデザインに苦労したことを話した。Wall Street Journalが報じた。Apple Watchをデザインすることは、「困難かつ屈辱的」であり、それはウェアラブルに関する技術やデザインに対する消費者の期待のためだとIveは語ったが、おそらく最も興味深かった発言は、Appleの売上と利益に対する彼の無頓着さだった。

Iveは、Appleが他の問題に優先して製品デザインに力を入れていることを指摘し、製品が第一、利益は後からついてくる、という同社の精神は賞賛に値すると言いたげだった。その点を強調するように、IveはAppleが最近発表した2014年度の年間売上1830億ドル、利益400億ドルなどの具体的数値をよく知らないという驚きの告白をした。

「正直なところ、数字は知らないのです」とIveはWSJに答えた。「でも大きい数字であることは知っています」。

Iveが会社の財務状況について具体的知識がないと明言することは、CEO直轄の上級幹部としては異常な行動にも思えるが、この著名なデザイナーは製品デザインに集中していることで知られており、彼が財務状況にさほど興味を示していないという事実は、製品を利益に優先させるという同社の長年の信念を後押しするものであり、顧客は最高品質の製品デザインを手にすることができるというメッセージと言える。

もちろん、製品デザインに100%没頭して、金銭問題を気にせずにいられる贅沢は、好調な企業にのみ許される特権であり、Iveがデザインルームにこもっていられることは驚きではないかもしれない。

Apple Watchは来年早くにデビューの予定で、Appleはファッション業界でもこれを強く推進しており、Vogue誌の記事には写真が紹介され、パリのファッションウィークでもイベントを開催した。それはまた、大きくIveの肩にかかっているApple製品でもある。そのデザインセンスに向けられている注目の大きさと、ユーザーが1日の大半身につけることになるデバイスにおけるデザインの重要性を踏まえれば、当然だろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


あなたならいくら払う? ジョナサン・アイブがデザインしたゴールドイヤホン

あなたなら、Jony Iveがデザインした一点ものにいくら払うだろうか?

先週Sothebyのデザイン中心オークションに集まった人々は、(ものによっては)世界的有名なデザイナー、Jony IveとMarc Newsonによって収集あるいはデザインされた商品に、1200万ドル以上を費した。

このオークションは、Bonoのプロジェクト(Red)の一環で、利益はAIDS、結核、マラリアと戦うGlobal Fundに贈られる。

しかし、最も予想以上の成果を上げたのは何だったのか?

予想にたがわず、テクノロジー関連の物件は予想以上の値を付けた。

例えば、 (Red) バージョンの赤いアルミニウムで作られたカスタマイズ版Mac Pro、Jony Ive選出は、97万7000ドルで落札された。そう、殆ど100万ドルだ。数年後、Appleがさらに素晴らしくて強力な製品を出した時には時代遅れになるパソコンが。

一方、Jony IveとMarc Newsonのデザインおよびカスタムメイドによるライカカメラは180万ドルで売れた。予定価格は50万~75万ドルだった。スペックは、F2.0、50mmのレンズと、陽極酸化処理済みアルミニウムボディーで、その価格を請け合うほどの価値はない。しかし、IveとNewtsonの名前には間違いなくその価値がある。

オークションには、IveとNewsonがカスタマイズしたローズゴールドのEarPodsも出品された。予想価格2~5万ドルの豪華なイヤホンは、46万1000ドルで売れた。ゴールドiPhone 5sの完璧なパートナー、だろう?

オークションで最高値を呼んだ商品の一つは、IveとNewsonがデザインした特別製デスクで、168万5000ドルで売れた。デスクは陽極酸化アルミニウムで作られ、どのデザインマニアの目も引く作品だが、おそらく最も重要なのは、誰がデザインしたかだろう。

iPhoneの時代に、Jony Iveデザインという印象がもたらす価値を見せつける話だ。iPhone自身が誰でも知っている名前になったように、Iveは世界で数少ない名前を知られたデザイナーになった。だからこそ、彼がデザインし、彼が選んだ商品なのだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Appleが発売前のMac Proを真っ赤にカスタマイズしてAuction REDチャリティに出品

AppleのビッグデザイナーJony Iveと、世界のビッグデザイナーMarc Newsonが協力してカスタマイズした一台かぎりの真っ赤なMac Proが、U2のボノらによるチャリティオークションAuction REDに出品される。アフリカのAIDS撲滅を主な目的とするこのチャリティに、Appleはこれまでも頻繁に、このような特別製品を提供している。

REDからの発表によると、Appleの品目からの売上金額は累計6500万ドルに達している

このマシンはとっても美しいので、AppleのMac Proはすべてカラー化されるといいのに、とすら思ってしまう。この最新機種の一般発売は12月、オークションは11月23日に行われる。予想価額は4~6万ドルだ。

IveとNewsonが協作した限定アイテムは、ほかにLeicaのカメラやAppleのゴールドのイヤフォン、Neal Feay作のデスクなどがある。

オークションサイトSothebyの画像は変わることがあるので、これは最終製品ではないかもしれない。それでも、見事だけど。

REDとAppleに詳細を問い合わせているが。IveとNewsonによるREDオークションには、彼らの友人デザイナーたちからの協力作品も多く出品される。たとえばDeiter Rams、ファッションデザイナーのChristian Louboutin、それに大御所アーチストGeorge Lucasなど。

なお、下の、本誌が今週初めのAppleのイベントで撮ったビデオには、“本物の”Mac Proが写っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhone 5cは「廉価版」にあらず。Jony IveがiOS 7搭載用としての理想を追求したデバイスだ

ご存知だろうか。iPhone 5cの「C」は「cheap」(安い)の「C」ではない。実は「clueless」(何も分かっちゃいない)という単語の頭文字なのだ。

部外者の誰もが、Appleがこのデバイスにこめた思いを見損じている。Appleはそれを見越して「clueless」を名前に組み込んだのだ。

(本当は「color」の「C」。記事を派手に初めてみたかっただけだ)。

新iPhoneの発表イベントを見て、さらにiPhone 5cのビデオを見てみれば、AppleがiPhone 5cに込めた思いを理解できるはずだ。その「思い」とは、すなわちJony Iveによるものだ。

これまでにJony Iveのビデオは数多く見てきた。その中で、iPhone 5cの説明をしているIveこそ(iPhone 5sに比べても)エキサイトしているように見える。もちろんIve(そしてApple)は認めないだろう。これまでのビデオも含め、Iveはすべて自分の子(Appleのプロダクト)について語ってきたわけだ。しかしiPhone 5sのビデオなどとも比較して、何度も見てみて欲しい。

双方のビデオにおける態度が対照的であると感じないだろうか。Appleが投入した次世代の主役はiPhone 5sだ。しかしiPhone 5sはiPhone 5とほぼ同じデザインを踏襲している。すなわち、Iveがハードウェアのみに関わり、ソフトウェアのデザイン面に関わるようになる前に生み出されたものであるのだ。

つまり、IveがiPhone 5を生み出す時点からiOSのデザインに関わっていたのなら、きっとiPhone 5をこのようにデザインしただろうというものが、まさにiPhone 5cであると思うのだ。昨年冬の組織改編から、より広い範囲でのデザインを担当するようになり、それでIveは思うままのデザインを実現してきたのではないだろうか。

「iPhoneというのは“エクスペリエンス”を提供するものです。そして“エクスペリエンス”は、ハードウェアとソフトウェアの生み出すハーモニーにより提供されるものです。ハードウェアとソフトウェアをより一体化することにより、さらに素晴らしい“エクスペリエンス”を提供していきたいと考えているのです」と、Iveはビデオ中で語っている。ハードウェアおよびソフトウェアのデザインを一手に引き受ける責任者としての発言であり、その責任者がiPhone 5cを世に問うているわけだ。

今年の夏、WWDCにてiOS 7がはじめてお目見えしたとき、そのカラフルなパレットUIに皆が驚いたものだった。しかし、長くApple製品を使っている人(あるいは長くAppleおよびIveに注目している人)は、初代iMacを思い出し、確かにこれもAppleないしIveのやり方だと納得したのだった。13種類のカラーバリエーションを用意して、Apple再生に大いに役立った。まさにカラーこそAppleのウリとなっていたのだ。

確かにIveはそれからしばらく、プラスチックからユニボディのアルミニウム(Iveの口調で言えばアリュミナムのように聞こえるだろうか)へと路線を変更していった。しかしそういう時代を経て、Iveは原点に戻ってきたのではないかと思うのだ。芸術家が、異なる時代を過ごすようなものとも言えるだろう。

ソフトウェア面にも関与できる立場となり、今ならば、色彩を一層活用できると判断したのだろう。ますます思いのままの「エクスペリエンス」を提供できるようになるからだ。

「一貫性のあるデザインとは、形状、素材、そして色合いなどのミックスによって生まれるものです。それぞれが関係しあって、お互いを求める関わりあいの中でプロダクトが成立するのです」とIveは言っている。Iveの上司でありまた仕事仲間でもあったスティーブ・ジョブス曰く、デザインというものは表面的なものではなく、あるいは見かけだけのものでもなく、実は機能面に強く関わっているのだとのことだった。そしてこうしたデザインを行うためにはハードウェアとソフトウェアの双方に関わる必要がある。IveはiPhone 5cにおいて、その地位を獲得し、そして理想を実現したわけだ。

しかし、果たしてこのiPhone 5cは中国やインドといった、普及途上国での売り上げを伸ばすのに役立つのだろうか。おそらくさほど役に立たないに違いない。実は、廉価なiPhoneを途上国に売り込むのが目的だというのは、何もわかっていないレポートによるミスリードなのだ。プラスチック素材であることを見て、なるほど新興国用の廉価版iPhoneだと騒ぎ立てたのだが、実はAppleの目的はそこにはない。

iPhone 5cは、iPhone 5に代わるものとして登場してきているのだ。Appleは、4Sの販売は続けるものの、iPhone 5は店頭から引き上げることになっている。Iveは、自分でデザインしたソフトウェアの入れ物としてのハードウェアをデザインし、iPhone 5にとってかわるiPhone 5cに自分の思いのたけを詰め込んだのだ。

iPhone 5cを投入したことで、Appleは「前年モデル」などよりもはるかに魅力的な(販売助成値引きして99ドルという、手に入れやすい価格)モデルを提供できるようになった。また、デザイン面でほとんど変更のないiPhone 5とiPhone 5sが(色こそ違うものの)混乱を招くような自体も避けることができる。すなわちiPhone 5cの投入はまさに良いことずくめな話なわけだ。

但し、テック系の「専門家」や、ウォール・ストリート方面には、Appleの選択を「良いことずくめ」とはみない人も大勢いる。そうした人はともかく「安いiPhone」を期待していたのだ。また、キーボードを登載したiPhoneの登場を待ち続けている人もいるらしい。

Appleは、ライバルに強いられて何らかの行動をとるといったことのほとんどない企業だ。周りの動向を気にしてばかりいては、戦略を見失うことになる。Appleは常に自らの戦略を大事に育んできた。もしAppleが「安い」iPhoneを出せば、Appleが収支報告で利益率の低下をアナウンスするまではAppleを「評価」するのだろう。そうした「評価」を受ける「イノベーション」は、実のところ誰も得をしない選択であるのだ。

もちろんAppleも、中国などの新興市場を無視しているわけではない。Tim Cookはなんども繰り返して新興市場に言及している。しかしAppleは、自分たちがここぞと思ったタイミングで、自分たちが良いと思うプロダクトを投入するだけだ。もしかするとそれは新興市場の獲得という面でみれば遅すぎる行動になるかもしれない。しかしそれはまだ評価すべき時ではないだろう。ともかく、iPhone 5cが新興市場向けの安価なデバイスというわけではないことは明らかだと思うのだ。

iPhone 5cは「Jony IveのiPhone」とでも言うべきデバイスだ。色彩豊かで、そして美しく、何らかの代替物としてではなく、プラスチックの魅力を前面に押し出したデバイスだと言える。

「ハードウェアとソフトウェアがお互いに高め合ってひとつのデバイスとして結晶しているのです」。

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(翻訳:Maeda, H)


iOS7で伝統のスキューモーフィズム追放の噂―Appleが必要としているのは新デザインではなく新たなキラー・サービスだ

噂によれば、iOS 7はこれまでiOSデザインの中核となっていたスキューモーフィズムのほとんどを捨てることになるという。新たにiOSの責任者となったJony IveはiOS 7から現実を模倣したリアルなテクスチャーを備えたデザインをことごとく追放し、きわめてフラットなものに置き換えたという。

それはそれで結構だが、iOS 7の新機軸がそこで終わりだったら Appleは大きな問題を抱え込むことになる。真の問題はiOSの見た目ではない。Siri、iCloud、iTunesといった中心的なサービスがGoogleや多くのスタートアップが提供するものに比べて今や見劣りすることが問題なのだ。

携帯電話のハードウェアというのは金属ないしプラスティックの薄い筐体の上に高精細度モニターを取り付けたものに過ぎない。そういうもので他社といつまでも大きな違いを出しつづけるのは難しい。なるほどAppleの製品は現在でも他のほとんどの製品に比べて品質に優位性がある。しかしその優位性は日一日と縮まっている。Appleはアプリの質と量を誇ってきたが、1年前に比べると、今はその説得力も薄れている。というのも優秀なアプリのほとんどはAndorooidとiOS(あるいはやがてWindowsPhoneでも)の双方で利用できるからだ。

今やメーカーがライバルに差を付けられる領域は提供するサービスになっている。SamsungやGoogleはこの点を理解している。Appleももちろん理解しているはずだが、現在提供されているサービスは一頭地を抜いて優秀という域には達していない。鳴り物入りで登場したSiriだったが、今になってもそれほど高い実用性を持つには至っていない。iCloudは特長がよくわからないサービスだし、クラウド・ストレージを必要とするデベロッパーはAppleのサービスよりGoogle Drive やMicrosoftのSkyDriveのようなクロスプラットフォームのサービスを好むようになっている。 iMessageは優秀なサービスだがキラー・サービスというほどの力はない。さらにこの分野ではWhatsAppを始めサードパーティーのメッセージ・サービスが猛威を振るっている。Mapsについては触れずに置くのが無難というものだろう。

一方でGoogleはユーザーがその時点で必要としそうな情報を予め推測して提供するGoogle Nowを提供している。またGoogleは「定額・聞き放題」の音楽サービスをAppleのiRadioに先駆けていち早くローンチした。地図、クラウド・ストレージは言うまでもなく、Googleドキュメントの生産性アプリも何光年も先を行っている。GoogleがQuickofficeを買収したので、Appleがこれまであまり力を入れて来なかったPages、Numbers、Keynoteといったツールより優秀な生産性ツールがiPadに提供されるかもしれない。なるほどGoogle+はまだFacebookほど巨大な存在ではないが、Googleに膨大なユーザー情報をもたらしつつある。一方、AppleはといえばPingで失敗したままだ。

Googleはデータとサービスだけでなく、デザイン分野においてさえ徐々に進歩している。Appleもいくつかデータセンターを持っているとはいえ、基本的にはハードウェア・メーカーだ。Appleの問題はライバルが次第に優秀なハードウェアを作れるようになり、品質における差を詰めつつあることだ。ライバルに対する優位性を今後も維持するためにはサービスで差をつけるしかない。

iOS 7のデザインはiOS 6より優れたものになるのだろう。しかしそれはショーウィンドウの模様替えに過ぎない。Appleが真に必要としているのはライバルにない新たなキラー・サービスだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


iOS 7の新装フラットデザインでJony IveはB&W(黒と白)を多用

6月のWWDCで発表されるiOS 7については、デザインの大変更の噂が氾濫しているが、9to5Macの背後にいる、比較的確かな情報筋によると、その新デザインではいわゆる“フラットデザイン”が強調されるだけでなく、UI全体においてB&Wの成分が多用されるらしい。

その記事は、これまでの情報も繰り返している…Jony IveはAppleのモバイルOSに対して大鉈をふるっている、とりわけiOSの視覚的な側面の改変に彼は集中している。そして新しい情報としては、Iveが全面的な廃止をねらっているスケウオモルフ的(skeuomorphic,実物の何かに似せたデザイン)*なUI成分に関する詳細と、そのほかのUI成分やアプリや一部機能の変化についてだ。〔*: skeuomorphic,たとえば、本物の機器パネル上のボタンに似せた立体的なデザインのボタン、など。〕

Iveは、これまでのiOSの重いテクスチャは永続性のないデザインだと感じている。9to5Macの情報筋によると、だから彼は真っ先に、その今や古びたルックスのリフォームに取り組む。物理的なメタファ*に基づくデジタルデザインは行き止まりの袋小路であり、個々のiOSアプリ…Notes、Maps、Game Centerなどなど…の不調和感、バラバラ感を重症化している張本人だ、と彼は考えているようだ。Windows Phoneなど最新のモバイルインタフェイスは統一感を重視しているが、しかしまだまだiOSと互角に勝負できるほどの状態ではない。フラットデザインはテクコミュニティで賞賛されていても、一般消費者のレベルで受けるとは限らない。〔*: 物理的なメタファ、たとえば“フォルダ”(ディレクトリ)を文房具のファイリングフォルダ…という物理的な物…で表す、といった流儀のデザイン。〕

人びとがこれまでのiPhoneで使い慣れているものの一つであるロック画面は、大きく変わる。9to5Macによると、それはついにアイコン主体のロック画面になり、光沢のない黒のインタフェイスになる。セキュリティコードの入力にはグリッドに代わって円形ボタンが使われ、通知はマルチタッチによる対話機能が増強されることによってより便利になる。

通知そのものも変わる。リンネルの布地のような背景は捨てられ、B&Wが支配する世界になる。Notification Centerのウィジェットが増えて、Wi-Fi、Bluetooth、Airplane Modeなどへのアクセスが加わる。

ホーム画面では、ボタンの光沢がなくなり、システムアプリはよりフラットなデザインになり、これまでほど頻繁に“ポップ”しなくなる。そしてなんと、iOS 7にはAndroidからの借り物もある: パノラマ的にスクロールできる壁紙が加わり、それがホーム画面全体…すべての画面要素…を載せる。従来のように個々の画面要素に対し一つの同じ静的な画像が使われることは、なくなる。またオンスクリーンキーボードのような共通的なインタフェイス成分はどれも、これまでのような影つきの仮想的立体感を排し、フラット化されると共に色もB&Wとグレーが主体になる。Mail、Calendar、Maps、Notesなどのコアアプリにも同様のUI変更が行われ、とりわけ、W(白)が強調された統一感のあるデザインになる。ただし、逆にボタンは色とハイライトを個々に変えることによって、全ソフトウェア共通的なデザイン基調の中で、「どのボタンが何であるか」がすぐ分かるようにする。

新しい機能としては、iPhone用のスタンドアロンのアプリとしてFaceTimeが提供され、FlickrとVimeoを統合、MapsとSiriでは車載用ハンズフリーツールがより充実する。またデベロッパ向けの変更事項も多くて、iOSのアップデートでは恒例の、公開APIの大幅増も当然ある。

9to5の記事によると、これらの変更は今秋発売の新型iPhoneと、おそらくiPadにも実装される。しかしチームはiPhoneのiOS 7バージョンを優先しているようだから、iPadはややあとになるものと思われる。そしてすべては、6月10日のWWDCのキーノートで明らかになる。本誌はもちろん、ライブで報じていくつもりだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))