ニュースアプリNewsDigestが居住地域の新型コロナ新規感染者数・事例を確認できる「第三波アラート」提供

ニュースアプリNewsDigestが居住地域の新型コロナ新規感染者数を確認できる「第三波アラート」提供

報道ベンチャーのJX通信社は11月12日、同社速報ニュースアプリ「NewsDigest」上において、「新型コロナ感染事例マップ」を強化し、ユーザー居住地域の新規感染者数・感染事例をプッシュ通知で確認できる「第三波アラート」の提供を開始した。

同機能は、NewsDigestアプリAndroid版iOS版)内下部の「コロナ・防災」タブにおいて、無料で利用可能。「新型コロナ感染事例マップ」ならびに「第三波アラート」で利用できる機能は下記の通り。

  • 居住地や勤務先の地域を、都道府県ならびに市町村で登録
  • 新型コロナ感染事例マップでは、登録した都道府県の、直近1週間の感染者の増加数、人口10万人あたり新規感染者数などをリアルタイムに確認可能
  • 登録した都道府県における当日の最新の感染者数や、クラスター発生などの速報をプッシュ通知で受け取れる(第三波アラート)

ニュース速報アプリNewsDigestでは、2020年4月より「新型コロナウイルス感染事例マップ」を提供。自治体や企業による正式な発表情報(一次情報)を基に、感染事例・消毒の状況などをめぐる最新・正確な情報提供を目指している。

提供意図

  • 一般市民が自ら感染リスクを確認できる手段の提供
  • 感染事例をめぐるデマ・風評被害の防止
  • 個人情報を送信せずに接触リスクを確認できるアプリの提

NewsDigest新型コロナ感染事例マップでできること

  • 約1万超の箇所・のべ2万5000人超(11月12日時点)の感染事例に関連する場所の情報をピンポイントに網羅
  • 消毒されている場合は、その旨も明記
  • 情報の日付をもとに、その前後にユーザー自身がその場所に立ち寄っていないかを自らチェック可能
  • GPS位置情報で、ユーザーが今いる場所の近隣の感染事例を確認可能。ユーザーの移動履歴などが保存されない、プライバシーに配慮した仕組み
  • GPSによる位置情報機能は、NewsDigestのアプリ上で位置情報の使用を許可しているユーザーのみ利用可能。アプリがユーザーの許可なく位置情報を取得・使用することはない

JX通信社は、報道分野に特化したテックベンチャー。
国内の大半の報道機関のほか官公庁、インフラ企業などにSNS発の緊急情報を配信する「FASTALERT」(ファストアラート)、一般消費者向けの速報ニュースアプリ「NewsDigest」、自動電話情勢調査などのサービスを提供している。

新型コロナウイルス感染症をめぐっては、国内でいち早く2月16日より、国内感染状況の統計をまとめた「新型コロナウイルス感染状況マップ」を公開。累計1000万人以上のユーザーが利用しているという。また、LINE、Yahoo!、SmartNewsといった国内主要プラットフォーム各社にも最新の新型コロナウイルス関連統計データの提供を行っている。

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京急アクセラレーションプログラム第3期の参加企業10社が決定、with/afterコロナの事業共創が始まる

カテゴリー: ソフトウェア
タグ: COVID-19(用語)JX通信社新型コロナウイルス(用語)日本

京急アクセラレーションプログラム第3期の参加企業10社が決定、with/afterコロナの事業共創が始まる

京浜急行電鉄は6月2日、スタートアップとのオープンイノベーションにより新規事業の創出を目指す「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」(京急アクセラレータープログラム)の第3期の参加企業10社を発表した。

同プログラムは、独立系ベンチャーキャピタルのサムライインキュベートと2018年から共同開催しているが、今年は新型コロナウイルスによる社会情勢の変化に伴ってプログラムの内容を一部変更したうえで実施する。具体的には、事業共創期間を半年程度延ばすほか、実証実験の期間も社会情勢に応じて柔軟に対応していくとのこと。各種ミーティングはフルリモート、例年9月ごろに開催するデモデイの日程や開催方式についても変更の可能性がある。

第3期の事業共創の募集テーマは以下のとおりで、2019年12月10日を募集を開始し、2020年2月3日に締め切りまでに92社の応募があった。なお、募集後に新型コロナウイルスの感染拡大で国内、国外とも社会情勢が大きく変わってしまったことを受け、withコロナ、afterコロナに関連する事業共創を優先していくという方針が加えられた。

  • 沿線地域にこれまでにない新しい体験を付加するもの
  • 既存事業領域をデジタル・テクノロジーでアップデートするもの

第3期プログラム参加企業は以下のとおりだ。

AIトラベル
法人向け出張予約・管理・分析可能なクラウド型サービスの開発提供

Elaly
人気家具ブランドの商品を月額500円から利用できる定額利用サービス

COUNTERWORKS
リテール向けスペースのオンラインマーケットプレイスの企画・運営

Carstay
キャンピングカーを通した「移動」「宿泊」などを検索・予約・決済を提供

SEQSENSE
自律移動型ロボット及びその関連製品の開発製造

シナスタジア
XRエンターテイメントの提供自動運転車におけるヒューマンマシンインタフェース開発

JX通信社
自然言語処理/機械学習等の技術で報道機関/一般消費者にニュース関連サービスを提供

scheme verge
SaaSを基盤とした旅程作成・予約アプリ、 事前決済・簡易認証プラットフォーム開発

Mira Robotics
警備・清掃が可能な双腕ロボットおよびシステムの開発

Liberaware
狭小空間の点検・警備・計測を行う産業用小型ドローンIBISの開発・提供

AI活用で「報道の機械化」進めるJX通信社、テレビ朝日やフジらから数億円を調達

AIニュースサービスを展開する報道ベンチャーのJX通信社は4月12日、テレビ朝日ホールディングスフジ・スタートアップ・ベンチャーズ、既存株主等を割当先とする第三者割当増資を実施したことを明らかにした。具体的な金額は非公開だが、数億円規模の調達になるという。

JX通信社が現在力を入れているのが「FASTALERT」や「News Digest」など、ニュース速報の分野でAIを活用した事業だ。FASTALERTはSNS上の事件、事故などの緊急情報をAIが自動収集・解析するサービス。従来は報道機関が警察や消防に取材をして集めていたような情報を、SNSを通じてよりスピーディーに収集できるのが大きな特徴だ。

すでに在京の民放キー局とNHKが導入しているほか、地方のテレビ局でも活用が進んでいる状況。JX通信社の代表取締役を務める米重克洋氏によると「(具体的な数までは言えないが)全国の大半のテレビ局に採用されている」という。

もうひとつのNews Digestは報道価値の高いニュース速報をAIが検知、配信するアプリ。速報スピードがウリだ。JX通信社ではこれまでも報道現場でのAI活用を進めてきたが、今後も世論調査の自動化や記事の自動生成など「報道の機械化」に向けて各社と連携して取り組む方針だ。

「報道産業は何から何まで人間がやるビジネスという側面が強く、労働集約的になりがちだった。実際のところデジタルシフトも遅れていて、現場ではコストの削減とともに付加価値をあげた収益性の向上が求められている」(米重氏)

米重氏の話では、速報レベルの情報はかなり機械化できる要素があるという。記者の業務には人間が仕方なくやっているものも多いのが現状。これらをシステムに任せることができれば、コストを下げることに加えて、記者が本来やるべきことにより多くの時間を使えるようにもなる。

JX通信社はこれまでも共同通信社や、大手金融情報サービス事業者QUICKらから資金調達を実施。今回のラウンドで、新たに民放キー局が2社株主に加わった。

「今回の調達は組織基盤の強化の目的もあるが、報道機関との連携をより強めていきたいという意図が大きい。報道の機械化というのは、現場の理解があってこそ実現できる。今後はもっと報道の現場に貢献できる総合通信社を目指してチャレンジを続けていきたい」(米重氏)

事故や事件などの緊急情報をAIで自動検知——報道機関向けサービス「FASTALERT」が正式公開

日本国内で発生している事件や事故、自然災害——こうした緊急情報は警察署や消防署からの発表を受け、報道機関が現地に足を運び、そして報じる。それが一般的な報道の形だった。それがこの数年で変化してきた。

その変化の中心にあるのがSNSだ。すでに実感している人も多そうだが、何かあればFacebookやTwitterに情報を投稿する時代。現場にいる人の投稿で事件や事故、自然災害の発生を知ることが増えている。東日本大震災が起きたときも、Twitterを使って最新の情報をチェックしていたという人は多かったのではないだろうか?

こうした時代の変化を受け、報道機関も公的機関だけでなくSNSを使って第一報の収集にいそしんでいる。だがそこには人手や時間的な制約といった課題もある。そんな課題に着目し、解決しようとするサービスがある。それが「FASTALERT(ファストアラート)」だ。

JX通信社は4月13日、FASTALERTの正式リリースを発表した。2016年9月に有償ベータ版としてすでに公開していたが、正式リリースにあたって解析精度を向上。インターフェースも刷新した。

SNSに投稿されている緊急情報をAIが自動で検知

FASTALERTは、AIによってSNSに投稿されている事件や事故、自然災害といった緊急情報を自動検知するサービス。これにより、報道機関はFacebookやTwitterなどを細かくチェックし続けなくとも、いち早く報道すべき緊急情報をパソコン、スマートフォンから知ることができる。

検知の仕組みだが、JX通信社 代表取締役の米重克洋氏によれば、自社開発のAIが「いつ・どこで・何が起きたのか」という3つのポイントでSNSに投稿されている情報を判定し、報道機関をはじめとしたユーザーに伝える。Twitterにはデマ情報も多く投稿されているが、FASTALERTはきちんとフィルタリングを行い、間違った情報は低く評価し、ノイズが入らないようにしているそうだ。

もともと、JX通信社はテーマ特化型のニュース収集サービス「Vingow(ビンゴー)」、ニュース速報特化型サービス「NewsDigest(ニュースダイジェスト)」など消費者向けのサービスを展開している印象が強いが、なぜ、法人向けのサービス開発に至ったのだろうか?

「我々は『ビジネスとジャーナリズムの両立』というビジョンを掲げ、その実現を目指しています。昨今、ニュースキュレーションアプリが登場したことで収益をあげる構造はできあがってきていますが、一方で報道機関やメディア運営は典型的な労働集約型でコストがかかったまま……。そんな状況に対し、緊急情報の収集を全て機械化することで、情報収集や取材のコストを削減できると思い、FASTALERTの開発に着手しました」(米重氏)

在京TV局や大手報道機関から高い評価

そして、2016年9月に有償ベータ版として公開。約半年の運営にもかかわらず、すでに日テレ、テレ朝をはじめとした複数の在京TV局、共同通信社、産経デジタルなど多数の大手報道機関で正式に採用されるなど実績も出ている。

この領域には米Dataminrのほか、日本のデータセクションSpecteeなどが先行して参入している。後発のサービスながらここまでの実績が出せた理由について、米重氏は「検知スピードの速さと情報の網羅性」を挙げる。FASTALERTはAIの活用に加え、ニュース速報アプリとして実績のあるNewsDigestのシステムも活用しているため、ノイズの少ない情報をスピーディーに検知してくる。報道機関からは「ニュースになる前の情報を知れるので、いち早く取材対応ができる」との声も挙がっているという。

実際、2016年10月に発生した東京の大規模停電、2016年12月に発生した糸魚川市大規模火災の第一報はFASTALERT経由だったそうだ。

また、情報の網羅性については国内だけでなく海外の緊急情報を検知する。そのため報道機関にとっては非常に重宝するサービスになっているとのこと。導入企業数は非公表とのことだったが、かなり高い評価を得ているそうだ。

今後について、米重氏は「ライフラインとして機能するプラットフォームを目指していく」と語った。

JX通信社がQUICKと共同通信から数億円規模の資金を調達、金融分野でのニュース技術の開発へ

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ニュース速報アプリ「NewsDigest」などを開発するスタートアップ、JX通信社は7月27日、QUICKおよび共同通信社を引受先とした第三者割当増資を実施したことをあきらかにした。金額および出資比率は非公開。関係者からの話によると、数億円規模の資金を調達したと見られる。

JX通信社は2008年の設立。2012年に自社初となるニュースアプリの「Vingow」をリリースしている。Vingowの特徴はキーワードを元にした記事収集と自動要約機能。現在はこの機能をカスタマイズし、法人向けのニュースエンジン「XWire」として提供。これまで共同通信や産経新聞をはじめとする大手新聞社、ニュースアプリなどに導入。その数は200メディアを超えるという。

またこれと並行して、2015年には速報配信に特化したニュースアプリ「NewsDigest(ニュースダイジェスト)」の提供を開始。さらにこの速報配信技術をもとに、法人向けサービス「FASTALERT」も開発。大手メディアや金融機関への提供を進めているという。先日資金調達を発表したSpecteeも速報性(とAI)を武器に報道機関に情報を提供するサービスだが、JX通信社もまた違うアプローチで速報性の高い情報配信にチャレンジしている。

JX通信社では今回の調達を受け、QUICKと共同で金融分野でのニューステクノロジーの開発を進める。なお同社は2015年にも共同通信デジタルとの資本業務提携を実施しており、共同通信グループとの連携もより強化していくという。