レシピ動画「クラシル」のdelyが初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを構築可能な小売事業者向け事業開始

レシピ動画「クラシル」のdelyが初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な小売事業者向け事業開始

レシピ動画サービス「kurashiru」(クラシル)運営のdelyは8月18日、新規事業として、小売事業者向けに初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能なサービス「クラシルリテールプラットフォーム」の提供開始を発表した。

同サービスは、小売事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援が主目的。ネットスーパーの立ち上げ・運用から店舗販促のデジタル化までをクラシルが一貫してサポート。小売事業者におけるDX人材不足が課題に挙げられる状況において、クラシルリテールプラットフォームは「初期費用0円」「システム開発不要」で小売事業者のネットスーパーの垂直立ち上げを支援する。

レシピ動画「クラシル」のdelyが初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な小売事業者向け事業開始

基幹システム構築、アプリ・ウェブの注文フロント、ピッキング作業管理、配送ドライバー管理までを一気通貫でシステム開発し、運用段階では専門人材によるプロフェッショナルサポートを行う。局所的なシステム開発ではなく、サプライチェーン全体を支えるソリューションを提供するという。

レシピ動画「クラシル」のdelyが初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な小売事業者向け事業開始

またクラシルリテールプラットフォームは、クラシルからの送客が可能。日常的に「献立を決める」「レシピを探す」ユーザーに対し、直接ネットスーパーの利用を促すことで、安定した送客を実現するとしている。またクラシルリテールプラットフォームは、「小売事業者様ごとの単独アプリ型」、「クラシルアプリへの組み込み型」の2タイプのネットスーパーアプリを提供するとしている。

レシピ動画「クラシル」のdelyが初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な小売事業者向け事業開始

レシピ動画「クラシル」のdelyが初期費用無料・システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能な小売事業者向け事業開始

クラシル は「くらしをおいしく、あたたかく」をコンセプトに、管理栄養士が監修した「かんたんにおいしく作れるレシピ」を3万8000件以上提供するレシピ動画サービス。2020年7月にはクラシルアプリの累計ダウンロード数が2400万を達成。「80億人に1日3回の幸せを届ける」べく、日々サービスの向上に努めているとしている。

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料理動画サービス「kurashiru」のdelyが女性向けメディア「TRILL」を連結子会社化

女性向けメディア「TRILL」

delyは3月25日、女性向けメディア「TRILL」を運営するTRILLを連結子会社化したことを発表。

delyは2018年7月にヤフーの連結子会社(YJ2号投資事業組合からの出資)となって事業を継続してきたが、そのヤフーから同じく連結子会社だったTRILLの株式を51%取得して同社の経営権を握ることになる。

delyは1月からライフスタイル事業に参入し、ライフスタイルメディア「my kurashiru」を立ち上げ

delyは、料理動画サービス「kurashiru」の大ヒットのあとヤフーグループ入り。2019年1月にはライフスタイル事業に本格参入し、ライフスタイルメディア「my kurashiru」を立ち上げていた。今後TRILLは、delyとヤフーのジョイントベンチャーとして、両社の資産を活用して事業運営を進めていくという。今回の発表に伴い、4月1日付でTRILLの代表取締役社長のdelyの代表取締役である堀江裕介氏が就任する。

レシピ動画サービス「クラシル」のdelyがライフスタイル事業に参入

レシピ動画サービス「kurashiru」(クラシル)を運営するdelyは1月21日、ライフスタイル事業に新規参入することを発表した。ライフスタイルの情報を扱うメディア「my kurashiru」(マイクラシル)を立ち上げ、今後は料理にとどまらず「くらし」に寄り添い提案できるコンテンツやサービス、ブランドの展開を目指すという。

具体的には、「いつもより、ちょっといい週末の食卓」をコンセプトにリリースしたInstagramメディア「1_weekends」をリブランディング。ファッションやメイク、ヘアケア、外出などのジャンルでストーリー性のあるコンテンツ配信する。今後はInstagramのほかにもウェブでの記事や動画配信、ライフスタイルメディアという枠組みを超えた多角的な事業展開につなげていく予定とのこと。

同社は2018年7月にYahoo!グループ入り。主軸事業であるクラシルは、2018年12月にiOS/Andorid用アプリの総ダウンロード数が1500万を突破したほか、レシピページ内にバナー広告を配信できる「クラシル レシピターゲティング広告」の提供を開始。そのほか食品メーカーとのコラボ商品の開発なども手がけている。新たにライフスタイル事業に参入することで、生活に欠かせない衣食住のすべてを取り扱うメディアになる。

delyのYahoo!グループ入り記事が4位にランクイン(2018年7月ランキング)

2018年にアクセス数の多かった記事を月別に紹介していく年末企画。7月を振り返ってみると、Pokémon GO(ポケモンGO)が1位を飾ったものの、TechCrunchらしい記事がトップ5に並んだ。

Pokémon GO関連記事は、兄弟メディアのEngadgetでも非常によく読まれる鉄板ネタ。今年もさまざまな機能が実装され、さまざまなモンスターが登場したことで1年中盛り上がった。

2位のFacebook関連記事、3位のイーロン・マスク関連記事もTechCrunchとしては毎月強い。特にイーロン・マスクはもはや、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾスなどを抑えて、名前だけでアクセスが延びる人物となった。テスラ(Tesla)やスペースX(SpaceX)の関連記事はもちろん、本人の行動を紹介した記事も大人気だ。

4位は、堀江裕介氏(写真中央)が率いるdelyがYahoo!グループ入りした記事がランクイン。11月に開催されたTechCrunch Tokyo 2018に登壇した堀江氏は、Yahoo!グループ入りにより「kurashiru」(同社が運営している動画レシピサービス)のアクセスが伸長したほか、人脈やデータ、サービスなどのリソースをフル活用できる環境となり「グループ入りにデメリットはない」と力強くコメント。

5位は、TechCrunch Tokyo 2018のスタートアップバトルのファイナリストであるYperの「OKIPPA」の記事がランクイン。OKIPPAは、取扱量の激増と人材不足により激務になっている運送業者の業務を効率化。配達された荷物を預けられるバッグだけでなく、万が一の盗難に備えて東京海上日動と共同でバッグ専用の盗難保険「置き配保険」も開発した。管理組合とのやり取りが煩雑な既存の分譲マンションへの導入にも成功するなど、同社の事業は着実に拡大している印象だ。

1位 NianticがPokémon GOのプレーヤーの反則行為を説明
2位 Facebookが時価総額1230億ドルを一夜で失う
3位 イーロン・マスクが洞窟救出にエンジニアを派遣
4位 新生delyはこれから、モノを売り、1兆円企業をめざす
5位 荷物待ちや再配達のストレスから解放、置き配バッグ「OKIPPA」

レシピ動画「クラシル」のdelyが同業「もぐー」運営を買収、ダントツのナンバーワン目指す

レシピ動画サービス「kurashiru(クラシル)」を運営するdelyは7月5日、同じくレシピ動画サービス「mogoo(もぐー)」を手がけるスタートアウツの発行済全株式を取得し、完全子会社化することを明らかにした。取得金額については非公開だという。

今回delyの子会社となるスタートアウツは2013年の設立。いくつかのサービスを立ち上げたのちバイラル動画メディア「Whats」を開発。そこから方向性をシフトし、分散型の料理動画メディアとして始めたのが現在も運営しているもぐーだ。

もぐーやスタートアウツについては2016年7月にTechCrunchでも紹介している。その際は同社が環境エネルギー投資、アドウェイズ、みずほキャピタル、East Ventures、メルカリ創業者の山田進太郎氏から数億円規模と見られる資金調達を実施したことをお伝えした。

そこからサービスを拡大させ、SNSのフォロワー数に関しては7月3日15時の数値で約110万人(公式SNSカウントのフォロワー数を元にdelyが集計したもの)、レシピ動画数は6月29日時点で約3200本(Appliv調べ)ほどに成長しているという。

一方のdelyが運営するクラシルは2016年2月のスタート。開始から約2年でレシピ動画数は約1.7万本、SNSのフォロワー数は約290万人、アプリのダウンロード数も1200万DLにのぼる(動画数とアプリDL数は2018年6月、フォロワー数は同年7月のもの)。

dely代表取締役の堀江裕介氏は今回の買収について「レシピ動画サービスの中でダントツのナンバーワンになるための打ち手のひとつ」だという。

「(タイアップ広告がメインとなる)レシピ動画サービスのような領域では、トップのサービスに広告主が集中するため、いかにブランド力をつけていくかが大事になる。クラシルの力をさらに拡大する上で、他のメディアを買っていくという動きは必然的なものであり、もぐーにとってもメリットがある」(堀江氏)

買収の話自体は1ヶ月半ほど前から始まり、スピードを重視して進めてきたため、今後の細かい方向性についてはこれから詰めていくそう。現時点ではもぐーのリブランディングを実施するとともに、クラシルとのサービス統合を予定。その結果クラシルのレシピ動画数は2.1万本、SNSフォロワー数も400万人にまで拡大する。

「ポートフォリオを広げていくよりも、今はレシピ動画の軸で徹底的にやっていくフェーズ。現時点ではまだ完全なナンバーワンという状態には至っていない。まずは国内においてダントツのナンバーワンになるために、ここ1〜2年でやれることを全てやっていきたい」(堀江氏)

delyが2018年1月に33.5億円を調達した際に、堀江氏はレシピ動画以外の領域も含めて「新規事業の展開に加えて、スタートアップのM&Aや投資を検討していく」という話をしていた。

同社にとって発行済の株式を取得する買収に関しては今回のスタートアウツが初めてとなるが、今後もこのスタンスは変えず「自分たちの力以外の拡大方法」として、M&Aや投資にもチャレンジしていきたいという。

レシピ動画の「クラシル」が1000万ダウンロード突破、サービス開始から2年弱

レシピ動画サービス「kurashiru(クラシル)」を運営するdelyは12月15日、同アプリのダウンロード数が12月で1000万ダウンロードを突破したことを明らかにした。

クラシルの事業開始は2016年の2月。その後同年5月にiOSアプリ、7月にAndroidアプリをリリースしている。1000万ダウンロードまではアプリリリースからだと約1年半、事業開始からでも2年弱というスピードだ。ちなみにフリマアプリの「メルカリ」は創業から2年で(サービスリリースからは約1年半)、ニュースアプリ「SmartNews」はリリースから2年弱で1000万ダウンロードを突破している。

delyはもともと2014年2月の創業後、当初はフードデリバリーサービスを展開していた。そこから2015年に入って女性向けのキュレーションメディア事業へのピボット。2016年初からは料理や美容などの動画コンテンツに取り組み始め、後に「料理レシピ動画」へ注力している。

2016年11月下旬から12月上旬にかけて、クラシルはApp Store ランキングのフード部門で約2週間連続で1位、総合ランキングでも5日連続5位を記録。2017年3月には無料カテゴリにて総合1位を獲得するなど注目を集めた。同じく2017年3月には30億円の資金調達も実施し、4月からは女優の木村文乃さんを起用したテレビCMを開始している。

dely代表取締役の堀江氏によると「デジタル広告への出稿やテレビCMなどに過去のベンチャーにないレベルで投資をしてきたこと」「分散型メディアとして始まっているのでSNSでのリーチ数が多く、合わせてオーガニックでもユーザーを獲得できたこと」が1000万ダウンロードの大きな要因だという。

初期は若いユーザーが多かったが、ダウンロード数が増えるに連れて幅広い世代に使われるようになるなどユーザー層についても変化があったそうだ。「記事と画像ベースに慣れているユーザーさんが、1年かけて動画慣れしてきたのではないかと考えている」(堀江氏)

9月には広告配信プラットフォームの提供を開始するなど新たな取り組みも始めているが、今後もまずは基礎的な部分に注力してサービスを磨いていく方針だ。

「まだまだ市場は立ち上がり始めたばかりであり、やれることは無限にあるが未だに基礎的なことが大切なフェーズ。しっかりと世界で一番料理の作り方が分かりやすいサービスを作ることにフォーカスしていきたい」(堀江氏)

料理動画の分散型メディア「KURASHIRU」、運営元のdelyが約5億円の資金調達

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料理レシピの動画を配信する分散型メディア「KURASHIRU」を展開するdely。同社は11月28日、YJキャピタル、gumi ventures、ユナイテッドおよび個人投資家(フリークアウト取締役COOの佐藤裕介氏ともう1人)から合計約5億円の資金調達を実施した。資金はKURASHIRUのマーケティングおよび運営、開発メンバー増強に充てるとしている。

一時はスタッフが全員会社を去る事態に

delyの創業は2014年2月。当初はフードデリバリーサービスを展開していたが、2015年に入って、女性向けのキュレーションメディア運営に事業をピボットした。2016年初からは動画コンテンツに注力。料理や美容、ライフスタイルなどの領域で動画コンテンツを制作していたが、2016年春をめどに料理動画にコンテンツを集中。キュレーションメディア時代からの名称である「KURASHIRU」として、FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアのほか、自社アプリで月間1000本ほどの動画コンテンツを配信している。ユーザーは24歳から35歳が中心。女性比率は92%だという。

メディア事業へのピボット時には、共同創業者を除く全員が会社を去るような状況にもなったというdelyだが、現在は約60人のスタッフが在席。そのうち約40人が料理動画の制作や編集に関わっている状況だという。「(調理している)スタッフはみんなユーザーから採用している。現状、自分たちの持っている媒体で募集をかけると100人ほど応募が来る状況」(dely代表取締役の堀江裕介氏)

Instagramと自社アプリが再生回数をけん引

delyは5月にシリーズAの資金調達と月間再生本数1億回という数字を発表している。この数字自体は、当時展開していた美容やライフスタイルなど別の領域の動画の本数も合算しているため、現在の月間再生本数はこれを下回るそうだが「数字は増えている。Facebookは数字が余り伸びていないが、Instagramは1本で14〜15万回再生されるなど数字が凄く伸びている」(堀江氏)

また、もともとは分散型で自社メディアを持たないことで起こるリスクを低減させようと始めた自社アプリのダウンロード、動画再生も好調だという。

アプリは現在(11月28日9時時点)App Storeの総合ランキングで9位。InstagramやAbemaTV、メルカリなどよりも上位にランクしている状況だ。「広告も出しているが、オーガニックでのダウンロードの割合が高い。僕らは超貧乏なスタートアップ。お金がないなら工夫するしかなかった。だからお金で買えない数字を伸ばそうと目指した結果が出てきた」(堀江氏)。例えばInstagramにアップした動画からアプリのダウンロードをどう促すかといった、細かなグロース施策が奏功しているのだという。アプリは今後1年で1000万ダウンロードを目指す。

動画ネイティブ広告も順調

クライアントの商品を使ったレシピを紹介するような動画ネイティブ広告の案件も増加しているという。「最初は確かに苦戦したし、不安だった。キュレーションメディア(のネイティブ広告)でも苦労したが、そもそも『このメディア(分散型の動画メディア)とは何だ』という説明からしなければいけなかった。そのため動画についての講演も各地でやってきた。だが競合(の分散型動画サービス)も含めて競って市場を広げてくれたおかげでマネタイズもそんなに困っておらず、黒字にしようと思えばできる状況。(1つの案件も)シーズンで数千万円、年間で億単位にもなる状況」(堀江氏)

ネイティブ動画広告において同社が重要視するのは再生完了率だ。堀江氏は一般的な分散型動画の動画広告の再生完了率が約3割なのに対して、KURASHIRUは5〜7割と高いと語る。「コスメやライフスタイル系の動画だとどうしても宣伝臭が出がちだが、料理だと普通のコンテンツと変わらない。僕らもPRのために以前には総再生回数を出していたが、再生数でなく再生完了数(が大事)。ポジショントークと思われるかも知れないが、言い続けないといけない」(堀江氏)。さらに、他ジャンルに比べてクリエイティブのチェックにかかる時間が少ないため、ディレクター1人単位で担当できる案件も増え、結果的に利益率の高さにも繋がるとも語った。

大きなビジョンと、それを裏打ちする成長があると語る堀江氏。だが競合を見てみれば動画領域では元LINE元代表取締役社長・森川亮氏のC Channelやグリー元取締役の吉田大成氏のエブリー、さらに料理領域ではお家騒動こそあれど月間6000万ユーザーを誇るクックパッドなど、ビッグネームが並んでいる状態。堀江氏は周辺環境についてこう語った。

「前回の事業(フードデリバリー)で失敗したことで完全に振り切れて、また今は事業が伸びたから色んな壁が見えてきた。競合がある種の『レジェンド』ばかりで、普通に戦ったら学生起業家(筆者注:堀江氏は創業当時学生だった)では勝てない。どう勝つかを考えたら僕自身が成長するしかない。経験では劣っているが他の面で勝負する。僕らのビジョンにあるのは『Make Future make history』という言葉。ナンバーワンじゃないと歴史に残らないので、今の状況は超おいしいチャンスでもある」

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dely代表取締役の堀江裕介氏