愛らしい家庭用ロボット「Kuri」が予約分を出荷開始

ルンバよりもコンパニオンになりたいロボットのKuriが、顧客向けに出荷開始された。Kuriを作ったMayfield Robotics(Bosch傘下のスタートアップ)は、最初の出荷分をFedEx経由で送り出したことを発表した。これで、このフォトジェニックで可愛いロボットを2017年中に出荷するという同社のゴールはかろうじて達成された。

Kuriが最初にベールを脱いだのは、ほぼ1年前にラスベガスのConsumer Electronics Showで、以来アップデートを繰り返してますます賢くなり生産状態に近づいていった。Mayfieldのロボット技術者たちは、単に機能するだけでなく家族の一員として迎えられるような家庭用ロボットを作りたかった。,

ちいさなロボットは、タッチセンサーと表現力豊かな目を備え、内蔵カメラにはライブストリーミング機能もあり、スピーカーとマイクロホンとジェスチャーモーションアクチュエーターを使ってコミニュケーションをとることもできる。障害物をさけて動く車輪は部屋から部屋へと移動し、さまざまな床やカーペットにも対応できる。

Kuriは、無人で部屋の中を移動するように設計されており、時間とともに学習し、特別な瞬間を記録し、音楽やオーディオブックやポッドキャストを再生し、室内の友達としてふるまう。家庭用ロボットを700ドルという価格で売り出したことは新鮮で大胆なやり方といえる。Mayfieldは、順調な引き合いをよろこんでいるようだ。現在入荷待ちの状態で、今日予約すると配達は来年春になる見込みだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

愛らしい家庭用ロボットのKuriが、自分で充電できるようになった

Kuriは、Mayfield Roboticsというスタートアップが作ったお手伝いロボットだ。新しい機能を加えて年内に予定より少し早く発売される見込みだ。Pixarの映画から出てきたようなこの愛らしいロボットは、自分で充電に行けるようになった。室内の状態を理解する能力が向上し、スピーカーの音質もよくなった。

Mayfieldは、Boschが作った社内ベンチャーで、製品化に必要なWiFi信号の検証テストも完了した。

Kuriが初めて披露されたのは2017年のCESで、感嘆符(!)を逆さにしたようなルックスがメディアや聴衆の人気をさらい、口うるさいテク系ブロガーの心をつかんだ。当時Kuriは予約を受け付け、2017年のホリデーシーズンに出荷すると約束した。その後もMayfieldは定期的に情報を更新して、この友達ロボットが実際にやってくることを顧客に確信させた。

Kuriは今回のアップデートで、必要になると自分で充電場所を見つけて充電できるようになった。これは、製品発売までに約束していた重要な機能だ。また周囲の状態を以前より正確に把握できるようになった。これは、実際の家でテストを繰り返すことによって室内の配置を理解したためだ。

Kuriは、ユーザーの指示に返事をするときも、音楽を再生するときも音が良くなった。これはできるだけ人間に近づいて家庭や人々の歓迎されるために不可欠な要素だ。

Mayfiledは、目標とする出荷時期に向けて、夏頃にまた最新状況を発表すると言っている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook