フリーソフトウェア原理主義者が作った厳格にフリーなラップトップPurism Librem 15、クラウドファンディングで好調

Purism Librem 15はフリーなラップトップで、そのフリー(free)は無料という意味ではなくて、自由の意味、“完全に自由でオープンで外部からコントロールされずあらゆるときにハードウェアのすべての側面を完全にコントロールできることが確実である”、という意味だ。いいことだよね。

Todd Weaverという人が作ったこのラップトップはCrowdSupplyでクラウドファンディングして、目標額25万ドルをすでに突破、27万ドルに達している。初期の支援者には1849ドルで提供、メモリは4GB、ハードディスクは500GBだ。がっしりしたラップトップで、 Weaverによると、“完全に自由で、ソフトウェアも完全にオープンなTrisquel GNU/Linuxオペレーティングシステムだ”。〔参考日本語ページ。〕

“Librem 15を構成する成分はどれも完全にフリーでオープンソースのソフトウェアだ。オペレーティングシステムのカーネルも、アプリケーションソフトも。ノンオープンでプロプライエタリな成分を完全に排除するのに、相当苦労した”、と彼は書いている。

なぜWeaverはこれを作ったのか?

“第一に、これまでのフリーソフトウェアラップトップに不満だった。第二に、ハードウェアとソフトウェアの暗号技術による結合が(とくにモバイルコンピューティングでは)ますます強くなっている。どんなハードウェアでも、買ってきてフリーソフトウェアをロードすればすぐ動く、という状況が崩れつつある。だから、ハードウェアの製造という最上流まで行かなければフリーソフトウェアが本当にフリーにならない。また、そんなハードウェアへのニーズは確実にあると信じている”。

Weaverと彼のチームは、組み立てとソフトウェアのロードをサンフランシスコで行い、マザーボードなどの部品はアジアで作っている。すでに小さなロットを契約し、システムの仕様や改良点などについて理解してもらっている。

“高品質でユーザの権利を尊重するハードウェアを10年前から探しているが、ひとつも見つからない。でも、ぼくと同じ気持ちの人はそんなに少なくはない。Richard Stallmanにも会って、Free Software Foundationのハードウェアバージョンを作りたい、という話もした。それからチームを作り、ハードウェアの仕様をまとめ、製造を始めた。プロトタイプが出来上がった時点で、クラウドファンディングで行こうと決めた。信念を外部資本に汚されないためにもね”。

資金募集キャンペーンはあと8日で終わるが、すでに目標額を達成している。Weaverがこれまで売ったラップトップは500台だが、フリーソフトウェアを完全にフリーに使うためにハードウェアまで作る、という考え方は面白いし、しかも確実なやり方だ。魅力的なプロダクトだから、ビジネスとして軌道に乗ればすごくクールだよね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Raspberry Piで動くラップトップコンピュータを3Dプリントしたイギリスの技術者たち

3Dプリンタと呼ばれる、プラスチックを押出成形して剛体を作るロボットシステムに、作れないものは何一つないのではないか? 今日ご紹介するPi-TopはRaspberry Piを使ったラップトップで、完全に3Dプリントで作られ、一回の充電で数時間使える。このキットは近くKickstarterに登場する予定で、画面は13.3インチ、入力装置として小さなキーボードとトラックパッドがつく。すごい! ついにコンピュータ本体までオープンソースになってしまったのだ。

これを作ったのはイギリスのデザイナーたち。PLAのフィラメントで作られているが、プリントするのに160時間以上かかった。誰もが3Dモデルをダウンロードしてプリントできるようにしたいが、キットの主な対象は学生やホビイストたちで、これを組み立てたら、その上でRasbian(ラズパイ用Linuxディストリビューション、Debian系)を動かしてみるような人たちだ。

計画では、Kickstarterの支援者には射出成形バージョンを作って送るが、その後はホビイストなどにすべてを自分で作ってもらう。いちばん難しいのは、ラップトップコンピュータが日常的に受ける圧力や衝撃に耐える、適正な支持構造を作ることだ。

出典: 3DPrint

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


オープンハードウェアとしてのラップトップコンピュータNovena、クラウドファンディングで人気殺到

ハードウェアのマジシャンと呼ばれるBunnie Huangの、完全にオープンソースなラップトップコンピュータNovenaは、クラウドファンディングの目標額を達成し、1月に発売可能となった。締め切りまでまだ13時間ある(米国時間5/18現在)が、目標額10万ドルをとっくに超えて50万には達しそうだ。

このラップトップはツール不要のシンプルなアップグレードができる設計と、完全にオープンなアーキテクチャを目指している。PCBも完全オープンで、その上にARM/Freescaleの2GHクァドコアプロセッサ〔jpDOC〕が載る。OSも自由にダウンロードできる。

標準構成で1995ドルとお高いが、マザーボードだけなら500ドルだ。

ケースの内部にはガススプリング(ガスダンパー)があって、それがスクリーンを立てたり寝せたりする。ただしケースはユーザが完全にカスタマイズでき、自作品を使ってもよい。ケース内部(ケースの底)にはHuangが”Peek Array”と呼ぶ基板マウント用のネジ穴が並んでいる(上図)。つまり、ユーザが今後、好きなものを何でもマウントできる。

基本バージョンはバッテリーコントローラとスクリーンはあるが、キーボードはない(ユーザが自分で用意する)。ただし5000ドルの”heirloom”は、木とアルミで手作りされた完成品のラップトップだ。

これはハードウェアおたくのHuangが最近発表したものの中では、最高の傑作の一つだろう。資金募集キャンペーンは目標額を上げて続行中のようだから、あなたが気軽にハードウェアハッカーになれるための、よいチャンスかもしれない。お値段は、量産量販になればきっと下がるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))