アマゾンが顧客のメールアドレスなどを漏らした社員を解雇

Amazon(アマゾン)は、顧客のメールアドレスと電話番号をサードパーティと共有した数名の社員を「弊社のポリシーに違反した」として解雇した。

2020年1月10日に顧客に送られたメールによると、社員はデータを共有したため解雇され、同社は司法による彼らの訴追に協力しているという。

アマゾンはこの事件を、TechCrunch宛のメールで確認した。スポークスパーソンによると、数名の社員が解雇されたという。しかしながら、該当社員らに関する情報は何も得られず、また、情報がいつ誰と共有され、何名の顧客が被害に遭ったのかも不明だ。

顧客に送られたメールには、「お客様のアカウントに関連するその他の情報は共有されていません。これは、お客様が何かをされたことの結果ではありません。また、お客様が、何か対応をする必要もありません」と書かれている。

Amazonの顧客宛のメールには、社員は解雇されたと書かれてある。複数の社員が解雇された、とAmazonは言っている。

これは、初めて起こったことではない。Amazonは2019年に起きた同様のメールアドレス侵害についての明言も、コメントも避けている。

Amazonによると、また別の件で同社は今週、スマートカメラとドアベルの子会社Ringの社員4名を解雇した。Ringによると、解雇した社員らは、顧客のカメラにある映像を視るという不正を犯した。

アップデート: 記事のタイトルにおける社員(employee)を単数形から複数形に変更した。

関連記事: Amazon admits it exposed customer email addresses, but refuses to give details…Amazonが顧客のメールアドレスの露出を認める(未訳)

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Amazonのドアベル「Ring」にWi-Fiのパスワードが盗まれる脆弱性が見つかる

セキュリティの研究者たちが、接続されているWi-Fiネットワークのパスワードを露呈するAmazonのドアベル「Ring」の脆弱性を発見した。

Bitdefenderによると、Amazonのドアベルは、それがローカルネットワークに加わったときにオーナーのWi-Fiパスワードを平文のテキストで送信する。近くにいるハッカーはそのWi-Fiパスワードを横取りしてネットワークにアクセスし、重大な攻撃や盗聴行為などを仕掛けることができるだろう。

Bitdefenderによると「デバイスを最初に構成するとき、スマートフォンのアプリはネットワークの認証情報を必ず送信する。その送信はセキュリティに守られていないし、同じく無保護のアクセスポイントを通る。そのネットワークが動き出したら、アプリはそれに自動的に接続してデバイスを調べ、その認証情報をローカルネットワークに送信する」と説明する。

しかし、これらすべてが暗号化されない接続の上で行われるから、送信されたWi-Fiパスワードはそのまま露呈する。AmazonはRingの脆弱性を9月に直したが、この脆弱性は米国時間11月7日の時点で未公開だ。

このように、スマートホームの技術には相次いでセキュリティの問題が見つかっている。スマートホームデバイスは生活を楽にして家を安全にするために作られているはずだが、研究者たちは、それらが保護するはずのものへのアクセスを許す脆弱性を、次から次と見つけている。

この前は研究者たちが、人気のスマートホームハブにドアの鍵(スマートロック)を開けさせて、その家に侵入できた。

AmazonのRingについては、法執行当局(警察)が厳しい調査を行っている。GizmodoなどのニュースサイトがRingと警察との密接な関係の詳細を、関連のメッセージングも含めて報じている。今週は、ハロウィーンで何百万ものお菓子をねだる子どもたちを追跡したとRingがInstagramで自慢していたそうだ。

関連記事:Security flaws in a popular smart home hub let hackers unlock front doors(人気のスマートホームハブはハッカーがドアの鍵を開けられる、未訳)

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警察のドローンが空から落ちてくる…DJIはファームウェアのアップデートを推奨

イギリスの民間航空局(Civil Aviation Authority, CAA)が、警察やそのほかの緊急事態対応省庁に対し、特定の機種のドローンの運用をやめるよう警告した。一部のデバイスが予期せざる動力喪失により、航行中に墜落しているからだ。

CAAの安全性警告は、イギリスでこれまで一部の緊急時サービスに使われていたDJIのMatrice 200シリーズのドローンに適用される。事故が最初に報告されたのはウェストミッドランズの警察局からだが、ほかにもノーフォーク、デボン、およびコーンウォールの警察がDJIのドローンを使っている。BBCによると、デボンとコーンウォールはそれぞれ20機のうち2機が地上に落下した。

CAAによると、“計器では電池寿命がまだ十分残っているにもかかわらず、航行時に動力を完全に失った機体が最近報告されている”、という。負傷者は報告されていないが、“突然の揚力喪失により、遠隔操縦のパイロットはその後の飛行経路の制御が不可能になった”。

今のところアメリカでは類似の報告はないが、バード大学の調査によると、アメリカの61の公共安全機関(警察、消防、救急など)が、同じくDJIの、Mavicドローンを使用している。使われているドローンのほとんどがDJIの機種だが、Matrice isはもっとも多い機種ではない。

メーカーは報告に応えて、Matriceのオペレーターは、問題を修復したファームウェアアップデートをプッシュするよう、促(うなが)している。同社のプロダクトウォーニングは、“DJIのPilotアプリでプロンプトが出たら、そこで顧客に、そのアプリ上またはDJI Assistant 2でインターネットにアクセスし、使用機のファームウェアとすべての電池をアップデートして、安全な飛行を確保するよう、勧めている”、と書いている。

DJIは昨年同じような問題に遭遇し、消費者品質のドローンDJI Sparkが突然動力を失い、空から落下した。

画像クレジット: DJI

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アメリカ政府はFacebook Messengerの通信傍受要請で敗訴

アメリカ政府の捜査官たちは、FacebookのMessengerアプリ上の通信の傍受を要求して、裁判所に拒絶された。

大規模なギャング団MS-13を捜査している国と州の合同法執行チームは、音声通話のリアルタイム聴取を拒否したこのSNS大手を、法廷侮辱罪で地裁に告訴していた。

ロイターが得たその筋の情報によると、裁判所はその告訴を退けたが、その理由はまだ明らかでない。

カリフォルニア州フレスノの地裁に持ち込まれたその告訴は、当のギャング団のメンバーに対する殺人罪などでの捜査に関わっている。政府は16名の容疑者を追っていたが、証拠の入手はもっぱらFacebookに依存していた、とされる。

ロイターによると、FBIが提出した宣誓供述書は、Facebook Messengerを指して、“法執行機関がモニターする方法はほかにない”、と言っている。Facebookが所有するWhatsAppは、エンドツーエンドの暗号化により、Facebook自身すら通信内容を傍受できないが、前から法執行機関は、それを捜査妨害と主張してきた。

しかしFacebook Messengerの音声通話はエンドツーエンドの暗号化をしていないので、通話のリアルタイム傍受が可能だ。

電話の場合、裁判所の認可があっても、法律では、通話の傍受は通信会社の許可を要する。しかしFacebookのようなインターネット企業は、この法の対象にならない。

プライバシー擁護団体は、今回の告訴を、インターネット企業に対するこの例外を取り除くことがねらい、と見なしている。彼らは前から、政府が暗号化アプリにバックドアを設けようとしている、と避難している。わずか2年前にはFBIが、サンバーナーディーノの銃撃犯Syed Farookの暗号化されたiPhoneの解読をめぐる、同様の要求で、Appleを告訴したばかりだ。

FBIはコメントを拒否した。Facebookはコメントの要求に応答しなかった。

[関連記事: 5000万のFacebookユーザーがセキュリティ侵犯で被害(未訳)]

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司法省のソーシャルメディアに対する脅しは間違っている

国の法律を執行する責任を負う法律家たちが、執行すべき法律そのものをこれほど明確に無視するところを見たことがない。

TwitterおよびFacebookの幹部が上院に呼ばれ、米国選挙に対する国際介入に関する会社の責任について証言し、両社のプラットフォームを使って活動家や論客が誤情報を拡散している問題を指摘したところ、司法省の法律専門家たちは、言論の自由の論争に終止した。それは前例のないことであるだけではなく、違法の可能性すらある

米司法省:ソーシャルメディアは言論の自由を「意図的に抑圧」している

何人もの州検事総長が、ソーシャルメディア会社が表現の自由を抑圧し競争を阻害しているという「深刻な懸念」を語り合うために集合した。真の問題は、民間企業には修正第一条を守る義務があり、自社のプラットフォーム上であらゆる言論を許すべきであるという言い分を述べようとする、保守的虚報と論点だ。

単純な事実を言えば、彼らにそんな義務はない。もう一度言う。企業にそんな義務はない。

政府の法律家がやろうとしているのは、そんな義務のない民間企業に対して修正第一条を守らなくてはならない、という偽りの責任を押し付けることだ。この法律家たちはいったい何にいきり立っているのか。簡単に言えば、多くのソーシャルメディアが、自社で運用しているポリシーに反する発言を封じる決定を下したことだ。

代表的な例が、Alex Jones ——この男はサンディーフック小学校乱射事件はデマであると主張し、パークランドの高校銃乱射事件の被害者は クライシスアクターであると非難した。

先月、Jonesの発言を配信したソーシャルメディアプラットフォーム数社が、ついに、もう限界であると判断した。

Here are the platforms that have banned Infowars so far

Jonesを追放した決定は民間企業としての特権だ。Jonesには言論の自由通り(あるいは裏通り)のお立ち台で(あるいは空き缶に向かって)好きなことを叫ぶ権利があるが——そして彼は何を言っても(どんなに攻撃的で不条理で常軌を逸していても)起訴されることはない——、あらゆるソーシャルメディアプラットフォームで自分の意見を自動的に増幅させる権利はない。

大手ネットワーキングプラットフォームのほぼすべてがその結論に達した。

すでにIT系ロビー団体は、司法省のまずいやり方を非難する声明を発行している。

[The] U.S. Department of Justice (DOJ) today released a statement saying that it was convening state attorneys general to discuss its concerns that these companies were “hurting competition and intentionally stifling the free exchange of ideas.” Social media platforms have the right to determine what types of legal speech they will permit on their platforms. It is inappropriate for the federal government to use the threat of law enforcement to limit companies from exercising this right. In particular, law enforcement should not threaten social media companies with unwarranted investigations for their efforts to rid their platforms of extremists who incite hate and violence.

司法省のアプローチは事態を混乱させ、ソーシャルメディアに対する正当な批判や理にかなった規制の適用が、より困難になるだけでなく、彼らには取り組むべき重要な課題がある。

実際、発言の多くはマーク・ワォーナー上院議員夏の盛りに書いた白書が出どころだった。

Or the Justice Department could focus on the issue that Senator Ron Wyden emphasized in the hours after the hearing:

司法省は、ロン・ワイデン上院議員が公聴会の後に強調した問題に集中することもできたはずだ。

[今や個人データは政治的影響力のある広告に最適な武器であり、海外広告主にこの武器を容易に渡してはならない。個人情報の保護と制御を強化することは、国家安全保障の優先事項とすべきだ。]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

FacebookとTwitter:米国情報機関はもっと選挙妨害対策の力になれたはずだ

Facebook COO、Sheryl Sandbergは、プラットフォームとして海外からの選挙妨害防止に努力すべき点があったことを認めたが、政府も情報提供の強化に努めるべきだと語った。

これは米国時間9月5日に予定されている上院情報委員会公聴会を控えての発言だ。公聴会ではSandbergとTwitter CEO Jack Dorseyがソーシャルメディアプラットフォームの海外からの選挙妨害について証言する。GoogleのLarry Pageは招聘されたが出席を拒んだ

「われわれは、気づくのが遅すぎたし、行動も遅すぎた」とSandbergは用意された文書で語った。

この公聴会は、2016年大統領選挙でのロシアによる選挙妨害の後遺症といえる。ソーシャルメディア各社は、ロシア政府と密に協力していたとみられる外国人活動家らが誤情報を拡散し、選挙結果に影響を与えようとしたことを受け、にわかに注目を浴びている。選挙妨害は今秋の中間選挙も標的にしている。

FacebookTwitterの両社は、誤情報や偽ニュースの拡散に関わっていると思われるアカウントとボットをプラットフォームから削除した。Googleは昨年、同社サイトでロシアによる妨害行為を発見したことを報告した。

「われわれは、金銭目的の荒らし組織から高度な軍事情報作戦まで、敵を発見して戦うことに徐々に慣れてきた」とSandbergは言った。

しかしFacebookのナンバー2は、ソーシャルメディア各社がロシア妨害の全体像を理解するために、米国政府にはもっとできることがあったと語った。

「われわれは今後もサービス悪用の監視を続け、警察当局や他の業界にこれらの脅威に関する情報を提供していくつもりだ」とSandbergは言った。「2016年のロシアの活動全体に関するわれわれの知識は限られていた。それは米国政府やこの委員会がもつ情報や調査ツールを利用できなかったためだ」。

その後TwitterのDorseyも声明で自らの意見を述べた:「われわれが直面している脅威との戦いには政府パートナーや同業他社の多大な協力が必要だ」と言い、「われわれは、それぞれが他社のもたない情報を持っているので、情報を組み合わせることで脅威と戦う力はいっそう強くなる」と付け加えた。

SandbergとDorseyは両者ともに、政府のもつ民間企業が見ることのできない機密情報、すなわち国家機密とされる情報について微妙に言及した。

近年IT企業は、政府機関の保有する情報をアクセスする必要性が高まっている。増え続けるサイバーセキュリティーの脅威や国家レベルハッカーからの攻撃を防ぐために不可欠だ。背景にあるのは情報の共有 によって、豊富なリソースをもつハッカーに対抗することができるという考えだ。しかし、そのための法案導入には反対もある。脅威に関する情報を政府と共有することは、個人ユーザーのデータも収集され米国政府情報機関に送られるのではないかと反対派は恐れている。

それに代えてIT企業各社は、国家安全保障省の 情報アクセスを要求し、直面する脅威の理解を深め、各社が独立に将来の攻撃に備えようとしている。

報道によると、先月IT各社は秘密裏に集合し、海外からのプラットフォーム侵入に対抗する方法について検討した。しかし、Facebook、Twitter、Google、Microsoftらの参加者は、政府からほとんど洞察を得られなかったことに「落胆して会議を後にした」と語った。

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Apple、警察当局お気に入りのiPhone解読方法を封鎖すると表明

新しいバージョンのiOSは警察機関がロックされたiPhoneの解読に利用してる問題の抜け穴を封鎖する。iOS次期バージョン(おそらくiOS 12)でAppleは、USB Restricted Modeと呼ばれる機能を導入し、ロック済iPhoneのUSBポートを経由したアクセスを制限する。

この機能は以前iOS 11.3 betaに登場し、iOS 12 betaへと受け継がれた。このほどAppleはこのセキュリティーパッチがiOSの正式リリースに適用されることを認めた。USB Restricted Modeでは、iPhoneのLightningポートはiPhoneがロックされてから1時間後にロックされる。このモードは標準の状態であり、1時間が経過するとポート経由では充電しかできなくなる。

「われわれはあらゆるApple製品のセキュリティー保護を強化し続けることで、顧客をハッカーや個人情報盗難などから保護するよう努めている」とAppleがメールによる声明でTechCrunchに語った。

「われわれは警察当局に最大の敬意をもっており、セキュリティー改善は彼らが職務を全うする努力を妨げるためではない」

この変更によって、GrayShiftやCellebriteらの作ったiPhone侵入装置は無効化されるはずだ。その種のデバイス、特に最新のiPhoneアンロックすると宣伝しているGrayShiftのGrayKeyはUSBポートを利用して通常許される以上の回数パスワードを試して侵入している。そのプロセスはiPhoneのパスワードの長さによって 2時間から3日以上かかる

連邦機関——FBI、DEA、国務省、シークレットサービス、および最低5つの州——はすでにGrayKeyデバイスを入手済みあるいは入手手続き中である。

FBIのサードパーティーによるiPhone解読のソリューションは、2016年のサンバーナーディーノ大量射殺事件後に起きた当局とAppleの対立で話題の焦点になった。当時AppleはIBMに対してセキュリティー脆弱性の詳細を知らせるよう迫ったが、FBIは手の内を隠し続けた

AppleがGrayKeyや同等のデバイスを無効化すれば、同社の安全で名高いiPhoneを解読しようとする人たちは新たな作戦が必要になる。おそらく今やガラクタとなった1万5000ドルから3万ドルのハッカーおもちゃをどうするかも。

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DNAデータから髪、皮膚、目の色を予測する無料Webツール

IUPUI(インディアナ大学-パデュー大学・インディアナボリス校)理学部とオランダ、ロッテルダムのエラスムス医療センターの研究者が開発した新しいツールは、髪や皮膚や目の色をDNAデータから予測する。このシステムはWebアプリとして作られていて、受け取ったDNA配列を既知の色表現型と比較してそれぞれの色の確率を教えてくれる。

HIrisPlex-Sと呼ばれるそのアプリは、犯罪現場に残された微量のDNAからでも色を予測できる

「これまで警察機関や人類学者に、目の色や目と髪の色の組み合わせを知るためのツールを提供してきたが、皮膚の色はずっと難しかった」とIUPUIの法遺伝学者、Susan Walshは言う、「ポイントは、われわれが個人の皮膚の色を決める遺伝子のDNAマーカーを使って、5種類 —— 非常に淡い、淡い、中間、暗い、黒に近い —— に分類された皮膚の色を直接予測するようにしたこと。これは遺伝的祖先を識別するのとは異なる。人種や民族の同定よりも、金物店で塗料の色を探すのと似ていると言えるかもしれない。目撃証言を尋ねられたとき、ほとんどの人が髪の色、そして皮膚の色に言及する。われわれがやっているのは、遺伝学を用いて、彼らの見たものに客観的視点を加えることだ。

ウェブアプリはここで実際に試してみることができるが、注意しておくことがある。これは決してふだんウェブで見るようなユーザーに優しいアプリではない。ユーザーはテストに必要な特定の対立遺伝子を知っていて、CSVファイルにした対立遺伝子をアップロードしなくてはならない。それでも、無料であり警察にとってはもちろん、あなたの髪が染める前どんな色だったかを調べるためにも、非常に有用だと思われる。

「われわれのHIrisPlex-Sシステムによって、法遺伝学者や遺伝人類学者はDNAサンプルから目、髪、皮膚の色情報を初めて同時に求められるようになった。必要なDNAサンプルは、法医学の現場や人類学研究でよく見られるような質の低いものでもよい」とエラスムス医療大学のManfred Kayserは言った。

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スイス警察、通常任務用車両としてTesla Model Xを導入

TeslaのModel Xが、法執行機関からの注目を集めているようだ。と、こんな言い方をすると誤解を招いてしまったかもしれないが、悪い意味ではなく、肯定的な評価を得ているようなのだ。たとえばトロント警察は、警察車両として利用する場合のカラーリングを施したデモ車を公開していた。そしてスイスのバーゼルシュタット警察は、正式な警察車両としてModel Xをオーダーしたのだ。

Electrekによれば、オーダーされたもののうち、最初の7台が秋に納車される予定となっているとのこと。バーゼルシュタット警察のこれまでの公式車両と比べて初期費用は高くつくものの(これまでは、1台あたり平均9万7千ドルのディーゼル車を使用していた。新しい警察仕様のModel X P100Dは14万7千ドル程度となっている)、トータルでのメンテナンスおよび燃料費をおさえることができると踏んでいるそうだ。

秋に導入される最初の7台に続いて、2019年中にも納車されることとなっている。バーゼルシュタット警察によれば、エコロジー面およびトータルコストの観点からModel Xの採用にいたったとのこと。荷物の積載量の多さも決め手のひとつだったと述べている。

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(翻訳:Maeda, H

Uber、透明性レポートを公開。政府に1400万人分の情報を提出したことを暴露

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【本稿のライターはKate Conger】
今日(米国時間4/12)Uberは、同社初の透明性レポートを公開し、主要IT企業に続き、政府と共有した同社の乗客およびドライバーに関する情報を明らかにした。

2015年7~12月に、Uberは約1400万人分のユーザー情報を、法執行および規制機関に提出したとレポートに書かれている。殆どのデータ ― 1200万人以上の乗客情報 ― は規制機関に渡っている。

Uberは今回の情報公開を規制当局への抗議に利用しており、Mediumへの投稿で、カリフォルニア公益事業委員会等の規制機関は必要をはるかに上回るデータを要求し、時には乗客のプライバシーを侵害する恐れがあったと訴えている。

「多くの場合彼らは、なぜ情報が必要か、それをどう利用するかの説明なしに、包括的な要求を送り付けてくる。この種の移動情報に個人情報は含まれていないものの、行動パターンを露呈させる可能性がある ― そしてそれは規制機関の業務に必要なレベルを超えている」とUberは記事に書いた。「われわれの透明性レポートによって、規制サービス事業者が当局に提出すべき情報の種類や量、およびどのような状況下で行うべきかに関する国民的議論が起きることを願っている」

Uberは、もし同社が乗車、下車位置のGPSデータ提供を要求されれば、乗客やドライバーのプライバシーに影響を与えると判断している。テキサス州オースチン等、一部の都市については、Uberは影響を受けた乗客またはドライバーの数をゼロと報告しているが、これは規制機関が具体的な位置情報を要求せず、乗客の集約データを受理したためだ。

Uberが乗客・ドライバーデータに関してカリフォルニア公益事業委員会(CPUC)と戦うのはこれが初めてではない。今年1月、CPUCはUberに対して利用可能車両数、郵便番号毎の乗車リクエスト数/受理数、およびドライバーの安全情報の報告義務を怠ったして、760万ドルの罰金を課した。Uberは罰金を支払ったが、上訴する予定だ。

法執行機関からの要求は、Uberが暴露したデータのごくわずかを占めるだけだ ― 州および国からの総数は469件。Uberによると、法執行機関に送ったデータの殆どが、クレジットカード盗難または詐欺事件の捜査目的だった。同社は透明性レポートに “warrant canary”[令状のカナリア:政府の召換に対して「無」を発表する戦術]を使用し、現時点で国家安全文書またはFISA裁判所命令を受け取っていないことを宣言した。

Uberは、規制および法執行機関からの要求に関する透明性レポートを、6ヵ月毎に公開していく計画であり、今後は米国以外からの情報もレポートに含めるよう拡大したいと広報担当者は話した。

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スマートフォンの暗号化に関する法執行機関へのバックドア提供義務などをホワイトハウスが却下

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Obama政権は、テクノロジ企業が情報を法執行機関に提供するためにプロダクトのセキュリティを破らなくてもよい、と決定した。テクノロジ業界にとっては、ひとつの勝利だ。

iPhoneと一部のAndroidフォーンに暗号化が導入されたため、電話データへのアクセスをめぐって法執行機関とテク企業とのあいだに議論が起こり、その一年後に今回の決定が出た恰好だ。iOS 8では、電話機に保存されるデータと、iMessageなどのコミュニケーションのほとんどが、ユーザしかアクセスできない方式で暗号化されている。Appleですら、アクセスできない。

当時FBIの部長James Comeyが、スマートフォンを暗号化すると法執行機関が重要な情報にアクセスできなくなり、捜査の妨げになる、と警告した。しかし技術者たちは、法執行機関のためのバックドアを作ればハッカーやスパイなどに悪用される、と反論した。

Comeyは今週(10/4-10)行われた議会の公聴会で、ホワイトハウスは法執行機関の職員が暗号化データにアクセスするためのバックドアを企業に強制しない、と述べて、政権による本案件の取り下げを示唆した。しかし土曜日(米国時間10/10)のThe New York Timesの記事は、ホワイトハウスがさらに明確な姿勢を示す、と報じた。それによると、テク企業は引き続き法執行機関に協力しなければならないが、しかしその際、自分たちのプロダクトのセキュリティを貶めることは要求されない、という政権の決定になるようだ。

諜報機関と法執行機関は今後、暗号化に関して、その回避方法を探さなければならない。たとえば、クラウドにバックアップされている、暗号化されていないデータを探す、などだ。スマートフォンのオーナーに、パスワードの提供を要請することも、ありえるかもしれない。

かつて政府契約企業の社員Edward SnowdenがNational Security Agencyによる監視活動をあばいて以来、プライバシー保護の声と活動が高まってきたが、政府の今回の決定は、その人たちの勝利とも言える。。

しかしこの決定は、諜報機関や一部の議員たちの怒りを買う可能性もある。火曜日に上院司法委員会の委員長Chuck Grassleyはホワイトハウス宛の書簡を書き、暗号化に対して政府が厳しい姿勢をとらなかったことを批判した。

しかしそれでもThe New York Timesによると、テク企業は政府の今回の決定で十分とは考えていない。彼らが求めているのは、政府が明確な声明文を発表し、テク企業はそれを携えて、デバイスの暗号化の禁止や、バックドアアクセスの提供義務を政府職員が要請している中国やヨーロッパに赴けることだ。

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Google Glassに究極のアプリが登場: 警官,消防士,災害救助などの現場が使用する多用途情報機器へ

Google Glassは、ポケットから携帯を取り出さなくてもTwitterでも何でもチェックできる、というだけのもんではない。もっともっといろんなアプリケーションの可能性がある。今日(米国時間8/19)、公共的通信の安全性に関するカンファレンスAPCOで紹介されたMutualinkも、そんな例の一つだ。それは、警官や消防士や救急隊員などのためのGoogle Glassアプリだ。

このアプリを使って犯罪や事故や災害などの現場の公務員たちが、リアルタイムビデオで現場の状況をストリーミングしたり、重要な文書(ビルの図面、被害者の医療記録など)を送ってもらって見たり、現場の監視・防犯カメラの画像を見たり、などなどができる。緊急時の現場作業員のための究極の情報機器であり、行政無線などが死んでいても本部やそのほかの組織と連絡できる。

このようなアプリには、プライバシー侵犯の懸念がある。最近ではニューヨーク市長のMichael Bloombergらが、警官のユニフォームにカメラを装着することに反対した。ありとあらゆる悪用の可能性があるから、という。しかしMutualinkは、機器のコントロールは最初から最後まで警官等の公務員の手中にあるので、そのセキュリティは保全される、と主張している。

公共の安全を担当する公務員たちがそうやって各現場で使うようになれば、Google Glassにとって大きなイメージアップだ。今後は建築現場などいろんな場所で、搭載ならぬ“頭載”型のコンピュータが一般的に使われるようになるだろうから、見た目にも違和感はなくなる。だからそれは、Google Glassにとって非常に長期的な用途の一つかもしれない。Mutualinkは今すでに、NATOの特殊部隊や、合衆国の国土安全保障省、警察庁、消防庁などにサービスを提供している。つまり、この製品の基盤となるような関係が、すでにあったわけだ。

まだロボコップではないが、一歩近づいたとはいえる。ただし下手をすると現場の人間が情報過剰で身動きできなくなる可能性もあるから、事前に十分なテストと教育訓練が必要だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))