ScreenPopは、スマホのロック画面からメッセージを送れるAndroidアプリ


パーソナライズされたニュースをAndroidフォンのロック画面に表示するモバイルアプリを作っているLocketが、新たなロック画面用メッセージングアプリ、ScreenPopを本日(米国時間2/10)公開した。2ヵ月間のベータテスト中にユーザー数を1万5000人へと増やした新アプリは、写真、落書き、絵文字等を画面のスワイプだけで送ることができる。

スタートアップは、320万ドルのシード資金ラウンドを完了したことも報告した。出資したのは、Tyra Banks、Turner Broadcasting、Great Oaksおよびニューヨーク地区のエンジェル投資家ら。

資金調達の一部は以前発表されたが、完了2014年末になったとCEOのYunha Kimは語った。

Locketのアプリは、Androidのロック画面に広告を表示するツールとして誕生した。広告に反応したユーザーは、スマホをロック解除するたびに少額の報酬を得る。しかし、その後この「ペイ・パー・スワイプ」ビジネスモデルを脱却し、ロック画面で受け取るコンテンツをユーザーが選べるようにした。最新ニュース、おかしな写真、感動する話、等々。

この変更の後、Locketアプリは2014年の「ベストアプリ」の1つに選ばれ、現在までに100万近いダウンロードを達成している。

同社によると、ScreenPopは元々ハッカソンで生まれたアイデアで、社内で使用されていた。後に、Google Playストアで別の名前でベータテストを行いユーザーの反応を見た。順調に成長し、ダウンロードしたユーザーは平均4人の友達を誘った。また1日平均4枚の写真をScreenPopで友達に送った。

ScreenPopの基本的アイデアは友達とのコミュニケーションを簡単にすることだとKimは言う。「私たちは最今の写真共有のトレンドを見てきた」と彼女は言い、写真の共有が、Facebookの未だに面倒な方法からInstagramの写真へ、そしてSnapchatへと単純化されてきたことを指摘した。「ロック画面のバリアを外すことで、人々は実際多くの写真を送ることができる。そしてロック解除すると写真は消えるので、人々はわれわれが想像していた以上に写真を送っている」と付け加えた。

上書いた通りアプリはベータテストで1万5000ユーザーへと成長し、これらのユーザーは新アプリ、ScreenPopへ移行するように、ロック画面の通知で知らされている。Google Playストアのデータによるとすでに数千人が移行を済ませている。

追加ラウンドの完了と共に、8名となったチーム(ニューユークからサンフランシスコに移動した)は、この体験をiOSに移植する方法を探っている。iOSはロック画面での対話操作を許していないため、ちょっとした挑戦になるだろう。しかしKimは、iOS 8の新しい通知システムを何らかの方法で利用することで、同じように写真やメッセージを簡単に送る体験を作ろうとしていると言っていた。

ScreenPop for AndroidはGoogle Playで無料ダウンロードできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook