ARMベース「Apple M1」搭載MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniが11月17日発売

ARMベース「Apple M1」搭載MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniが11月17日発売

Apple(アップル)は11月11日、ARMベースの独自SoC「Apple M1チップ」搭載のMac新製品として、13.3型ノートの「MacBook Air」および「MacBook Pro」、小型デスクトップの「Mac mini」を発表した。筐体デザインは従来通り。直販価格は、MacBook Airが税抜10万4800円から、MacBook Proが税抜13万4800円から、Mac miniが税抜7万2800円から。発売はそれぞれ11月17日。

    • 13.3インチMacBook Air:直販価格税抜10万4800円から。Apple M1(8コアCPU、7コアGPU、16コアNeural Engine)、8GBユニファイドメモリー、256GB SSD。最大解像度2560×1600ピクセル。Thunderbolt/USB4×2、Wi-Fi 6(11ax)。最大15時間のワイヤレスインターネット
    • 13.3インチMacBook Pro:税抜13万4800円から。Apple M1(8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine)、8GBユニファイドメモリー、256GB SSD。最大解像度2560×1600ピクセル。Thunderbolt/USB4×2、Wi-Fi 6(11ax)。最大17時間のワイヤレスインターネット
    • Mac mini:直販価格税抜7万2800円から。Apple M1(8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine)、8GBユニファイドメモリー、256GB SSD。Thunderbolt/USB4×2、USB A(最大5Gb/s)×2、HDMI 2.0。Wi-Fi 6(11ax)、有線LAN(1000BASE-T)

アップル、独自プロセッサを搭載したMac miniを今週から開発者向けに提供

Apple(アップル)は開発者が同社のシステムオンチップ(SoC)ベースのMacへと移行するのを手助けしたいと考えており、開発者向けのハードウェアなどのリソースを数多く用意する。アップルの開発者向け移行キットには、A12Zプロセッサを内蔵したMac miniが含まれており、プレリリース版のmacOS Big Surが動作する。

開発キットのスペックとしては、16GBのRAMと512GBのSSDが含まれ、Xcodeがプリインストールされており、すぐにアプリ開発に取り組める。これはかなり初期段階のプレリリースキットで、アップル独自プロセッサを搭載した最初の市販Macは今年後半まで出荷されない。アップルのTim Cook(ティム・クック)CEOは、米国時間6月22日に開催されたWorldwide Developers Conference(WWDC)のキーノートで語った。

アップルはIntelベースのMacも引き続き販売する予定で、これには新製品も含まれる。完全にMacのラインナップが移行するには2年かかると伝えられている。一方、開発者キットは早ければ今週中にもプログラム承認された開発者向けに出荷されるとCook氏は語った。同社は開発者がスムーズに移行できるように、できるだけのことをするつもりだ。

今回のDeveloper Transition Kitにくわえて、アップルはQuickstartプログラムを作成し、開発者が新しいApple silicon上でアプリをユニバーサルかつネイティブに動作させるプロセスを支援する。具体的には、新しいSoCに関するサンプルコードフォーラムやドキュメントが提供される。ハードウェアを含むDTK自体の価格は500ドル(約5万4000円)で、キットは数量が限定されるため、既存のmacOSアプリケーションを所有している開発者が優先して入手できるという。

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(翻訳:塚本直樹)

アップルはMac Miniのストレージ容量を倍増させてアップデート

アップルは米国時間3月18日、Mac Miniに、より現実的な容量のストレージを搭載して発売することを発表した。ベースモデルのMac Miniの場合、従来のSSDストレージ容量は128GBだったが、256GBに拡張された。価格は8万2800円となっている。標準構成の上位モデルは、従来の256GBから512GBに増設され、価格は11万2800円だ。ただし、CPU、GPU、および標準搭載メモリは、それぞれ以前のモデルと同じままとなっている。

今回の変更はわずかなものだが、最も安価なMacとしては、歓迎すべきアップグレードと言える。新たな仕様で、Mac miniのプライスパフォーマンスは向上したものの、同じ価格帯のWindows PCと比較すると、まだまだ見劣りするスペックとなっている。

エントリーモデルのMac Miniは、3.6GHzクアッドコアの第8世代Intel Core i3プロセッサを搭載し、メモリは8GB、グラフィックはIntel UHD Graphics 630を採用する。標準設定の上位モデルは、3.0GHz(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)で6コアの第8世代Intel Core i5を搭載し、メモリは同じ8GBながら、SSDは512GBに増強されている。グラフィック機能も、エントリーモデルと同じだ。

両モデルとも、米国時間3月20日から出荷を開始する予定となっている。アップルは現在、新型コロナウイルスのパンデミックへの対応として、中国本土以外のすべてのApple Store実店舗を閉鎖しているため、同店舗でピックアップすることはできない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Luna DispayはiPadをMac Miniのメインディスプレイにできる――WiFiアダプターに便利な機能があった

AstropadLuna DisplayはMacbook用のWiFiディスプレイ・アダプターだが、使いみちはノートだけではなかった。この小さなガジェットをMac Miniのポートに挿すとiPadをメインディスプレイにできる。

Luna DisplayはMacbookの画面を拡張するのが主たる目的だ。デスクトップの大きな画面に慣れているユーザーは出先でMacbookを使うと、13インチだろうと15インチだろうと、狭さを感じてしまう。Luna DisplayをMacbookのポートに接続すればiPadを第2のモニターにできる。われわれもテストしてみたが非常に便利だった。

しかしLunaの開発チームはさらに面白いことを考えていた。Mac Miniのユーザーの多くは単独でテレビの下、戸棚の奥、ルーターの近所などにしまってミニサーバーとして使っている。この場合Mac Miniにはディスプレイもキーボードも接続されていない。

操作の必要があるときはスクリーン共有かVNCクライアントの機能を利用することになる。安全な接続のためには情報を暗号化してやりとりするSSHアクセスを利用する必要がある。

しかしLuna DisplayはMac Miniでも期待されるとおり動作する。iPadにLunaアプリをインストールしてからMac MiniのThunderbolt 3ポートにドングルを挿すと、iPadがメインのディスプレイとして機能する。Mac MiniにキーボードとマウスがBluetoothで接続されていれば、その動作もiPad上で見ることができる。

さらにWi-Fi経由でソファに寝転がってMac Miniを操作することも可能だ。iPadがmacOSで動くようになったような使用感だ。Luna Displayは当初、Kickstarterのプロジェクトとして始まったが、現在は80ドルで市販されている。

もちろんMac Miniを毎日何時間も使う予定なら専用のディスプレイを接続すべきだろう。しかしMac Miniの動作をチェックし、簡単な修正を加える程度ならLunaは十分な機能がある。

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滑川海彦@Facebook Google+

Mac Miniレビュー:Appleはデスクトップをプロ向けにシフトし、エントリーレベルのユーザーを振り落としつつある

先月開催されたAppleのイベントでは、Mac Miniはまるで帰って来たヒーローのような歓迎を受けた。おそらくそれはやりすぎの広告戦略だったのかもしれないし、ブルックリンのオペラハウスの座席を近隣に住む従業員で埋めていたからなのかもしれない。

しかし少なくとも、忘れられていたように思われていたAppleの製品ラインの復活に対する、歓迎の声は大きかったことだろう。MacBook Airと同様に、この勇敢で小さなデスクトップは、表向きには放棄されていた。最後の意味のあるアップデートから4年が過ぎ、MiniはAppleの過去の遺物のように、琥珀に包まれていたのだ。

これに相当する科学用語は「ラザロ分類群」(Lazarus taxon)だ。一見滅びてしまったかのように見えて、のちに復活した生物群を指す用語である。確かに、AppleはMiniの在庫を切らしたことはなかったが、急速に進化するコンピューター機器の世界では、4年前のシステムは遥か昔に忘れられた古代文明の遺物のようなものだ。

とりわけそのギャップは、私たちにAppleのエコシステムとコンピュータの世界におけるMac Miniのポジションを、再考させる機会を与えていた。Appleは明らかに再考を進めていたのだ。実際、同社のデスクトップライン全体は、iMac Proの投入や、予告だけでまだ登場しないMac Proを含めて、この一年の間に明らかに再考されている。

Miniは長い間Appleのエントリーレベルのデスクトップだった。2014年モデルの499ドルという価格は確かにこの事実を強調していた。300ドルの価格上昇でも、最新のバージョンは依然としてデスクトップMacの世界で最もコストの低い入口を指し示しているが、間違いなく「エントリー」の看板は下ろすことになるだろう。

価格の急上昇には、当然注目すべき性能の上昇が伴っている。このことによって、この小さなデスクトップは、Appleが再びクリエイティブのプロたちのコアコンピテンスに応えるために進んでいる、デスクトップエコシステムの系列に投入されることになった。最新のMac Pro(実のところ、こちらもオーバーホールの期限は過ぎている)のパフォーマンスレベルに匹敵する性能を発揮する、組み込みコンポーネントに加えて、Appleはユーザーによるアップグレード性をさらに向上させた。Apple製品には珍しいことだ。

ここで注目すべきは、デバイスの背面にあるポート数の多さだ。ここには2個の完全なUSB 3ポートがあるが、古い機器への下位互換性を考えるとこれは安心材料だ。もちろん私は、両方のポートをすぐにキーボードとトラックパッドに接続した。デスクトップコンピューティングに関する限り、これはとても重要な事柄である。もちろん、ワイヤレスを使ったり、他に外せないアダプターを接続することも可能だ。

HDMI 2.0も備わっているが、同時にヘッドフォンジャックも残されている、これはかつてはどこにでも見られたポートだが、Mac製品ラインにはかろうじて残されている。これがずっと残り続けることを祈りたい。有線のヘッドフォンを接続できることは、Applenデスクトップやラップトップに頼るクリエイティブオーディオのプロフェッショナルには本当に重要なことである。にもかかわらず、他の製品ラインではおかしなことが起こっている。

しかし、I/Oに関する最大の転換は、4つものThunderbolt 3ポートを提供していることだ。それはiMac Proと同じ数であり、2017年版の普通のiMacの2倍である。これはコンピューティングの多様性をさらに向上させる。私の机の上に関して言えば、Appleがテスト目的で送ってきたLGの4Kモニターを、接続できていることを喜んでいる。

あと必要なのは、すでに混み合っている電源タップに接続すること位だ。2台の4Kディスプレイ、もしくは1台の5Kディスプレイをサポートするのに十分なパワーがある。もしイカれた気分に囚われたならHDMIポートに3台目の4Kディスプレイを接続することもできる。しかし今の所、残りのポートは機器の充電用として使っている。

内部グラフィックスはオーバーホールされていて、Intel UHD Graphics 630は、前世代に比べ最大60%の性能向上を謳っている。しかし530cb程度のCinebenchスコアは、最新のiMac(Proではない)とほぼ同じである。

これがThunderboltポートに注目したくなる理由だ。そこには外部GPUを1〜2台接続することができる。実際、それはステージ上では言及されていなかったが、ハードウェアパートナーのBlackmagicは、Apple専用のeGPUをイベント当日に発表している。今回のものは遥かに性能の高い(そして価格もそれに合わせて高い)Radeon RX Vega 56カードを搭載している。

これは、より本格的なゲームプラットフォームになるという、同社のますます大きくなっている野心に沿った素敵な一歩だ。しかし、こうしたシステムでさらに大事な点は、写真や動画編集などの、リソース集約型のグラフィックタスクをより多く行うユーザーたちにとって、重要なアップグレードだったということだ。AppleはVR制作のような、より重いタスクのためのコンテンツ制作プラットフォームへの道も推進している。しかし、たとえ外部GPUが使えるとしても、そうしたユーザーたちはその名前に”Pro”が冠されたApple製品を求めているのだ(前述の外部GPUが取り込まれた形で)。

私たちの入手したユニットには8GBが搭載されている。言うまでもなくこれは2014年モデルで提供されていたものと同じエントリーレベルの構成だ(速度は向上しているが)。しかしそれは購入時に、もしくは後から自分でケースを開けて、8倍に増やすことができる(もちろんそれなりの費用はかかる)。ストレージ(現在は完全にSSDだ)はユーザーによって交換することはできないが、注文時に2TBまで増やすことができる。

サイトに出ているままの構成の私たちのユニットの価格は799ドルで、これはエントリーレベルのバージョンである。それはクアッドコアの3.6GHz Intel Core i3、8GBのRAM、そして128GBのストレージを搭載している。パフォーマンスについて言えば、Geekbenchの値は、シングルコアで4685、マルチコアでは13952となった。もちろん、2014年版と比べれば大幅に改善されているが、たとえばハイエンドの2018年版MacBook Proにはかなわない。それらの数字を上げるために、Core i7にしたくなるだろう。その場合は1099ドルからのスタートだ。そして、言わずもがなの警告ではあるが、もし全てのスペックを最上のものにすると、システムの価格は4199ドルに達する。これはもうiMac Proの領域である。

もちろん、最も低い仕様のバージョンでも、ほとんどのタスクはうまくこなしてくれる筈だ。私はここ2、3日というもの、自分の標準的なテックブロガーの仕事をこのマシン上で行なっているが、その結果には完璧に満足している。しかし一方で、ワークロードがプロセッサやグラフィックスに集中する場合には、この部分を強化したくなるだろう、あるいは”Pro”がその名前につけられたデスクトップの購入を真剣に考えることになる。

予算に縛られている人にとっては、ベースレベルで300ドルの価格引き上げは、気持ちをたじろがせるには十分だ。構成部品がより高価であることは事実だが、Appleが今回、Proエコシステムへの入口となる製品を提供することを選ぶことで、真のエントリーレベルユーザーたちを価格で振り落としたのではないかという疑念を拭うことができない。とはいえ799ドルという価格は、Appleのデスクトップとしてはかなり妥当な価格だとは思えるのだが。

ローエンドのデスクトップユーザーと、高い処理能力を必要とするユーザーの両方に対応することは難しい、何よりそれこそが、異なるMacBookモデルの存在する理由なのだ。一方Miniは、Appleのラップトップよりは確かによりニッチなデバイスだ。

しかし、Miniはそれ自身の興味深いニッチ分野を築き上げている。この最新バージョンは、単にデスクトップとして使われる場合以外の用途も明らかに意識して作られている。AppleはITにおける利用例を紹介した。この製品の小型でフラットなデザインは、サーバー用途への候補として興味深い。データセンター全部をこれで運営するのは少しばかり高価につくだろう、だがそれができるとなれば、間違いなくやる奴らは出てくる

こうした、様々な予想外の使用例の存在が、Appleに今回も同じサイズの機器を作らせた大きな理由だ。多くのサードパーティがすでにそのサイズ用のアクセサリを製造している。そうだとすれば単に新しいユニットと差し替えやすくするのは当然ではないだろうか?またこのフットプリントは、複数のマシンの出力を一度に必要とするワークロードに対して、コンピュータを容易に積み重ねることができることを意味する。

つまり、机の上で邪魔にならずに増やしていける良いサイズなのだ。これを書いている今、Miniはキーボードの先、モニターの下に程よく収まっている。スペースグレーメタルへの変更は、残りのMacたちの美しさとマッチする(新しいiPad Proは言うまでもない)し、私の黒い机にも具合よくフィットする。

Mac Miniは間違いなく、前バージョンに対する強力なアップグレードであり、Macの生態系の未来を垣間見ることができる興味深い製品だ。しかし、この製品のプロへの野望に伴って、799ドルからという、より高価な値札が付けられた。今でもMiniは、デスクトップMacエコシステムに入るためには、最も適切な価格なゲートウェイだが、Appleにとっての「エントリーレベル」の定義は、前回に比べて明らかに変化している。

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(翻訳:sako)

これが今日のイベントで発表されたAppleの新ハードウェアだ

ニューヨークで開催されたハードウェア・イベントでAppleはiPadからMacBook Airまで各種の新製品を発表した。すでに報じたものも含めて、今朝のイベントでデビューしたプロダクトを以下にまとめた。

MacBook Air

MacBook AirにやっとRetinaディスプレイが採用された。MacBook Proがハイレゾになってから6年後にAppleのスリム・タイプのノートもRetina化された。

新しいMBAは13.3インチのスクリーンを備え、ベゼルは細くなった。色もアルミのシルバーからブラックに変わった。キーボード右上部にTouchIDセンサーが装備されて指紋を読取る。ちなみに新しいキーボードではApple独自のバタフライ・キーが採用されている。またファンクションキーも物理キーになった。バカバカしいタッチバーは廃止された。

Force Touchトラックパッドは面積が20%広がった。Appleによれば、スピーカーの音量も25%アップし、低音は2倍に増強された。またMBAの筐体はリサイクル・アルミニウム100%だという。

Thunderboltポートを2つ備え、CPUはIntel i5で最大16GB、 2133MhzのRAMを備える。ストレージは最大1.5TBで重量は1.25kgだ。価格は1199ドルから。予約は今日から受付を開始し、11月7日にから出荷される。

Mac Mini

Mac Miniが最後にアップデートされたのは4年も前になるので、Appleはこのシリーズを見限ったのかと思ったユーザーも多いだろう。さいわい、そんなことはなかった!

新しいMac Miniは4コア、6コアのモデルがあり、メモリーは64GB、SSDのストレージは最大2TBだ。冷却システムは一新され、空気の流量は2倍になった。ギガビットイーサネット対応(アップグレードで10ギガビットイーサネットにも対応する)。ポートはThunderbolt x 4、HDMI、USB-A x 2だ。新しいMacBookと同様、100%リサイクル・アルミニウム製だ。

ベースモデルは799ドルから。出荷は11月7日から。

iPad Pro

いちばん目立った変化はホームボタンがなくなったことだ。新iPad Proはベゼルが大幅に細くなり、これにともなって現行iPhone同様ホームボタンは廃止された。

ベゼルの縮小により、筐体のサイズは変えずに従来10.5インチだったスクリーンが11インチになった。 従来同様、12.9インチのディスプレイを搭載した大型モデルもある。

搭載チップはApple製のA12X Bionicで8コアCPUと7コアGPUを備える。 Appleのセキュア・エンクレーブを装備し、新しいストレージ・コントローラーは最大1TBまで管理できる。Appleによれば、新しいiPad Proは「パソコンの92%の機種より速い」という。

FaceIDを搭載するので覗き込むだけでiPadをアンロックできる。フロントカメラは7メガピクセル、背面カメラは12メガピクセルだ。

もう一つ重要な点はiPad ProがLightningポートを捨ててUSB-Cを採用したことだ。このUSB-Cポートは5Kディスプレイに接続できる。また必要があればiPhoneにも充電できる。

11インチのiPad Proは799ドルから、12.9インチは999ドルからとなる。.今日から受付開始、出荷は11月7日からというのはMacと同様だ。

Apple Pencil

新しいApple PencilはiPad Proに磁力で吸着する。取り付けられると自動的にペアリングされ、ワイヤレスで充電される。 iPadからスタイラスが突き出したり置き場に困ったりすることはない。Apple
PencilでタップするとiPad Proは即座に起動し、Notesが開く。またPencilではジェスチャーがサポートされ、側面をダブルタップするとツールの切り替えができる。これでPhotoshopでのズームイン、ズームアウトなども簡単になった。

iOS 12.1

すでに報じたとおり、新しいiOS 12も今日から一般公開される。新機能としてはFacetimeでのチャットがグループをサポートしたことだろう。32人の相手と同時にビデオチャットが可能だ。また新しい絵文字も70種類導入された。iPhone XS、iPhone XS、Max、iPhone XRではデュアルSIMがサポートされた。

〔日本版〕Appleの日本語公式ページによれば、Touch ID搭載の13インチMacbook Airは134,800円(税別)から、11インチiPad Proは89,800円(税別)からなどとなっている。アメリカ同様、11月7日発売予定。

Apple Fall Event 2018

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滑川海彦@Facebook Google+

Apple、MacBook Airの新モデルを発売か

Bloombergの記事によると、Appleは複数のMacを準備中だ。中でも注目なのは、Appleが歳を重ねたMacBook Airに変わる新しいエントリーレベルのノートパソコンを発売する可能性があることだ。

MacBook Airがリフレッシュされる噂はこれが初めてではない。Appleは12インチのRetina MacBookをすでに発売しているが、価格はMacBook Airよりずっと高い。また、USB Type-Cポートを1つしか備えていないためAirより汎用性も低い。

ともあれMacBook Airが近年Appleで最も人気の高いデザインのノートパソコンであることは間違いない。多くのMacBook Airユーザーが今も信頼できるこのデバイスを使い続けており、現時点で明確な後継機は存在していない。Bloombergによると、新しいMacBook Airにはretinaディスプレイがつくらしい。その他の詳細は未だ不明だ。

Appleは2015年3月にMacBook Airを改訂した後、しばらくこのノートパソコンを放置してきた。2017年6月に改訂されたものの、ごく些細な変更でありあたかもMacBook Airは生命維持装置につながれたかのように思われた。

エントリーレベルの13インチMacBook Pro(Touch Barのないモデル)も12インチのMacBookも、MacBook Airほどには顧客の関心を引かなかったようだ。

BloombergはMac Miniの新型についても触れている。Mac Miniの物語もよく似ていて、この製品も数年来放置され続けてきた。Appleが最後にMac Miniを改訂したのは2014年10月——もう4年ちかくにもなる。

そしてAppleが2014年のMac Miniを未だに売り続けているというのは実に残念な事実である。もっと安くて小さくてパワフルな小型デスクトップパソコンはいくらでもある。もちろんmacOSは動かないが、それが唯一の欠点だ。

ノートパソコンがパソコン市場を席巻していることは明らかだ。デスクトップパソコンはニッチ市場になった。新しいMac Miniが、ホームサーバーは欲しいがRaspberry Piを弄り回したくはない、という人々に焦点を絞ることができるのはそのためだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

お知らせ:新しいMac miniはメモリーを自分ではアップグレードできません


これまでにMac Miniを持っていたことある人は、先日発表された最新世代Mac miniについて恐らく知っておいた方が良いことがある。RAMは基板にハンダ付けされている。言い換えれば、自分ではアップグレードできない。

過去の世代のMac Miniでは、ユーザーがふたを開け、自分で買ってきたRAM(通常Appleから買うよりずっと安い)を装着することができた。

この変更に関する情報はBrian Stuckiによるもので、彼はラスベガスでMac Miniのホスティングサービスを運営している。さらに、最新Mac Miniに不正開封防止ネジが使われていることも彼は指摘している。ユーザーアクセス〈可能〉な事柄についても、はるかに困難になっている。

[確認済:新しいMac miniのRAMはユーザーによるアクセスが不可能。ハードディスクは交換可能だが、保証対象ではなくなる]

[ハンダ付けRAMの確認情報を聞きたくない人は、Mac miniの脚に不正開封防止ネジが使われているのを見てからでもいいだろう]

Appleのサポートページも、ハンダ付けRAMを正式に確認しているようだ。

Mac mini(Late 2014)のメモリーは、ユーザーによるアクセスが不可能で、メインロジックボードに統合されています。なお、メモリーは購入時に構成を選ぶことができます。

これを2012 Mac Miniの同じページと比較されたい。どのRAMを買えばよいかが明記されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、新しいMac Miniを発表、ベースモデルは499ドルに値下げ

サプライズだ! みんな新しいiPadとMacが来ることは知っていたが、Appleはもう一つちょっとしたニュースを今日の発表の最後に隠し持っていた。新しいMac Miniだ。

で、何が新しいのか? 一番はっきりしているのは価格で、ベースモデルは599ドルから499ドルに下がった。世代間で20%近い価格低下だ。

どうやらAppleはFirewireポートを外し、代わりに・・・第2のThunderbolt 2ポートを載せたようだ。これで、Thunderbolt 2ポートが2基、USBポートが4基、LANポート、SDXCスロット、およびHDMI出力を備えることになった。

Appleは、同社の他の製品と同じく、WiFiチップを802.11acに(802.11nから)アップグレードし、WiFiの最大理論速度を866 Mb/sとした(もちろんあなたのルーターが追いつければの話だが)。
モデルは以下の3種類:

  • 499ドル:1.4 Ghz CPU、500GB 回転するディスクドライブ、4GB RAM、Intel HD Graphics 5000
  • 699ドル:2.6 GHz CPU、1TB 回転するディスクドライブ、8GB RAM、Intel Iris Graphics
  • 999ドル:2.8 Ghz CPU、1TB 半導体ドライブ、8GB RAM、Intel Iris Graphics

これは言っとおくべきだことだが、相当安いとはいえ499ドルのベースモデルはどうみても・・・最先端ではない。「最先端」は、市場最安値のMacを買う人が求めるものではないとはいえ、上位モデルとの格差は驚くほど大きい。ベースモデルでのみ使用されているIntel HD 5000チップは、2年以上前の製品だ。そしてCPUは? 次に上位の機種の約半分のスピードだ。言い換えれば、みなさんが欲しくなるのは少なくとも真ん中のモデルだと言うことだ。

新しいMac Miniは今日から出荷される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook