アプリに簡単にメッセージング機能をつけられるLayer、長いベータを終えて一般公開へ(専用UI集も提供)

【抄訳】

デベロッパが自分のアプリに機能豊富なメッセージング機能を簡単につけられるサービスLayerが、2013年のTechCrunch Disruptで優勝して以来の長いベータ期間を終えてやっと一般公開される。

今日の一般公開と合わせて、Layerを利用するデベロッパが、そのUIの作成でも楽をできるための、iMessageふうの豊富なUIウィジェット集Atlasも提供される。それらはアプリがLayerの機能を呼び出す/コントロールするためのUI集で、もちろんAndroidとiOSの両方で使える。

自分のアプリにメッセージング機能を設けたいと願うデベロッパは多いが、そのためのバックエンドは片手間で簡単に書けるものではない。そこでLayerを利用すると、ほんの数行でメッセージング機能を導入できるのだ。デベロッパは時間のほとんどを、アプリ本体の開発やブラッシュアップに向けることができる。Layerを使うと、テキストだけでなく、音声や写真、あるいはビデオによるメッセージングも実装できる。アプリの機能の一つとしてメッセージングもある、という形だけでなく、独自のメッセージングアプリをLayerで構築してもよい。

LayerはDisruptでデビューしたあと、ベータを開始したが、ただちに2500名のデベロッパがテストに参加した。今では1万を超えるアプリがLayerを利用しており、その中にはPopImojiもいる。

【後略】…以下は主にUI集Atlasの説明…

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


香港の民主化活動で実証されたメッシュネットワーキングの威力、メッセージングアプリFireChatが$10.8Mを調達

人気のメッセージングアプリFireChatを作っているOpen Gardenが、August Capital率いるシリーズAのラウンドで1080万ドルを調達した。そのほかの投資家はFirebolt Ventures、Future Perfect Ventures、Kima Ventures、Tseung Kwan Ventures、そしてSherpaloだ。これでOpen Gardenの資金調達総額は1280万ドルになった。

同社は最近FireChatを立ち上げたことによって、現実的な足がかりをつかんだ。この匿名メッセージングアプリは、そのほかの接続が使えない場合でも、メッシュネットワーキングによって近くのユーザ同士を接続する。OpenGardenが2012年のTechCrunch Disrupt NYでローンチしたときは、スマートフォンのユーザが互いに自分の接続性を共有しあうメッシュネットワーキングアプリの構築を目指していた。しかしその技術的にはすばらしい挑戦も、今年初めにFireChatを立ち上げるまでは、何の成果も実績もなかった。

今度の資金で同社は、FireChatの成長を促進し、今後の成長市場であるインド、ラテンアメリカ、アジアなどのモバイルアプリデベロッパとパートナーシップを築きたいと考えている。同社のネットワーキング技術はAPIをまだ公開していないが、デベロッパ市場に食い込むためにはそれをやらなければならない、と自覚している。いろんなアプリに使われるようになれば、メディアの露出が増え、知名度も上がるだろう。

OpenGardenのCEOで協同ファウンダのMicha Benolielは、今日の声明文の中で次のように述べている: “それはすでに、神様が壁に書いておられる。ピアツーピアネットワーキングはモバイルインターネットの未来だ。FireChatの人気は、近々に差し迫っている大規模なディスラプションの予兆だ。世界中の人びととコミュニティが、自分のスマートフォンと無料のアプリさえあれば‘自分だけのインターネット’を作れることを知っている。それは、既存のインフラストラクチャや既成勢力に依存しない”。

同社は今日(米国時間12/18)、FireChatのアップデートも発表し、写真共有やほかのユーザをフォローする機能が加わった、と述べた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


日本のLINE、ユーザー作成スタンプを6ヵ月で3000万ドル販売


スタンプ[stickers]は単なる派手なエモーティコンではなく、ビッグビジネスであることをご存じだろうか。チャットアプリLINEの売上の大半を占めているのはゲームだが、2013年以来毎月1000万ドルの売上をスタンプから得ており、今年からはユーザーがオリジナルのスタンプを作って売ることもできるようにした。

同社のユーザー作成クリエイターズマーケットは4月に開設され、LINEの発表によると、マーケット開設後6ヵ月間に個人の「クリエイター」が販売したスタンプは、3000万ドル(35.9億円)以上に上る。既存のライセンスドスタンプ事業にとって、これは嬉しい追加だ。

売上の半分はLINEの収入になり、残り半分がスタンプを作ったアーティストに入る(誰が配布しているかを考えれば、悪い取引きではない)。

合計約3600万のスタンプセットがクリエイターズマーケットで購入されたとLINEは言っている。これは計27万人のクリエイターが作ったものだ。

平均的スタンプ作者がどの程度を売上げているかを知ることは難しい。LINEによると、トップ10ユーザー作成スタンプセットの売上は平均31万ドル、トップ1000は平均2万3000ドルだった。また、クリエイターズマーケットのスタンプの41%が、85ドル以上の売上を得ているとLINEは言っているが、これはかなり低い金額であり、スタンプの中には ― アプリストア同様 ― 山ほどの駄作があるか、少なくとも発見されにくさの問題があることを示唆している。

当然殆どのクリエイターはこうしたトップクラスのリターンを得ていないわけだが、登録メンバー数5億人、毎月利用するユーザー1.7億人のLINEネットワークにリーチできるチャンスに引き込まれたデザイナーにとって、一獲千金の夢が魅力であることは間違いない。

クリエイターズマーケットは、デザイナーに収入の機会を与えるだけでなく、LINEが数多ある他のメッセージングアプリとの差別化をはかる上でも重要だ。LINEは日本、台湾、タイ等のアジア地区で既に大きな存在感を見せているが、ヨーロッパ、中南米、および米国でも強力に推進している ― 無料でコンテンツを作る数十万人の新しいアーティストを加えている他、既に主要な有名ブランドやエンターテイメント企業からコンテンツやスタンプをライセンスするために膨大な投資を行っている。

LINEの2014年第3四半期の売上は1.92億ドルで前年から倍増した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


日本のLineの2014Q3の売上は$192M、前年同期比で倍増…その稼ぎ方をFacebook/WhatsAppも見習うべき?

Facebookは数日前に、この前180億ドルで買収したメッセージングサービスWhatsAppが今年の前半で損失を計上したことを明かしたが、今日(米国時間10/29)は登録ユーザが5億いるライバルのLineが、2014Q3の売上が前年同期比で倍増したことを発表した

Lineは利益や損失を発表しないが、至近の四半期の売上が1億9200万ドルであった。前年同期比では104.2%の増(ほぼ倍増)、前期比では17.7%の増だった。ラインの収益源はデジタルのコンテンツで、その主なものはゲームアプリのアプリ内購入だ。ゲームのタイトルは50以上あり、そのほかにステッカーの売上や企業が利用するマーケティングチャネルの料金収入もある。

同社によると月間アクティブユーザ数は1億7000万で、その過半数8700万は上位三つの市場…日本とタイと台湾…からだ。この三つ以外では、合衆国の2500万やインドの3000万が大きい。

Lineは最近、上場の予定を延期したが、それは評価額をおよそ100億ドルとする日米同時上場だ、と噂されていた。また、噂ではなく同社の発表では、今後全世界的に漫画サービスを展開し、コンテンツのダウンロードやエンゲージメントで稼ぐという。また、顧客をオンラインからオフラインへと誘導する企業向けのマーケティングチャネルを、今後は西欧も含む全世界へ拡大していき、知名度の一層の向上を図る計画だ。

WhatsAppは各月のアクティブユーザ数が60億を超えていて、メッセージングサービスの断トツだが、アジア勢力…日本のLine、中国のWeChat、韓国のKakao Talkなど…は、上記のように、企業などからの売上が大きいプラットホーム型のビジネスモデルを開拓しようとしているから、今後の勢力図がおもしろいことになりそうだ。

ただしLineの現状は、海外市場で巨額の広告費をつぎ込んでいるから、利益はそれほど大きくないと思われる。トップランナーのWhatsAppはこれまで、口コミ効果による成長が大きかったが、Facebookが今後それを自己の収益源にしていくためには、上記のアジア的やり方が参考になるだろう。いくらWhatsAppのファウンダたちが執拗に、広告やゲームを入れることに声高に反対しているとしても…。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


LINE、ついにiPad用(サブデバイス)アプリケーションを投入

アジアを中心に多くの利用者を集めるメッセージングサービスのLINEが、ついにiPad専用アプリケーションをリリースした。無料のメッセージングサービスをコアに据え、多くの利用者に向けてスタンプやゲームなどのアプリケーション販売など、マネタイズの手段を拡大しつつもあるサービスだ。これまでにデスクトップ版および各種スマートフォン版はリリースしてきている。

ちなみに先週には月次アクティブ利用者数のデータも発表している(ちなみに1億7000万だ)。登録利用者数は5億6000万なのだそうだ。先にも書いたが、主力サービスのメッセージングは無料で提供し、スタンプなどアプリケーション内販売によるマネタイズを行なっている。

今回リリースされたiPadアプリケーションは「サブデバイス版」(sub-device)としての位置づけで、スマートフォン版LINEの利用を前提としたものだ。すなわちiPad版の新しいアカウントを作成することはできない。iPadを使っている際にも、スマートフォン版LINEを使っているときと同様に、友だちとメッセージやスタンプのやりとりができるようにしようという発想に基づくものだ。

このことからもわかるように、アプリケーションの機能としてもサブセット版のような存在となっている。音声やビデオメッセージの交換に利用することは(少なくとも今のところは)できない。もちろん、チャットの中で写真やビデオ、ないしは音声メッセージを共有することはできる。サブセット版となっている理由のうちには「早期にリリースするため」ということもあるそうだ。今後、機能が増えていくということはあるのだろう。

iPad版LINEの動作にはiOS 7以降が必要だ。リリース時点で16ヵ国語に対応している。グローバルなアプリケーションであることを示すための作戦だろう。サポートデバイスを増やすことで、利用者層にもつながる。画面の大きなiPadをサポートすることで、いろいろとリリースしている有料サービスの普及も目指したい考えだ。

LINEはこれからさらに提供サービスを増加させていく考えで、たとえばLine Pay(他のLineメンバーに送金することができる)、Line Taxi(既存タクシー会社と連携しつつUber風オンデマンドを実現するサービス)などを(まずは)日本で立ち上げていく予定となっている。また国内企業と連携したフードデリバリーサービスのLine Wowのソフトローンチや、商業施設内ナビゲーションを目的としたLine Maps for Indoorやサブスクリプション方式の音楽ストリーミングサービスのLine Musicなどが提供されるようになる予定だ。

メッセージングサービスをハブとして、各種デジタルデリバリー可能なものを配信しようとするサービスは大規模バトルに突入しようとしているようだ。Facebookもさまざまなサービスを提供予定であるらしい。

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(翻訳:Maeda, H


BitTorrentの暗号化P2PチャットBleepがMacとAndroidでアルファを公開

【抄訳】

プライバシーが気になる消費者のための新しいサービスが、このところ増えている。今日(米国時間9/17)登場したのはピアツーピア(P2P)のファイル配布サービスBitTorrent発表したチャットサービスBleepだ。これもやはりP2Pで、音声とテキストのチャットができ、データは暗号化される。今はまだアルファバージョンだが、MacアプリケーションとAndroidアプリをダウンロードできる。すでに存在するWindowsアプリケーションは、招待制のみの非公開アルファだ。

BitTorrentによると、iOSアプリも目下開発中で、近くリリースされる。

昔のBitTorrentは海賊行為を可能にすると悪者視されたが、今では広告主や名のあるパートナー企業に遠慮しておとなしくなった。同社はNSAによる監視行為が発覚して以来、インターネットのプライバシー問題についてもっとも声高に発言してきた企業の一つだ。Bleepも、その主張に沿ったプロダクトである。

BitTorrentによると、Bleepはエンドツーエンドで完全に暗号化されている。メッセージなどのデータはユーザのデバイス上にしか保存されない。ユーザはメッセージの履歴を削除できるから、過去の会話の痕跡が残らない。

この思想は、BitTorrentが使っているような分散P2Pのアーキテクチャでは、すべての通信内容がサーバを経由するクラウド型のアーキテクチャに比べて、チャットアプリがよりセキュアだ、と言っているのだ。

“クラウド型のサービスでは、個人情報やプライベートな通信内容がサーバに保存される。したがって、攻撃に遭いやすい”、とBleepのプロダクトマネージャJaehee Leeが、”Privacy should not be up for debate. And privacy should not be hard to achieve”(プライバシーは議論されるべきでなく、達成が困難であるべきでない)、とブログ記事で書いている。

Bleepがプライバシーを達成している方法は、そのサーバレスのアーキテクチャだ(そのためにdistributed hash table(分散ハッシュテーブル)、略称DHTというものを利用する)。BleepのプロダクトマネージャFarid Fadaieが彼の技術記事で書いているところによると、DHTはスケーラビリティの拡大を目指してアルファ中でも頻繁にアップグレードされている。

またアプリへのサインインにはメールアドレスやモバイルの番号を使用し、匿名モードもある。“個人を同定できる情報はいっさい必要ない”。

しかしご希望なら、Googleのアドレスブックをインポートしたり、友だちをメールやSMSやQRコード、公開鍵などで誘える。また既存のアカウントをAndroidデバイスに移すと、あらゆるデバイスからの入信を受け取れる。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Facebook、数日中にチャット機能をMessengerアプリに全面的に切り替える

数日中にFacebookはiPhoneとAndroidアプリ内でのチャット機能を打ち切り、世界中のユーザーにスタンドアローンのFacebook Messengerアプリの利用を要求することになる。Facebookはさる4月にヨーロッパのユーザーに対してMessengerアプリのダウンロードを求め始めていた。ただし、デスクトップ、モバイル・ウェブ、iPad、フィーチャーフォン、Windows Phone、Paperでは従来どおり、FacebookサイトないしメインのFacebookアプリ内からチャットができる。

これまでユーザーはスマートフォンのFacebookアプリのメッセージ・タブからチャットするか、Messengerアプリをダウンロードし、メインアプリのメッセージ・タブは単に通知用にして、Messengerアプリに切り替えて実際のチャットを行うか選ぶことができた。

しかし、数日中に、iPhoneとAndroidのユーザーは選択の自由を失う。Messengerをダウンロードするよう促す通知を何度か受け取った後で、メイン・アプリ内のチャットは機能を停止するはずだ。またFacebookはユーザーにこの変更を説明するメールを送っている。

上の写真のようなMessengerへの切り替えを告げる時計をかざしたラッコはかわいらしいが、一部のユーザーは不満を感じるだろう。

メディアの注目を集めることを嫌ってか、Facebookはこの変更について公式ブログに記事を掲載せずユーザーに直接通知するという方法を選んでいる。私の取材に対してFacebookは次のように回答してきた。

ここ数日の間、われわれはユーザーに対し「Facebookメッセージを送受するにはMessengerアプリをダウンロードすることが必要になる」と通知を続ける。この変更によって、われわれはメッセージの改良に関する努力をMessengerアプリ一つに絞ると同時に、複数のメッセージ・アプリが存在することによるユーザー体験の混乱に終止符を打つ。Messengerアプリはすでに月間で2億人のユーザーによって利用されている。

Facebookはメインのアプリ内のメッセージタブを廃止し、その代わりに画面下部にMessengerアプリへのショートカットを設ける(左画面)。Messengerアプリのトップのバーをタップするとメインのアプリに戻る(右画面)。

この変更の理由は論理的ではあるが、ユーザーのすべてが納得はしないだろう。2つのアプリをインストールしてして使いわけるのを嫌う人々もいるだろう。またユーザーが何をしていてもチャットヘッドがポップアップする方式では、他の作業をしながらチャットができたので、専用アプリを起動する新たな方式はかえって不便になったと感じるユーザーもいるだろう。

しかしFacebookによれば、専用のMessengerアプリを利用することによってユーザーの送受するグループメッセージ、写真、ビデオ、スタンプ、音声クリップの数はいずれも大きく上昇したという。つまり専用アプリのユーザー体験の方が快適だということになるのだろう。専用アプリはすでに2億人が利用して毎日120億通のメッセージがやりとりされているという。Facebookとしてメッセージを専用アプリに一本化することで開発努力を大いに効率化できる。、

下のビデオではMessengerのデザイナーが新方式の必要性を説明し、作動のデモを行っている。

実際Messengerアプリはメイン・アプリ内のメッセージタブより使いやすい。またここ数ヶ月で機能が大いに改良されている。最近、カメラで録画した動画や自撮り写真の共有機能やSnapchat風の写真やビデオを簡単にやりとりできるボタンを追加した。Foursquareが普及を試みているが評判のよくないチェックイン・アプリのSwarmとは違ってMessengerは安定した高機能のアプリに仕上がっている。

しばらくすればユーザーも新方式に慣れ、Messengerの使用を受け入れることになるかもしれない。 そうなればCEOのマーク・ザッカーバーグがすでに語っているように、Messengerを支払い手段にすることでマネタイズを図ることもできるだろう。

しかしやはり今回の変更は「Facebookのやり方は強引だ」という反発を招く可能性はある。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


テキストのかわりに「音楽」を送るメッセージングアプリケーションのLa-La

Yoの登場で誰もが納得したように、WhatsApp登場後でも、新たなメッセージングアプリケーションの登場を待ち望んでいる人はまだまだ多いようだ。TechCrunchのSarah Perezも、やはり新しいメッセージングアプリケーションの記事を投稿していた。本稿でも、自分の気持ちをストレートに表現する「音楽」を素材としたメッセージングアプリケーションを紹介したい。

今回紹介する音楽メッセージングアプリケーションのLa-Laは、Yoではなく、あるいは言葉によるメッセージではなく、さらにあるいは写真などでもなく、楽曲のオーディオスニペットをメッセージに利用する。

たとえば、ガールフレンドないしボーイフレンドにいつもの挨拶を送りたいのだとしよう。するとたとえばライオネル・リッチーの「Hello」のメロディーを送ったりすることができるのだ(いや、その曲がベストだと言っているわけではない)。曲を選んで、送信相手を選択し、そして送信ボタンを押せば操作は完了だ。相手方も自分の選んだ曲で返信を送ってくることになる。送りたいと思う曲がなくなるまで延々と送りあうことができる。

アプリケーションをインストールしていない人には、SMSでLa-Laメッセージを送ることもできる。双方でLa-Laを使っているのなら、アプリケーション内で友達登録をしておくことも可能だ。送られた音楽メッセージは、再生するまでいったいどの曲なのかわからないようになっている。いったいどの曲が送られてきたのかと、わくわくしながら再生することができるようにとの配慮からだ。

もしかするとThisIsMyJamを思い出す人もいるかもしれない。しかしLa-Laはメッセージ形式でやりとりをしているのが新しいところだ。

La-Laで利用可能な曲は、基本的には有名アーティストとライセンス契約を結んだものだ。それに加えて、YouTubeから自分でメッセージに利用する部分を選んで送ることもできるようになっている。

このLa-Laの他にもメッセージに曲へのリンクを添付して送ることのできるものはある。しかしこのLa-Laでは送ることのできるのは楽曲のみだ。メッセージを送ることはできないようになっている。

おそらくはこれも「ティーンズのためのアプリケーション」という位置づけなのだろう。「大人」たちは、メッセージが送れないことに不便さを感じることの方が多いのではなかろうかと思う。

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(翻訳:Maeda, H


Facebook、全モバイルユーザーにMessengerアプリのダウンロードを強制、メインアプリからチャットを削除へ

Facebookは今日(米国時間4/9)、そのスタンドアロンアプリ戦略を、新たな極限へと推し進めた。iOSおよびAndroidのユーザーは、Facebookアプリでメッセージを送受信する選択肢がなくなり、モバイルでチャットするにはFacebook Messengerをダウンロードしなければならなくなる、という通知を開始した。

Facebookのメインアプリには、メッセージングの全機能を備えたタブが常に存在していた。しかし数ヵ月前、FacebookのスタンドアロンMessengerアプリをインストールしているユーザーは、メインアプリのチャットタブが、Messengerアプリへのリンクに置き換えられた。しかし、これはオプションだった。iOSやAndroidのFacebookアプリ内でメッセージをやりとりしたい人は、Messengerをダウンロードしなければよかった。それがもはや選択肢ではなくなる。

近々、iOSおよびAndroidのFacebookアプリユーザー全員は、下端にあるメッセージタブをタップするとMessengerアプリが開くようになる。

変更に関する通知は、今日からヨーロッパの一部ユーザーに対して送られる。Messengerのダウンロードが必須になるまでには2週間の猶予があり、それまで複数回警告が表示される。最終的には、全Facebookユーザーが新しい方式に移行される。そして、怒るユーザーが現れること請合いだ。

この移行から逃がれるには、OSが古すぎてMessengerが動作しないローエンドのAndroid機を使うか、Facebookのウェブサイトを使うか、あるいはFacebookのスタンドアロン・コンテンツリーダーアプリ、Paperを使うかしか方法はない。

私が11月にMark Zuckerbergと壇上で話した時、CEOはこの変更の事情を披露したのだが、今日Facebook広報チームが私に招介したのがそれだった。

「Messengerに関してもう一つわれわれがやっているのは、Messengerアプリを持っているユーザーのFacebookアプリからメッセージ機能を外すことだ。それをする理由は、Facebookアプリの中にこの機能を二級品として残しておくことは、メッセージの返信に余計な摩擦を生むだけなので、もっと特化したアプリを使ってもらう方がいいと気付いたからだ」

事実上Facebookは、メインアプリ内のメッセージング機能を、遅くて、忘れられた、概して標準以下の存在であると見ている。恐らく同社の統計データは、より多くのユーザーがスタンドアロンMessengerアプリを使い、より良い体験をしていることを示しているのだろう。

しかし、ユーザーに新しいメッセージング体験を強制することは、非常に不評を買う恐れがある。誰もが複数のFacebookアプリをホーム画面に置いたりフォルダーに入れておきたいわけではない。Facebookユーザーの中には、シンプルに1つのアプリでFacebookのすべてをこなしたいと思う人もいる。たとえ、それがスローでメッセージを送までのタップ回数を増やすことになっても。

Facebookは、メインアプリの肥大化を批判されてきたが、この発表はいささか過剰反応であり、機能毎に専用アプリを作ろうかという勢いだ。モバイルチャットを一種類だけ維持すればいいというメリットは明らかだ。新機能を早く取り込め安定性も増す。そしてひとたびユーザーがMessengerをセットアップする労をとりそのスタイルに馴じめば、それまで以上に喜ぶかもしれない。個人的には、Messengerの簡潔なルック&フィールや遊び心のあるサウンドは好きだし性能も良い。

本誌のMessengerのハンズオンと、デザイナーたちのインタビューのビデオを下に貼った。

しかしこうした一方的な強制移行は、まさしくFacebookが嫌うタイプの変更であり、いっそう多くの疑心暗鬼を生むだけだ。もっとゆっくりとした「いずれ全員に変更してもらうので、今のうちに変更した方がいいですよ」的アプローチの方が、「あなたの親しんだチャットインターフェースは好むと好まざるによらず2週間で消滅します」よりも良い結果を生んだかもしれない。

この急激な変化に対する唯一の説明は、極端な事態には極端な対応、ということだ。Facebookは、海を越えてメッセージング戦争を戦っている。WhatsAppを190億ドルで買ったものの、依然としてスタンドアロンのメッセージングアプリ、WeChat、Kik、KakaoTalk、Lineらと戦わなくてはならない。強制されない限り、ユーザーはFacebookアプリの古いメッセージングインターフェースにしがみついたまま、ライバルとの競争力の高いものがあることに気付かないままでいるかもしれない。しかし、だからといってこの変更が受け入れやすくなるわけではない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


メッセージングアプリFlybyがGoogleの”Project Tango”を初めて消費者製品に応用

【抄訳】

テキストとビデオを共有するためのメッセージングアプリFlybyが、Googleの”Project Tango”の画像認識能力を利用する初の消費者向けアプリになる。このプロジェクトは高度な3Dセンサを搭載したAndroid携帯の上で、自分の周囲の世界のビジュアルマップを作る

“Project Tango”には視覚系のソフトウェアを作っているパートナー企業が数社あり、Flyby Mediaもその一つだ。Tangoの技術がFlybyアプリに組み込まれて、広く消費者の手に渡ることになる。

同社はCole Van NiceとOriel Bergigが2010年に創業し、画像認識技術の開発を始めた。同社のCEO Mihir Shahは元TapjoyのCEOで、その後、この社員20名でニューヨークとパロアルトにオフィスのある、特殊なビジュアル技術を専門とする企業にCEOとして招かれた。

そのShahは、同社がTapjoyのような広告技術ではなく消費者製品を手がけるようになったことを、喜んでいる。“前からやりたかったのは、世界中の消費者が、コンテンツとメッセージによって現実そのものを扱える状態を作り出すことだった”、と彼は言う。“犬なら犬、猫なら猫とか、単にジェネリックな画像ではなくて、今の現実の状況そのものを表す画像を作り出すことは、これまでの最大の難題だった”。

Flybyにおいて、”状況”(context)とは現実世界のことだ。

このアプリを使うときユーザは、現実世界のオブジェクトを自分の携帯を使ってスキャンする。帽子、看板、ハンドバッグ、コーヒーカップ、ビル、刺青、ポスターなどなど、身の回りの何でもよい。そしてそれらのオブジェクトは保存されていたオブジェクトの仲間に加わる。

そして友だちは、それらのオブジェクト宛にメッセージを送る。これは単にジェネリックにテキストと添付画像を送る従来のメッセージに比べると、おもしろいコミュニケーションになる。メッセージングをもらった側は、部屋のあちこちを動き回ってどのオブジェクトにメッセージングが来たのかを探す。そして当のオブジェクトの近くまで来たらProject Tangoの技術がそのことを認識してアラートする。そして再びそのオブジェクトをスキャンすると送られてきたビデオが再生される。

こんなめんどくさいことの、どこがおもしろいのか、といぶかる読者もおられると思うが、分かりやすいユースケースを一つ挙げておこう。初めて使う複雑な電子製品が送られてきました。でも取扱説明書はありません。ところが、どこかのダイヤルやスイッチなどに手が行くたびに、メッセージング着信のアラートが鳴って、そのダイヤルやスイッチの用途、使い方をビデオで見せてくれるのだ。あるいは、世界的に有名などこかの遺跡観光地へ行きました。ガイドは一人もいません。でも、どこかの石柱に近づいたとき、ジャーン、携帯のアラートが鳴って説明のビデオを見られるのだ。古代の王墓の一つに近づくと、やはり説明のビデオが再生される。等々。

このように、Tangoの3D技術では、3D画像というメディアと、その画像の元となっている現実の世界や状況を、コミュニケーションで結びつけることができるのだ。

【後略】




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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Facebookメッセンジャー、SMSキラーの「電話番号で連絡」機能を追加。iOS、Android共

SMSを叩き自分が唯一のメッセージングアプリになるための探求を続けるFacebookは、電話番号で連絡する機能をiOS版Messengerアプリにも拡張した。この機能は、10月末に一部のAndroidユーザーでテストされ、現在は一般ドロイダー公開されている。それがiOSにもやってきた。iOS版のアップデートは現在公開中で、レイアウトの改善や起動とナビゲーションの高速化も施されている。

目的は明白だ。先月私が書いたように、Facebookは、ユーザーが電話番号は知っているがFacebook友達ではない相手に連絡を取る時、SMSに切り替えてほしくない。Facebookは、電話番号に依存するWeChatやKakaotalkなどの新興メッセージングアプリが膨大なユーザー数を獲得するのを見てきた。今回の改訂によって、彼らを追い落とすことができるだろうか。遅すぎるかもしれないが。

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(翻訳:Nob Takahashi)


口コミで急成長するFrontback。Twitterからのアプローチを退け、数百万ドルの資金調達を実施

Frontbackは、iPhoneの前面カメラと背面カメラの双方を使って撮影した写真を合成して、そしてシェアするためのアプリケーションだ。サービスの開始は8月だが、マーケティング費用を全くかけないまま、30万ダウンロードを達成してしまった。これはアシュトン・カッチャージャック・ドーシー、それに、ベルギーの首相らがFrontbacksを使った写真をTwitterなどに投稿して話題になったからだ。このFrontbackが、さらに次のステップに進んでいる。新たな調達ラウンドで300万ドルほどの資金を調達したのだ。また、このラウンドの前には、Twitterからの買収提案もあったのだとのこと。

Frontbackの共同ファウンダーであるFrederic della Failleは、調達額などを明らかにしていない(300万ドルほどというのは情報筋からの話だ)但し出資者はこれまでも出資してきたLerer Ventures、Index Ventures、そしてSV Angelで、ここに新たにCrunchFundのMichael Arrington(ファウンダー兼以前はTechCrunchの編集長も務めていた)、Fuel CapitalのChris Howard、Michael Birch、Charlie Cheever、そしてInitialized CapitalのHarj Tagger、Garry Tan、およびAlexis Ohanianなどのエンジェル投資家が加わっているそうだ。今回の資金調達は2012年6月に行われた91万ドルのシードラウンドに続くものだ。当時della Failleはソーシャルパブリッシングを提供するCheckthisを本業としていた。

Twitterでdella Failleにコメントを申し込んだが、断られてしまった。

「とくにお話することはありません」と、彼は言っている。「Aクラスの仲間たちと、素晴らしいプロダクトの開発に邁進しているところです」とのこと。

アプリケーションは、さらなる進化を遂げようと、数日前にアップデートされたところだ。アドレスブックを利用して友だちを探すことができるし、作成した写真はTwitterおよびFacebookに加えて、Tumblr、メール、およびSMSでも共有できるようになった。

友人からの最近のフィードのみ(スタッフのおすすめも下に表示される)を表示するパーソナライズド・フィードの機能も取り入れられている。フロントカメラと背面カメラのどちらが上にくるのかも設定でき、どちらのカメラで撮影するかの選択ができるようになった(すなわち両方共自分撮り写真にすることもできる)。また、未送信のデータを保存しておく機能も実装された。

機能追加により、利用者がより多くの時間をFrontbackとともに過ごし、そして投稿される写真の数が増えることを狙っているわけだ。

「無」からの急成長

Frontbackは、人気が急上昇するアプリケーションの特徴をすべて備えていたと言えそうだ。ファウンダーが従来の目的とは異なる道を選択して、そこでスタートアップの運命が大きく変わることの好例ともいえる。Frontbackのファウンダーは、もともとは写真とちょっとした投稿を簡単にシェアするためのCheckthisというサービスを運営していこうと考えていた。ベルギーで立ち上げられ、91万ドルのシード資金を手に、大きく成長するためにニューヨークに進出してきていた。

サービスがなかなか起動に乗らなかったからなのか(サービスはまだ提供されている)、それともdella Failleが勝負を賭けたいと願ったからなのか、della Faille自身による2013年3月のCheckthis投稿をきっかけに、Frontbackのサービスに注力していくこととなった。投稿された写真は、Williamsburgの住居兼共同作業スペースであったアパートで撮られたもので、ここからFrontbackが生まれることとなった。

#frontbackのアイデアはとてもシンプルなものです。それでいて、その瞬間をシェアするのにとても良いやり方だと思うのです。普通に撮った写真と、そしてそれを撮っている自分。今この瞬間に存在するすべてをみんなとシェアすることができるのです。何かしらの面白さが生まれるに違いありません。

この写真に説明などいらないとは思うけれど、敢えて書くならこんな感じ。「オレオレ。今はWilliamsburgのアパートにいるよ。ソファで寛いでいるところだ。オレの後ろにいるのは(よく探せば見つかるはず)PoutschのEtienne。何か仕事をしているらしい。

Frontbackを実現するためのアプリケーションを世に出すのに4ヵ月。資金も底を尽きかけていた。しかしアプリケーションは最初の一週間で20万ダウンロードを稼ぎ出し、拠点をサンフランシスコに移すこととなった。そしてFrontbackは次のInstagramなのかと言われるまでになった。

Frontbackを巡る状況は、サンフランシスコのDisruptでも大きく変わることとなった。ここでdella Failleは20万ダウンロード達成の事実と、瀕死の状況からの復活劇を報告した。そしてバックステージではどこかの部屋(きっとMike Arringtonの控室ではなかろうか)に閉じ込められ、そこでVCによる引っ切り無しの面会を受けることとなった。「誰もが何としてでも会おうとするという状況でしたよ」と言う人もいる。

こうした中でTwitterもFrontbackに興味を持ったというのも面白い話だ。IPOを成功させ、そしてエンゲージメントを高めたいと努力しているTwitterは、サービス開発や買収を矢継ぎ早に行うことで知られている。たとえばVineなども一例だ。またTwitterはメッセージング関連にも力を入れたがっているというもあり、Frontbackはこの面でもTwitterに寄与するものと考えられたのだろう。SMS経由ないし将来的に機能を拡張するDMにて、Frontbackの持つ仕組みを活用できると考えたに違いない。

またdella Failleと他のメンバーたちが、母国であるベルギーからわざわざ外国に出てきているというのも興味深い点だ。テック産業の隆盛はシリコンバレーに限るものではなくなりつつあるが(TechCrunchがベルリンでDisruptイベントを開催した理由もそこにある)、della Failleは「旧世界でチャンスをつかむのは、相変わらずとても難しいことなのですよ」と述べている。

「ヨーロッパでは、大きな夢は大言壮語として忌避されるような傾向もあります」とのこと。「誰もまじめに受け取ってくれないのです」。また、ヨーロッパでは細かい機能の開発が軽視されるようなところがあると思うとも話している。「Frontbackの機能を実現するのにいろいろと検討を行っていました。ヨーロッパにいれば、投資家からは写真が撮れれば良いのだから、さっさとリリースしろなどと言われたに違いないと思います」と話していた。

今後の成長を見据えて、iPad用およびAndroid用のアプリケーションも出てくるだろうと思われる。ただ、すぐにというわけではないようだ。今後もますますカメラ関連アプリケーションが登場してくる中で、Frontbackはベストでありたいと願っている。そして多くのユーザーを掴みたいと考えているのだ。「プロダクトのデザインが非常に重要になってくると思います。現在、デザイン面の検討に懸命に取り組んでいるところなのです」とのことだった。

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(翻訳:Maeda, H


Lineが2013Q1の決算を発表–売上の半分はゲームのアプリ内購入から

NHN Japan Corpが作っている使用時無料のメッセージングアプリLineは最近、全世界のユーザ数が1億5000万を超えたが、このほど2013Q1の決算報告を発表した。それを見ると、今回初めて、売上の内訳が分かる。Lineは無料のソーシャルメッセージングとゲームサービスでユーザを集め、アプリ内で購入できるお楽しみアドオンで収益を得ている。

Q1の結果としては、まず、売上(総額5890万ドル, 58億2000万円)の大多数…80%…が日本からである。また売上総額は2012Q4に比べ92%増加した(ほぼ倍増):

コンテンツのタイプでは、ゲームのアプリ内購入が売上の約半分(50%)、ステッカーの売り上げが約1/3(30%)だった。Lineには、無料のステッカーもある。

いわゆる“シードゲーム”が今では24あることも公表された。それらは、メインのメッセージングアプリからダウンロードできるゲームのことだ。ステッカーの種類は192、セレブやブランド用のオフィシャルアカウントは日本、タイ、台湾の計で92だという。

決算報告は今後定期的に行う、と同社は述べている。それにまた、新しい種類のアプリ内エンタテイメントが加わるらしい。その主力はショッピングと音楽だそうだ。

さらに同社によると、今後はアジア、スペイン、および南米におけるマーケティングを強化する。しかし、1月にLineがローンチした合衆国の名は挙がっていない。

アジアは言うまでもなく今後もLineのメインの市場だが、この地域では多種多彩なメッセージングアプリがしのぎを削っている。たとえばWhatsAppの中国版ライバルWeChat(Tencent制作)は、月間アクティブユーザ数が今や1億9000万を超えている

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))