スマートフォン用レンズのMoment、今度はiPhoneを「カメラらしく」するケースを発表

カメラファンなら、スマートフォンでのカメラライフを一層魅力的にしてくれるMomentについてよくご存知のことだろう。昨年来、iPhoneないしAndroid用の交換レンズを発表している。

このMoment、スマートフォンを使った撮影シーンに、より完全な「システム」を導入しようと動き始めているようだ。交換レンズをさらに便利にしてくれるiPhone用ケースおよびアプリケーションをリリースしているのだ。

ケースは現在キックスターターキャンペーンを展開中だ(訳注:既に目標額の350%を調達済)。このケースを使えばMomentレンズをより安全に利用することもできるようになっている。さらにマウントしているレンズを識別する機能も備えている。

レンズのマウント用としてのみでなく、このケースはスマートフォンをよりカメラ風にしてくれる仕組みが搭載されている。たとえばシャッターボタンの半押しがサポートされていたりする。半押しにしてフォーカスを固定したりすることができるわけだ。あるいはシャッターボタンを押し続けてバーストモードの撮影を行うこともできる。さらにはケースにはループホールもついていて、カメラ用ストラップなどでスマートフォンをリストないし首まわりにぶらさげておくこともできる。

さらに同時に提供されているアプリケーションも、撮影時にいろいろと細かな設定を可能としてくれる。画面上のタッチでピントの調整が行えるし、輝度の調節を行うこともできる。写真編集アプリケーションを使わずとも、凝った写真を撮影できるようになるわけだ。

Momentはワイドレンズおよび望遠レンズもクラウドファンディング経由で世に出している。(既に軽く突破しているが)目標額は10万ドルで、ケースの価格は49ドルからとなっている。通常価格が99ドルのレンズをセットにしたものも用意されていて、ワイドないし望遠レンズとのセットは125ドルで、ワイドおよび望遠レンズとのセットは199ドルとなっている。

ちなみに、レンズの場合もキャンペーン終了から出荷までの期間は短かったが、今回も6月を出荷開始予定としている。

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(翻訳:Maeda, H