ワイヤレス充電が可能なUVスマホ除菌器、Mophieが約8600円で販売

UV(紫外線)によるスマートフォン除菌器を発売するのに最適な時期は、約5カ月前だった。しかし、いまが遅すぎるというわけではない。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが本格的に世界へと広がり始めたとき、PhoneSoapのような企業によるかつてはかなりニッチだったUV除菌器が、大ヒットした。

実際、スマートフォンがどれだけ病気の媒介者になりうるかを多くの人々が初めて認識し始めたときには、製品はあちこちで完売していた。以上のことから、このカテゴリーは多くのアクセサリーブランドにとってかなり論理的な次のステップだ。

米国時間6月25日、Mophie(モーフィー)とInvisibleShield(インビジブルシールド)が除菌分野に参入した。価格はそれぞれ80ドル(約8600円)と60ドル(約6400円)で、主な違いは10Wのワイヤレス充電パッドが搭載されているかいないかだ。これは製品のフタ部分に搭載されている。つまり、消毒しながらの充電はできない。

どちらも6.9インチまでのスマートフォンを波長が280nm未満のUV-Cライトで消毒し、細菌の99.9%までを死滅させられるとうたっている。ただしPhoneSoapの製品と同じく、両ブランドとも自社の製品が新型コロナウイルスを殺すことができるとは主張していないことは注目に値する。この点についてはまだ結論は出ておらず、プレスリリースにも言及は見当たらない。このような製品を所有していても抗菌シートを持ち歩くことを強くお勧めする。

なお、どちらの製品もそれぞれの公式サイトで購入可能だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Mophieの最新モバイルバッテリーはクルマ用のジャンパーケーブル付属

現在、開催されているCES 2020以降、Mophieは同社のバッテリー製品につながる製品リストに新しく「クルマ」を追加できるようになる。まあ時間の問題ではあった。もちろん、モバイルバッテリーでこのレベルの充電を可能にしたのは同社が初めてではないが、新製品のPowerstation Goは、ワンランク上の充電容量を提供する。

Mophieの製品ラインの中でもユニークなのは、ミニサイズのジャンパーケーブルが付属していることで、4万4400mWhの強力な充電容量を使って乗用車やSUVをジャンプスタートさせることができる。正直なところこの160ドル(約1万7000円)の値札も、無名バッテリーメーカーとは違うMophieの安心感を思えばおかしくない。

もちろん、家電ブランドとしてスマートフォンにも焦点を合わせている。上面にはQi標準のワイヤレス充電パッドがある。USB-Aポートが2つと、ノートパソコンなどを充電できるAC出力もついている。

ただ、不思議なことにUSB-Cポートがついていない。これは2020年には奇妙な欠落といえる。携帯電話からSUVまで何でもかんでも充電する全部のせアプローチの機器としては特にそのように感じてしまう。

Powerstation Goは今週からインターネットで購入可能。

CES 2020 coverage - TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

MophieのAirPower物マネ品をAppleが公認

iPhoneとApple Watch、AirPodsの同時充電を目指して開発が進められ、結局は開発中止になったApple(アップル)のAirPower。その模造品は市場にあふれている。その多くはApple製の本物が出る前からあり、低価格を売りにしていた。Appleが突然プロジェクトから手を引いたため、入手できるのはそれらの模造品だけだ。

TechCrunchはこの前、99ドルの製品をレビューしたが、今Amazonへ行くともっと安いのがたくさんある。しかし、Mophieを模造品と呼ぶのは失礼かもしれない。このアクセサリーメーカーの製品は主に高級品で、お値段も高い。しかも他社と違って、Appleが公認している。

ゆえに同社の新製品、3 in 1の充電パッドは、Apple Storeへ行ってAirPowerを持って帰れた場合の状況にいちばん近いかもしれない。

Mophieは「その3 in 1のワイヤレス充電パッドでは、iPhoneとAirPodsとApple Watchを中央の同じ位置で充電する。三機種に同一の充電体験を確保するために、AirPods専用のくぼみをつけ、またApple Watchは専用の充電スタンドで理想的な角度を保ち、画面を見やすくした」と語る。

なんだかよさそうだ。この黒い充電パッドは多くの競合製品と似た使い方で、3つのApple製品のための専用スロットがある。オリジナルのAirPowerではまさにこの、1台で3つの機種に対応することが、克服できない難題だったのだ。

関連記事:開発中止になったAirPower99ドルの類似品なら今すぐ手に入る

140ドルというお値段もAirPower並みだ。もちろんもっと安い製品もあるが、Mophieという名前が安心感を与えてくれるかもしれない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Mophineの新しい充電ケースはLightningポートを使わずにiPhoneを充電する

新しいiPhoneで有線ヘッドホンを使っている人は、Lightningポート経由でiPhoneを充電しながら音楽を聞こうとしたときのイライラをよく知っているだろう。Mophieは今日(米国時間1/7)この問題の解決策をCESで披露した。

Qi規格のワイヤレス充電を利用することで、Mophieの新しいバッテリーケース(iPhone X, Xs/Max, XR用)は、iPhoneのLightningポートをフルに使用できる。これはiPhoneを充電しながら有線ヘッドホンで音楽を聞けることを意味している。

バッテリーケース自身の充電は、USB-CまたはQiのワイヤレスパッドで行う。このケースを使うとiPhone Xs/Xで最大25時間、iPhone Xs MaxおよびXRでは最大31時間の通話が可能になる。この充電ケースは119.95ドルで今四半期中に発売予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Mophieのワイヤレス充電システムCharge Forceレビュー

先月、Charge Forceと名付けられたワイヤレス充電システムを発表し、Mophieはワイヤレス充電こそが素晴らしいモノの未来だと謳っていた。理論上は、一日に何度も携帯電話に充電ケーブルを差し込むのが我慢できない人にとって、完璧な製品のように聞こえるが、本当に宣伝文句通りなのか確かめるため、製品を試してみることにした。

Charge Forceは、バッテリー内蔵ケースのJuice Pack(99.95ドル)、ワイヤレス充電ベース(39.95ドル)、車のエアコン吹き出し口に取り付けるベントマウント(59.95ドル)そしてデスクマウント(59.95ドル)でフルラインナップを構成している。節約したい人は、129.95ドルでJuice Packとワイヤレス充電ベースのセットも購入できる。

しっかりしているが大きすぎて無骨なケース

Mophie's desk stand looks fantastic, and can be turned sideways for Netflix binging on the move.

Mophieのデスクマウントは見た目も良く、横に向けてNetflixを楽しむこともできる。

アップデートされたJuice Packは、携帯電話の電池の持ちを向上させるのには素晴らしい製品だ。私の携帯電話を充電が空になった状態からでも、75%くらいまで充電することができ、これまでこの製品に救われたことが何回かある。また、Juice PackはQiとPMAどちらのワイヤレス充電規格にも対応しているので、カフェや車の中にワイヤレス充電ベースをみつけたら、このケースが使える可能性が高い。なんとも気が利いている。

私の携帯電話の充電が空になるのを救ってくれる以外の点では、私はこのケースがあまり好きではない。iPhone 6 Plus自体が持て余すほど大きいのに、Juice Packでさらに幅、高さ、厚み、そして言うまでもなく重さが加わり行き過ぎな感がある。実際、Juice Packで重くなりすぎて、Mophie製品に取り付けられた磁石が携帯電話を所定の位置で上手く支えきれないほどだ。

そして、Juice Packは全てのポイントで分厚すぎる。ヘッドホンの差込口はかなり奥まった所に入り込んでしまうため、私の持っているヘッドホンはどれもケースに同梱されたアダプター無しには装着出来なかった。また、ミュートスイッチも私のずんぐりした小さな指では動かせなかったので、試してみてほしい。最終的にペンを使わないとミュートのON・OFFは切り替えられなかった。これは私たちの望む未来の姿ではないだろう。

私のJuice Packに関する最後の不満は、ケースについているのがマイクロUSBのソケットだということだ。まぁ確かにマイクロUSBケーブルは、Lightningケーブルよりも安いし簡単にみつけられるが、私は既にLightningケーブルを家や車、オフィスの至るところに置いているので不便に感じている。さらに、私は他にもOsciumのオシロスコープのように日常的に使っているアクセサリをいくつか持っているが、いちいちケースから出さないといけないのが不便だ。

オフィスや移動中でもワイヤレス充電

Wireless life is pretty sweet.

ワイヤレスライフは結構いい感じだ。全部自分が思った通りだと良かったんだが。

不満は置いておいて、ワイヤレスなライフスタイルにはすぐに慣れることができた。充電ベースは、Juice Packを充電し始める前にちゃんと携帯電話自体を充電するので、携帯電話を充電ベースに載せるのを習慣づけておけば、常にフル充電された状態で外出することができる。

デスクマウントも良い感じで、電話がかかってくればすぐにとることができるし、携帯電話を2つ目のスクリーンとして使うこともできるので、例えばTwitterの確認などに便利だ。さらにデスクマウントは、携帯電話上でビデオを見たいときなどのため、横向きに回転できるようになっているのが素晴らしい。残念ながらデスクマウントは、重い携帯電話とケースを所定の位置に支えられる程しっかりしていないため、スクリーンが自分の顔へ向いた状態にセットしようとしても下を向いてしまっていた。

いずれにしろ、私は普段車の中で磁石式のマウントを使うため、ベントマウントに一番期待していた。Bluetoothを使って携帯電話を車に接続すれば、即座に携帯電話をマウント上に置いて充電し、そのままにしておけるので最高だ。特に、短距離を色んな場所に止まりながら運転することが多い人にはおすすめ。

しかし、残念ながらベントマウントの磁石も携帯電話とかさばったJuice Packの重さに耐え切れるほど吸着力が強くなかった。いつものように携帯電話を横向きにして使おうとしたが、道路のちょっとしたデコボコの上を通ると、携帯電話が動いてしまうこともあり(さらに携帯電話がマウントから落ちてしまうこともあった)使いものにならなかった上、これでは安全上も問題があると言える。予め言っておくと、問題の一部は13年選手でサスペンションが固くなってしまった私の車にもあると思うが、それでもこれまでつかっていたベントマウントでは同じような問題はなかったので、Juice Packの重さが原因だと感じてしまう。

携帯電話を縦向きにすれば、ベントマウントは問題なく機能するが、いつ携帯電話が落ちてしまうか心配で結局ベントマウントを使うのをやめてしまった。安全第一といったところだ。

The charging pad and battery case kit will set you back $129.95 together.

ワイヤレス充電ベースとバッテリーケースのセットは129.95ドルと購入を思いとどまらせてしまう程の価格。

ワイヤレスは最高だけど…

Charge Forceシリーズのレビュー結果を総合的に見て分かったのは、私がワイヤレス充電のアイディアを本当に気に入っているということだ。ただ、私はMophieがワイヤレス充電機能と磁石式のマウント部だけを備えた、バッテリーが内蔵されていないケースを販売することを祈っている。というのも、私が経験した問題のほとんどがそれで解決する気がしているからだ。

究極的には、それぞれの携帯電話の使い方次第で、Charge Forceシリーズの価値も変わってくる。

それでも価格については物申さなければいけない。Juice Pakcと充電ベース、デスクマウントとベントマウントのフルセットを買おうとすると、購入をためらってしまうほど高くなるし、私にはその価値があるようには感じられない。私は完全なガジェット狂でありワイヤレス充電が大好きだが、そうでなければ同じ価格で何本ものLightningケーブルともっと容量のあるモバイルバッテリーを買うことができる。

思いがけない出来事に我慢できるのであれば、Mophieのワイヤレス充電システムは素晴らしいオプションだと言える。しかし、私はそれほど多くの人がこれだけの金額を払って、時々携帯電話をケーブルに繋がなければいけないという、比較的小さな問題を解決しようとするとは思えない。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Apple Watch用のドック(ウォッチスタンド)Mophieは高級感あふれるデザインで60ドル

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Apple Watch用アクセサリの第一陣が早くも洪水状態だ。その証拠に、と言ってはなんだが、このスマートウォッチ用のドックが二種類も、同じ日に、テクライターであるぼくの家に届いた。その一つ、Mophie Watch Dockは、外部電池と充電ケースのメーカーとして評価の高い企業の製品だ。ウォッチスタンドはApple Watchの機種の数と、ストラップの種類の数を合わせたぐらい、他種類出回っているようだけど、Appleがこの製品を“これまででもっともパーソナルなデバイス”と呼んでいるぐらいだから、アクセサリの種類が多いことはたぶん良いことだ。

このWatch Dockは、レザーとアルミニウムを合わせて使うことにより、ちょっと贅沢なルックスを持たせている。今のMacの横に置くと、似合いそうだ。また、今Appleから提供されている黒のレザーのApple Watch用ストラップとも合う。レザーは、アルミの冷たい硬い感じを、うまく相殺している。ウォッチをスタンドに置くときのショックも、やわらげる。

今のスタンドはどれもそうだが、このWatch Dockも充電器は兼用していないから、パーティーなどに行くときは、別途持参を忘れないこと。どんな充電器を持って行っても合うが、そのケーブルが異様に目立たないようにするための、デザイン上の工夫がある。下のスライドを、見ていただこう。

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ケーブル用のその“水路”と、レザーとアルミのコントラストのおかげで、このドックは高価なスマートウォッチApple Watchのお相手としてお似合いだ、と言えそう。充電時の盤面の角度も、時間などを見たり、面をタップしやすい位置をキープしてくれる。ベッドに寝ている姿勢からでも。小さいから、ベッドサイドテーブルの面積を大きく専有することもない。

というわけで小さくて軽量のデザインはよろしいが、ウォッチを磁石式の充電ピットから取り出そうとすると、ちょいと不安定な感じになる。台座を、もっと重くすると、良いのではないか。まあ、ウォッチを取り出したぐらいで壊れるドックではないが、通常の使用でも安定感はあまりよくない。

これと、昨日(きのう)チェックしたNomad Standを比較すると、ぼくならNomadだね。ぼく自身が、何でもシンプルなデザインを好きなだけだけど。でもウォッチスタンドは、個人の好みがものすごく多様だろうな。この59ドル95セントのMophieは、伝統的で保守的な美意識の持ち主には、確実にフィットするね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa