MotorolaのスマートウォッチMoto 360はMoto Makerサイトで幅広い個人化を提供

MotorolaのAndroid WearスマートウォッチMoto 360は、発売された最初の年にAndroid Wearデバイスのトップセラーになり、そして今日(米国時間3/10)は、ユーザがハードウェアのデザインをカスタマイズできるプラットホームMoto Makerに登場した。Moto 360のカスタム化の要素は、外装が3種、バンドが9種、そして盤面(文字盤)いろいろ、となっている。そしてもちろん、これがAppleの月曜日のビッグなWatchイベントにタイミングを合わせた発表であることを、疑う人はいない。

まず外装の仕上げは、ダークなメタル、明るいメタル、ローズゴールドの3種だ(ローズゴールドは30ドル高い)。バンドは、革製が3種、金属のリンクブレスレットが3種で、後者は色違いが数種ある(革製よりも50ドル高い)。盤面はもちろんソフトウェアの機能だが、品物が届いたときすでに、ユーザが指定したフェイスになっている。

Motorolaは製品の個人化(パーソナライゼーション)の幅を広げて、誰もが自分好みのウォッチを作れるようにして、Moto 360の魅力とアピールをさらに高めようとしている。それはApple Watchの売り方にやや似ていて、こちらもやはりケースの外装、ケースのサイズ、バンドのバラエティなどの可変要素を提供している。

カスタマイズの幅はAppleの方が大きいと思われるが、Motorolaのやり方は、わりと簡単にユーザが自分のウォッチを個人化できるから、なかなかうまいやり方だ。簡単とは言っても、競合他社が真似をするのは、たぶん一朝一夕では無理。

ぼくは今だに、Moto 360の完全な円形の盤面の下部に黒いバーがあるのが、目障りだし気障りだ(この記事最上部のカット写真)。どうもそれは、センサの配置など、デザイン上の制約らしい。でも、これからはカスタマイゼーションでたとえば上の図のような盤面を指定すれば、ぼくみたいな下部の黒いバーが嫌いな人は救われる。これで、Android WearにおけるMoto 360のリードは、さらに続くだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


初の円形スマートウォッチMoto 360、その最初の手ざわり

来週のAppleのイベントでスマートウォッチの前哨戦はピークを迎える。そのあとの数か月でAppleに屈服してしまいたくない各社は、このところ積極的に製品を発表してきた。いちばん最近レースに参加した選手、MotorolaのMoto 360は、今日、唯一のmade in USAを誇るスマートフォンMotorola Xの新型機とともにローンチした、スチールとレザーの美形だ。

これまでSamsung Gearシリーズには当然のように感心してきたが、それでも360のデザインがよりシックであることはすぐに分かる。その本体は塗膜された円形のスチールと上出来のレザーバンドとGorilla Glass(ゴリラガラス)のクリスタル、おたく族の装備品というよりも、 Misfit Shineの線に近い。

で、機能はどうか? Android Wearの体験や予備知識のなかった人は、まごつくかもしれない。インタフェイスの主役は通知で、それらがさまざまな盤面デザインや、音声で起動する画面に現れ、ユーザはいろんな情報を求めることができる。Googleに方向を尋ねると結果はスマートフォンに来る。メモを書いたりテキストを送ることもできる。検索もできる。しかも、手首を上げると時刻まで分かる〔ジョーク〕。

何か理解できないことがあると、すぐにデフォルトの時計画面に戻る。それが、かなりかったるい。音声認識は一貫して良好だが、ときどき、反応が早すぎることがある。そんなときは、画面に意味不明のテキストが現れる。

来週もっと長いレビューを書こうと思うが、今日は簡単な第一印象だけだ。これから毎日長時間、自分の手首に話しかけることになるのだろうな。


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Motorola、9月4日にMoto 360スマートウォッチのお披露目イベント―スマートフォンのX、Gも

MotorolaからMoto 360のお披露目イベントへの 招待状が届いた。招待状のイラストから察するに、この9月4日のイベントではスマートウォッチだけでなく、Moto X、Moto Gのスマートフォンと、どうやらヘッドセットなどのアクセサリも発表されるらしい。招待状は昔ながらの子供向けの紙のおみくじがモチーフになっていて、4つおみくじそれぞれに発表のテーマのイラストが描かれている。

Moto 360はこの6月のGoogle I/OでAndroid Wearと同時にプレビュー版が公開された。その時点では出荷は今年中に行われるということだったが、このイベントが開催されることから考えて、9月前半にも出荷開始となりそうだ。イベントでは長らく噂になっていたMoto X+1のプレビューも見られるだろう(出荷は9月25日らしい)。Moto Gの新モデルも9月10日に出荷されるという噂だ。そういう次第なので、これらすべてが9月4日のイベントで披露されるというのは理にかなっている。

I/Oで手にとったMoto 360は現在のところもっとも期待できるスマートウォッチだ。Android Wear搭載のスマートウォッチはすでにLG G、Samsung Galaxy Liveが出荷されているが、Moto 360は最初の丸型ボディー採用モデルとして注目されている。

9月9日にはAppleのiPhone 6発表という一大イベントが控えているため、Motorolaにはどうしてもその前にイベントを開催せぜるを得ないという事情があった。


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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


優れたデザインのAndroid WearウォッチMoto 360のクローズアップ写真が多数リーク、たしかに目の快楽

Android Wearは、すでに世に出て、人びとの手首や、もしかして人びとの心*にもあるはずなのだが、Motorolaの円形のスマートウォッチMoto 360は、心よりもファッション指向の消費者の目をとらえたようだ。発売は今月中と思われているが、でも最新のリーク写真を見ると早くも活発な稼ぎどきに入っているのかもしれない。〔*: だじゃれ的に心拍計とかけている。〕

AndroidWorld.itに載ったこれらの画像はイタリアのブロガーLuca Viscardiがポストしたもので、6月にGoogle I/Oカンファレンスで見たのよりもデザインがやや洗練されている。今回の写真の中には同機のQi規格によるワイヤレス充電が、実際に使われている様子もある。また最終デザインにおけるLG Gとのサイズの違いもだいたい分かる。光学式の心拍センサも見えるし、ラベルからはIP67の防水防塵性能であることも分かる。


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これらの写真を見るかぎり、デザイン的には最良のAndroid Wearウォッチであるというぼくの最初の印象が、いよいよますます濃くなる。ワイヤレス充電は、うまくいけば、既存のWearウォッチの最大のめんどくささを取り除いてくれるだろう。専用の充電器は要らないし、Qi規格のパッドならどれでも使えるはずだから。

今ぼくがAndroid Wearウォッチを一つ選ぶなら、純粋にデザインのみで、こいつだ。もちろん、性能も最高であってほしいけど。

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Android Wearスマートウォッチ三機種を比較する: Moto 360、LG G Watch、Samsung Gear Live

初めてのAndroid Wearスマートウォッチは、まだ消費者の手に渡っていない(二つは7月7日発売)が、われわれは、それらをしばらく触ってみることができた。まだ、電池や本体の寿命など、詳細についてはよくわからないけど、それぞれの印象ぐらいなら語ることができる。あなたの腕によく似合うスマートウォッチは、Moto 360か、LG G Watchか、それともSamsung Gear Liveか? この記事とビデオを、参考にしていただけたら幸いだ。〔ASUSはまだ見本機なし。〕

まず最初に: ソフトウェアや機能性の面では、大きな違いを期待できない。Android Wearと名付けられた規格は、デバイスのルック&フィールをメーカーの違いを超えて統一することがその目的だ。少なくとも現時点では、Androidのスマートフォンやタブレットが経験した、OEMたちの勝手なカスタマイズによる分裂現象を、Googleは避けたいようだ。

でもハードウェアのデザインは、大きく違う。たとえばSamsungは、自社のソフトウェアとGoogle Fitの両方に対応する心拍計を搭載している。Google FitはGoogleの健康チェックプラットホームで、いずれはサードパーティアプリのためのAPIも提供されるのだろう。そこで、健康マニアの方はSamsungに惹かれるかもしれない。

快適性も、重要な比較要素だ。どの機種も軽量で、終日着用をねらっているようだが、しかしSamsung Gear Liveには面倒な留め金と独特のバンドがある。ゴムの感触が嫌いな人は、まずだめだろう。ただし、本体背面の貝殻状のデザインのため、手首へのなじみ具合はとても良い。LG G Watchは、ストラップをユーザが交換できる(最初からついてるシリコン製のもなかなか快適)。ただし背面も角ばっているから、ストラップをきつく締めると手首の骨に当たるかもしれない。

Moto 360は、ステンレス製なのに意外と軽い。円形のディスプレイは大きくて明るい。ほかの二つよりも大きく見えるが、円形であるために細い腕にもよく合う(下図)。下の方にセンサ用の小さな窓があるので、完全な円ではないが、でもデザイン的には群を抜いている。デザインで選ぶなら、Moto 360かな。

ぼく自身も、第一印象としてはMoto 360が好きだけど、でもそれは、SamsungやLGの矩形が、スマートウォッチのデザインとして平凡に見えるからかもしれない。それに、Moto 360の発売はこの夏の終わりごろになるし、価格も決まっていない。Android Wearウォッチを今すぐ必要でない人は、それまで待って自分で比較するのが、よいかもしれない。

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Motorola、Android WearのMoto 360スマートウォッチをビデオで紹介―丸型、高級感、つけ心地がカギ

MotorolaはさきほどAndroid Wear OSを利用した最初のスマートウォッチのひとつ、Moto 360 をチーフデザイナーのJim Wicksが自ら詳しく紹介するライブHangoutセッションを公開した。

ここではまず製品開発のコンセプトから順次具体的な内容が説明されている。ただしMotorolaはハードウェアのスペックについてはほとんど明らかにしなかった。しかしWicksがカメラの前で動作するところを見せたので(*)、Moto360はすでに単なるコンセプト・モデルではないことがわかった。こういうものを好む消費者の購買欲をそそるのに成功したに違いない。

丸型

WicksはMoto 360が丸型であることを強く訴えた。私のいい加減な勘定によると「丸い」という言葉を1000回は繰り返したと思う。 スマートウォッチという新規なツールにこれまで見慣れた時計の外観を与えることで一般ユーザーの心理的障壁を取り除こうとしたのがWicksたちが丸型を採用した理由のようだ。Wicksは「人々は時計といえば丸い形を思い浮かべる。人類が時計を発明して以来、時計はずっと丸かった」と語った。

またWicksは「われわれは一般消費者のためにテクノロジーを役立てるのであり、その逆ではない。新しいテクノロジーを採用するために消費者に心構えを変えさせるようなことはしたくない」’と付け加えた。

ライバルのメーカーの大部分はスマートウォッチの機能を最大限に生かすためのデザインを考えているが、Motorolaは逆に消費者の心理的抵抗を最小限にする方向でデザインしているようだ。これはひとつの見識だろう。時計としての見慣れた形を採用することはメインストリームの消費者にスマートウォッチを普及させるために有効な方向だと思う。

材質とつけ心地

同様の見地から、開発チームは材質と仕上げの高級感とつけ心地にこだわった。その結果がステンレスのボディーと本革のバンドになったのだという。バンドは付け替えが可能だという。また女性など手首の細いユーザーのためのバンドも将来用意されるかもしれないと述べた。Wicksは「購入後ユーザーが自分で交換もできるようにする」と述べたが、市販の腕時計バンドが使えるかどうかは明言しなかった。Pebble Steelと同様、特殊な形状のコネクターを用いた専用のバンドしか使えないことになる可能性もある。

またMoto 360がデザイン上もっとも重視したのがつけ心地だ。丸型を採用した理由の一つでもあるという。Wicksによると「同面積の場合、角型の方が角が手首に当ってつけ心地が悪い」のだそうだ。また丸型デザインは自然に画面の中心に注意を集めるので、一瞥して情報を受取やすいという。また左右どちらの手首にはめてもよいように画面を回転させる機能もついている。

スペック、接続性、発売時期

ハードのスペックについてはWicksは新しい情報をほとんど明かさなかった。ただしハングアウト視聴者の質問に答える中で、ある程度の防水性が与えられること、またこれに関連してボディーは一体型であり外部接続ポートは存在しないと述べた。すると充電の方法が問題になるわけだが、この点についてWicksは「Motorola独自の方法を採用する」と述べるにとどまった。誘導電流を利用する方式か、あるいは機械式腕時計のような自動巻き機構を採用するのかもしれない。

バッテリー駆動時間についてもWicksは具体的な数字は明かさず、「われわれはMotoACTV以降エネルギー管理については豊富な経験を積んできた」と述べた。

またMoto 360にはカメラが装備されないことも確認された。単独であれもこれもと機能を満載する方向ではなく、あくまでスマートフォンと連動してユーザーの置かれたコンテキストに応じて適切な情報をタイミングよく提供することに特化したデバイスとしてデザインされているのだという。

価格は不明だが、この夏まずアメリカで発売された後、国際展開される予定であることは確認された。Moto 360のスマートフォンとの接続性に関してはMotorolaのすべてのAndroid携帯に加えて、Android4.3以降を搭載するあらゆるスマートフォンと接続可能であるという。

〔*日本版 ビデオの9:48あたりでWicksがMoto 360の画面を指でスワイプしてみせている。〕

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Motorola、Moto 360を発表―Android Wear搭載のファッショナブルなスマートウォッチ、今夏発売へ

MotorolaはGoogleが発表したAndroid WearウェアラブルOSの最初のハードウェア・パートナーの1社だ。Motorolaは最近Lenovoが買収するまでGoogle傘下の会社だったからこれは驚くに当たらないだろう。新しいMoto 360はクラシックな時計らしい円形のデザインを採用している(Android Wearではデバイスのスクリーンとして角型と丸型を選択することができる)。また最近のGoogleのデバイスで標準となったOk Googleという音声コマンド入力を常時受け付ける。

Moto 360の通知音、警告音は控えめに設定されている。Motorolaではこのデバイスは「ファッションを優先したプレミアムモデル」と位置づけており、材質も組み立ても最高の品質を目指したとしている。この夏、まずアメリカで発売される予定だ。

Android Wearデバイスは現在、LGとMotorolaと2社から発表されたばかりだが、すでにアプローチの大きな違いを見てとることができる。LGのGウォッチはスマートフォンと連動してその通知をタイミングよく表示することを主要な目的としているのに対してMoto 360はもっとファッション・センスの高い層をターゲットにしているようだ。

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