テスラは新型コロナで工場を一時閉鎖、社員給与の削減と一時レイオフを実施

テスラは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行により、少なくとも5月4日まで米国工場での生産を一時停止、社員の給与を10%から30%削減し、工場労働者の一時レイオフを行う。4月7日の夜にTechCrunchに転送された内部の電子メールの情報から明らかになった。

電子メールによれば、第2四半期の終わりまで社員に対する給与カット(副社長は30%、取締役レベルの幹部は20%、残りの社員は10%)が予定されている。給与の削減と一時レイオフは4月13日から始まる。電子メールによると、在宅勤務ができず重要なオンサイトポジションを割り当てられていない従業員は、5月4日まで一時レイオフ対象となる。

テスラの人事部門の責任者であるValerie Workman(バレリー・ワークマン)氏からのメールには「最小限の重要な業務のみは継続します。重大な変化がない限り、米国の施設では5月4日に通常の生産を再開する予定です。それまでは、長期計画を達成することを確実にするための行動をとることが重要です」と述べられている。

「これは会社全体で共有する痛みであり、これらの困難な時期に私たちが進歩することを可能にします」と電子メールは続けている。

一時レイオフされる従業員は、テスラ従業員のままだが無給で、医療保険には加入したままとなる。電子メールでは一時レイオフされる従業員に対し失業手当を申請するように指示している。

またテスラは従業員への電子メールで、株式付与などの成果に基づくアクションも保留にすることを明らかにした。

テスラはカリフォルニア州フリーモントの主要組立工場、Model 3のバッテリーパックと電気モーターを生産するネバダ州のギガファクトリー、ソーラー製品を製造するニューヨーク州バッファローの工場といった多数の工場と施設を、全米で運営している。

また同社は3月19日に、フリーモントとバッファローの工場で生産を停止する計画を発表していた。その当時、同社はいつ生産を再開するかについては明らかにしなかった。フリーモント工場の生産停止は、新型コロナウイルスのパンデミックによりアラメダ郡で屋内避難指示が出されてから1週間後の3月23日から始まった。

テスラの充電インフラストラクチャをサポートするいくつかの基本的運用と、「車両およびエネルギーサービス運用」と呼ばれるサービスは、通常の状況では1万人以上を雇用するフリーモント工場で継続されている。工場ではまだ約2500人の労働者が働いている。

3月の時点でテスラは、現在のパンデミックによる操業停止を乗り切るのに十分な流動性資金を持っていると述べている。最近行った23億ドル(約2500億円)の資金調達前の、第4四半期末の現金ポジションは63億ドル(約6860億円)だった。

「このレベルの流動性資金は、長期にわたり不確実性をうまく乗り切るために十分なものであると考えています」とテスラは述べている。

同社は、2019年第4四半期末に上海工場を拡張するための資金調達の他、全地域の運転資金ラインを含め、約30億ドル(約3270億円)相当のクレジットラインを確保していた。

画像クレジット:Mason Trinca for The Washington Post / Getty Images

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(翻訳:sako)

テスラのパートナーであるパナソニックがネバダのギガファクトリーを一時閉鎖

Panasonic(パナソニック)はCOVID-19拡大の懸念から、パートナーであるTesla(テスラ)とともに操業していたネバダ州の巨大な工場から3500名の従業員を引き上げる。

同社は米国時間3月20日に、来週初めに工場の稼働を縮小しその後14日間閉鎖する、と発表した。この動きはパナソニックの従業員にのみ影響する。Teslaもネバダ州スパークスにあるいわゆるGigafactory 1(ギガファクトリー・ワン)で数千名の従業員を雇用している。

現在のところTeslaはコメントに応じていない。

2014年6月に操業を始めたGigafactory 1は、バッテリーの容量を全世界的に拡大し、電気自動車のコストを下げることによって持続可能エネルギーへの移行を加速する、というTeslaの目標の実現に欠かせない要素だ。パナソニックはこのプロジェクトのサプライヤー、協力者としてとしてプロジェクトにおいて最も重要なパートナーだった。

この工場はModel 3の電動モーターとバッテリーパックだけでなく、同社のエネルギー保存プロダクトであるPowerwallとPowerpackも製造している。パナソニックはセルを製造し、Teslaはそれを同社電動車用のバッテリーパックに使っている。

パナソニックのスポークスパーソンであるAlberto Canal(アルベルト・カナル)氏は、次のように声明している。

パナソニックはすべての従業員の健康と幸福を守ることを義務としている。ネバダ州スパークスにあるパナソニックの工場は来週初めより操業を縮小し、その後14日間閉鎖する。閉鎖の影響を受ける従業員は14日分の給与全額と福利厚生を受け取る。パナソニックはまた、工場の衛生状況を向上するためのいくつかの措置を制定する。社会的距離(social distancing)を奨励し、シンプルかつ安全で効果的な行動を可能にする。この14日間で、工場施設は徹底的な洗浄が行われる。

パナソニックがいなければ、Teslaのサプライチェーンに不具合が生じてしまう可能性がある。そのためTeslaは3月27日よりModel X、Model S、Model 3そして現在、Model Yの組み立てを行うカリフォルニア州フリーモントの工場における製造を中断する。

画像クレジット:Tesla

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

情報セキュリティ職員が三人しかいないラスベガスをネットワークのAI化で守るDarknet

ラスベガスには数十万の人びとが住んでいる。しかし市の情報セキュリティチームは、わずか3名の職員とインターンが1人いるだけだ。そこでラスベガスのCIOは、人工知能を使って市のデータとテクノロジーの安全を図っている。

“もっとも警戒しているのは、ランサムウェアとフィッシングだ”、とCIOのMichael Sherwoodは語る。“どちらも、手口はきわめて単純だが防御は難しい”。Sherwoodは夜の安眠を確保するために、DarktraceのAIによるセキュリティソリューションで彼の小さなチームを支えている。

人工知能は今やテクノロジー産業全体のバズワードで、サイバーセキュリティも同様だ。企業向けのセキュリティ企業は、自分たちの製品にAI機能を後付けで加えて顧客企業のネットワークの異状を検出している…人の介入が要らないように。

しかし2013年に創業したDarktraceによると、同社は最初からAIを利用している。“うちはほかのセキュリティ企業に比べて3年以上の経験の差がある”、とCEOのNicole Eaganは語る。“今では多くの企業が機械学習を謳っているけど、‘それで何をしているの?’と私は聞きたい。うちは、まったく独自の使い方をしている”。


Eganによると、一部のベンダーは機械学習を使って彼らの製品にマルウェアの認識を教えているが、彼女のチームは機械学習を利用して企業のネットワークに“自己意識”を与え、侵入を自分で検出できるようにしている。彼女はそれを、人間の免疫系になぞらえる。感染を自分で検出して自動的に対応するのだ。

検出はDarktraceの製品の前からの機能だが、自動対応は新しい。しかしそれは、Sherwoodのような小さなチームにはきわめて重要な機能だ。“Darktraceを使っていると、ネットワークのある部分では不安がまったくなくなる”、と彼は述べる。“応答性が良いし、必要なコントロールをただちに実装できるようになる”。

Darktraceの目標は、応答に関する意思決定を自動化して、人間の承認を不要にすることだ。AIのそこまでの君臨は怖くもあるが、しかしSherwoodはその考え方に前向きだ。彼はそのような総合的アプローチをUberやLYftになぞらえる。彼らは市の規制やタクシー業界とたたかって、ベガスの通りを走れるようになった。“やるなら、中途半端はいけない。今や人工知能は不可欠の要素だ。人間は毎日、間違った意思決定をしているからね”、これが人海戦術に頼れない市のセキュリティ管理者としての、彼の考え方だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

セブン-イレブンが米ネバダ州で家庭へのドローン配達に成功…スラーピー(炭酸水シャーベット)も融けずに運べた

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7-Eleven Inc.とドローン企業Flirteyがパートナーして、お客の家までのドローンによる配達を初めて実現し、Amazonに一泡吹かせてしまった。

まず、7-Elevenを知らない人はいないだろう。このコンビニチェーンは、北米だけでもお店が10800軒あり、全世界では59500軒だ。

Flirteyはネバダ州リノ(Reno)の非上場企業で、配達用ドローンの製造と操業をやっている。そんなドローンとその操業サービスは、小売業界以外にも、人道援助活動や保健医療関連、それに食品業界などで需要がある。

CEOのMatt Sweeneyによると、今や既存のドローンがいろいろある中でFlirteyは自社製にこだわり、それ用のソフトウェアも開発、配達用のパッケージやコンテナも独自に作って、安全な配達を確保しようとしている。

7月10日にリノで行われた7-Elevenの配達では、Flirteyのドローンが次のようなものを、注文したお客の家まで成功裡に運んだ: スラーピー、チキンサンドイッチ、ドーナツ、ホットコーヒー、キャンディー。

7-Elevenはフランチャイズ店で商品を売るだけでなく、お客がネットで注文したものをPostmatesやTapingoなどの配達サービスが届ける、という売り方もある。ドローンによって、そんな配達に空飛ぶ機械が一枚加わるのだ。

7-Elevenのマーチャンダイジング担当EVP Jesus H. Delgado-Jenkinsによると、同社はドローンによる配達ををいずれは全国展開したい、ただしドローン関連の規制がまだ流動的だから具体的なスケジュールは立てられない、という。

彼によると、ドローンによる配達は、子どもがいるので大人がなかなか外出できない家で、ミルクとか薬などの必需品が必要になったときに便利だ、と。

同社は今回テストしたお店の半径1マイル圏域の世帯にアンケートして、空飛ぶロボットが自分ちに品物を配達してもよい、という消費者を見つけた。

Sweeneyはこう述べる、“2年前アメリカに来たときは、航空法の例外条項でドローンの商業利用が認められている企業は、一社だけだった。しかもその場所は北極さ!”。

今回、配達が成功したことによって、ドローンによる配達は同社だけでなくドローン業界全体に“急速に広まる”だろう、と彼は語る。

いやむしろ、アメリカのドローン産業全体がこれからは大きく変わるだろうな。

8月には連邦航空局(Federal Aviation Administration, FAA)の新しい規則により、小型の無人航空機を国の空域で操縦できるようになる。

また、今月(7月)両院を通過したFAA関連の新法は、FAAがドローン配達の規則を作ることと、ドローンの”BVOS”(beyond the visual line of sight, 見通し線以遠)飛行に関する調査研究を行うことを、要求している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))