「出すのは早すぎた」鳴り物入りで登場したニコキャスが6日で終了

いくらなんでも早すぎませんか? 「ニコニコ生放送以来の大型新サービス」と鳴り物入りで登場したライブ動画配信サービス「ニコキャス」が、早くも12月17日に幕を閉じることとなった。12月12日のサービス開始からわずか6日。記事では「ついにベールを脱ぐ」と書いが、即効でベールをかぶってしまうようだ。

サービス終了は15日に告知ページで発表された。その理由が技術的な問題なのか、法律的な問題が生じたのかは一切明かされていない。告知ページには「出すのは早すぎたという結論に」と理由が書かれているのみ。ドワンゴ広報に確認したが、告知ページ以外の内容はコメントできないとのことだ。

告知ページには「出直してまいりますので、次回のリリースをお楽しみにお待ちください」と書かれているが、そもそも告知ページのタイトルは「サービス終了のお知らせ」。本当に再開するのか、それとも終わるのかわからないが、続報が出たらお伝えしたいと思う。


ニコキャスがついにベールを脱ぐ、ライブ動画配信サービス始まる

ドワンゴは12日、ライブ動画配信サービス「ニコキャス」のiOSアプリをリリースした。アプリではタイル状に並んだサムネイルを見ながら動画を探して視聴したり、自分で放送することができる。ニコキャスは9月30日に開催されたKADOKAWAとドワンゴの経営統合会見の場で、ドワンゴの川上会長が「ニコニコ生放送以来の大型新サービス」を年内にリリースすると語っていたが、今日までサービス名以外の詳細は明かされていなかった。

ニコキャスではタイル状のトップ画面をグリグリ動かしながら気になる動画を探せる。動画のサムネイルには視聴人数が表示されるので、人気番組がひとめでわかるようになっている。Twitterにログインすることで動画にコメントを投稿することが可能。応援したい「キャス主」がいれば、仮想通貨「ニコイン」をコメント付きでプレゼントする機能もある。ニコインを送ると、番組時間が15分から延長される。

自分で番組を放送するには、Twitterにログインした上で左上メニューから「放送する」をタップして放送開始ボタンを押すだけ。放送開始時にはTwitterで番組のURLが投稿され、自分のフォロワーが見に来てくれる仕組みだ。番組時間は15分間限定で、タイムシフト視聴はできないようになっている。実際にニコキャスに登場したドワンゴ取締役の夏野剛氏は「秘密のことを言っても流れるから大丈夫」と話していた。