スマートシューズ「ORPHE TRACK」の最新版が登場、Androidアプリもリリース

スマートシューズ「ORPHE TRACK」の最新版が登場、Androidアプリもリリース

no new folk studioは8月17日、スマートシューズ「ORPHE TRACK」(オルフェ トラック)の対応シューズ・対応センサー最新版として、「SHIBUYA 2.0」および「ORPHE CORE 1.2」を発売した。「ORPHE TRACK センサーキット(SHIBUYA 2.0 + ORPHE CORE 1.2)」の価格は税込み3万2780円。従来のiOS対応アプリに加え、Android対応のアプリもリリースした。

ORPHE TRACKは、専用シューズに専用センサーをセットし、履いて走るだけでランニングフォームを分析可能。ペースや着地をリアルタイムに音声でコーチングし、フォームの課題や改善点もアドバイスする。怪我のリスクを軽減し、理想の走り方を身に着けるサポートを行う。

専用シューズのSHIBUYA 2.0は、通気の必要な箇所のパターンを改善して通気性を確保。構造の変更により、前バージョンSHIBUYA 1.1の同サイズと比べ、最大30gの軽量化に成功した。耐久性も改善し、SHIBUYA 1.1では60km時点でソール体積の減少が起きていたところ、SHIBUYA 2.0では100km以上走行しても顕著な減りが見られなくなったという。

スマートシューズ「ORPHE TRACK」の最新版が登場、Androidアプリもリリース

ORPHE CORE 1.2は、スマートシューズORPHE TRACKシューズ内にセットして使用する専用センサー。足の動きを精密に解析し、アプリと連携して走り方を分析可能。着脱式のため、専用シューズを交換しても継続して使用できる。充電はUSB対応。対応OSは、iPhone 6 以降およびiOS 12 以降、Android 8.0 以降。

スマートシューズ「ORPHE TRACK」の最新版が登場、Androidアプリもリリース

2014年10月設立のno new folk studioは、スマートシューズを開発するスタートアップ。2020年現在、フットウェアにおけるセンシング技術を応用し、高度な行動解析を簡単に可能にするスマートシューズのプラットフォーム「ORPHE」シリーズを開発中。

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スマートフットウェア「ORPHE」シリーズを開発するno new folk studioは2月26日、複数の投資家より総額で2億5000万円を調達したことを明らかにした。第三者割当増資の引受先となったのはMTG Ventures、三菱UFJ信託銀行、Darma Tech Labs、Mistletoe。今回はシリーズAラウンドに当たり、累計の調達額は約3億5000万円になるという。

no new folk studioは靴型のウェアラブルデバイス(スマートフットウェア)を手がける日本のスタートアップだ。2016年には、動きに応じて音や色が変化するスマートフットウェア「Orphe」を発売。表現者をエンパワーする新たなツールとして、舞台演出やメディアアート業界で注目を集めた。

同社ではOrpheで培ったセンサリング技術を応用し、誰でも簡単に高度な行動解析を可能にするスマートフットウェアプラットフォーム「ORPHE TRACK」を今春を目処にリリースする計画。今回調達した資金もその開発に向けた人材採用などに用いる。

ORPHE TRACKは靴のソール部分にセンサーモジュール「ORPHE CORE」を埋め込むことで、どんな靴でもスマートにしてしまうというプロダクト。従来は専門の設備がなければ取得することが難しかった詳細な行動データを誰でも取得できるプラットフォームを目指すという。

一例として詳細なランニングデータを取得することで、ランニングフォームの改善に繋げられるランナー向けのプロダクトを今春一般発売する予定とのこと。その他このプラットフォームを活用して健康保険や情報銀行といった他サービスとの連携や、ヘルスケア向けのプロダクトの開発を進めていく方針だ。

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11月15日(木)、16日(金)に開催される日本最大級のスタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo 2018」。そのフューチャーラウンジに新たな企業の出展が決まった。スマートフットウェアを開発するスタートアップ企業であるno new folk studioの「ORPHE TRACK」が展示されるのだ。ORPHE TRACKはすべての靴をAI搭載のIoTシューズにするためのプラットフォーム。

ORPHE TRACKの核となるモジュールである「ORPHE CORE」は、6軸モーションセンサー、気圧センサー、振動モーターのほか、STマイクロエレクトロニクス社の最先端のマイクロコンピューター「STM32L4+」シリーズを内蔵。リアルタイムで高精度の運動解析とフィードバックを低消費電力かつ高速処理で可能にしたという。また、ORPHE COREに搭載されるAI「ORPHE AI」は、足の動きのデータを機械学習して、ランニングフォームのコーチングや健康状態のアドバイスを行うそうだ。運動能力や健康状態と密接な関係にある「歩き」や「走り」を精密に記録して解析することで生活を変革していきたい、と同社は語っている。

また同社は、「ORPHE TRACK」プラットフォームに適合する靴をデザインするためのフレームワーク「ORPHE FRAMEWORKS」を靴メーカー向けに用意している。このフレームワークに沿って「ORPHE CORE」を内蔵できるようにデザインすることで、あらゆる靴が「ORPHE TRACK」プラットフォーム対応になるそうだ。

TechCrunch Tokyo 2018では現在、一般チケット(4万円)、5人以上の一括申し込みが条件の「団体チケット」(2万円)、創業3年未満(2015年10月以降に創業)のスタートアップ企業に向けた「スタートアップチケット」(1万8000円)、学生向けの「学割チケット」(1万8000円)を販売中だ。

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