Microsoft、Office 365のユーザーにOneDriveストレージを容量無制限で提供

今日(米国時間10/27)、MicrosoftはすべてのOffice 365アカウントに対して容量無制限のOneDriveストレージを提供すると発表した。現在、Office 365に付随するOneDriveの容量は1TBに制限されているが、この制限が取り払われる。Office 365の契約者はストレージがすべて無料となるわけだ。

これは大いに歓迎すべき決定だが、特に驚きというほどでもない。Microsoftはクラウド生産性サービスのOffice 365の価値を高める努力を続けており、ストレージの無料化は非常に有効な策だ。無料のストレージ容量というのは魅力を作る重要な要素であり、多ければ多いほど良いことは言うまでもない。.

いずれにせよクラウドストレージの単位あたり料金はここ何年も限りなくゼロに向かって低下し続けている。有料サービスであるOffice 365に付随するストレージの無料化は本当の無料化の一歩手前といえるだろう。巨大プラットフォームがそのユーザーすべてに無料かつ無制限のストレージを提供することで無料化レースは終了する。今のところMicrosoftやBoxは有料で無制限のストレージを提供する段階に来ている。

Office 365はMicrosoftにとって成功だった。Microsoftはソフトウェア販売という古びたビジネスモデルからSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)への移転を加速するためにさらに努力を重ねているところだ。

Microsoftの発表の重要部分:

今後、Office 365のすべての顧客に対して一切の追加料金なしにOneDriveに無制限のストレージ容量を提供する。このサービスは今日からOffice 365 Home、 Personal、Universityの顧客に提供される。[...]OneDrive for Businessの顧客についてはここ数日のうちにOffice 365のロードマップでストレージ容量の無制限化が告知される。First Releaseの顧客については、他の数多くの改良とともに2015年に入ってから提供の予定。

つい最近までクラウド・ストレージがギガバイト単位で料金を徴収していたことを覚えているだろうか? なんと馬鹿げた時代だったことか!

画像:FLICKR USER ROBERT SCOBLE UNDER CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


今やPCのストレージは最初からクラウドが主体、HPのChromebook 14とHP Streamにその傾向を見る

今朝(米国時間8/18)発表されたのは、Windows 8.1を載せたHPの新型ラップトップHP Streamのスペック一覧で、予価は199ドルとなっている。MicrosoftがChromebookの対抗機種と位置づけている製品で、後者は今、低価格機種のシェアを少しずつ食っている。

MicrosoftはWindows搭載機に価格競争力を持たせるため、小型でしかも低価格のマシン向けにWindowsの価格を下げた。HP Streamも、それに当てはまる。

StreamとHPの14インチChromebookの詳しい比較記事を、Paul Thurrottが書いている

ぼくが今日言いたいのは、GoogleとMicrosoftは低価格のPCを使ってクラウドストレージのシェア競争をしている、ということだ。 Chromebook 14では、100ギガバイトのGoogle Cloud Storageを2年間使える。Windows 8.1を載せたStreamには、Microsoft OneDriveの100ギガバイトがつく。

どちらも100ギガバイトのストレージの正規の使用料は月間1.99ドルだから、2年では約50ドルだ。しかし両社とも、自分たちのプラットホームを載せたコンピュータをより魅力的にするためのコストを、価格に反映させない気だ。

その状況はまた、クラウドストレージの料金が急速にゼロに近づきつつあることを、裏書している。100ギガバイトのストレージを無料で提供することには、それを餌として得られるであろう、いろいろな、小さな収益や売上への期待がある。広告収入とか。

Streamの最小仕様ではストレージが32ギガバイトと小さいが、ほかにクラウドストレージの100ギガバイトがあるのだから、それほど貧しくはない。製品上のストレージを小さくすれば、マシンの原価は下がる。

いずれも、消費者にとってはメリットだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoftは無料クラウドストレージの容量を倍増して15GBに、Officeユーザは1TB

無料で容量無制限のクラウドストレージがトレンドになりつつあるが、このバスに乗り遅れたくないMicrosoftは今朝(米国時間6/23)、OneDriveサービスの無料アカウントの容量を15ギガバイトにアップした。その前が7ギガバイトだから、倍以上だ。

併せて同社は、すべてのOffice 365ユーザのストレージの大きさを1テラバイトにした。OfficeでなくOneDriveで容量を増やしたい人は、100ギガバイトが月額1.99ドル、200ギガが3.99ドルだ(後者は、これまで月額11.49ドル)。

もっとわかりやすく言うと、Microsoftは無料で提供するストレージの容量を大幅に増加、そしてOfficeの会員ユーザは、これまでの契約容量とは無関係に全員、実質的にほぼ無制限のクラウドストレージを(それ自体は無料で)使えるのだ。

単独ユーザのためのOffice 365 Personalは月額料金が6.99ドルだが、ストレージは1テラバイト使える。複数ユーザで使える’Home’アカウントは月額9.99ドルだが、最大5人までのユーザが、一人につき1テラバイトを使える。というわけで有料アカウントのストレージ単価(GBあたり)は、ものすごく安くなった。

といっても、誰も驚かないだろうが、おもしろことはおもしろい。いわゆる今のプラットホーム戦争においては、ストレージは重要な戦略兵器だ。前にも書いたことがあるが、ファイルは自分が保存されている場所で編集されることを好む。だからクラウドファイルを制するものはエディティングツールも制する。Microsoftの唯一最大のエディティングツールがOfficeだから、そのためにもクラウドストレージが重要だ。

Dropbox、Box、iCloud Drive、Amazon Drive、Google Driveなどなども、今やMicrosoftの競合相手だ。彼らからユーザを奪うためには、無料アカウントと有料アカウントの両方で、思い切った大盤振る舞いが必要である。

しかし無料の15ギガバイトは十分ではない。Boxは今年の初めに50ギガを提供した。だからMicrosoftの容量拡大は、今後も断続的に続くのだろう。そして、大容量のストレージが無料ならユーザは相対的にOfficeの会費を安く感じる、15ギガバイトはそこへ導くための一時的なつなぎとめ策、という賭け方なのかもしれない。

でも、Google Trendのチャート(下図)によれば、消費者のマインドシェアにおいてMicrosoftは、ライバルたちの後塵を拝しているのだ。

だからこそなおさら、同社はアグレッシブにならざるをえない。マインド(心)のシェアだけでなく、クラウドストレージのシェアを伸ばすためにも。

しかし、今日の動きは同社にとってとりあえず有益だとは思うが、Microsoftほどのお金持ちなら、もっともっと破天荒な策がありうるのではないか。

画像: FLICKR/NICOLAS RAYMOND; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


クラウドストレージ戦争激化―Microsoft、企業向けOneDriveの容量を25GBからなんと1TBに

クラウドストレージ市場で競争の武器となるのは容量だが、単位容量あたりの料金は今や急速にゼロに近づいている。

Microsoftは企業向けクラウドストレージのOneDrive for Businessについて、これまで1ユーザー当たり25GBだったストレージを1TBと40倍にアップすることを発表した

Microsoftは公式ブログで「十分な競争力がない」とDropboxとBoxをそれと分かる形で批判した。

〔クラウ共有サービスに〕一般ユーザー市場からスタートして最近企業向け市場に参入してきた一部のプロバイダーは、エンタープライズで必要とされるサービスのレベルにまだ十分な理解がない。エンタープライズに特化したプロバイダーも存在するが、提供するサービスの範囲が極めて狭い。急速に変化する企業ニーズに的確、広汎に対応できるサービスのプロバイダはほとんど存在しない。

Dropboxは企業向け市場に力を入れ始めているが、Microsoftは当然ながらこれを放っておけない。実際Dropboxの最近の企業向けプロダクトは非常に良くデザインされている(しかしまだ十分でないという意見もある)。

クラウドストレージのビジネス面は非常に複雑だ。私はBoxのS-1上場申請書についての記事でこう書いた。

財務的圧力は多数のライバルとの競争によってギガバイト当たり単価が急速に低下することによって増大している。Google やMicrosoftのような資金力のある巨大企業が競って料金を引き下げる中、Boxの利益率も低下せざるを得ない。GoogleやMicrosoftが提供するサービスの内容はBoxとは異なる。しかし共同作業機能と編集ツールを含まないクラウドストレージも、クラウドストレージを含まない共同作業機能と編集ツールも、もはや競争力がないというのが新しい現実だ。

Microsoftはとうとうギガバイト当たり単価を事実上ゼロにしてしまった。つまりストレージの提供そのものではビジネスにならない。これはDropboxやBoxのように長年ストレージ容量に課金してきたビジネスモデルにとっては厳しい状況だ。

GoogleとYahooも大幅にストレージ単価を引き下げている。YahooはFlickrで1TBの容量を無料提供している。Googleも最近クラウドストレージの料金を引き下げた

DropboxとBoxはこれに対処しなければならない。また事実、懸命に対処の努力をしている。Microsoftはこの市場を他所ものに明け渡すわけにはいかない。それは急速にクラウド化しつつあるOfficeビジネスの将来を危うくすることになるからだ。Microsoftはエンタープライズ・クラウドストレージ市場を守りぬく決意を固めているはずだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Microsoft、予定通りにSkyDriveをOneDriveに名称変更

SkyDriveは死んだ。死んだがすぐにOneDriveとなって生まれ変わった。Microsoftは1月、イギリスのペイTVプロバイダーのBSkyBとの間で起こったSkyDriveという名称を巡る商標紛争をうけて、同社の運営するストレージサービスの名称を変更する予定だとアナウンスしていた。そしてそれがついに現実となり、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、およびデスクトップアプリケーションにて、利用するサービスの名前がOneDriveというものに変更されたわけだ。

尚、これにともなってMicrosoftは、Dropboxによるものにそっくりな紹介プログラムの提供も開始した。自分の提供したリンクから誰かがサインアップすると、ストレージの容量が500MB増加するようになっているのだ。最大10人を紹介して、5GBまで無料で増加させることができる。また、Windows、iOS、あるいはAndroidから、自動での写真アップロードオプションをオンにすると3GBの無料ストレージを取得することができる。

いまや、さまざまなビッグネームからもクラウドストレージサービスが提供されるようになってきており、個人利用者は非常に安価でクラウドスペースを利用することができるようになっている。言うまでもないだろうが、GoogleはGoogle Driveを提供しており、AppleはiCloud、MicrosoftはOneDriveを提供している。各社ともアプリケーション、全体的な機能、そしてもちろんマーケティング戦略にて差別化をはかろうと懸命になっている。

ちなみにMicrosoftのコアプロダクトであるOffice 2013やWindows 8.1からは、まだクラウドスペースの名称がSkyDriveとなっている。もちろんこれもすぐに変更されることとなるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H