米国税関が偽造AirPodsの疑いでOnePlus Budsを押収してしまう

米国土安全保障省の税関・国境取締局(CBP)は、9月11日付けのプレスリリースで、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港での出荷物から、40万ドル(約4200万円)相当と考えられる2000箱の偽造AirPodsを押収したことを胸を張って発表した。

しかし、プレスリリースに出された写真に写っていたのは、CBPが主張したようなAirPodsの偽造品ではなく、スマートフォンメーカーのOnePlus(ワンプラス)によって製造されたワイヤレスイヤフォンであるOnePlus Buds(ワンプラスバッド)の箱だった。

これが偽造品だとCBPが主張している写真だ。

画像クレジット:CBP

そしてこれが、実際のOnePlus Budsの箱だ。

画像クレジット: @yschugh/Twitter

この件についてOnePlusとCBPに連絡しているが、まだ返事は来ていない。

プレスリリースでは「これらの偽造イヤフォンを発見できたのは、CBP職員による日々の任務の成功に対する、警戒意識とコミットメントが直接反映されたおかげです」とCBPニューヨーク地区オペレーション責任者のTroy Miller(トロイ・ミラー)氏は語っている。

本当にそうだったらよかったのだが。

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(翻訳:sako)

2機種目の5Gスマホ「OnePlus 7T Pro McLaren Edition」はT-Mobile専用に

OnePlus(ワンプラス)の5G戦略は、徐々に新機能を採用する傾向にあった同社とって変化の兆しとなる。今夏のOnePlus 7 Pro 5Gの登場に続いて、OnePlusは米国市場向けに2機種目の5Gデバイスを発表した。

今回は、長年のパートナーキャリアであるT-Mobile(Tモバイル)を選んだ。なお、この米国第3位の携帯キャリアは、第4位と入れ替わるかもしれない。しかし現在のところ、OnePlus 7T Pro McLaren Edition(マクラーレン・エディション)は米国ではT-Mobileの独占販売となる。

なお、OnePlus 7T Proと新しいマクラーレン・エディションは非常によく似ているが、後者はより派手なカラーデザインを採用し、12GBの大容量メモリーなど豪華なスペックだ。

マクラーレン・エディションに加えてT-Mobileにはすでに発表された(まだ発売されていないが)、5GをサポートするGalaxy Note10 Plus 5Gも存在する。T-Mobileの5Gの展開状況については、同社は「年内に米国内の2億人をカバーする」と約束している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Android 10と背面に3基のカメラを搭載するOnePlus 7T、10月に約6万5000円で発売

ここ数年、中国のスマートフォンメーカーのOnePlus(ワンプラス)は、うまい具合に半年ごとに製品ラインアップを更新してきた。積極的に攻めるスマートフォンメーカーらしいやり方だ。世界的に景気が減速する中で競合他社は売上を落とさないように苦戦しているが、こうした業界の傾向に対抗するやり方でもある。

その年の2番目のフラッグシップモデルは、最初のモデルを改良して企業の競争力を維持するというケースがよくある。新たに発表されたOnePlus 7Tは、現行モデルのOnePlus 7 Proと同じ90HzのAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)スクリーンを搭載し、背面にはカメラが3つある。

3つのカメラは、これまで通りの堅実な設計で大きな円形の中に収められている。アップルの新製品では正方形のスペースに3つのカメラがあるが、それより見栄えがいい。カメラは、4800万画素のメイン、2倍の望遠、視野角117度の超広角の3つだ。

スピーカーには新たにDolby Atmos(ドルビー・アトモス)を採用した。急速充電が進化し、1時間でフル充電できる。前バージョンのWarp Chargeより25%近く速い。

競合製品に先んじている点として最も興味深いのは、Android 10がプリインストールされた状態で出荷されることだろう。かつて同社は、OSとしてオープンソースのCyanogenMod(サイアノジェンモッド)を採用していた。それは昔話だが、今も同社は専用にカスタマイズしたAndroidであるOxygenOS(オキシジェンオーエス)を搭載している。

筆者は基本的にはAndroidのアドオンには反対だが、OnePlusはオリジナルのAndroidに対し、総じて適切に強化を施しているし、改善している部分もある。デザインに加え、同社によれば最新版のソフトウェアは「370カ所を厳密に最適化」しているという。

引き続き価格も魅力だ。OnePlus 7Tは10月18日から599ドル(約6万5000円)で出荷される。各社のフラッグシップモデルが1000ドル(約10万8000円)を超えることが当たり前になった昨今、この堅実なハードウェアとしては好ましい価格設定だ。

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(翻訳:Kaori Koyama)

OnePlusの99ドルの新ワイヤレスイヤフォン、長時間駆動と音質改善を実現

OnePlusのオリジナルのBulletsはものすごく魅力的というわけではなかったが、完全ワイヤレス型よりもネックバンド型のワイヤレスイヤフォンを探している人にとっては十分な商品だった。そしてOnePlusの他の製品同様、価格も適正だった。

OnePlus 7 Proと同時に発表されたBullets Wireless 2は、初代Bullets Wirelessから大きく変わってはいないが、十分な機能と性能を実現している。この99ドル(約1万1000円)のワイヤレスイヤフォンの特徴は、オウムガイの渦巻き状の貝殻を参考した構造により、音が改善されていることだ。

つまり、Bluetooth接続のイヤフォンの音質が改善され、より長く角ばったデザインによりフィット感も良くなっている。少しの間装着してみたが、装着感は良好だった。ネックバンド型は完全ワイヤレス型に比べて存在感があるが、使わない時に首にかけておくことができるので便利。ネックバンド部分は柔らかいシリコン製かつ、金属製のイヤフォン部分はマグネットでお互いにくっつく。

また、充電ケースがなくてもバッテリーの持ちが良くなっている。OnePlusによれば、満充電状態で14時間の音楽再生が可能だという。さらに、USB Type-Cで10分間充電すれば、10時間の再生も可能だという。

結局のところ、99ドルという価格にしては悪くない製品だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

OPPOのOnePlusもMWCで5Gプロトタイプをデモ、今夏発売へ

2019年に入って、中国のスマートフォンメーカー、OnePlusは5Gハンドセットを近く発表すると予告していた。今週バルセロナで開催されているMWCカンファレンスで同社は約束を半分だけ果たした。MWCではLG始め5Gデバイスのラッシュが続いているが、OnePlusのデバイスはプロトタイプで、内容の詳細はまだ明かされなかった。

今年のMWCでのOnePlusはクローズドな招待オンリーのイベントが主だったため、デモ機が展示されたのはQualcommのブースだった。QualcommからするとAndroidの大群の中で自社のチップがいかに広く使われているかを示す好機だったのだろう。

同社は次のように説明している。

OnePlusは、われわれのチップを利用して、未来的な5Gクラウドゲームをシミュレートした。プレイするためにはこのスマートフォンとゲームパッドしか必要としない。5Gの高スループットと高速な応答性により、強力なクラウド処理能力を利用することでプレーヤーは大規模なゲームをオンラインでプレイできる。これまでこうした大規模なゲームはパソコンにアプリケーションをダウンロードしなければプレイできなかった。Snapdragonの比類ないゲーム能力と最適化を利用して、プレイヤーはこれまでにない高精細度、低レイテンシーのクラウドゲームを体験することができる。

これまでのリリースの例からすると、5G OnePlusは夏のアップデートで正式に登場することになりそうだ。過去のリリース・サイクルが参考になるなら、さらにその後一回程度のアップデートが行われるかもしれない。ただしOnePlusは急速な規模の拡大に伴って親会社のOPPOとの差別化を含め、市場のメインストリームに食い込むために製品のシフトを進めている。

デモされたデバイスはOnePlus 7と呼ばれることになるはずだが、第2四半期に発売されるだろう。残念ながら5Gバージョンはアメリカでは発売されない

一方、今年5Gへのアップデートが行われることで、OnePlusが既存のテクノロジーを使ってデバイスの価格を引き下げるより、最新のテクノロジーをいち早く採用する方向に動いたことが判明した。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

2019年に注目すべきスマートフォンのトップトレンド

今年は、スマートフォンにとって良い年ではなかった。なにしろ、とどまるところを知らないと見られていた成長に、初めて陰りが見られたのだ。

まず2月には、Gartnerの調査がこのカテゴリを扱うようになってから初めて、前年比での減少を記録するという、幸先の悪いスタートとなった。強大なAppleでさえ、そのトレンドから逃れられなかった。そして先週には、影響力の強いアナリストMing-Chi Kuoが2019年の売上予想を引き下げたため、株価も打撃を受けた。

人々は、以前ほど頻繁には買い替えたがらなくなっただけだ。これは、フラグシップモデルのできが、どのメーカーのものを見ても、かなり良くなっていることと無関係ではない。多くのメーカーがしのぎを削って戦い続けてきた結果、自分で自分の首を締めることになったとも言える。継続的に買い換えなければならないような差し迫った理由は、もはやなくなってしまった。

もちろん、だからと言って、メーカーは戦いを止めるわけにはいかない。来年には、カメラのような、いわば通常のアップグレードに加えて、スマートフォンの「形状」に対する根本的な発想の転換、さらには5Gへの最初の試みも、いくらかは期待できそうだ。

もし運が良ければ、さらにいくつかの驚きもあるかもしれないが、以下に挙げるトレンドは、2019年の既定路線と考えていいだろう。

5G

中国広州−12月6日:2018年12月6日に、中国は広東省広州のPoly Worldトレードセンター展示ホールで開催されたChina Mobile Global Partner Conference 2018のQualcommのブースで、5G携帯電話を注視する参加者。3日間のカンファレンスは、5Gネットワークをテーマにして、木曜日に始まった。(写真は、Getty Images上のVCG/VCGによるもの)

これについては、しばらく放って置く方がいいかもしれない。ちょっと変な話ではあるが、多くの出版物が、2019年は「5Gの年」であると言いたがっている。しかしそれらはみんなフライングだ。とはいえ、来年には5G携帯電話の最初の波を見ることになるのは確かだ。

OnePlusとLGは、5G携帯電話を約束した。Samsungは、やはりSamsungらしく、その後その2社に追従することを発表した。さらにVerizonも5GのMiFiを確約し、HTCとSprintも、何だこれは、というものを発表した。

他社は、特に目立つのはAppleだが、それらの列に加わっていない。この会社は、2020年までに5G携帯電話を発売することはないと見られている。それでは、進化から取り残されてしまうと思われるかもしれないが、実は5Gというのは、マーケティング上の戦略としてこの世に登場したのだ。5Gが完全に機能するようになれば、スマートフォンや、それに続くものに対して、革新的な素晴らしい技術となる潜在能力を持っている。そして、いくつかのキャリアは、来年初めにも米国内で5Gのサービスを開始すると発表しているものの(AT&Tでさえ、フライングしている)、実際にユーザーが使う携帯電話は、より多くの時間、4Gで接続されることになりそうだ。

つまり、5Gのカバーエリアが広がるまでは、ほとんど利用しない機能ために、高額の利用料金を支払うことになる。もちろん、だからといって、ハードウェアメーカー、コンポーネントの製造会社、それと手を組むキャリアが、そうしたデバイスをできるだけ早く市場に投入するのを止めようとするはずはない。余計な出費をする前に、自分のキャリアのカバーエリアの地図を確認した方がいいだろう。

折りたたみ式


これまでに、2機種が発表された。しかし実際には1つ半といったところだろう。スマートフォンメーカーは、次の目玉を見つけ出そうと躍起になっているので、さらに何機種かを見ることになるのは間違いない。何年も待たされたあげく、これまでに登場した折りたたみ式の携帯電話は、がっかりさせられるようなものだった。

Royoleは魅力的だが、その実用化にはまだ足りないものがある。Samsungのプロトタイプは、当分の間、やはりプロトタイプに過ぎない。同社は、それを最近の開発者会議の中心に据えていたが、具体的な製品化を明らかにすることはできなかった。なぜなら、まだ完成した製品を発表するための準備ができていないからだ。

長年期待を集めてきた技術が、ようやく消費者向けとしての準備を整えた今、いくつかの会社が、さまざまな形状の製品を模索していることに期待してもいいだろう。状況から考えて、GoogleがSamsungと協力して、その形状に合わせたAndroidのバージョンを開発したことは間違いない。ちょうどAndroid Pieがディスプレイ上部のノッチに対応したのと同様だ。

もちろん、5Gと同じように、こうした折りたたみ式の製品にも特別高い価格が付けられるだろう。しかし初期の目新しさがなくなったとき、そうした製品が人生に不可欠であると消費者に納得させることは、かなり難しい課題となる。

ピンホール


ベゼルは忌み嫌われている。良かれ悪しかれ、ノッチはフラグシップのスマートフォンの主流となっている。実際に誰もが(Samsungを除いて)、エッジ・トゥ・エッジを実現するために、その切り欠きを採用している。Googleでさえ、それをAndroidに取り込んだ(世の中にノッチを普及させておきながら、Pixel 3 XLは一段と高いところから見下ろしているようだが)。

Oppoのポップアップカメラのような、巧妙な代替策も登場しているし、さらにいくつかが続くだろう。Huawei Nova 4のように、ディスプレイにピンホールを開けたデザインは、大多数のカメラメーカーにとって、より合理的な選択肢のように見える。

埋め込み指紋認証


全面ディスプレイへの競争の側面には、指紋認証をどうするかという問題もある。いくつかの会社は、それを背面に移動した。また別の会社、たとえばAppleは、顔認証を採用することで、指紋認証は廃止した。もちろん、そうした技術は、顔の完全な3Dデータを登録できない限り、かなり簡単にごまかすことができる。そのため、指紋認識がすぐに廃れてしまうことはない。

OnePlusの6Tは、ディスプレイ内蔵の指紋認証を市場に投入した最初の製品となった。それは非常にうまく機能している。その技術の仕組みは以下の通りだ(数ヶ月前の私自身の記事から引用)。

画面がロックされると、どこを押すべきかを示す指紋アイコンがポップアップ表示される。指が正しい位置に置かれると、AMOLEDディスプレイが強く発光し、指の表面からの反射光によってスキャンする。メーカーは、0.3秒ほどでスキャンが完了するとしているが、私自身のテストでは1秒近くかかった。親指を適切な位置まで動かす時間を含めれば、もっとかかることもあった。

2月ごろに発売される予定のSamsungのS10も、その技術を採用すると言われている。そして、他の多くのメーカーがそれに追従したとしても、まったく驚くには値しない。

カメラ、カメラ、カメラ(そして、カメラ)


背面カメラの合理的な最大数はいくつだろうか? 2つ? 3つ? 数ヶ月前にリークされたNokiaのモデルが搭載する5台のカメラというのはどうだろう? 電話機が脇役になって、カメラが主役になるのはいつなのだろうか? このまま多くのメーカーが写真で差別化しようとし続ければ、やがて存続の危機に対処しなければならないような事態にもなりかねない。

最近のスマートフォンのカメラは、どこを見渡しても非常に優れているので、シンプルな解決策は、単純に数を増やす、ということになる。LGの最新モデルは、数を増やすことがどれだけ効果的であるかを示す、好例となっている。そのV40 ThinQは、前面カメラを2つ、背面カメラを3つ備えている。背面の3つは、標準、超広角、そして2倍の光学ズームレンズとなっている。スマートフォンは薄いので、1種類のカメラでは十分な光学ズーム性能を実現し難いが、3種類用意して、それぞれ異なるなるタイプの画像を撮影しようというわけだ。

それとは反対に、既存の部品を使いながら、よりよい写真が撮れるようなソフトウェアの開発に、それなりの投資をしている会社もある。AppleとGoogleは、ちょっとしたAIと機械学習の採用でも、写真撮影をどれほど向上させられるかを、いずれも最新のモデルで実証した。そうした技術は、特に非常に暗い場所での撮影と、ズーム機能に大きな効果を発揮する。

画像クレジット:Otto Steininger/Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

AndroidのフォークバージョンCyanogenにもMicrosoftのCortanaがプレインストール

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MicrosoftのCortanaにとって今週はたいへん意義のある週となり、またまたAndroid国にひそかに潜入することに成功した。その、ささやかだけど強い印象を与える動きは、あなたがたまたまOnePlus Oneスマートフォンのオーナーでなければ、見過ごしたかもしれない。

どういうことかというと、Androidオペレーティングシステムの代替系のひとつであるCyanogenのニューバージョンが、最初からCortanaをプレインストールしているのだ。それは昨年約束されたことだけど、ただしこのアップグレードは合衆国のOnePlus Oneデバイスのオーナーに対してのみ、なのだ。

で、それがどうしたの?

Cyanogenはこれまで果敢にAndroidをフォークして、相当変わったモバイルソフトウェアを作ってきた。一方MicrosoftはCyanogenに昨年投資をして、そのソフトウェアとサービスを、Microsoft固有以外の複数のプラットホームにも提供しようとしている。そしてその両者の初めてのコラボレーションが、CortanaのCyanogenお嫁入り、というわけだ。

CortanaのCyanogenへのお輿入れについて同社は、“これまでに存在しなかった未来的な能力への扉が開いた”、と言っている。

CortanaがCyanogenにあることは、SiriがiOSにあることに、相当似ている:

リマインダーの設定やミーティングのスケジュール、友だちにするべき電話やメッセージング、などなど々々々々、朝起きたときそばにCortanaがあれば、あなたがやるべきマルチタスクを彼女がやってくれる。ロックスクリーンをちらっと見たり、あるいはアプリやゲームに没頭しているときでも、”Hey Cortana”と声をかければ、彼女はすぐに自分の仕事を始める。

まったく、気味が悪いほど似ている。Androidへ行ったCortanaにはなかった*’Hey Cortana’さえ、今回はあるのだ。〔*: その後のアップデートにより今ではAndroidバージョンにもある。〕

しかしSiriは主にAppleのアプリ対応だが、Cortanaはもっと多芸だ。

CyanogenのCEO Kirk McMasterは、昨年のInternational Business Timesのインタビューでこう言っている: “AppleがWWDCでApple Musicをローンチしたとき、彼らはApple MusicとSiriの統合を披露した。SiriはSpotifyなどを動かしてくれないが、MicrosoftのCortanaをうちのOSに統合したら、自然言語でSpotifyやそのほかのサービスを呼び出すこともできる”。

OnePlus One以外のCyanogen搭載デバイスにはいつCortanaがやってくるのか、それはまだ分からないが、でもこの意欲満々のスタートアップは、本気で“AndroidをGoogleから盗み取る”つもりなのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Googleのボール紙製VRヘッドセットをOnePlusが無料でばらまいている(ただし送料は負担)

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Googleが厚紙で作ったDIYの仮想現実ヘッドセットをローンチしてから約10秒後に、そのクローンが発売され、そしてGoogleはそのことにたいへん満足した

(“厚紙製”というのは外殻ケースのことで、その中にスマートフォンを挿入して使う。それは、もっとも簡素なOculus Riftと呼んでもよい。Googleにとっては一種の余技で、誰でもそれを作れるためにオープンソースにした。)

問題は、クローンの多くが最大で20ドルから30ドルもしたこと(送料を含まず)。単なるボール紙にそんなに払うのは、馬鹿げている。そこで、人気に目をつけたスマートフォンメーカーOnePlusは、大量のクローンを無料で提供し始めた(送料はユーザ負担)。

送料はどうやら、一律5ドルのようだ。

OnePlusのクローンは、今年のGoogle I/Oで発表された最新バージョンCardboard v2.0だが、工夫がいくつかある:

  • 紙が厚くて丈夫。
  • サイズは20%ほど小さいが、画面6インチまでのほとんどのデバイスを収容できる。
  • 耐水耐油性の薄膜で表面をコーティング。Googleのオリジナルは、いじくり始めて5分もするとドロドロに汚れた。人間は、きたない動物だから。

これをタダで配ると、OnePlusはどんな得をするのか?

同社は答えて曰く:
“これはプロダクトではなくてイニシアチブである。OnePlus Cardboardの提供による売上や利益は存在しない。もちろん、製造費用は弊社が負担している”。

要するにこれはマーケティングプロモーションであり、しかも同社のこれまでのやり方の路線上にある。

OnePlusは、ノベルティばらまき作戦によって、ファン層を構築しようとしている。そして新型機も、発売の当初は熱心なファンだけに限定して提供している。そしてその新しい機能について、同社のフォーラムで話題を盛り上げている。

そして今回のばらまきノベルティは、少々の厚紙とプラスチック製のレンズでできている。SamsungやLGのような大企業に対抗して顧客を獲得するためには、良い作戦かもしれない。しかもOnePlusは、数週間後にスマートフォンの新型機を出す予定なのだ。

OnePlusの板紙製ハンドセットはここに注文する。“売り切れ”になっていたら、しばらく待つとよい。リリースは、複数回に分けて行うようだ。

なお、下のビデオには、GoogleのCardboard v1を、ぼくがいじっているところが写っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

OnePlusがAndroidの独自フォークOxygenOSを立ち上げ…基本に戻って軽量高速化を強調

スマートフォンのメーカーOnePlusがこのほど、OxygenOSの最初のバージョンをリリースした。それはAndroid Lollipopのフォークで、同社のスマートフォンOnePlus Oneに搭載される。

OnePlusが独自のオペレーティングシステムを作る、というニュースは1月に報道された。それは、Cyanogenとのパートナーシップが破綻したためだ。

今回のリリースを語る同社のブログ記事は、Cyanogenとの違いとして“基本に戻る”と“必須機能に絞り軽量化”を掲げている。それにより、パフォーマンスと電池寿命を重視した、という。一部、引用しよう:

独自のオペレーティングシステムを作ることによって、ユーザからのフィードバックに迅速に対応でき、また、未来においてもOnePlusの基本的な操作感などを変えないことが、容易に実現できる。OxygenOSの目標は、有意義なアップデートをより早く提供し、すべてのOnePlusユーザにより良い内蔵サービスを提供することにある。

 

上のデモビデオは、オフスクリーンからのジェスチャコントロールや、設定の素早い調整、ファイルマネージャなどの主要機能を強調している。

OxygenOSはここからダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

OnePlusは独自にフォークしたAndroid ‘Oxygen’をROMにしてサードパーティに提供

Cyanogenと不仲になったOnePlusは今月初め同社のスマートフォンOneに独自のバージョンのAndroidを導入したが、今回同社は、サードパーティのAndroidデバイスに自由に組み込めるその独自フォークのROMを2月12日にリリースする、と発表した

それには’Oxygen’という名前がつけられ、OnePlusは“オープンでカスタマイズ可能で肥満や無用な機能とは無縁”と説明しているが、詳しい技術情報等は今のところ得られない。この曖昧な説明しかないOneのためのAndroidフォークは、ベースがGoogleの正規のAndroidで、今後新しい機能が徐々に加えられていく、ということだ。

“ROMを出すことが、われわれとわが社のファンの両方にとって、どんな意味を持つのか、かなり時間をかけて考えた。そして悟ったのは、うちのやることは何でもそうだが、まず自分たちが使いたいと思うような製品をつくることが目標だ、ということ。そうやって、すばらしい技術に誰もがアクセスできるようにすることだ”、とOnePlusは書いている

OnePlusがスマートフォンのソフトウェア部分にも手を出すことは、興味深い。スマートフォンと、そのための独自のオペレーティングシステムの両方を開発している大手企業はXiaomiが最初だが、その成功と独特の企業姿勢に刺激されて、同じことをした企業がいくつかある。Letvは初めてのスマートフォンと独自のLeOSを発表したし、CyanogenもMicromaxやOnePlusとの契約で名を上げた。Microsoftと組む、という噂もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


CyanogenModを使えなくなったOnePlusが独自フォークのAndroid搭載へ

スマートフォンのメーカーOnePlusは、パートナーだったCyanogenがインドでMicromaxの独占配布を認める契約を結んだため、独自のソフトウェアを開発すると発表し、新年になってその、Androidの独自のフォークバージョンをリリースした。

Android Policeが最初にOnePlusのOneに新しいROMが載っているのを見つけたが、それの名前がまだない。同誌は、それがAndroid Lollipopベースで、Googleの正規版とそれほど変わらない、と報じている。

OnePlusが同社のフォーラムで述べているところによると、そのソフトウェアは現在アルファで、これからさらに開発と改良を重ねていく、という。

CyanogenとMicromaxとOnePlus、この三者の係争により、OnePlusは製品をインドで売れなくなった。その制限はその後撤廃されたが、インド市場での同社の未来には不確定な要素がある。

OnePlusのこの新しいソフトウェア(Cyanogenとは無関係な独自フォーク)は、同社にとってインド市場を開くための鍵だ。依然としてMicromaxは、CyanogenModを使用する権利がOnePlusにはない、と主張している。でも中国の企業であるOnePlusはかねてから、同社のAndroidビルドを全世界の顧客に提供したい、と言っていた。

OnePlusとCyanogenだけでなく、Androidの独自バージョンを作っている企業はとても多い。このフォーククラブの会員にはAmazonやXiaomi、Alibabaなど著名な企業もおり、そのほか中国やアジアのその他の地域に数多くの無名ブランドがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


新Androidフォン、OnePlus Oneのコストパフォーマンスは驚異的―299ドルでGalaxy 5に迫る

OnePlusはスマートフォン製造に乗り出したユニークなスタートアップだ。最初の製品はAndroidベースのOnePlus Oneだ。ネーミングとしてはいささか繰り返しが多いのが多少気になるが、デバイスとしては立派なものだ。アンロックでわずか299ドルという価格を考えれば驚くべきコストパフォーマンスといえるだろう。Nexus流の低価格高性能スマートフォンを製造できるのはGoogleに限ったことではないという証明だ。

スペック(今回レビューしたモデル)

  • MSRP: $299
  • 5.5インチ、1920×1080ディスプレイ
  • 16GB
  • クオドコア 2.5GHz、3GB RAM
  • LTE、802.11ac Wi-Fi

メリット

  • 低価格、高機能
  • デフォールトで高度のカスタマイズ可能

デメリット

  • 筐体がかさばる
  • カスタマイズには知識が必要

デザイン

サイズはGalaxy Note 3よりやや小さい。むしろマット仕上げの裏側などはNexus 5に似ている。ボディー上部と下部の金属のヘリはわずかに突起して画面を保護している。大型スマーフォンの中ではデザインは最近のベストだと感じた。

パフォーマンス

OnePlus Oneのパフォーマンスはこの価格帯の製品とは比べ物にならないくらい優れている。RAM、CPUともにSamsung Galaxy S5 やHTC One (M8)クラスだ。しかも価格はこうした高級機の半値以下だ。 また実際にスペックから期待されるとおりの作動をする。

当初のベータテスト機には表示に多少の問題があったがOnePlusはソフトののアップデートで素早く解決した。OSはAndroidのフォークの一つ、Cyanogenを用いている。このためユーザー体験は余計なものを含まず、しかもカスタマイズ性が高い。またパフォーマンスも優秀だ。

ソフトウェア

Cyanogenはサードパーティーのスキンへの交換など数多くのカスタマイズ・オプションを提供している。 残念ながらデフォールトのスキンのデザインはひどいものだが、それを使い続ける必要はない。KitKat風のスキンに交換するのもごく簡単にできる。スキン変更のために特別の許可設定をする必要もない。

OnePlusの設定画面を開くと、カスタマイズできる範囲が非常に広いのに気づく。ロックスクリン、通知バー、ホームスクリーンなど数多くの要素がカスタマイズ・メニューに表示される。メニュー、サブメニューやスイッチ、チェックボックスなどがずらりと並んでいて、そういうものをいじるのが好きなユーザーには遊園地だろう。しかし普通に動けばいいと考えている普通のユーザーにはいささか手にあまるかもしれない。それだけにOnePlusはコアなAndroidファンにはNexusデバイスよりもさらにアピールすると思われる。

ディスプレイ

OnePlus Oneの優れた点は数多いが、その中でもディスプレイは特筆ものだ。このサイズの筐体に、この価格でこれほど高品質なディスレプイを装備できたのは驚異的だ。5.5インチのディスレプイは404ppiで、通常の使用距離からはいくら目を凝らしても個々のピクセルは見えない。

テキストのレンダリングは完璧だし、写真や映画を見るのも快適だ。ただしでフォールトのアイコンにはこれほど高機能なディスレプイには似つかわしくない解像度の低いものがあるのは気になる。

結論

OnePlus Oneは不可能を可能にした製品といってもオーバーではない。フラグシップモデルなみのデバイスを中級機の価格で提供するという難事業に成功している。バッテリー寿命も必要な程度に確保されている。カメラはNexus5よりはずっと良いが、Galaxy S5とiPhoneのレベルにはまだ及ばない。しかし低価格、高性能というメリットの前にはさささいな問題だろう。ともかく高級機の半額以下でほとんど同等の機能を実現したことには驚かざるを得ない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


スマートフォンの新進スタートアップOnePlus, CyanogenMod搭載でカスタマイズの自由を強調

スマートフォンは機種によってどれも他と違う性格を持っているが、今度出たOnePlus Oneは(HTC OneのOneと混同しないこと)、仕様的にはもっとも高価格帯に属するスマートフォンと肩を並べつつ、しかしお値段的には彼らよりも広い客層をねらっている。OnePlus Oneは白の16GBバージョンが299ドル、黒い64GBが349ドルで、5月半ばに発売される。より魅力的なスペックと、より買いやすい価格でNexusキラーをねらっており、CyanogenModの搭載によりユーザ体験のカスタマイズの幅が大きいことが特長だ。

OnePlus OneのプロセッサはSamsung Galaxy S5と同じSnapdragon 801 2.5GHzクァドコア、RAM 3GB、5.5インチ1080pのIPSディスプレイをGorilla Glass 3が保護、Sony製13MPのリアカメラは4Kのビデオも撮影可、フロントカメラは5MPだ。バッテリーは3100mAh、デュアルバンド802.11ac WiFi、Bluetooth 4.0、さらにGSM、WCDMA、そしてLTEに対応。

〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕

電池が交換できない、microSDカードのスロットがない、など不満もあるが、OSにCyanogenModを採用していることは、それだけでもおもしろい。OnePlusのファウンダPeter Lauは元OppoのVPで、Oppoの旗艦機N1にこのAndroidフォークを搭載した張本人が彼だ。Oneの背面には、OnePlusのマークと並んでCyanogenのロゴが彫られている。ありとあらゆるカスタム化が可能、オープンなアクセス、ROMをフラッシュできる、SMSの暗号化、などが最初からサポートされている。

5月半ばにローンチされるのは、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、台湾、イギリス、そしてアメリカ合衆国だ。今のスマートフォン市場で新興企業が先頭集団に食い込むことはきわめて困難だが、この製品に込められた同社の主張には力が感じられる。どれだけの消費者が、今の快適なOEM製品を捨てて新しい冒険を楽しむか、それを見守りたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))