AmazonがTIDALのようなHi-Fi音楽ストリーミングサービスを年内に開始

Music Business Worldwideの記事によると、Amazonは年内立ち上げをめどにHi-Fi音楽ストリーミングサービスを準備している。このサイトは最近のAmazonの広告入りで無料のAmazon Musicサービスの立ち上げを正しく報じた。Hi-Fiサービスのほうは、その「CDよりも高品質な」提供物に対して月額15ドルを課金する計画だ。TIDALと真っ向から競合することになる。

Amazonは、PandoraやSpotify、Apple Musicなど、そして今やTIDALと直接競合することによって、市場のローエンドとハイエンドの両方をカバーしたいようだ。

同社の音楽への投資は、広告や会費で売上に貢献するだけでなく、AmazonのスマートスピーカーEchoシリーズの直接的なコンテンツにもなる。節約家の消費者なら、Echo Dotで広告入りの音楽ストリーミングを聴けば十分だろう。でもEcho Plusのステレオペアとウーファー買った人は、高品質な音で音楽を聴きたいかもしれない。

今のところ、そんなオーディオマニアたちは、TIDALのようなサービスを探していただろう。このサービスのHi-Fi契約は44.1kHz/16ビットのCD級ストリーミングで月額19ドル99セント、96kHz/24ビットのマスター級の音質も提供されている(別料金不要)。一方Deezerは、16ビットのFLACファイルをストリーミングしている。

なお、現時点ではAmazonのHi-Fiサービスのビットレートなどは不明だ。しかし上掲の記事によると議論はまだ初期段階で、契約した大手レコード会社もまだ1社しかない。

AmazonがこのHi-Fiサービスをローンチしたら、同社の音楽ストリーミングサービスは無料〜有料〜高額と市場の全領域をカバーすることになる。ユーザーは、自分の希望に合わないからといって、他のサービスに浮気する必要がなくなる。またAmazonはこれをインセンティブとして利用し、スマートスピーカーを買う人やプレミアム会員に値引き提供するかもしれない。今でも、Echoデバイスを買うとAmazon Music Unlimitedが月額3ドル99セントになるように。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Amazonの新規Prime会員のうち500万はビデオのオリジナルプログラムを見たい人だった

Amazonのオリジナルコンテンツへの取り組みは、少なくともPrimeの新会員を大きく増やしたことで、十分報われている。Primeは今や誰が見ても、このコマース巨人のメインの価値だ。Reutersが入手した文書によると、Primeビデオの、19の番組から成るトップのオリジナルプログラムは、2014年の終わりから昨年の初めまでの間のPrimeサービスの新規会員のなんと1/4を集めている。

その文書によると、Primeビデオのアメリカのオーディエンスは、オリジナルとライセンスコンテンツの両方を含めて、およそ2600万に達する。そして、そのプログラムを見たいがために入会したPrime会員はおよそ500万、そのうち115万はAmazonのThe Man in the High Castleシリーズが目当てだった。その製作費7200万ドルを新規会員獲得コストと考えると、Amazonの内部文書によると、年会費99ドルの新規会員の獲得に一人あたり63ドルのコストを要している。Amazonがオリジナルプログラムの編成に力を入れるのも、当然である。

でも、Primeの新規会員の登録動機がPrimeビデオの番組だった、とどうして言えるのか? 同社は、彼らの会員になってから最初のストリーミングが何であるかを調べ、また以下はぼくの想像だが、最初のとは言ってもその番組を見るためにあまり日にちや時間が経ったやつは、除外しているだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

iTunes Radioが無料でなくなる、ただしBeats 1チャネルは残る

itunes-radio

iTunes Radioは1月28日より、無料でなくなる。Appleによると、このPandoraのようなサービスは今後、月会費9ドル99セントを払ったApple Musicの会員のみが利用できる。

ただし、Beats 1のライブのDJによるリスニングチャネルは、無料のまま残る。なおこれは、最近閉鎖されたBeats Musicのアプリとは違う。

Appleが本誌に述べたところによると、今後は、“合衆国とオーストラリアだけで提供される、広告で支えられているApple Music Radioのリスナーのためには、Beats 1をAppleからの主たる無料放送とし、広告で支えられる局は1月の終わりに廃止する。さらに、Apple Musicの正規会員であるリスナーは、弊社の音楽エキスパートたちがキュレートした数十のラジオ局にアクセスでき、コマーシャルなし、スキップ無制限で、さまざまなジャンルの音楽を楽しめる。Apple Musicの3か月の無料試用期間にはラジオ含まれる”、ということだ。

iTunes RadioはPandoraによく似ている。Pandoraは放送内容をユーザがカスタマイズできるが、スキップ数に制限があり、演奏される曲の順序はユーザが変えられない。しかしこの前の夏に発足したApple Musicは同社の一押しの音楽アプリとなり、最近の一連の動きはその地位をより確実にするためだ。

Spotifyと競合するApple Musicは、最近の報道ではユーザ数を着実に増やし、会員数は1000万に達している。Apple自身はこの数字を確認していないが、10月までに少なくとも650万が会員登録をした、と言っている。

Apple Musicは、同社の自動車ダッシュボードアプリCarPlayの主要機能でもある。

AppleはiPodでポータブルなmp3リスニングを普及させ、さらに今後も、競争に勝ち抜き、デジタル音楽のトップでいる気だ。2014年に30億ドルでDr. DreのBeats Electronicsを買収したことは、そのやる気を如実に示し、その買収で著名なレコード・プロデューサーJimmy Iovineを取締役会に加えることができた。そしてその彼が、Appleの新しい音楽事業を開発したのだ。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Apple Music、登録者数1000万人を突破

18-apple-music

Apple Musicの登録者が1000万人を越えた。Financial Timesが報じた。この数字は、10月にCEO Tim Cookが明らかにした有料購読者数650万の50%増であり、成長の速さを示している。

Appleは昨年6月にこの音楽ストリーミングサービスをスタートし、3ヶ月間の無料トライアル期間を設けた(Android版Apple Musicは11月に公開された)。登録を解除しなかったユーザーは、月額9.99ドルを払って有料購読者になる。

同じくデジタル音楽プラットフォームであるSpotifyは、現在2000万人以上の有料メンバーを持っている。両サービスとも同じような価格で無制限のストリーミングを提供している ー Spotify Premiumの料金は月額10ドル。

これもオンライン音楽サービスのPandoraには月間アクティブユーザーが7800万人いるが、有料購読者はわずか390万人だけだ。しかし、サービス内容は根本的に異なり、Pandoraはカスタマイズされたラジオを聴くことに焦点を絞っている。

これまでAppleはデジタル音楽の世界で競争力を維持するために様々な試みを行ってきた。ストリーミングサービスがiTunesのビジネスを奪いはじめた今、Apple Musicはオンラインリスニング分野の牙城を守るための方策のひとつだ。

Appleは2014年にBeats Electronicsを30億ドルで買収し、同年秋にBeatsの名前を冠したサービスを閉鎖した。

Appleは、コメントの要求に返答していない。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple Musicの会員登録をキャンセルする方法

screen-shot-2015-09-30-at-2-01-23-pm

Apple Musicがローンチした会員登録した、そして使った。3か月の試用期間が過ぎた(ぼくの場合)。デフォルトではアカウントが継続するが、ぼくのように止(や)めたい人もいる。

理由を知りたい? ぼくはずっとSpotifyのユーザなので、Apple Musicを十分に聴く機会がなかった。それに、再登録したくなればいつでもできる。

デスクトップでiTunesの登録状態を変えるには、次のようにする。すでに課金が始まっている人は、キャンセルは翌月から有効になる。

Screen Shot 2015-09-30 at 2.02.46 PM

「Account Info」をクリックする。

———-

Screen Shot 2015-09-30 at 2.03.33 PM

「Subscriptions」をクリックする。

———-

Screen Shot 2015-09-30 at 2.03.43 PM

Apple Musicの「Your Membership」をクリックしてエディットする。

———-

Screen Shot 2015-09-30 at 2.11.28 PM

ご自分の意向を指定する。

———-

iOSでは、Apple Musicアプリを開いて、左上にある小さな顔(「Account Info」に相当)をタップすると、そこからいろんな設定ができる:

IMG_5813

これで終わり! ぼくがSpotifyにこだわる理由は、次の機会に。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa