物のインターネットにメッシュネットワークを構成させるOpen Garden…インターネットがなくても互いに通信して情報を伝達

Open Gardenは2年あまり前のTechCrunch Disrupt NYでローンチした。当時の同社は、Androidスマートフォンによるメッシュネットワークの構築がメインだったが、その後、オフラインチャットのFireChatで成功した。そして今同社は、物のインターネット(IoT)への進出をねらっている。

Open GardenのMobile Network for IoTデバイスは、同社がそのモバイルアプリのために開発したものと同じメッシュネットワーキング技術を使って、互いに対話をする。また対話だけでなく、そのシステムは単一のアクセスポイントにより情報をインターネットに渡せる(上図)。つまり、そのネットワークの中にインターネットに接続しているデバイスは一つだけあればよい。

Open Gardenの技術を採用した最初のデバイスは、車のキーや財布やペットを見つける TrackRだ。一般的には、キーが何らかの形でインターネットに接続していれば、それを見つけることができる。しかし、キーが家のカウチの後ろにあるなら問題ないが、路上でなくしたのだったら、そいつはあなたにpingできない。でもOpen Gardenなら、ほかのTrackRユーザや、Open Gardenのアプリをインストールしているデバイスを持ってる人が、紛失物から100フィート以内に来ると、彼らの電話機が接続をセットアップしてオーナーにアラートする。

TrackRはこれまで、約25万台のデバイスを売った。Open Gardenのモバイルアプリと、FireChatと、TrackRアプリを合わせて、Open Gardenはまあまあのリーチを確保しているが、まだまだユビキタスにはほど遠い。範囲が広く、密度が密になるためには、たくさんのパートナーとの積極的な提携関係が必要だ。同社はそれを目指して、いろんなデバイスメーカーにAPIを公開し、彼らのすべてのデバイスがOpenGardenのメッシュネットワークをサポートしている状態の実現を、目指している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


インターネットに依存しないメッシュネットワーキングによるチャットアプリFirechatがAndroidにも対応

Open GardenのFirechatは、AppleがiOS 7で導入したマルチピア・メッシュネットワーキング(multi-peer mesh networking)機能を利用する初めてのアプリケーションの一つだった。ユーザはこれを使って、インターネット接続のないところでも互いに匿名でチャットできる。Androidにはこの機能がないので、Open Gardenは立ち上げ(2014/4)から数週間後に同等の機能を、独自にAndroid向けに提供する予定だった。その時点では、Android機とiOS機がピアツーピアでメッシュネットワーキングするための、方法はなかった。

そして今日(米国時間6/24)行われたFirechatのアップデートで、AndroidiOSユーザが、同じ自前のメッシュネットワーク上でチャットできるようになった。iOS上で着実にユーザ数が増えていたFirechatに、次のより大きな成長の機会が訪れたと言える。

Open GardenがAndroid上に独自に実装した、Appleマルチピアメッシュネットワーキング互換技術について、同社は多くを語ろうとしないが、ピアツーピアのWiFiやBluetoothのパーソナルエリアネットワーキングを利用する、とだけ述べた。Open Gardenはこれまでの2年間、メッシュネットワーキングに関する技術と知識を内部的に開発し蓄積してきているので、どこかのサードパーティの技術を利用したのではないことは、確かだろう。

Open Gardenの営業とマーケティング担当VP Christophe Daligaultによると、今同社はSDKを制作中なので、やがてサードパーティのアプリがFirechatとOpen Gardenの技術を利用できるようになる。

どうやらねらいは、WiFiやセルラーネットワークに加えてサードパーティのアプリケーションがインターネットへの流入ランプを提供する、ということらしい。つまり、完全に自前のメッシュネットワークの中でも、その中の誰かを利用すれば“外の世界”(インターネット)につながる、というわけだ。問題は課金の方法だが、Daligaultによれば、それはSDKの立ち上げまでに決める、ということだ。

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Google Glassはインターネット接続が面倒, メッシュネットワーク(Open Garden)を使えば簡単

サンフランシスコのOpen Gardenは、AndroidやWindowsやMacなどのユーザ同士がメッシュネットワークを作ってインターネットに接続するためのサービスだ。ここが今日(米国時間5/14)、Google Glassもそのメッシュネットワークに加われるようになった、と発表した。Glassのユーザはテザリングプランを使ってインターネットに接続することが多く、そのために携帯のキャリアに毎月20ドルぐらい払うことになるから、メッシュの意義は大きい。Open Gardenを使うと、余計な料金を払うことなく自分の携帯に接続できるようになる。

Open Gardenの協同ファウンダでCEOのMicha Benolielによると、Glassのユーザがインターネットに接続するためには、そのほうがずっと楽である。通常は、WiFiアクセスをセットアップするためにGoogleのコンフィギュレーションページへ行き、GlassでQRコードをスキャンしてWiFiに接続する。家でなら、GlassとスマートフォンをBluetoothで結ぶ方法もある。しかしBenolielによると、OpenGardenなら自動的にインターネットに接続するから面倒な手間がまったくない。

“これからは、Android OSを使ったウェアラブルデバイスがいろいろ出てくるだろう”、とBenolielは言う。“Google Glassもその一つだ。Open Gardenはそういう機器のユーザ体験を強力に支え、機器がインターネットに常時接続しているためのデフォルトのソリューションになりえる”。

CTOで協同ファウンダのStanislav Shalunovも、同じことを言う: “GlassでOpen Gardenを動かし、メッシュネットワークを作れば、Glassの全ユーザが、インストールとか接続とか構成など面倒なこといっさい不要で単純にインターネットを使える。そのためには、Googleがその気になってくれるだけでよい”。今の市場動向の中で、果たしてGoogleがそれを許容するか、それが問題だ。

昨年のTechCrunch Disrupt NYでデビューしたOpen Gardenは、今ではそのソフトウェアを250万あまりのユーザがインストールしている。Open Gardenはまた、KicksendTextMeなどのアプリデベロッパが、そのリーチを拡大するために利用している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))