ダウンロード数500万、プレイ回数10億回のDots、AndroidおよびKindle Fire版も提供中

10年ほど前、Nokiaのフィーチャーフォン上でプレイするSnakeというゲームが大流行したことがあった。最近、スマートフォン上でDotsが大流行し、ひと昔前のことをいろいろと思い出したりもする。Dotsは非常にシンプルありながら中毒性をもつゲームだ。iOS上で非常な人気を集めてきたが、つい先日からAndroid版の提供もはじまっている。

betaworksも出資するPlaydots, Inc.の提供するこのゲームは3ヵ月半前に登場してきて大人気を博している。ダウンロード数は500万件に達し、ゲームは10億回ほどもプレイされているのだそうだ。App Storeのチャートでも、15ヵ国以上で首位を獲得している。

betaworksのプロダクト部門SVP兼Dotsの共同ファウンダーであるPaul Murphy曰く、iOS版とAndroid版を同時期にリリースできるような仕組みを実装するために、Android版のリリースに時間がかかったのだそうだ。一般的なAndroidスマートフォンおよびKindle Fireでも利用できるようになった。

また、一般的な遊び方には飽きたという人のために、別の遊び方も用意されている。すなわち60秒間でのハイスコアを競うのではなく、タイムリミットなしに30回の動作で高いスコアをゲットしようというモードが用意されているのだ。時間を気にせず、最善の動きを研究して高得点をゲットしようというモードだ。

これでAndroid利用者もマルチプレイヤーモードの練習ができるようになった。iPad版も登場してますます人気が高まるなか、Android利用者もついにブームに身を委ねることができるようになったわけだ。

多言語対応も進んでおり、ドイツ語、スペイン語、フランス語、中国語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、およびアラビア語でプレイすることができる。

Dotsチームは開発者を加えて規模を拡大しつつある。さらに新しく面白いゲームモードを提供できないかと頭を捻っているところなのだそうだ。モルジブにサテライトオフィスも開設して、新たな仕組みを考案中だとのこと。Murphyは明言しなかったが、どうやらこれまでに数十億ドルの利益をあげているようだ。

情報開示」AOL VenturesはDotsを作成しているbetaworksに出資している。AOL Venturesの親会社はAOLであり、同社はTechCrunchの親会社でもある。

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(翻訳:Maeda, H)