iPhoneカメラにボタンとホイールを追加する「Pictar」を使ってみた

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スマートフォンのカメラが、世代ごとに良くなっていることに疑いはないが、あれこれいじりがっている貧乏写真家にできることはないのだろうか? 間もなく出荷されるMiggoKickstarterプロジェクト、Pictarは、あなたのiPhoneにちょっとした写真スキルを教えてくれる。私はドイツのケルンで行われたフォトキナで、これを試す機会を得た。

「スマートフォンのカメラはすばらしい」と、Pictarを生みだした写真業界のベテラン、Sean Henryは言う。「しかしハイレベルのユーザーにとって、必要な機能は隠されていたり操作が困難だったりする」。

誰も気付かなかった問題を解決する

Pictarは、まさにその問題を解決するすばらしく巧妙な解決方法だ。iPhoneにシャッターボタンとホイール3つを追加する。ホイールの1つはズーム、もう1つは様々な機能に割り当てが可能で、最後の1つは露出補正に使用する。シャッターボタンには、一般のカメラにあるような「半押し」でフォーカスと露出をロックする機能もある。もちろん、ボタンを最後まで押せば写真が撮れる。

MiggoのPictarがiPhoneと通信してる方法は、一読に値する。Pictarは、Appleに “Made for iPhones” の費用を払ってLightningコネクターを使うことも、iPhone 7のヘッドフォンジャック廃止の被害を受けることもなく、実にエレガントな方法を使った。人間の耳には聞こえない高周波数の音を使ってアプリと通信する。アプリはiPhoneの内蔵マイクを使って信号を聞き取り指示に従う。少々型破りなやり方だが ― 実際Kickstarterで最初に見た時には正しく動作するかどうか不安だった ― 心配は無用だった。展示会の騒がしい場所でもPictarは問題なく動いた。なによりも、同じ製品がiPhone 6でも6sでも、最新のiPhone 7でも使えるのが嬉しい。

出荷は12月

Pictarは、実際に使ってみるまで自分の人生に必要であることに気付かなかった稀有な商品だ。一見ダサいようにも見えるし、ギミックだと切り捨てるのは簡単だ。しかし、試してみる前にそうするのは間違っている。たしかに、スマホに本物のシャッターボタンが必要だと思ったことなど今までになかった。しかしホイールを回して調節ができて、複雑なマルチタッチやタッチ&ホールド操作に煩わされないことの安心感は強烈だ。この製品によって、iPhoneがずっと本格的な撮影道具のなったと、一写真家として私は感じる。Miggoは実にすばらしい仕事をした。

もちろん、だからと言って完璧な製品だとはいうわけではない。シャッターボタンの感触は、コンパクトカメラの入門機と比べてもやや固く感じ、半押しができているのかどうか定かでない。ホイールの回転も少々安っぽい ― 120ドルの値札から想像するものよりも。もし、次期バージョンがあるのなら、価格を下げるか、取りつけるスマートフォンと同じ水準まで、手触りをよくすることを期待したい。

「出荷は12月」とHenryは念を押した。「少しでも早く欲しい人は、今すぐ予約することをお薦めする!」とのこと。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Jobyのジブキットはなんとなく間抜けな自撮り棒の高級バージョン、本格的な俯瞰撮影にも使える

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テレビ局が群衆を撮るときには、重機のクレーンのような装置の先端にカメラを取り付けて、上から見た迫力のある俯瞰的な映像を撮影する。そんな撮影を自分でもやりたい人は、JobyのAction Jib Kitを使うとよいだろう。アクションを接近撮影するのに適しているし、大げさな自撮り棒として使えば、まわりの人たちが唖然とするだろう。

ジョークはともかくとして、このジブキットは自撮り棒としても使えるけど、でもなぜ、テレビはジブを使うのだろうか? それは安全な距離からカメラ位置を上下できるので、写真やビデオを撮る人たちにとってすばらしいツールだからだ。Jobyの製品はロープと滑車を使った単純な構造で、ジブのヘッドを上下に傾ける。あなたにも、きっとすばらしい映像が撮れるだろう。

Not pictured: My deep shame and complete lack of self-respect

二つのJib Kitを連結して使うと、このように、かなり上からの撮影ができる。ただし、そんな使い方は推奨されていない。こんな画像のモデルになるのは恥ずかしかったけど、でも表情はけっこう厚顔無恥だな。

このキットは小さなスマートフォンを取り付けられる(ぼくの大きなiPhone 6 Plusでも大丈夫だった)。アクションカメラやコンパクトカメラでもよい。お値段は100ドル弱で、すでに発売されている。使うときには三本のアルミニウム棒をつないで長くし、ロープとハードウェアをセットすれば、アクションシーンの傑作が撮れるだろう。棒をつなぐ、という方式なので、複数買えば相当高い(長い)ジブを作れる。全体の重さは660グラムしかないから、腰痛になる心配はない。ただし、慣れないうちは組み立てに時間がかかるし、とくにロープと滑車の部分が想像以上に難しい。

なお、棒は塗装屋さんが足場用に使っているポールとほぼ同じだから、どこかで古いのをもらえたら、さらに高さを稼げる。あほらしい、と思う人もいるかもしれないけど、けっこう本格的な撮影目的にも使える、と思うね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))