スマートロック入退室管理「Akerun」のフォトシンスが17.5億円調達、累計調達額は約70億円に

スマートロック入退室管理「Akerun」のフォトシンスが17.5億円調達、累計調達額は約70億円に

Photosynth(フォトシンス)は7月7日、第三者割当増資による総額17億5000万円の資金調達を発表した。引受先は、海外機関投資家Fidelity International Limited(フィデリティ・インターナショナル)、SBIインベストメント、既存株主の三井不動産CVC(グローバル・ブレイン)、NTTドコモ・ベンチャーズ。今回の資金調達には、すでに発表済みのJR東日本スタートアップ、コクヨ、野村不動産グループCVCファンド(NNコーポレートキャピタル)との資本業務提携も含まれており、累計調達額は約70億円となる。

Photosynthは、「つながるモノづくりで感動体験を未来に組み込む」をミッションに掲げ、キーレス社会の実現を目指し、Akerunブランドのクラウド型IoTサービスを提供。デジタルIDと物理IDを組み合わせてユーザーを認証するアクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」によりあらゆる扉をインターネットにつなげることで、様々な場所やシーンへのアクセス管理を実現することを目指している。

既存ドアに後付けで設置できる法人向け「Akerun入退室管理システム」では、スマートフォンやICカードでの施錠・解錠に加え、ウェブ管理画面やスマートフォンアプリからの入退室履歴の確認、鍵権限の付与・剥奪など、クラウドを通じた鍵の権限管理や入退室管理が可能になる。

2020年8月発表の35億円の資金調達、今回新たに調達した資金によりAkerun Access Intelligenceを通じたキーレス社会の実現を加速するという。

関連記事
スマートロックAkerun開発のフォトシンスが35億円調達、アクセス認証基盤とビル管理入館システムも発表
電気錠や⾃動ドア対応のスマートロック「Akerun コントローラー」が発表、入退室履歴のクラウド化促進へ
2500社が使うスマートロック入退室管理「Akerun」のフォトシンスが10億円調達、IoT×SaaSモデルで拡大

カテゴリー:IoT
タグ:スマートロック(用語)Photosynth(企業)資金調達(用語)日本(国・地域)